Rのつく財団入り口

ITエンジニア関連の様々な話題を書いているはずのブログです。

【雑記】株式会社はてなに入社...じゃなくて、じぶん Release Notes: GitHub Copilot先生を試したり

ver 0.2024.04: 「魔法は探し求めている時が一番楽しいんだよ」←わかる

 フリーレンはアニメ版もしっかり作りこまれていますね。デンケン爺さんは今後も長く登場するので原作の続きをチェックだ!
 振り返りや抱負記事を書いていたので2月はお休みして次の3月も年度末でばたばたしてスキップしてしまいました。 id:iwasiman (ver 0.2024.04)が今月こそリリースのテストをしているようです。

自分りりぃすのぉと春の号 / Powered by Stable Diffusion

エンジニア界隈のブログのエイプリルフールのお約束ともいえるはてなさんへの入社記事は今年も並ぶでしょうか...? 以前真面目に間違えられてTwitterでお祝いのレスを頂いたことがあったので、タイトルだけに留めておきます。(笑)

株式会社はてなに入社しました - hitode909の日記

2024年3月までのアウトプットと参加イベントをふりかえると

アウトプットしたものや参加したイベントなどをまとめてみました。

Github
SpeakerDeck
Blog等

LAPRASポートフォリオはこちらから

学び編

 昨年末までばばばっと生成AI関連でChatGPTやLangChainやOpenAIの本などなどを読んできました。

そのああとはオライリーのカレンダーと一緒に買った物理本『ソフトウェア設計のトレードオフと誤り』を読了。分厚くて様々なテーマを取り上げた本なのでけっこう時間がかかってしまいました...。改めて日付の扱いなんかを考える機会になりますね。理解しきれないテーマもありました。

 そのあと仕事でさるプロジェクトの支援で関わったので『フロントエンド開発のためのテスト入門』を読了。一通り概観するよい機会になりました。JS界隈のテスティングフレームワークはJestがもう主流なんですね。その仕事では諸般の事情あって他のツールを使うことに。

そしてOpenAI関係で今年の1月に出たばかりの最新の『Azure OpenAI ServiceではじめるChatGPT/LLMシステム構築入門』を読了。最初の方はおなじみのことが書いてあるんですが途中からどんどん高度になっていって難しかった。10日ぐらいかかってしまいました。
 発展途中のサービスもあってまだまだこれから変わっていくのだなあというところ。あとはAzureでもGPT以外の大規模言語モデルも一応使えるのですね。

 そのあとはブログ界隈でも話題になっているからあげさんらの『面倒なことはChatGPTにやらせよう』を読了。こちらは非エンジニア向けの軽い本なのでサクサク読めます。有料版のChatGPT Plusに申し込むとAdvanced Data Analysisが使えて、ファイルをアップロードしてPythonのライブラリ名などもプロンプトに組み込むとかなりのことができるのですね。一部Office Copilotと被ってそうな機能もありました。
 これは月20ドルだから3000円ぐらい掛かるわけですね。そこまで使う頻度がある人もない人もいるだろうな...というところ。

 あとは『OpenAI GPT-4V/ChatGPT/GPTs 人工知能プログラミング実践入門』を読書中です。

 画像生成AI関連では、ヘビーユースしているStable Diffusionを扱った『はじめてでもここまでできる Stable Diffusion画像生成[本格]活用ガイド』を読了。出たばかりの本です。あー新しい技術でも1年ぐらい経つとやっとこういうちゃんとした本が出るのだなあ思いました。
 初心者~中級者向けの本なので、普段からある程度の頻度でAIイラストをSNSに投稿しているようなレベルの人には新しい発見はたぶんあまりないけどおさらいになるような、Sable Diffusionの基本的な使い方を一通り網羅した本です。上位版の高機能のStable Diffusion XL (SDXL)の話はなし。
 作中のイラスト生成で登場する機械学習モデル(チェックポイント)は僕もとてもお世話になっているHimawariMixでやっているというのも面白い。こちらのHimawariMixは2024/3月時点の最新はv11なのですが、本書は商業本なのでちょっと古くてv8を使っています。
 本の中でAIイラストのSNSとして紹介されているSNSも「ちちぷい」と「AIピクターズ」の2つ。ちちぷいの生成機能で選べるモデルの数もちょっと前の数字なんですが、これも商業本なので情報が最新でないのはしょうがないですね。
第5章を割いて著作権の話が書いてあるのもありがたいです。そして最後の第6章がプロンプト集でいろんな呪文がイラスト付きで並んでいます。まあネットを探しても出てはくる情報ですが、まとまって載っているのがありたいところ。いくつか使ってない呪文もあったのでいつか使おう...

