【感想】『セイチョウジャーニー』が成長の旅のきっかけになる本だった話@ #技術書典 5
セイチョウしちゃう?
2018/10/8に盛況のうちに終了したエンジニア向け技術本の同人誌祭典・技術書典5の感想シリーズです。物理本は本書も転職LT会コミュ仲間のTakuさんに買ってきて頂けました。著者3名のサイン入り豪華版です。手間賃はワイの奢りでサシ飲みだぜ~(๑´ڡ`๑)
「成長と充実のハードルを下げること」を掲げたコミュニティ Growthfaction の5人のメンバーの寄稿によるそれぞれの成長にいたるヒントの本、そして巻末には計27人のアンケートによる、こちらも成長の捉え方がまとまった本となっています。
メインパートは5人ともそれぞれ切り口が違うのでスッと読めます。物理本は小さめ、表紙がトゥルトゥルしていて触り心地がよいです。
タイトルはあの『カイゼン・ジャーニー』リスペクトですが、著者お2人に許可を求めたら即日で快諾が返ってきたとのこと。
- セイチョウしちゃう?
- 第1章 ハイスコア・ボーイ:てぃーびーさんの格ゲー話
- 第2章 スゴクナイ・ジャーニー:hideさんの仕事の中で成長した話
- 第3章 マヨイ・ジャーニー:Ryoさんのエモいストーリー
- 第4章 言葉のセイチョウ・ジャーニー:KANEさんの言葉の伸びしろ話
- 第5章 行動のハードルを低くするジャーニー:ゆのんさんのVPoEぽい話
- 付録 みんなのセイチョウ・ジャーニー:アンケート回答集
- まとめ:はじめよう、あなただけの「セイチョウ」ジャーニーを。そのきっかけを与えてくれる本
- アンケート私的回答
- リンク集
第1章 ハイスコア・ボーイ:てぃーびーさんの格ゲー話
- さあトップバッターは界隈では有名なてぃーびーさん。しがないラジオのsp.8a【ゲスト: tbpgr】楽しくない7次受けSIer/sp.8b【ゲスト: tbpgr】楽しいCodeIQ出題者への道でお馴染み、過去の転職前のSESでの大変なご経験と転職後のご活躍、概念存在説が語られるほどのリモートLT、BOT説が疑われるほどのしがないラジオマニアでRT/いいねの速さで知られています。Ruby言語界隈でその年に貢献が大きかった人を讃えるRuby Prise 2018にもノミネートされました!
- そんな、この伝説の人SUGEEEEEなイメージでしたが本書では社会に出る前、90年代へと遡ります。うぉぉぉなんとてぃーびーさんが格ゲ勢だったとは! SEGAが世界を驚かせたバーチャですよバーチャ。雑誌の「ゲーメスト」の全盛時代、新宿や渋谷のゲーセンが熱かった時代ですよ。ああ、あの頃の思い出がよみがえる…('90にトリップしてエモくなっていく)
- という訳で格闘ゲームが楽しくて上達し、コミュニティで知り合いが増えて還元して……という流れが成長に結びついたよというお話。ネットの感想を辿るとゲームという分かりやすい題材だったためか、共感が多かったです。
- てぃーびーさんのブログ記事にもよく出てくる、事柄を丸で囲って矢印で相関を描いた図が出てきて内容を整理してくれます。
- 最後にまとめがありますが、大まかに言うと遊ぶことでポジティブなフィードバックが多く返ってきてさらに遊ぶようになり、ゲーム仲間の繋がりがどんどん増えて可能性が広がり、技を研究したり没頭するうちに行為がそのまま目的化して楽しくなり、なんと動画まで使って振り返りを繰り返すことでどんどん上達していった……という4点。そのままエンジニアとしてのセイチョウにも当てはまりそうな話です。
特になるほどと思ったのは行為そのものが目的になるという「自己目的的」の話でした。最近Twitterでプログラミングの勉強結果のアウトプットがTLに流れたり賑やかで非常にいいことですが、学んでるだけじゃダメで自分で作るサービスとか目的がないとダメだ〜的な意識高い強い主張を言う人を時々見かけます。僕はなんか動いて楽しいしプログラミング自体が目的でもいいじゃん派ですが、楽しさが根底にあるから続けられるというのは真理ですね。
ちなみに僕は本章の時代はスト2とか初代のサムスピあたりはスーファミでちょっとやってましたが、基本はアクションゲー下手マンだったのでゲーセンではゲームしてませんでした。わはは。
