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ITエンジニア関連の様々な話題を書いているはずのブログです。

【雑記】じぶん Release Notes : Rust言語を学んでみたりグレイマンを観たり『SPY×FAMILY』のファンブックを見たり

ver 0.2022.9: 残暑でざんしょ〜

 まだまだ感染者数遷移は油断できない状況ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。月初を過ぎてしまいまいましたが id:iwasiman (ver 0.2022.9)が今月もリリースのテストをしているようです。

じぶん Release Notes / 背景は上海の夜景です

2022年8月のアウトプットと参加イベントを振り返ると

アウトプットしたものや参加したイベントなどをまとめてみました。

Github

LAPRASポートフォリオはこちらから

Blog等

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学び編

 Rust言語の本をもう1冊ということで、最新の『手を動かして考えればよくわかる 高効率言語Rust 書きかた・作りかた』を少しづつ読んでいるのですが、最近朝活の時間が仕事に侵蝕されてなかなか終わりません。こちらは画像ファイルを出したり音を出したりとサンプルの題材が多彩で面白いです。

 最近気になっている本というと...9月末にインプレスから『Rustプログラミング完全ガイド 他言語との比較で違いが分かる!』という本が出てRustの機運が高まっているようです。

 Go言語も『詳細Go言語Webアプリケーション開発』というWebアプリにテーマを絞って一通り解説した本が出ました。こちら評判がよさそうですね。

 フロントエンド関連だとブルーベリー本に続いて『TypeScriptとReact/Next.jsでつくる実践Webアプリケーション開発』という表紙がオサレな本もよさそうです。

『作って学ぶ Next.js/React Webサイト構築』はもうちょっと難易度を下げたWeb制作寄りの本の模様。

Node.jsを使ったバックエンド(サーバーサイド)のWebフレームワークというと広く知られているものはExpressぐらいしかありませんでしたが、Next.jsと名前が似ていてややこしいNestJSが良いという話題をあちこちでお見かけしますね。Udemyの講座でも既にあります。まあこちらは知名度が上がってきたらまず技術同人誌が出るあたりからでしょうか。

nestjs.com

 そして物理的に本屋に行った時にUncle Bob御大のCleanシリーズの新刊『Clean Craftmanship 規律、基準、倫理』がもう出ているのを発見しました。これはそのうち読まねば...

 Reactを扱った技術同人誌では有名な『りあクト! TypeScript で始めるつらくない React 開発』シリーズもついに第4版が出るそうです。

klemiwary.com

Udemyとか

 8月の短縮版の夏休み期間にリフレッシュしてRust言語に入門してみました。

 英語だともっと講座の数があるのですが現状日本語で受けられるのは上2つ。コンソールアプリケーションぐらいならもう普通に実装できるようになりました。

  • Rust習得と言われる所有権周り、たしかに難しいのですが本や講座だとメモリアドレスの図と一緒に詳しく解説されています。メモリ安全性を維持するためにこういう仕組みを備えているのだという背景を元に読み解いていけば理解できます。
  • それに実際のコーディング時はコンパイルエラーで丁寧に教えてくれるので、エラーを解決していけばそんなには詰まることはなかったです。簡単なコンソールアプリやWebアプリだとそんなには困る場面はなさそう。
  • トレイト周りはまあJavaのインターフェースや抽象クラスとだいたい同じなので、こちらは自分的には大して難しくなかった印象。
  • 実行速度の比較は別の記事に書いたのですが圧倒的です!
  • どなたかのブログを見て思い出したのですが、コンパイラのエラーメッセージが英語ですがとても懇切丁寧で、意味不明なメッセージをググる...というシーンがほとんどなく講座は進められたんですね。ソースコードの一部を表示してここが違うと示したり、Maybe〜で「本当はこれを書きたいんじゃないの?」と候補も表示してくれたりするのがすごい。初めてTypeScriptに触ったときと同じような感動を受けました。今まで見たプログラミングの言語の中で一番手厚いかもしれません。
  • Go言語は仕様にあちこち独特なところもあるんですが、Rustはあんまりそういう「エッそんな書き方でそんな動きするの?」みたいなところがなく、見たとおりに動く印象です。他の言語の経験者の方もスムーズに入っていけそうです。
  • 付随しているcargoがビルドは全部やってくれるしライブラリ管理もやってくれるし確かに神。総じて開発者体験のDeveloper Experienceはかなり高く、さすが21世紀のモダンな言語だなあと思いました。
GitHub