 もう一つ、発売前から「SD黄色本」としてマーケティングされてネットでも話題になっていた『画像生成AI Stable Diffusion スタートガイド』も購入。こちらは、以前技術の泉シリーズでも本を出していた方によるかなり詳しそうな本なので期待しています。AI術師界隈ではかなり名を知られている「らけしで」さんもイラストメイキングで書いていますね。
 表紙はいかにもスタンダードなAI生成ぽい美少女はでなく、服装がつなぎ服なのも面白いです。右手を開いてこちらに出しているこのポーズ、Stable Diffusionだと指の破綻なく召喚するのはけっこう大変なはず...!

雑誌
Udemyとか

 会社で契約しているUdemy Businessはある程度使用実績がないと年度ごとに継続使用できなくなっちゃうのですが、Azureの資格突破に使っていたのでセーフでした。また何かやろう。

GitHub

 最近草に変化がないですねえ。

github.com

ポートフォリオサービス系

LAPRASのスコアですよ(2023年11月末)

LAPRASさんのスコアは技術力:3.41、ビジネス力:3.48、影響力:3.49あたりでした。生成AIによる市場価値スコアα版スコアは3.65。技術力詳細の順位は約2.5万位付近で、単純計算で上から14.7%にいることになります。

Findy発信力(2023/08/31時点)

Findyさんの解析で発信力は全体の約23%に相当するレベル7。

Findyスキル偏差値(2023/08/31時点)

2022/8からv2.1にバージョンアップしたスキル偏差値は59を継続。

 ダイレクトなチャットリクエストを頂いたりすることもあるのですが、相変わらず有難く拝見だけしております。

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おしごと編

★とある大きいプロジェクトの支援のお仕事はWebアプリのテストを自動化しようという活動があって知見を提供。僕からするとJavaScript関連の当たり前なことも、知らない向こうからしてみるとまったくわからない事もあったりして新鮮でした。
 一生懸命に会社版のChatGPTに聞いて結果を貼り付けて進めようとしているのですが、基礎的な概念が分かっていないとググって訳も分からずコピペするのとあまり変わらないようなケースもあり、生成AIも万能ではないなあと思ったりします。

★長くやっているとあるプロジェクトは新メンバーが開発を担当できるよう計らいつつ僕も残ることになったり。期末になって大きめの開発テーマが来たり、こういう時に限って障害が起こってギョワーとしつつ迅速に解決したりしてきました。未来の自分が読んで分かるコード、保守性を考えたコードを普段から書いていてよかった...

★また別のとあるプロジェクトは開発テーマがあったので全体部分を迅速に開発しつつ残りを他のメンバーに後は任せた状態で静観していたところ、案の定大幅に遅延が発生したり。このお仕事は抜けることになったので、心配なのですがあとはもう任せることにしよう...

★社員のスキルアップを図ろうというキャンペーンで割と自由に使えるお金が出たのですが年度末に締め切りが迫り、急いで使う人が続出。僕はすべて技術書に使っていち早く全額使い終わっていたので余裕です。
 今年の2024年度から、福利厚生ポイントを書籍購入に使う際のポイント消費がよりオトクになる制度変更が入って、これもお役立ちですね。いろいろ福利厚生を充実させて社員の満足度を上げて離職を食い止めようとしているのが分かります。給料もいくらか上がるらしい...!

★昔は「リファラル採用」なんて言葉は社内でまったく使わなかったのですが、最近よく出てくるようになりました。知り合いを紹介して中途採用に結びつけると紹介した人にも利益が出る制度が始まったり、人材マネジメント系のカタカナ用語がいろいろ出てきたり、変わってきたなあと思います。