第2章 スゴクナイ・ジャーニー:hideさんの仕事の中で成長した話
- 2番手は、5人の中ではあまりネットでの出現頻度が高くない感じのするHideさん。本業はIT人財育成企業の営業マンとのこと。内容も営業っぽさが感じられます。
- どんな段階でもまずは自分を好きになって自分を理解し、ギャップを埋めて進んでいこう…という話では診断ツールで「ストレングスファインダー」が出てきます。これよくビジネス書やビジネス記事なんかで見かけますね。効果の程はどうなんでしょうか。
- また今日幸せだったことを3つ書き留める…を繰り返すと自己肯定感が維持できるという話に共感するネットの感想が多かったです。
- まず楽しいことが大事だ…という話ではKPTやなぜなぜ分析、GTDからのマッピングなどが紹介されています。このへんが出てくるのがいかにも営業畑の方らしいですね。
qiita.com resilient-medical.com postd.cc
そしてこだわりを掘り下げる話では、自分はどうあって何をやりたいのか分析して深く考えていくといいよ…という話。年収1000マソでバンド活動…大きい夢だ……w
こうした体験談ベースの話らしく、過去の自分の失敗を隠すことなく率直に描写していて良いですね。作者のhideさんには大変失礼ながら、本章から読み取れる最初の頃の過去の自分のお姿は、周りからしたらなかなか扱いに困る新人営業だったんだろうなあと想像します。「それ、僕の数字になりますか?」とかリアルで連発されたらそりゃまあアレですよね…w
第3章 マヨイ・ジャーニー:Ryoさんのエモいストーリー
- おいおいなんだよこれ……『カイゼン・ジャーニー』作中のストーリーが素晴らしくエモかったからロングロングロングブログで感想を書き散らしちゃったのに……またこんなストーリー仕立てで出てこられたら、また引き込まれて読んじゃうだろ……
- ということでブログにPodcastに登壇にコミュニティでイベントにとアウトプットの嵐、今度は本まで出してご活躍中の自称泥水すすり系エンジニア、Ryoさんの章。迷える若手エンジニアが技術書典で買った本をきっかけにセイチョウを始めていく……というエモさ全開の小説風ストーリー。
- Twitterの感想で多かったのが、行動していく間宵君に合わせたガイドが丁寧に書いてあるという話。Twitterの始め方も丁寧に書いてあります。僕なんかはTwitter開始が2009年なので、もう自分の外部感覚器官の一部とか空気みたいな存在になっていてこうは書けません。w
Twitterのフォロー相手は3割が理想の人、7割が自分と近い人にすると良いという推奨割合が面白いですね。何をするにもまずは地に足をつけて少しづつ始めるということでしょうか。
人とのつながりが変化につながるという話で林檎ファンにはお馴染みのスティーブ・ジョブスが出てきます。おそらく"Connecting The Dots"(点と点をつなげ)の話ですね。有名な2005年のスタンフォード大学卒業式のスピーチに出てきます。
Steve Jobs' 2005 Stanford Commencement Address
- そして大学教授が提案した「計画的偶発性」の 好奇心/持続性/柔軟性/楽観性/冒険心 が、本章で語られる行動と対応しているという解説が論じられています。
- 僕も仕事生活の中で様々な人に会ってきましたが、なんとなくこの人できるな~/できそうだな~/いい感じだな~と思う人は大体こういう特性に寄っていたり、僕自身も無意識のうちにこういう特性を持とうとしてきた感はあります。初めて知った方も今後意識するとよいことがあるかもしれません。
- ネットの感想を見るとエモかった、泣いた、刺さったなどこの3章が特に反響が大きかった気がします。ということで技術書典に出す本では、読者をエモくさせるにはこういうストーリー仕立てがイケるという知見が得られるのではと思います。
このストーリーで唯一残念な点を挙げるとすれば…名前があり個性を持つ登場人物として描かれているのが、Webエンジニア3年目の社会人男性の間宵誠君のほぼ一人だけであること。ホラこうね、こういう話にはやっぱりこう、ヒロインとかをry(ラノベ脳乙)
