Rのつく財団入り口

ITエンジニア関連の様々な話題を書いているはずのブログです。

【雑記】2019年に向けての抱負的な何か

 本ブログの登録読者が200人を超えました。ありがとうございます!
1月も始まってもうすっかり平常運転ですが、振り返りシリーズの最後はKPT法のTry、YWT法のTsugiにやること的な、2019年の抱負や目標のようなものを自分用にまとめておきます。

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2018年はこんなことを書いていました。

iwasiman.hatenablog.com

おしごと編

今年も基本は今まで通り

 おしごとは高すぎる目標や理想を掲げても疲れるし縁や運もあるので、いつもどおりです。より細かな粒度としては、昨年はこんなことを書いていました。

  • システムアーキテクトらしい動きを心がける
  • 自分の知見や技術を周囲に展開することを心がける
  • 人との繋がりを大事にする
  • 組織の枠を超えて活動する
  • 引き続き効率的な作業を図り、あんまり残業しないで帰る(今はもう全社を挙げてこの方向になってきました)
  • 新技術要素が出てくる仕事には真っ先に飛びつけるようにする
  • 自分のモチベーションが上がる仕事に先々向かえるように動く
  • 継続的なスキル向上を図るのは例年通り
  • 腕が錆びないようにいつでも現場、もりもり実装する
  • 自分の価値を会社の中だけに置かない

今年も同じですね。僕が駆け出しエンジニアの頃から自分に持っていた継続的な内的目標は、「会社のどこの事業部でも開発の一線で通用する人間になる」でした。これはもう達成したと考えているので、今は「社外でも通用する人間になりたい・ありたい」的なところを継続的な内的目標にしています。

生活編

健康を保つ

 これはいつも通りマストですね。妻と子供と今後の楽しいエンジニア生活のためにフィジカルとメンタルを保ちたいと思います。
 いま元気な20代ぐらいの方ですと気にしていない方もいるでしょうし、僕も20代のころは正直気に留めていなかったのですが(笑)、年と共に重要度が増していきます。

平日の睡眠時間問題

 これは2018年にまったく守れなくて問題でした。僕は血圧は低めだけど朝は起きられる人で平日は毎日5:20起床なのですが、6時間確保できない日が多かったです。
 うーんこれは意識しないといけないなあ。寝る前にストレッチでもするか。

子育て&家のこと

 うちは共働きなので2018年も普通に家事や父親業をしてきましたが、このへんも引き続き。
 子育てについてはいろいろ試行錯誤してきましたが、試行を繰り返した結果、子供を眠らせる技術はどうも奥さんより僕の方があるということが分かって我が家限定で「眠りの魔術師」という中二っぽい称号をゲットしてきました。(おい)
 腕に抱いて特殊能力:とーたんのゆらゆらコースでゆっくり揺らしながらスリープに状態遷移させるという手法だったのですが、子供が成長するにつれて最近は夜は母親と一緒でないと寝なくなってきて、この眠りの魔術師の技も通用しないようになってきました。最近はぐずったときに外に出てだっこ散歩するとステンと昼寝に入るパターンが多いので、この手法を深めていこうと思います。
 あとは年末年始に延々とテレビの前にいたことが多かったので、これも直していかないとなあ。

関連して買いたいもの

★今更ですが、移動中の音楽やPodcastを聴くときにワイヤレスイヤホンを買おうかと考えています。やっぱり安いのは駄目で8000~1万ぐらからが良いようですね。エントリモデルなやつで何か買うかな。
 情報を集めているところですが、これおススメ!などありましたら教えていただけると助かります。

★こちらも今更なのですが、恥ずかしながらいまだにiPhone6Sを使っています。バッテリが持たなくなってきていつも低電力モードにしてるのですが、最近減り具合に大きなムラが出てきて異常な動作が多くなってきて、なんかそろそろバッテリーの死が近づいてた感があります。さすがに変え時か。
 Google Pixel 3も評判がよいし、最近のAppleは以前ほどではないという話は最近よく見ますね。

★この手の話題でエンジニア界隈だとよくスマートスピーカーが出てくるのですが、我が家では特に用途がないし子供のいたずらの格好の餌食なのでいらないなあと。

活動編:ネットとリアルでの活動

ブログを維持する

 おかげさまでだいぶ軌道に乗ってきました。
 僕は厳しすぎる目標を立てて苦痛になってくるとパフォーマンスとモチベーションが落ちる人間なので、必ず月何回更新!とか write_blog_every_week にジョイン!とかそういうのはないです。(そういえばこちらのSlackは現在新規は締め切りになったそうですね。)

kojirooooocks.hatenablog.com yoshitaku-jp.hatenablog.com

 という訳で2019年もゆるく時々更新していく予定ですので、よろしくお願いいたします。

インターネッツから情報を摂取する

 これまでも様々な方のブログやQiitaやコンテンツやツイートを拝見してたくさんの情報をインプットしてきました。2019年もおいしく頂いていこうと思います。
 そういえば会社で年末に、以前の部署で縁のあった人が転職したという話を風の噂で聞きました。転職先を聞いたら、僕がはてなブログで読者登録していつも見てるテック系ブログの某事業会社さんだったというオチがw