★ちょうど会社でGitHub Copilotの試行プロジェクトを募集していたので去年秋から参加し、ひとつのプロジェクトに適用しました。

github.com

  • 僕も最初は誤解していたのですが、該当のリポジトリにプロダクトのコード一式を置かなければいけない訳ではないんですね。たくさんのGitHUbパブリックリポジトリから学んだCopilot先生、かなり優秀です。
  • Individual/BusinessのサブスクまでではVSCodeなどの同時に開いているファイルの範囲で、類似度のアルゴリズムから提案してくれるそうですが書いてるそばからいろいろ教えてくれるのが地味に便利。
     一生懸命コメントを書いて関数を丸ごと生成してもらうより、関数を書いている途中にコメントやコードの続きを提案してくれるちょっとしたことの方が役に立つなあと思いました。
  • 公式サイトに特に効きがよい言語も書いてありますが、メジャーな言語や技術ならほぼ問題ないですね。JavaScriptのほかにPHPJavaも試してまったく問題ありませんでした。
  • 僕らはHTMLを書く時も活用した位で設定ファイルへの活用は機会がなかったのですが、Infrastructure as Code系の設定ファイル類、AWSのCloudFormationやAzureのARMテンプレート、Ansibleなどなどにかなり有効という話もよく聞きますね。Copilot Chatを使ったテストコード生成や関数レベルの改善点の反映も含めるとかなり効果があると思います。
  • そして2024年2月末にGAしたばかりのGitHub Copilot Enterpriseサブスクの機能は気になったので発表のウェビナーを拝聴。こちらはコード一式、テキスト化したドキュメント一式もリポジトリに上げておくと裏で自動的にインデックス化してRAGの技術を活用して自然言語で応答可能、プロジェクトについての質問や修正箇所のヒントなんかも出してくれる!
    Individual/BusinessのサブスクのCopilot先生は「もろもろ技術的に強い先輩がそばにいてくれる」イメージでしたが、このEnterpriseになるとさらに「その先輩はプロジェクトの情報やコードベースの構造にも詳しい」となるわけですね。これも大きいプロジェクトでは効果絶大ではないかと思います。
  • 今まで人と話す1on1で2回、あと仕事のプロジェクトの定期ミーティングでも2回ほど実物のデモをしてそのたびに「おおー」となっていました。
  • そして弊社はバージョン管理などインフラ各種を社内で提供する仕組みがあるのですが、この上でGitHub Copilotを使おうとすると大企業特有の諸々の諸般の事情により現状はバカ高いお値段になってしまうのが判明。継続利用は諦めました...。2024年度から改善の動きがあることを期待しよう....

 試行の成果については、うちの部門の互いのお仕事紹介オンラインイベントの最終回の特別会でがっちり資料を作って発表!社内の話が入っているのでSpeakerdeckで公開できないのが残念ですが、同日に飲み会もあってこの話題も出て盛り上がりました。

★そんなこんなで色々あったのですが春は出会いと別れの季節、へーしゃもかなり大きい組織改正が入りました。事業部の名前が変わったり道が分かれて他所に行ったり新しく人が加わったり色々しました。僕の周りはそれほど変わりはないのですが別事業部に行っちゃうメンバーもいて残念です。
 昇進して偉くなった人から頼まれたので、結成された新部門のロゴをDALL-E3+画像ソフトの文字入れで作ったりしました。ククク、ワイの隠れた特技を仕事でも発揮する時がきてしまったようだな...w

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ライフ編

健康と生活

★2023年は最後の最後でインフルエンザに感染というアクシデントをやらかしたのですが、年明けからはまあ安定...かな? 一度体調が悪くて珍しく仕事も休暇を取ってしまった日がありました。他にも風邪にかかりそうになったけど早めのパブロンで済んだり。
 暖かくなってきてからは体調は良いのですが、花粉症の季節なので奥様氏の機嫌が悪い日が続いています。(笑)

BMIは19.6~19.7ぐらいで低めが多かったです。

Apple Watchによる平均睡眠時間の測定、11月:4h55mで今が5h22mなので割と取れていますね。しかし寒いとよく眠れますがこの先暖かくなっていくと怪しい...