間宵君はストーリー中で
技術書典で本を買って読む→理想を整理して行動を決意→
Twitterなどネットで活動を始める→ネット上でコミュニケーションが発生→
勇気を出して勉強会イベントへ→現実でもコミュニケーションが発生→
別のコミュニティに誘われる→どんどん繋がりや機会が増える→
楽しい!→登壇や次の技術書典の本出しを決意…
と、きっかけがあって始めると後はいい感じの無限ループに嵌っていくという構造の動きをしています。この好循環の話は、登壇の勧めや同人誌執筆の勧めのLT資料、ブログ記事なんかでも(多少形を変えつつ)割とよく見る気がします。
本書を読んで最初の一歩を踏み出した方もこのループを感じつつステップを重ねていくと面白いのではないでしょうか。後述のように某コミュニティがもうできています。僕だと本書の間宵君とはまた立場が違いますが、
ブログをリブートして活動再開→徐々に読者が増える→
他のブログもどんどん見るようになる→技術系Podcastを知る→
しがないラジオを知って聴き始める→わかりみ~→
感想ツイートがきっかけでsp.42のくろたろうさんに誘われて非公式なしがないオフ飲み会に(この時のメンバーの1人がVTRyoさんだった!)→皆でエモくなる→
「SI業界出身のWEBエンジニアたち」コミュに誘われる→転職LT#1に行ってみる→
実は最初に聞いたLTは本書の5章著者のゆのんさん!→イベントレポを書いてまた知り合いが増えていく→
ループ突入して次のイベントはあにべん!→
しがないラジオにでたいときに押すボタンをうっかり押してしまう→以下ry
という流れを経ています。うーん割と同じような流れですね。わははは。という訳で、間宵君と一緒に最初の一歩を踏み出したくなるストーリーでした。この間宵君のTwitterアカウント @Mayoi_engineer が実在します。こういう細かい仕掛けはニクいですね。本書を見てTwitterを始めた方、アクションを始めた方もいいねしてフォローしておくと記念の思い出になるのではと。本記事作成時点で12人ほどがフォローしています。
第4章 言葉のセイチョウ・ジャーニー:KANEさんの言葉の伸びしろ話
- 今度は仕事や就活を頑張りたい人を応援するPodcast『おしごとam』やそのサブセットの『おしゅうかつam』を配信、就職支援企業のエンジニアであるKANEさん! あの『完全SIer脱出マニュアル』を会社の机に置いてみるという、ワイたちにはできないことを平然と(ryなアクションでも話題になりました。(ワイの中で)
- 謎の妖精や枝豆妖精、酒の妖精、各種妖精を従えたおしごとam勢の章の話題は、「言葉の伸びしろ」、異なる解釈ができる言葉があるという話。
- あ~この流れ、おしごとamを聴いているとよく出てくる!とハラオチ。必ずしも「言葉の伸びしろ」という名前付けをしていない時もありましたが、何かの話題になったらそれをもう一度繰り返して定義を確認したり掘り下げて議論したり他の言葉に繋げたり、そういうシーンが"エンジニアのKANE&謎の妖精てごふぁ"や"エンジニアのKANE&枝豆妖精ずんだ"の会話の中でよく出てきます。その結果小難しい話になるときもあるのですが(笑)、就活中の学生さんにも分かるような話に分解されて語られたりします。
確かに言葉の概念や意味、ニュアンスが、語る人の経験や立場、所属集団、その場の状況や会話の文脈によって違うことはエンジニア界隈でも割とあります。フロントエンドとサーバサイドでは使い方が違う技術用語もあるし会社の業種によって違ったりその会社だけで通じる言葉もあります。
私的にぱっと思いつくのは「SIer」「Web系」回りの話なんですが(笑)、言葉の成長や変化を考えるのも大事だなあと改めて思いました。あとKANEさんが料理が得意ということを知りました。そういえば確かに「エンジニア夏休み自由研究LT大会」で燻製の話でLTしたとおしごとamの中で話題がありましたね。ヤダ、何この女子力の高いイケメン…!(´ェ`) 悔しいからずんだずんだしちゃう!
