もう2月に入ってしまいましたが、振り返りシリーズの最後は今年の抱負や目標のようなものを未来の自分用に書いておこうと思います。
前年はこんなことを書いていました。 iwasiman.hatenablog.com
おしごと編
基本は今まで通り
継続的な成長はいつも心がけていますが爆速成長する年でもないし、縁や運も諸々あるので、高すぎる目標や理想は掲げずにいつもどおりです。今まで書いてきたことを含めると以下のような感じです。
- ソフトウェア・アーキテクトらしい動きを心がける
- 自分の知見や技術を周囲に展開することを心がける
- 人との繋がりを大事にする
- HRTの三要素(謙虚、尊敬、信頼)を意識する
- 小さなグループ単位を超えて事業部レベルで、組織の枠を超えて活動する
- 効率的な作業を図り、あまり残業せず成果を出して帰る
- リモートワークや休暇をうまく活用する
- 新技術要素が出てくる仕事には真っ先に飛びつけるようにする
- 自分のモチベーションが上がる仕事に先々向かえるように動く
- いつものように継続的なスキル向上を図る
- いつでも現場で自分で開発するソフトウェアエンジニアの側に立つ
どこの事業部でも開発の一線に立てる人間を目指す(今までの成長でdone!)- 自分の価値を会社の中だけに置かず、社外でも通用するエンジニアを目指す
僕の弊社も大きいので現場によってばらばらですが、観測範囲の身の回りでもこの1年でだいぶ変化が起こって働き方も改革されてきました。偉い人達も単なるSIを脱してサービス指向に向かおうと色々考えています。社内の平均に比べたら十分豊富な開発経験+今後はAWS領域に注力して、この流れの中でうまくやっていきたいですね。
といいつつしばらくプロジェクトの掛け持ちが増えて忙しそうだったり、中には僕の目指す方向にそぐわない案件もあるのですが、めげずにうまくやっていきたいと思います。
年末にAWS認定のデベロッパー - アソシエイト試験を突破した帰りに新宿紀伊国屋の本屋を回っていたら、シニアエンジニア向けのキャリアの本があってへえーと中を覗いてみたりしました。
エンジニア 55歳からの定年準備 定年延長・再就職・フリーランス・起業の選択ガイド
- 作者:小松 俊明
- 発売日: 2019/10/26
- メディア: 単行本
まだ先の話ですが誰しも年をとってやがてやってくるわけで、この辺のことも徐々に考えていかなければなと思います。
生活や趣味編
健康を保つ
ハイ、年を重ねていくとどんどん重要度が増していくやつでございます。今後の人生のためと家族のために引き続き意識していこうと思います。
- その後改善しましたが、体脂肪率17%以下を維持する
- 去年受けずに過ぎてしまったので、無料で受けられる会社のがん検診を受ける
- 平日の睡眠時間が6Hを満たさないことが多いのは……うーんどうしよう?
- 老眼の兆候があるので、やれることがあればやる
- 子供の相手をしていて軽度ですが腰を痛めたので気をつけるw
子育て&家のこと
幼少時の父母との触れ合いや経験は子供の人格形成にも人生にも大きく影響を及ぼすといいます。共働き家庭の父親としてやることは(たぶん)やっているつもりですが、引き続き自分の事と折り合いをつけながら上手くやっていきませう。
子供がもっと小さいうちは揺らしたり外に連れ出して抱っこ散歩をしたり午前中にエネルギーを発散させたりすると、午後にはステンと昼寝することが多かったのですが、最近は体力がついてきて昼寝なしで夜まで活動するように生活パターンが変わってきました。うまく対応していきたいところです。
考えられるイベントとしては春から奥さんが時短勤務を一旦終わりにするので保育園のお迎えの時間が遅くなり、平日夜がバタバタしそうです。また今年は親戚の結婚式があるので、試しに電車の移動に耐えて子供を連れて参上してみる予定です。
そして我が家で確定しているありがたイベントとしては……今年の春から保育料が無償化です。これはありがたい!