子育て

★ついに小学校1年生が終わって2年生になります!
 横で見ているので分かるのですがこの1年で頭脳もどんどん成長しているなあと思います。ひらがな、カタカナ、漢字もでてきたし数字も3桁出てきました。

★保育園時代から一応やっている進研ゼミ、しばらくママ先生に任せていたらバレエの練習やらさぼりで月レベルの重大な遅延が続いていたので、父親のとと先生にバトンタッチ。土日も含め毎日、追い付くまで1日2回分やらせるようにしてコツコツ進めたらリカバリ成功、その月のぶんの教材がその月の半ばに追わるぐらい、オンスケ(笑)に復帰しました!
 本人も何のかんの不平は言いますがやってはいるので、やはり日々の積み重ねは大事だなあと思います。子供氏の成績表は図画工作が二重丸で大変ヨシなのですが、3学期は他の科目も二重丸がちょっと増えて成績が上がりました。フフフ...ワイが毎晩宿題と進研ゼミを横で見てあげている効果も出ているということにしようじゃないか...w

sgaku.benesse.ne.jp

★毎年バレンタインには絵を書いてもらうことにしているので、今年も頼んだら水彩画にグレードアップしました。親バカなムーブとして戦利品をXで自慢したらリアクションを頂いたりしてムフ~という感じです。

 確かにうちの子供氏は絵や工作では方々で褒められることが多く、よく塗り絵をしたりなんかぬいぐるみ用の家をアーキテクティングしてお話を創ったり、なにやら子供なりの独自の世界を構築しています。
 考えてみると僕の母上も花や美術が好きだし、妹は仕事でエディトリアルデザイナーをしています。僕も小さい頃からモノ作りは好きで工作とかなんかオリジナルのゲームとかをよく創ったりしていました。
 モノづくりが好きという縁でITエンジニアの道を選んだし、本業の傍らでWebサイト制作と遊びのTRPGの世界で創作を継続、そして今のこのブログ。そして去年から始めたAIイラストという表現の新しい世界でも、これまで培われてきた妄想力もとい創作のパワーはとても活用されています。
 全部が遺伝というわけではないですが、血が繋がっていると次の世代に受け継がれていくものはあるのだなあと思いました。

自分りりぃすのぉと春の号 / Powered by Stable Diffusion

娯楽編

映像作品とか

年明けはAIイラスト活動の比重が多くて冬アニメは本数はだいぶ抑え目でした。
春アニメもこれまた原作系などなどかなり豊作ですね。

本とかコミックとか

 TRIGGERさん制作でアニメも進行中の『ダンジョン飯』の原作がついに完結...! 流石にすべてのサブストーリーは回収されませんでしたがあくまで主役キャラにフォーカスして、メインの話はきっちり完結しました。何回も読み返しているんですが本当に伏線回収もすごい。

今月のプロンプトエンジニアリング:AIイラスト入門して1年経過!

 いろんなことがあったのですが勝手に振り返ってみます。
 昨年のじぶんRelease Notesを最後に書いたころは秋でSNSのちちぷいさんの生成機能で新モデルTOPAZがデビウ、女の子のトレカ絵や雑誌表紙シリーズやうちのキャラたちで年末のクリスマス絵を載せたりしていた頃でした。
 この11月ごろからか毎日の各種デイリーランキングの算出アルゴリズムが最新化されたのか、前よりもちょいちょい載るようになって知名度が上がっていったっぽいのを覚えています。

www.chichi-pui.com ↑公式の投稿企画「#サイバーパンク」用に生成機能+加工で作ったもの

 その後年末にはSNS上でご縁のある方々がそれぞれの作品群のキャラたちで、忘年会の絵の中で集まるというSNSらしい非公式イベントが行われて盛況に。SNSの機能で勢いのある絵が揃う「トレンド」の画面を一時期総なめするぐらいに盛り上がりました。その後も通称「ちちぷいフレンズ」というタグにいつもの面子がよく集まるようになりました。
 みんな前から互いの作品を認知していてもっと触れ合いたかったというのが分かり、今までよりもより気軽にコメントをつけあうようになりました。ちちぷいさんというSNS全体レベルでもコメントが活性化したような気がします。これは良い流れですね。
 そしてワイ、自分で思っていたよりも自分の作品群がいろんな人にかなり認知されているというのが分かりました。w

www.chichi-pui.com ↑盛り上がった忘年会シリーズ。温度感を暖かめに微修正も入れています

 年末はインフルに倒れて療養中だったのですが、創り貯めておいたり予約投稿したのもあって投稿は維持。年末年始の公式イベント、イラストSNSだと約束の新年絵、その後も各々の世界のキャラが架空の学校に集まるという「ちちぷいスクール」というイベントがあって盛り上がったり。SNS全体でのデイリーランキングTOP10入りも何回かしましたね。

www.chichi-pui.com ↑ブログの新年ご挨拶記事で使った絵はこの約束の新年絵です

www.chichi-pui.com ↑全体デイリーランキングTP10入り達成!