第5章 行動のハードルを低くするジャーニー:ゆのんさんのVPoEぽい話
- 最後はアカツキ社でゲームプロダクトのプロジェクトマネージャー、全社のマネジメント活動、社外の活動と活発に活動されている「会えるVPoE」、ゆのんさん。 スクエニと共同開発中の『ロマンシング サガ リ・ユニバース』はついに事前登録20万人突破したそうですね。
- 本章は行動そのものが目的の場合にフォーカスし、如何にハードルを下げてその行動を達成させていくかについて論じています。
- 行動そのものが目標でも悪くない、行動にはポジティブフィードバックで振り返ると良い、小さな行動に分解して積み重ねていくとよい…と続いています。
- 小さな行動の例で一泊二日の小旅行というのは引きこもりがちのエンジニアだと割と出てきにくい答えじゃないかなかあと。
- 環境の変化で行動も変化するよという話で場所・人・時間の変化行動が出てきます。ここの場所の例で、「社外の会議室」や「温泉旅館」が出てくるあたりが、いかにもマネジメントをされている方らしいですね。よく開発合宿でスッキリ効果が出た…なんて話は若い企業さんのブログ記事とかで見かけます。
- 自分的にこれほんと効果が大きいなあと今年思っているのは、人の変化行動の例にある、「勉強会の懇親会に出てみる」と「社外の人とTwitterでやりとりする」です。(笑)
正しい/間違っているの二元論からの脱却の話は、あー確かに日本の教育とか、大企業とか、ネット上の語調の強い意見とか、こうなりがちだよなあと思いました。正しさを求めずにまず行動する…という姿勢は、やっぱり俊敏な若いベンチャー企業のほうが強いなあと思ったり。
Vice President of Engineeringというカッコイイ肩書で社内外で活躍されているゆのんさん、あの『エンジニアリング組織論への招待』の作者であるひろきさんの2人のメインパーソナリティによるPodcast『EM.FM』が稼働中です。最近めでたくiOSのPodcastアプリからも見られるようになりました。
プロジェクトのマネジメントでなく「エンジニアリング」自体のマネジメント…エンジニアを採用したりエンジニアが働きやすい環境を整えたりチームの生産性を上げたりするエンジニアリング・マネージャーのお仕事界隈についての四方山話。
非常にインテリジェントな刺激に満ちたPodcastです。AI製のロゴもテーマ曲もBGMもシャレ乙、「イィ・エムゥ・ドットゥ・エフ・エムゥ」と英語風に呟きたくなります(笑) 開発やプログラミングを始めたばかりの方よりもうちょっと上の層がターゲットになりますが、こちらもどうぞ。
付録 みんなのセイチョウ・ジャーニー:アンケート回答集
計27人の方がそれぞれ思う、成長と充実の意味についてのアンケート結果が載っています。
- リアル/ネットで知っている方の、あーいかにもあの人らしい答えだなと思う回答
- 言葉は違うけどおそらく根っこは同じじゃないかなと思うような回答
- まったく違う視点や考え方の回答(教育に携わっている方、フリーランスとして活動している方など)
... などなどなど、実に多彩な答えが載っていました。自分の場合はどうだろう、と考えてみたくなる付録です。
まとめ:はじめよう、あなただけの「セイチョウ」ジャーニーを。そのきっかけを与えてくれる本
終わりのない成長のジャーニーは人それぞれ。最初からハードに徒歩行軍で挑んだり車や電車を使ったり、また旅のお供に持っていく荷物も人それぞれ。当面の目標地点も旅を始める理由も、魂の深奥のルーツにあるものも人それぞれでしょう。
それでよいのだと思います。そのきっかけとして自分の内面や現在を考え直したり、ジャーニー開始の背中を押してくれるものとしても、本書の意味があるのだと思います。