 LAPRASのまとめアウトプット機能に出したように上記の学習結果を上げたり。これでやっと草が生えました。ぬふふ、私をRustエンジニアだと誤認するがよいですぞ...

github.com

ポートフォリオサービス系

LAPRASのスコアですよ(2022年9月)

 先月は技術力が0.01微増して3.47まで行きましたが、また3.46に戻りました。あれはやっぱり儚い夢やったんや...

 チャットリクエストなどなど有難く拝見だけしております。中にはちゃんとした文面もあって、Speaker Deckに上げたミニ勉強会の資料に言及してくださっているのが先日あって、おお〜採用畑でも見てくれる人いるんだ!と思いました。(単純)

じぶん Release Notes / 背景は上海の夜景です

おしごと編

  • 社外の会社さんの大きなプロジェクトのチームに参加してのおしごとがずっとピークで稼働が予定より高い状態が続いており、他のことが影響を受けています。朝活したり定期的に技術書を読んだり定期的にブログを更新したり、既に習慣化した活動ができなくなっているのもけっこうストレス。所属部署の有志でやっているミニ勉強会の続きがやれていないのもストレス。もうすぐ終わりが確定したのでなんとかこの9月を乗り切り、やることをきっちりやって去っていこうとしています。
  • コードを書くのではないツールを使っての作業がほとんどなのですが思い通りにいかないのもけっこうストレスです。夏休みに気晴らしにRust言語を学んだときはあぁ〜思い通りにコードが書けるって素晴らしい〜!とかなりスッキリしました。

  • 本来の所属の弊社の事業部もフロア引っ越しが終了。複数の事業部が1フロアに集結して、全員分の固定席はもうないリモートワーク前提の仕事環境が整いました。一度物理的に行ったのですがネットで見るキラキラしたIT企業のオフィス写真みたいな綺麗なフロアになっていました。よしよし。この日は帰りに駅のデパートで家電屋や本屋に寄って気分転換になりました。

  • 最近の社内の話を聞いて、直近で身近にAWSやAzureの案件がなさそうという話を聞いたり。弊社グループの一部にはコードを書かないLow Code Platformという技術に着目して広めようという動きがあって、さして便利でもないし社外ではトレンド的にもまったく注目されてないしこれは良い流れではないなあと常々思っているのですが、この動きがしばらく続きそうという話や直近で周囲に新規開発案件がないという話を聞いて内心ガックリきたり。
    気持ちがネガティブに傾いている時にこういう話を耳にすると、自分が現在の場所に今後も留まるべきなのかいっそう悩ましくなります。せっかくAWS認定8冠達成してお祝いされたり合格エントリの記事を人に感謝されたりしても、肝心の実務では宝の持ち腐れ状態が続いているんですよね...
  • まあフロアも整備されたし、社内のスキル保持者を探せる仕組みが整って今後人材の流動化がさらに進みそうな雰囲気もあるので、いまのプロジェクトが終わって一段落したら気持ちを切り替えて気長に機を待とうかと思っています。
    今後Azureの案件がもし実現しそうならそれを期に資格の一番簡単なAzure Fundamental取得を狙ってみるか、あるいは別テーマでPythonとML回りを深堀りしてみようかとも考えました。事業部内でAWSを優先して学んでいく人材育成候補のメンバーにまた選ばれたので、やっぱりテーマでAWSを復活させて認定の『高度なネットワーキング - 専門知識』を目指すのもありかな。芸術や学びの秋に向けて作戦思案中です。

