Rのつく財団入り口

ITエンジニア界隈で本やイベント、技術系の話などを書いています。

【感想】『Clean Architecture 達人に学ぶソフトウェアの構造と設計』:クリーンなアーキテクチャの探求+至高のドーナツ+豊富な昔話

アーキテクチャのルールはどれも同じである!(ドヤっ)」

 数々の書籍やアジャイルソフトウェア開発宣言、SOLID原則の提唱などで業界では有名なアンクル・ボブ(Uncle Bob)ことロバート・C・マーチンさんによる、よりよいソフトウェア・アーキテクチャと設計の追求の本。原著が2017年、翻訳が2018/8、その後ITエンジニア界隈でもかなり話題になりました。
 実は去年一度読み始めたのですが、AWS認定を突破する!と決意したので例のタマネギ(あるいはドーナツ)にたどり着く前に中断。無事に3冠突破して戻ってきたので、今年の夏に改めてじっくりと最初から読むことができました。

 アーキテクチャのルールはどれも同じである!という帯の煽りは極端ですが、要はコンピュータやエンジニアリングの進化の中で発見されてきた、時代を超えて通用する不変のルールもある、これらをアーキテクチャの観点から見ていこうという本です。
 以下、未来の自分が振り返る時やこれから読む方への恩送りのために、読書メモ&感想&自分なりに噛み砕いた理解を、自分の言葉で書いていこうと思います。
(既に本書を読破した方や実践している方、たぶん解釈違いもあるかと思いますがご容赦ください。)

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【感想】『速習 Django 3』【Python】

Djangoの最新版を扱った本

 Python言語の代表的なフルスタックWebフレームワーク Django (ジャンゴ)を扱った本。おなじみ山田祥寛さんの手軽に読める速習シリーズです。
Djangoは3.0が2019年12月リリース、その後の最新Django3.1が2020年8月。本書は2020年6月刊行で最新のDjango3の基本機能を概観できる本となっています。
 Djangoのバージョン1は2005年登場なのでけっこうな古株、実はRuby on Railsと同じ年なんですね。

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【感想】速習 ASP.NET Core 3 速習シリーズ【C#】

C#によるWebアプリ開発の本

 C#を仕事で最後に使ってからもう何年も経つので、最近の動向を見るために購入。
技術書では安心の山田祥寛さんの本、電子書籍のみですが手軽に読める速習シリーズです。

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【雑記】ブログ再起動後3年経過!

リブート3周年!

 熱中症警戒日も続いて首都圏では1日のコロナ感染者数が相変わらずだったりしますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。ここは私的にお祝いをするエントリです。

 当ブログは最初は、はてなダイアリーだった2003年に開始、以前はかつての活動領域であった趣味ジャンルの「テーブルトークRPG」関連の記事をmixiやWebサイトと並行して載せていました。それが10年ぐらい続いて2013年ごろから一旦引退して休止。
 その後2017年7月にはてなブログに移行して復活、新たな活動領域をITエンジニア界隈に定め、現在に至ります。調べたら2017/7/23が最初の記事だったので月をまたいじゃいましたが、続けて3年が経ちました!
 お立ち寄り頂いたりスターやはてなブックマークで応援していただいた方、読者になっていただいた方、ブログ同士で繋がりができた方、Twitterなどオンラインで交流が生まれた方、オフラインのイベントなどで知り合うことのできた方々、皆様ありがとうございます。

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【感想】『速習React』/『速習TypeScript』

夏休み終了!そして恐怖の熱中症危険日!

 ひとつ前の記事、はてなブックマークに載ったこともあり多数のアクセスありがとうございました。
 最近は画像ソフトのAffinity Designerを導入して試しにアイキャッチ画像を作ったりしているのですが、ネタを仕込んだ甲斐がありました……(おい)

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【感想】『JavaScript Primer 迷わないための入門書』でモダンJS再入門 #jsprimer

JS完全に理解した……(し て ま せ ん)

 見出しはエンジニア界隈でお馴染みのダニング=クルーガー曲線のアレでございます。2020年6月に出たばかりの最新のJS本を読んだので書評です。
 570ページ余りの分厚さで電子版もあり。著者はECMAScriptの仕様にも関わっているazuさん、Angular日本ユーザー会代表のSuguru Inatomiさんと強力な布陣。ES2015(ES6)以降も進化を続けるJavaScriptについて、完全にES6をベースにしたモダンな入門書となっています。
 コンテンツはGitHubで管理されてオープンソースとして執筆され、様々な人がコントリビュートした結果が反映される面白い作り方になっています。Web版もすべて無料で参照できるのですが、こういう体系的な情報はまとまった本で学ぶことにしているので電子版で読みました。

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【PHP】VSCodeでPHP開発環境を整えてみよう(2020年夏)【おすすめ拡張機能】

Visual Studio CodePHP開発しよう

 さて2015年4月にあのMicrosoftから登場、進化し続けているエディタのVisual Studio Code略してVSCode, VSC。徐々に人気を博して現在では実際の開発の現場でも、プログラミングに入門している方でも使っている方は多いと思います。各プログラム言語のサポートもどんどん進んでいますが、言語によってサポートの度合いには差がありました。

 僕もPHPではLaravelを使ったり自作フレームワークを使ってチーム開発する際、アーキテクトっぽい人として開発標準やアーキテクチャを定めてプロジェクトをリードしたり開発したりしていきます。その際の開発ツールはEclipsePDTプラグインVSCodeの2択、とすることが多かったです。
 ある程度以上の規模の開発になってくるとコードベースのクラス数も増えてきて、use文の名前空間を含めた補完、クラス名やメソッド名タイプ時の補完、引数の補完、メソッド定義元への正確なジャンプ……などが重要になってきます。インストールしただけのVSCodeに比べるとPleiadesパッケージから落としてきたEclipse+PDTの構成は最初からこのへんがかなり効くので、なんだかんだけっこう優秀だよな……という感じでした。
(※なおJetBrains社のPHP専用IDEである PhpStorm もかなり優秀という話もよく見聞きするのですが、有償のため当方では未確認です。PHPStorm使いの方スミマセン。
またAdobeファミリー製品が多かったりWeb制作寄りのところではAdobe Bracketsを使うパターンもあるのでしょうか。こちらも未確認のため除外です。)

 このように、VSCode自体は進化し続けているもののPHP周りのサポートは他の言語に比べていまひとつという感じが数年前はありました。
しかし2020年の最近改めて調べたところ、拡張機能周りもだいぶ揃ってきてVSCodeでのPHP開発環境はもう十分に整ってきたのが分かりました。このエントリでは、PHP開発環境を整えるためのVSCodeのおすすめ拡張機能や最近の定番のものを、開発の現場の視点から紹介していこうと思います。

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