余談ですが付録のみんなのセイチョウ・ジャーニー、2018年8月頃にTwitterで回答募集していましたね。本書の執筆者陣も、アンケート回答者陣も見てみたら知っている方がけっこういたし僕も答えちゃえばよかった~!と後の祭りで思いました。わははは。確かあの時は物理的に夏休みジャーニーに行く途中で、車の中で募集のツイートに気づいたんでした。
アンケート私的回答
Twitterハッシュタグ「#セイチョウジャーニー」の中や感想ブログ記事の中でこのアンケートに答えるのがトレンドになっているので、感想をブログ等でアウトプットする皆さんもそれぞれ実施してみてはいかがでしょうか。
僕も主に業務内外のスキルアップやWebでの活動回りを対象に回答してみます。別に…悔しいわけじゃないんだからね……////
成長とは?:
- 自分の思考・行動で実行可能なことが増えていくこと
- 自分の知識が拡張され、既存の知識と繋がって理解を実感できること
- 未来における選択肢が増えていくこと
成長にとって重要だと考えるものは?:
- 自分からやること
- コツコツやること
- なんか楽しいこと
- 適度な刺激があること
- 強い目標や制約は、自分の場合だとあまりいらないです
充実とは?:
- 成長の実感が得られること
- 自分の選んだ選択肢が現在にあること
- 世界の誰かのために役立ったことが実感できること
- 次はこの本読もう! 次はここ行こう! など次のアクションがあること
- 感謝やポジティブなフィードバックを与えたり与えられたりすること
充実にとって重要だと考えるものは?:
- 成長やその実感が得られる環境があること
- その環境が安全であること
- 似た考えの人と繋がって、互いに反応しあえるネットワークが形成されること
リンク集
PDF版はいつでも購入可能です。 growthfaction.booth.pm
リアルな感想は、Twitterのハッシュタグ「#セイチョウジャーニー」で見ることができます。「#完全SIer脱出マニュアル」や、商業本ですが『カイゼン・ジャーニー』の「#kaizenj」と同様、本書を元に行動を始めてTwitter稼働開始、読んで泣いた、などなど様々なストーリーが既に生まれており、こちらもジャーニー誕生をリアルタイムで見ているような不思議な感慨を抱きます。
本書の読者の方でしたら僕もフォロバしたりこちらからフォローしたりはてなブログなら即読者登録したりしてますので、どぞ気軽につついてみてください。緑色のドラゴンのアイコンです。
あっそういえば、フォローやフォロバしてくれた人にはいつも一言メンションで挨拶するMyルールにしているのですが、なんかここ最近急激にフォロワーさんが増えて追いつけてない…( ;∀;)
そしてRyoさん執筆の3章マヨイ・ジャーニーに登場する架空のconnpassコミュニティ「Everyone Outputer」、なんと驚くべきことに2018/10/11深夜頃から実在を始めています! おいおいこれでイベント開催して、HTMLとCSSを学び始めた話でも誰かが発表したら、マヨイ・ジャーニーの間宵君のストーリーがそのままリアルで再現できちゃうじゃないか…… everyone-outputer.connpass.com
set/get→setter/getterになるように、Output→Output't'erと母音+子音の時はtをふたつ重ねる方が一応英語っぽさからいうと自然なのですが、まあここは原典のストーリー中の記述を尊重するのが良いかと思います(笑)
【追記】そして2018/11/19(月)夜のイベント、遂に動き始めました。場所は田町のマネーフォワードさんです。2018/10/24(水) 12:00〜募集開始となっております。 everyone-outputer.connpass.com