ライフ編

健康と生活
  • 新居が約10年で家の中でいろんなものが壊れていく現象が最近続いていたのですが、お風呂場の電球を変えたぐらいでやっと落ち着きました。
  • BMIはいつもどおり19.8〜20.0ぐらいをキープ。
  • Apple Watchを導入したあと、平日は6時間睡眠を心がけているはずのワイ氏の実際の睡眠時間は4時間半ぐらいと測定されて絶望したのですが、その後いろいろ測ったり気をつけるようにしたら少しつづ伸びてきました。1ヶ月平均で4時間51分、6ヶ月平均で今の所4時間43分...(あまり変わっていないw)
  • 僕は週末の夜によく酒を350ml缶とかで飲むのですが、飲酒後だとやはり睡眠が浅くなり睡眠時間は減っててよくないのですね。一方ノンアルのものを飲んだ日は影響を受けるときもあれば睡眠時間が伸びている日もあり謎。寒くて起きたり暑くて起きたりした記憶があっても睡眠時間は取れている日もあって、アルコール以外の要素と睡眠時間の相関関係はまだ明確には出せずにいます。Apple Watch Series 8 が9/8解禁になったら買い替えも考えようかとしていたのですが、結局体温は測れずに皮膚温度が測れるに留まったようです。自動車事故を検知できる機能などもついたそうですが遭わないに越したことはないし、機能はあまり大きくは変わっていない感じがしました。

av.watch.impress.co.jp

子育て
  • クレヨンしんちゃん』の劇場版のブームが終わった後は『ドラゴン:レスキューライダーズ』をネットフリックスで観たりしていました。双子の少年少女がドラゴンたちと人助けをしていくシリーズですが、舞台がバイキングの世界観になっていて面白い。
  • 絵がどんどん上手くなって1枚の絵の中にストーリーのある作品を制作できるようになってきました。(テッテレ〜)
  • 身長が伸びて手足も伸びたからか、大きい公園で足がかりをたどって上に登る遊具(ボルダリング的なやつ)で上まで登れるようになりました。(テッテレ〜)
  • 筋力がついてきて鉄棒で前回りした後ぶら下がってフィニッシュする技ができるようになりました。(テッテレ〜)
  • 本人の談話によると保育園で逆上がりに一回成功したそうであります。(テッテレ〜)
  • 体重はそんなに変わってないはずなのですが、こころなしか最近おんぶすると前より重くなった気がする...
  • そして鉄棒で体を持ち上げてくれとせがむ子供氏を横から支えていたら、また腰を痛めてしまいました。(ギエ〜 軽く済んでよかった...

娯楽編

映像作品とか

 たまにはブロックバスターな映画を観ようと思ってNetflixオリジナルではかなりの制作費を掛けたという『グレイマン』を観ました。
『暗殺者グレイマン』はスパイスリラー系小説ではけっこう有名ですがあくまで原作で、割と大味めのアクション映画になっています。アベンジャーズキャプテン・アメリカでおなじみのクリス・エヴァンスが全然違う役柄でサイコでアレな敵側の殺し屋を楽しそうに演じているのですが、キャラが違いすぎて最初全然分からなかった! ヨーロッパの町中で銃撃戦オッケイの雑な作戦をやっちゃう非リアル寄りのステキCIAが出てきます。
 このジャンルでは傑作の『ジェイソン・ボーン』シリーズみたいな緻密さや伝統のジェームズ・ボンド007シリーズに並ぶぐらいではないですが、単発の映画としては良かったかな。シリーズ化の動きがあるようです。

www.grayman-jp.com

 バカっぽい(失礼)洋画を観ようと思って配信で『G.I.ジョー:漆黒のスネークアイズ』を観ました。
アラシヤマ・クランのでっかい城! 空港から見える大きなフジヤマ!変なフォントのネオンに満ちたサイバーパンク・ジャパン! ニンジャ!カタナ!ヤクザ! 外国人が好きそうなステキジャパンが詰め込まれていて堪能しました。日本各地でロケもやって経済効果も出たそうですが、興行的には失敗しちゃったそうですね。まあ、日本人からしたら終始ツッコミながら観る類の映画だもんな...