 その後、SNSの機能としてユーザー主催投稿企画機能が実装。あらかじめ企画を申請して承認されると、3-4日ぐらいその企画が開催されて、そのタグにたくさんの作品が集まって8H以内のランキングと累計ランキングも分かるというものです。
 これは投稿のネタ切れ防止になるし投稿の活性化にもなるので良い機能なのですが、何せ数が多くて並行していて公式の企画も並行して月2-3回ぐらいは来るので大変です。
 あらかじめ題材を考えて作り貯めて、この日はこのイベントのコレ、この日はこのイベントのコレ、突然の公式企画分はこれを週末に作っといて投稿はココ、企画に関係なく自分の創りたいモノは延期したりペンディングしたりここに連続して配置...と、スケジューリングとセルフマネジメントがめっちゃ重要になってきました。(笑)
 まあ毎日気の向くままに生成したり、1日に何度も投稿したりする投稿頻度の高い人もいて、そのへんは人それぞれで人の勝手です。でも当方は1作1作に手間をかけて加工して魂を込めて作っているので...(キリッ)、と言うとなんかアーチストっぽいですね。w

www.chichi-pui.com ↑ユーザー企画「ジェントルマン」に紳士淑女が揃ったので大人なキャラで推参!

www.chichi-pui.com ↑そして公式企画「ツインテール」に急いでツインテキャラを投入すると、女の子の絵のほうがいいねの伸びが高いという...(泣笑)

 ちちぷいさんではSNS内の仮想通貨みたいなpuiというのを用意して、ログインボーナスや企画のボーナスなどで増加、実際に金を払って購入もできて、このpuiを使って「ちちぷい生成機能」でブラウザからイラストも作れるようになっていて高価なハイスペックマシンを持っていない人でも楽しめるようになっています。SNS内で割と名を知られた術師の方でも、スマホで生成している剛の者もけっこういます。
 この生成機能にもとりあえず女の子をうまく出してくれるTOPAZ、パステルアニメ調のOPALと新モデルが追加。
 そしてStable Diffusionより高品質な絵が生成できる後発モデルのStable Diffusion XL(略してSDXL)を使った上位モデルEMERALDも追加。pui消費が激しいけど呪文(プロンプト)をより正確に読み取って高画質なものが作れるモデルです。世の中的にも、世界で公開されているモデルはこのSDXLベースが徐々に多くなっていますね。AIイラストの宿命だった手指や細部の破綻が幾らか改善されたり、呪文で指定すると特定メーカーの車や銃器類も前よりましなものが召喚されるようになってきました。
 そして3月には、このSDXLベースでキラキラした絵が得意なVEGAという新モデルもさらに追加と賑わっています。

www.chichi-pui.comアイデンティティのあるキャラクターの呪文をそのままEMERALDモデルで試したもの。これだとSDXLベースの真価はまだわからないです。

www.chichi-pui.com ↑最新モデルのVEGAを試したもの。キラキラします。これも呪文はまだまだ探求の余地あり。そしてなぜか翌々日にデイリーTOP10入り。

 僕は老舗のpixivにも同じ絵を投稿して反応の違いを見ていました。自分のハンドル+特定のプロンプトでなにがちちぷい生成機能のガチャで出るか試すお遊びシリーズを掲載したところ、どーもリアル系のモデルで出したものが実写の写真に似ていたのか、規約の「写実的な投稿にあたる」と機械チェックで判定されたらしく、あえなくアカウント停止を食らってしまいました。(涙)
 まーpixivさんは歴史も古いし世界展開しててアカウント総数も2000万、大きいSNSだから今までも内部でさんざん問題は起こってきたし事務的なメールが送られてくるだけなのもやむなしですが、これは人間の感情的な面からしたら塩対応と思われても仕方ないですね。10何年も使ってきたアカウントがメール一通で突然凍結されて、投稿もできなくなっていろんな機能が停止されて、精神的ダメージがけっこうありました。