また、年末クリスマスまでの毎日を窓を埋めて各自のブログなどで交代で書きあうアドベントカレンダーがプログラマ界隈では割と盛んですが、セイチョウジャーニー Advent Calendar的なものをやろうという動きもあるようです。ブログとか始めてみたいけど書くネタが思いつかない!という方はこういうのに参加することをきっかけにすると続くのでおススメです。実現したら僕も1日分は埋めるぞ~
Qiitaに沢山まとまっている2017年版だとこういう感じです。↓
qiita.com
コミュニティのコンセプトもメンバーも「Everyone Outputer」と若干被っている感がありますが、こちらは既に実在して活動している転職応援のコミュです。 ex-sier.connpass.com
「転職成功LT」「転職活動記LT」の2回は当ブログにもイベントレポがあるのでどうぞ。 iwasiman.hatenablog.com
そして2018年最後のイベントになる転職LT第3弾は11/7(水)開催となりました。いつものアカツキさんから場所を変えて銀座PLAID! しかもオープニングは『完全SIer脱出マニュアル』著者のgamiさん! ex-sier.connpass.com plaid.co.jp jumpei-ikegami.hatenablog.com
このイベントの注目度がすごかったですね。確か10/17の真夜中0時台に募集開始、10/17朝7時台に僕も気づいて急いで申し込んだ時点で定員60人の50なん人目でギリギリ。PLAIDさんのオフィスは芝生に座れたりキャパシティがあるので定員100人に増えてお手伝い枠も増えて、その後100人を超えてキャンセル待ちと、すごい盛況です。本書の影響力の大きさが分かりますね。
本書の話に戻っててぃーびーさんのブログの総括記事。初参戦で350部達成の裏には緻密な販売戦略やマーケティングの工夫があったことが伺えます。凄い。 tbpgr.hatenablog.com
僕はこのブログをリブートする前は電源なしゲームのTRPGという分野で活動していてコミケもよく行って時々手伝いなどもしていました。(1998~2012年頃まで)
当時で同人誌作ってみました!買ってください!のサークルがだいたい知り合い回りが買って30~40部、定期的に本を出してるサークルが50~80部、あそこの本はいつも凄い!と言われるようなサークルで100部~ぐらいでした。もちろんジャンルの違い諸々はありますが、冷静に350部はかなりの数字ですね。
リンク集は時系列で随時更新されるそうで、同じくてぃーびーさんの別記事で見ることができます。 tbpgr.hatenablog.com
メンバーの方々もかなり関連記事など上げていますが、Ryoさんのまとめインデックス記事。まずはイベント当日~終了編を見ることができます。 blog.vtryo.me
2018年のITエンジニア向け技術書の商業書籍では、名著『カイゼン・ジャーニー』と『エンジニアリング組織論への招待』が2冊セットでオススメされている感がなんとなくあります。
エンジニアリング組織論への招待 ~不確実性に向き合う思考と組織のリファクタリング
- 作者:広木 大地
- 発売日: 2018/02/22
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
技術書典5ではこの『セイチョウジャーニー』と『完全SIer脱出マニュアル』が、執筆者陣+周囲のコミュニティ界隈が被っていたり方向性も似ていたりで、私的には技術と離れたエモめの本セットでこの2冊セットでオススメしたい感があります(笑)
電子書籍版はいつでも手に入るので、何か新しいことを始めてみようと思っている方はいかがでしょうか。
関連エントリ: iwasiman.hatenablog.com