 インターネッツ界隈としては新年には「平成ネット史(仮)」が話題になりましたね。

http://www4.nhk.or.jp/nethistory/www4.nhk.or.jp

 再放送で見ました。僕はパソコン通信はやれてなかったですがその後のWindows95の登場は覚えてるしテレホーダイ、1998年ごろの個人ホームページブームの頃にWebサイトを開設、その後はほぼ全部体験しています。もうすべてが懐かしくて泣きそうでした…

誰かの背中を押していく

 ツイートに反応したりブログ記事に反応したり、文中で引用したり名前を出したり、インターネットで繋がった誰かを応援したり勇気づけたり後押ししたり。小さなことでも引き続き続けようと思います。
 僕はポジティブ・フィードバックの連鎖が、たとえ最初は小さくても大きな動きに繋がっていくのがインターネットの原理のひとつだと思っています。
なぜこう確信しているかというと、インターネット黎明期に原体験があるからなのですが……この続きは、しがないラジオ sp.53a『エンプラ開発20年史と、SIer世界のエンジニアの楽しい生存戦略』へおながいします。(突然のドヤァ

→(追記)2018年2月に公開されました!

shiganai.org

時々勉強会イベントに行く

 月1前後ぐらいでしょうか、今年も勉強会初心者向けのイベントを中心に時々出かけようと思います。頻度を抑えるのは、頻繁に夜出かけると子供の世話ができないし、いわゆる嫁Auth的なやつが通りにくくなるという事情があります。(笑)
 できる限りTwitter実況したり引き続きブログにイベントレポを書いたりして盛り上げていこうと思います。何か面白そうなイベントがあったらTwitterなどで教えてください。まずは2/1のWEBエンジニア勉強会#11にブログ書く枠で参加申し込みしましたー。

web-engineer-meetup.connpass.com

モダンJSは初心者(たぶん)なので『We Are JavaScripters!』のイベントも一度行ってみたいですね。

縁のあった方に挨拶して回る

 しがないラジオを始めPodcastのゲストの方や、その他ネットで縁のあった方に会う機会があったら挨拶して回る勝手な計画が進行中であります。2018年もけっこうイベントでご挨拶できました。
 まだの方では、思いつくところでまずは以下の方が思い浮かびます。(突然の勝手なロックオン宣言)

ペースを落としつつPodcastを聴く

 2018年はPodcastで耳から聴く情報で様々な情報を摂取できました。2019年も聴いていこうと思います。
 僕はこういう活動を通勤電車の中でやっており前は行きも帰りも基本読書かネットだったのですが、確か2018年9月ごろから行きの電車で『カイゼン・ジャーニー』を読んで帰りの電車でPodcastを聴くのを続けたら沢山インプットしてる感が出てきて、だいたい週5で聴いていました。
 しかしこうすると可処分時間をとられて読書のスピードがそのぶん落ちてしまうのがありまして、落ち着いたら週3~4とかちょっと聴くペースを落とそうかなとも思っています。

iwasiman.hatenablog.com

Podcastにまた出る

 2018年はしがないラジオに出演を果たしました。
 今年はHekitterさんやみずりゅさんがゲスト出演した、FORTEさんの『aozora.fm』をいつか狙っています!

fortegp05.github.io

あとは壁から妖怪ヒョッコリハン、じゃなかった枝豆妖精らしき何かを目撃したので、いつか『#たまよくラジオ』を...

ポートフォリオを作ってみる

 転職予定はないですがスキルの棚卸しと継続的な見直しの意味で、いつか作ってみようかなと思っています。どの仕組みで作るか調査からなのですが、GitHub Pagesとかかなあ。
 ちなみに年末の #engineers_lt の忘年LT大会でギフト券がもらえると聞いたので、“また出たな”Forkwell のForkwell Portfolio は登録してみました。Amazonギフト券が3000円もらえました。ヒャッハー、これで『Vue.js入門』電子版がほとんどタダで買えたじぇ~
 ちなみにプロフィールとGitHub連携をもとに紹介文を自動作成してくれるという機能があるのですが、僕のGitHubアカウントは草が生えていないので「iwasimanさんのことはよく分かりません……」とロボット君に悲しそうに言われてしまいました。(笑)

forkwell.com

活動編:学び

PHPフレームワークのLaravelをより詳しく学ぶ

『Laravelエキスパート養成読本』『PHPフレームワーク Laravel入門』も読んで2018年に実案件も経験、PHPでのWebアプリケーションフレームワークで主流になりつつあるLaravelは基本は一通り押さえた感じです。