paramount.jp

 アニメ映画では強い新海誠イズムを感じて『詩季織々』を観ました。3つのショートストーリーから成る短編集です。ぱっと見いつもの日本が舞台のアニメに見えますが舞台が中国なんですね。映像はさすがのクォリティでエモーショナルな作品でした。
 僕はむかーし仕事で上海に2回短期出張してけっこうなカルチャーショックを受けて記憶に残っているのですが、3つめの話『上海恋』がまさにここでああ〜っとなりました。けっこういいホテルに泊めてもらったので夜景がとても綺麗だったんですが、上海って開発が混沌としていてピカピカのビルと古い建物がすぐ隣に同居してたり、夜景の輝く地域と暗い地域がまだらにあったり、道路の整備が不十分であちこち穴が空いてたり、日本人からするとけっこうびっくりするんですね。そうかこの作品世界の数年後ぐらいだったのだなあ。

shikioriori.jp

 アニメ映画としては各所で絶賛されていた完結編の『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』もやっと観ました。ほんとにこれできっちり物語も終わりですねえ。

violet-evergarden.jp

 そして9月からAmazon Primeで『ロード・オブ・ザ・リング:力の指輪』の配信が始まったので正座待機しています...

av.watch.impress.co.jp

本とか

 春アニメの圧倒的な覇権だった『SPY×FAMILY』の原作全巻を読んだので、公式ファンブックを読んで作者さんの世界を堪能しました。

 これが面白い。あっと驚く同業者が寄稿していたりこのへんの漫画家さんってお互いの作品をアシスタントで助け合っているのだなあと分かったり。
 ご経歴はかなり長くて、なかなかヒットしなかったり悩んだり離れた後からリハビリのような感覚で新作品を始めたらヒットしちゃったのが『SPY×FAMILY』だそうなんですね。大ヒット作品の裏に歴史ありです。過去の作品もチェックしてみました。

『四方遊戯 遠藤達哉短編集』が4作入ったもの。主人公がだいたい横髪ありで後ろで結わえた女の子、肉体戦が超強くて元気系であまり色気はなし、で概ね共通していてこういう系統が好きなんだなあと。
SPY×FAMILY』のヨルさんの無類の強さはこのへんの伝統から続いていそうです。デビュー作も漫画を見慣れた身からするとまあ荒いのですが、浪人時代だから18-19歳でこれだけの作品が書けちゃうのもすごい。

『TISTA』が2巻で終わってしまった2000年代の初期の作品で、キリスト教系のセリフを言いながら長距離狙撃しちゃう女の子の話。フィクションでは割といそうな設定です。時代的にこの系統では有名な『HELLSING』もちょっと入っているかなと。
SPY×FAMILY』からすると想像できないぐらい作風がめっさダークです。でも映画的な構図とか見開きの絵とかこの頃から絵はかなり上手く、2巻で最後はきっちり終わらせています。主人公の性格や作品の空気がもう少し明るくて読者受けしたらもっと続いたのかなと思ったり。

月華美刃』が短編集の作品を元に膨らませ、月から地球に逃げてきたお姫様が仲間たちとお家再興していく話。かぐや姫モチーフのいろんなガジェットとか、書き込みもかなり細かいです。SFでアクションシーンも多いので、もし人気が出たらアニメ化されたりしたでしょうねえ。
作中の展開を見るに4巻ぐらいで打ち切りが決まったようで、でもけっこう多い登場人物の話を解決して5巻の描き下ろし最終回で主要キャラのその後も見せてきっちり見事に完結させています。
でも公式ファンブックによると作者さんの中では黒歴史扱いのようで、クリエイターご本人の中ではそういうものなんだなあと。

ジャンプSQに2014年掲載、ジャンプ+でも読める読み切り『煉獄のアーシェ』が、中世魔女狩り時代を舞台にした短編。ダークながら最後も爽やかでファンタジー好きのワイとしてはかなり良かった。
本作の主人公の魔女の名前「アーシェ」のネーミング、頭の飾り設定が『SPY×FAMILY』のヒロイン(?)、アーニャにそのまま受け継がれていると公式ファンブックでも作者さんが話しています。性格も全然違うキャラクターなんですが、成長したらこんなツンクールになる可能性もあるのかもと思うとちょっと面白いかも。

shonenjumpplus.com

 長いご経験から培った画力、自分の書きたいものと読者が望んでいるもののバランス感覚、設定を作り込みすぎない塩梅などなどの要素が組み合わさって『SPY×FAMILY』のヒットに繋がっているようです。人に歴史ありだなあと思いました。

ではまた~

 ちょっとブログの更新もお休みになりそうですが、なんとか9月を乗り切って秋からふだんの調子に戻していこうと思います。

じぶん Release Notes / 背景は上海の夜景です