生活のQOLを上げていく
僕のアカウントで入りつつ奥さんと子供氏に占領されっぱなしのHulu/Netflix/Amazon Primeですが、最近たまに映画を見たらいい感じだったので、今年はもうちょっと映像作品を見て洋画好きだった昔のように楽しみを得ていこうと思います。
また家族アルバム『みてね』の写真を見ると外出していない時の自分の家の中の普段着がかなり適当だったので、最近ユ●クロで補充したりしたのですが、これだけでも気分はちょっと変わるしオシャレ好きの奥さんは気分が上がるんですね。
そうだ子供が生まれるとそっちに集中しちゃうけど結婚した頃はお互いもっと服買って見せあったりしてたよな……いや奥さんは今でも買ってるけど……(笑)などと思い出しつつ、こういうところでも人生と生活の質をアゲていこうと思います。
関連して買いたいもの
★AirPods Proなどが気になるのですが、まあワイヤレスホンは壊れるまで今の中華製のでいいかなと。
★電子書籍に使っているKindleがもう売ってないKindle Fire HDX8.9とゆー古いやつなのでいい加減そろそろ変えようかと思うのですが……今が重さ340gぐらい、10インチのやつだと500g台になるので持ち運びに重いんですよね。これはちょっと様子見です。
★自室のビデオデッキがさらに超古いので、いろいろ調べて動画配信に対応したやつに変えようと思います。
★エンジニア界隈の方のブログなんかだと時短ネタでよく食洗器を見かけますが、我が家だとちょっと置く場所の問題が。
★同じく、スマートスピーカーもよく話題に出ますが、子供の格好の餌食になりそうなのでやめておきますw
活動編:ネットとリアルでの活動
ブログを維持する
2019年は途中からAWS認定試験に集中したので全盛期より平均アクセスが減っているのですが、今年もゆるくやっていきます。
僕は以前テーブルトークRPGという領域で10年以上ネットとリアルで活動してまして、沢山の人々との出会いと別れ、人やサークルやWebサイトやブログの栄枯盛衰を色々見てきたのですが、そこから学んだことのひとつは「やめずに続けて生き残った者こそが勝者になる」という真理です。
ブログを毎週更新している方とかほんと凄いなと思うのですが、厳しすぎる目標を立てて苦痛になってくるとパフォーマンスとモチベーションが落ちるので、月何回とか厳しい目標は立てずに今年もゆるくやっていきます。どうぞよろしくお願いします。
インターネッツから情報を摂取する
様々な方のアウトプットを拝見して、たくさんの情報を自分の糧としてインプットしてきました。今年も味わいつつ摂取していきますのでよろしくお願いします。
誰かの背中を押し、刺激を与えあっていく
ご縁のあった方はTwitterやはてなブログやQiitaやnoteやその他は大体フォロー、はてなブログの記事を読んだら割と気軽にスター、Twitterも気軽めにいいねというスタイルでやっております。
小さなことでもフィードバックの連鎖がきっかけや励みやポジティブな力の源になるのは昔から変わらないことですので、今年も良い刺激をお互いに与えあっていければと思います。
時々勉強会イベントにいく
ご家庭のあるエンジニアの皆さんがそれぞれの形で抱えているであろう、嫁Authや夫Auth的なやつや子供の世話を考え、なんとなく頻度は月1前後にしているのですが今年も時々出かけようと思います。Twitter実況したりできる限りブログにイベントレポを書く所存です。
2020年は大きめのイベントにも行ってみたいですね。ということで沢山余っている有休を使って、Developers Summit 2020 は2/14に行くことにしましたー。
あとは今年もAWS Summitに行って堂々と認定者ラウンジに入る実績を解除しますぞっ。JAWS DAYSでも入手できるみたいですが、認定ステッカーを入手せねば。
ご縁のあった方に挨拶して回る
昨年の記事にも書いていたのですが、けっこういろんな方とリアルで会ってご挨拶できましたので今年も続けようと思います。そういえば実在説がほぼ確定してきた id:tbpgr のてぃーびーさんなんかがまだですね…
ペースを落としつつPodcastを聴く
2019年も様々な情報を耳から得ることができました。だいたいいつも平日の帰りの電車で聴いています。読書や資格対策に時間を使うこともあるので適宜分けつつ、今年も聴いていこうと思います。
僕とご縁のある界隈だと、『時々唸るファンの音』の id:noisy_f のふぁんさんの『ふぁんFM』やmiriwoさんの『みりらじお』、『ごまなつ Blog』の id:gomana2 のごまなつさんの『雑ホビ.am』 など新しいPodcastが生まれています。
anchor.fm anchor.fm gomana2.hatenablog.jp
Podcastにまた出る
認定資格が落ち着いたら、今年はKANEさんとなべくらさんの『成し遂げたいam』への出演を狙いたいと思います!