 ググると同様の垢停止を食らったケースはけっこうあるようです。すぐに窓口に問い合わせして解除してもらうよう依頼したのですが...もう一か月半経つけどまだ何も変化がないなあ。
 ということでイラスト投稿を複数SNSで運用するのもけっこう大変なので、その後は投稿はちちぷい1本に絞る+Xで添付して拡散というスタイルになってしまいました。  はてなブログにも記事編集画面からpixiv貼り付けが使えるので今までは使っていたのですが、垢停止を食らうとこれもできなくなるんですねー。(涙)

www.chichi-pui.com ↑一方ちちぷいの「第2回AI武器コンテスト」では一度デイリーTOP10入り、累計ランキングの24位獲得!

www.chichi-pui.com ↑再現したキャラで全員分創っているトレカシリーズも好評でした。

 前述の後発の上位版Stable Diffusion XL(略してSDXL)はちちぷいさん内でもできる人は投稿したりしています。世の中で公開されているカスタムモデル類も徐々にXL版に移行しつつあり、2024年はこの動きが強まると予測されます。一方マシンスペックが足りない人用には、実体がクラウド上にあってSaaS的にブラウザから生成できるような仕組みもさらに整備されていくでしょう。

 僕のハイスペックマシンの開発環境は画像生成AI入門用ならめちゃくちゃよくあるスタンダード構成のグラボ GeForce RTX 3060(VRAMが12GB)です。これはXLでないStable Diffusionでふつうに生成するならまったく問題ないスペックですが、時々SDXLも試しておかしいなあ途中で止まってしまい動かんなあと思っていました。
 改めてPythonがいろいろやってくれてずらずら表示されるコンソールをよく眺めたら、途中で止まってしまうのはブラウザ上ではプルダウンでモデルを切り替えたつもりでも、サイズのでかいXL版モデルを正常にロード完了する前に生成を行っていたケースだと分かりました。ログやスタックトレースちゃんと見ればわかるだろという類の話に近いです。これはギルティ...ITエンジニアにあるまじき失敗...w

 ということで動くのは分かったのですが、SDXLで基本1024x1024ピクセルの画像を作ってさらに高解像度すると内部の計算量も多くて1~2分以上はかかり、プロンプトの効き具合もかなり違うのでこの速度で習熟していって本格使用は厳しい状況です。
 22万ほど初期投資したゲーミングPCはこの1年でその投資分の効果はもう十分出てお釣りが出るぐらいだと感じています。とゆことで追加投資、10万ほどかけてグラフィックボードを上位スペックのRTX 4070にアップグレードしようと計画中です。

www.chichi-pui.com ↑このブログ記事のアイキャッチはこの絵の一部です。「春のイベント」企画用。これもかなり伸びました。

www.chichi-pui.com ↑そして比較のためにも男性の絵を投入すると、予想通りですがいいねが女性キャラの半分ぐらいしかつかないというね...! (´·ω·`)ショボーン

 コメントを頂く機会もだいぶ増えてきたのですが、僕の名と作品群が予想以上に認知されていることがわかりました。ランダムキャラでなく設定が作り込まれた個性のあるキャラクター、丁寧な加工や文字入れやキャプション、トレカや妄想表紙シリーズなど手をかけた作りが評価されているようであります。(`・ω・´)シャキーン
 ありがたやありがたや。まあ投稿頻度が高い方、えちえちな絵もやってる方だといいね数万までに達していることも多いのに比べたら、投稿頻度で劣るこちらはいいね6000台でまだまだですが、フォロワー600人強はSNS内でもまあまあよい数字ですからねえ。
 もしかしてワイ...錯覚ではなくて本当にいっぱしのAI術師なのでは?という感じになってきました。w

 画像生成AIはそれっぽさを学習した機械学習モデルがそれっぽいものを描いているので、ランダムな絵ならもうコンピュータらしく完全に無限に生成できます。
 でもそこに人間の創作者の個人個人が持っている個性を埋め込んだり、絵の中のキャラクターやストーリーに命を与えたりすることは様々な方法で可能なんですね。
 僕も人の作品群を拝見するときにその個性や命の部分を見ているし、人が僕の作品群を見るときにもそこを見てくれているわけで、これは嬉しいことですね。

lit.link

春和景明...

 という感じで仕事は普通にしてるし本も今まで通り読んだりしているのですが、年明けからアウトプットがAIイラスト界に集中していたなあという感じでした。
 今年どこかで資格チャレンジしたりする際には、ペースを落とさないといけないかなとも思っています。何が起こるかまだ分からない2024年度ですが、うまくやっていきたいと思います。
 今年は桜の開花が遅めのようですが、皆さんの元にもよい春が訪れますように...

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