ポートフォリオつくり
Forkwell PortfolioとWantedlyは整備したので、あとはFindyとLARPLASを作っていきたいですね。キャリア系イベントだとLARPLASが良いという話をよく聞きますね。
活動編:学び
AWS認定のアソシエイト3冠を目指す
『ソリューションアーキテクト - アソシエイト』『デベロッパー- アソシエイト』の2冠を達成したので毒食らわば皿まで…じゃなかった、物はついで、『SysOpsアドミニストレーター - アソシエイト』も取ってしまおうと思っています。
年明けから学習を始めたのですが日本語の本も『AWS認定アソシエイト3資格対策』以外にないし模試講座も英語オンリー、問題文も長めで選択肢の英文も長い…と、手間取っています。春までを考えていたのですが仕事がちょっと忙しくなりそうなので一旦延期するか薄く長くするか、ちょっと様子見です。
優先:AWS領域
2019年の最大の収穫であり、仕事の方でもAWSの名前を聞く機会が増えてきました。うまく実務のチャンスを狙いつつ、さらに深堀りしていこうと思います。
いちおうソフトウェア・アーキテクト的な立ち位置にいるので各サービスのうまい組み合わせ方も把握しておきたい所。『Amazon Web Services 定番業務システム14パターン 設計ガイド』はこの前読了しました。定番といいつつ先進的なパターンも入っています。
Amazon Web Services 定番業務システム14パターン 設計ガイド
- 作者:川上 明久
- 発売日: 2018/09/28
- メディア: 単行本
クラスとメソッドでソフトウェア開発をするときにデザインパターンがあるように、クラウドの世界にもクラウドデザインパターン(CDP)があるんですね。まあWebでも公開されているのですが、本でも学んでおきたい所。『Amazon Web Servicesクラウドデザインパターン設計ガイド 改訂版』と実装ガイドを読むのは楽しみにしています。
Amazon Web Services クラウドデザインパターン実装ガイド 改訂版
- 作者:大澤 文孝
- 発売日: 2015/03/05
- メディア: 単行本
そしてオンプレの世界だともろにデベロッパーでもあるので、サーバーレスアーキテクチャとLambda関数による開発はもっと知っておきたい所。商業本で有名どころだと、『AWSによるサーバーレスアーキテクチャ』『AWS Lambda実践ガイド』の2冊が定番でしょうか。
- 作者:Peter Sbarski
- 発売日: 2018/03/14
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
設計やアーキテクチャ周りを引き続き固める
開発言語や技術を問わず役立つところ。途中で止まっちゃった『Clean Architecture』の他には、AWS認定のDVAに合格した日に物理本で『Design It!』と『レガシーコードからの脱却』を買いました。
Design It! ―プログラマーのためのアーキテクティング入門
- 作者:Michael Keeling
- 発売日: 2019/11/25
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
レガシーコードからの脱却 ―ソフトウェアの寿命を延ばし価値を高める9つのプラクティス
- 作者:David Scott Bernstein
- 発売日: 2019/09/19
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
かなり分厚いオライリー本で難しそうで敬遠しているのですが、『データ指向アプリケーションデザイン』もネットだと評価が高いですね。
データ指向アプリケーションデザイン ―信頼性、拡張性、保守性の高い分散システム設計の原理
- 作者:Martin Kleppmann
- 発売日: 2019/07/18
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
そして僕が2000年代にJavaエンジニアとして成長中に読んで糧になりつつもあの頃のワイには難しかった、マーチン・ファウラー大先生の『リファクタリング』の2版が翻訳されておる…これも伝説的名著なので震えながら読まねば…
リファクタリング(第2版): 既存のコードを安全に改善する (OBJECT TECHNOLOGY SERIES)
- 作者:Fowler,Martin
- 発売日: 2019/12/01
- メディア: 単行本
新しい言語にトライする
年1回やると良いと言われているやつです。頭の体操のためにもやりたいところ。まずはみずりゅさんの技術同人誌『PhoenixLiveViewとNervesをさわるElixirへのいざない』をご本人のサイン入りでゲットしたのでじっくり読みます。
また2019年の抱負にも掲げておいて果たせなかったのですが、Go言語をちょっとかじっておきたいですね。一昔前には次に来る言語的な立ち位置だったのですが、最近はもうすっかり先鋭的なエンジニアが集まる会社ではよく使われているような、既に来ている言語になった感があります。AWS+Goなどはよく企業の技術ブランディングでも見かけますね。
最近の本だと『改訂2版 みんなのGo言語』『スターティングGo言語』、その先の実戦が『Goプログラミング実践入門』あたりでしょうか。理想的にはAWSを使った本格開発の機会が来てサーバーレスまで手が伸びたら、Lambda関数にGoというあたりをやるのがユメだなあ。
- 作者:松尾 愛賀
- 発売日: 2016/04/15
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
Goプログラミング実践入門 標準ライブラリでゼロからWebアプリを作る (impress top gear)
- 作者:Sau Sheong Chang
- 発売日: 2017/03/17
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
ほか、次に来る言語としてはC++に代わる言語としてMicrosoftが推しているRust言語が、最近よく名前が上がりますね。
いろんな本を読む
私的な2018年エモい本部門No.1だった『カイゼン・ジャーニー』の一部続編、『チーム・ジャーニー』をデブサミ2020でゲットするのを楽しみにしています。
チーム・ジャーニー 逆境を越える、変化に強いチームをつくりあげるまで
- 作者:市谷 聡啓
- 発売日: 2020/02/17
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
『ソフトウェア・ファースト』もまだ読めてないですね。エンジニア界隈のブログでよく名前を聞く本だと『FACTFULLNESS』とか『エンジニアの知的生産術』とか他にも色々ありますね。いかん例によってバーチャルな積本リストがどんどん増えていくぞ…
ソフトウェア・ファースト あらゆるビジネスを一変させる最強戦略
- 作者:及川 卓也
- 発売日: 2019/10/10
- メディア: 単行本
そして技術同人誌界隈も賑やかなので、また読んで感想をアウトプットしていったりしたいですね。 techbookfest.org
活動編:オプションとか
(オプション) 合同での何かに協力する?
アンケートぐらいの寄稿でしたら自分にもできますので、技術同人誌への協力もまた良いかなと思っています。自分自身の学びとの兼ね合いもありますので、このへんはオプションということで。
(オプション) LTしてみる?
2019年末に参加した『しがないラジオmeetup4』の帰り、丁度開催と同じ頃に配信されたsp.73にもゲスト出演した最近ご活躍のめざましいきゅ〜ぶさんと途中まで一緒に帰りました。その時「いわしまんさんLTとかしないんですか?」と何気なく聞かれて内心ギクッとしました。(笑)
継続的なアウトプットはしているつもりですがジツはLTってしてないんですよね…これもちゃんとやろうとすると時間ががが…。人前でプレゼンする機会を増やしたり、セルフブランディングで名を上げたい方とは僕の場合ちょっと状況が違うので、ここも引き続きオプションということで。
最後に、自分のペースを守る
2019年の抱負記事の最後にも書いていますが最後は同じくこれ。僕ももっと若い頃や独身の頃は今から思うと、仕事の世界でも無茶したりたくさん残業したり、趣味の世界でもブイブイやったり、まあ色々ありました。
売出し中の傭兵だった頃に比べると使える時間もHPのゲージも減った今は、老練の騎士や魔術師のごとく経験と知性と思考で補いながら、うまくやっていかなくてはいけません。無理せずペースを守りながらやっていくのは意識していこうと思います。
ということでした。不確実性の高い子育てというタスクもあるので昔のようにはいきませんが、このブログのプロフィール欄に書いてあるように楽しいエンジニアリングを目指しながら、今年もゆるゆるとやっていきます。
ブログやTwitterなどなど、オンラインでの絡みやフィードバックはいつでも歓迎でございます。オフラインのイベントで遭遇する機会があった際なども是非よろしくお願いします。つよくないふつーのエンジニアですのでどうぞお気軽にお声がけください。
2020年もよろしくお願いいたします。 (`・ω・́)ゝ ピシッ