iwasiman.hatenablog.com

iwasiman.hatenablog.com

今度は応用編ということで、テンプルが表紙の『PHPフレームワーク Laravel Webアプリケーション開発』も読んで深掘りしようと思います。作者のおひとりの記事がこちら。

blog.shin1x1.com

 この本まだ電子版がないんですよねー。いつ出るだろう。

JSフロントエンドのVue.jsをより詳しく学ぶ

 猫本を始め情報を収集、実案件でも使って2018年はVue.jsの基本もマスターできました。
 僕を取り巻く環境だとサーバサイドが主軸なので大規模なSPAなんかは開発する機会があまりなさそうですが、実アプリケーション開発に向けた応用ということで『Vue.js入門』で周辺のこともより詳しく学ぼうと思います。

iwasiman.hatenablog.com

 また2018年にしがないラジオ sp.41a/bにも出演した花谷さん執筆の『Nuxt.jsビギナーズガイド』も2018年10月に出ました。
 Nuxt.jsはVue.jsをベースに、よく使われる周辺ライブラリも一式含んでサーバサイドやサーバサイドレンダリングもカバーしているユニバーサルVue.jsアプリケーションのフレームワーク……という立ち位置のはずですが、僕自身も正しく理解しきれていないので目を通しておこうと思います。

nuxt-beginners-guide.elevenback.jp

PythonDjangoを学んでおく

 世の中のPythonの流行りでなく、おしごとでの僕の周辺の状況からするとPythonはやや様子見……というところですが、何か機械学習の仕組みと連動したWebアプリケーションの開発とかそういう案件の機会がそのうち出てくるかもしれません。(というか出てきてほしいw)
 フルスタックめの代表的なWebアプリケーションフレームワークというとやはり最近本も出てきたDjango。実際にものを作るところまで行けるか分かりませんが、他言語・他FWでのWebアプリの知見を活かしてこちらも押さえておこうと思います。

 教科書の候補は元は技術書典の本から始まった『現場で使えるDjango』《基礎編》《実践編》。

あるいはちょっと待つと2019/5月に出る予定の『基礎から学ぶDjango』で。

[asin:486354247X:detail]

AWSクラウド周辺をもうちょっと学ぶ

 話題になったころ雑誌で多少さわりを読んだりはしたのですが、自分の周辺だと会社のイントラネットの外にデータを置く案件の機会があまりなかったりして、AWSGCP周りはあまり押さえていませんでした。
 最近間接的にでも出てきたり、BtoBの顧客ターゲットの打ち合わせで話が出てきたり、WEBエンジニア勉強会やPodcastやインフラエンジニアの人の話にもよく出てくるので、もう少し深く学んでおこうかと思います。
 やはりここは、技術書典5で1300冊売れたというあの『AWSをはじめよう』からですな……

booth.pm

 あと『#マンガでわかるDocker』シリーズもそのうちいつか読もう。

設計やアーキテクチャ周りを引き続き固める

 開発言語や技術を問わずに役立つ、より抽象度の高い世界、ハイ・コンテキストというやつです。積本ではまず『Clean Architecture 達人に学ぶソフトウェアの構造と設計』『進化的アーキテクチャ ―絶え間ない変化を支える』あたりからか。

進化的アーキテクチャ ―絶え間ない変化を支える

進化的アーキテクチャ ―絶え間ない変化を支える

『アプリケーションアーキテクチャ設計パターン』も興味あったのですが、言語がJava中心でビジネス寄り、SI系寄りっぽいからなのかな? あまりネットでは話題にならなかった感じがあります。

いろんな本を読んでみる

 積本でいうとBobおじさんの『Clean Coder』は昔読んだので『Clean Code』もついでに読もう。

Clean Code アジャイルソフトウェア達人の技

Clean Code アジャイルソフトウェア達人の技

そして重版も出て有名な『テスト駆動開発』は第1版はむかし読んでるのですが新版を2018年読み逃してました。

テスト駆動開発

テスト駆動開発

  • 作者:Kent Beck
  • 発売日: 2017/10/14
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

あとはソンメズさんの『CAREER SKILLS ソフトウェア開発者の完全キャリアガイド』とか『エンジニアの知的生産術 ──効率的に学び、整理し、アウトプットする』、しがないラジオにゲスト出演された沢渡あまねさんの『ドラクエに学ぶ チームマネジメント』、Engineering Manager界隈勢の皆さんが推している組織論やリーダー論の本なんかも気になっています。

活動編:オプションとか

 できればやるとかそういう話。

(オプション) 新しい言語にトライしてみる?

 かの不朽の名著『達人プログラマー』に書いてある習慣や、TDDで有名な@t_wadaさんのスライドなんかでよく、毎年新たなプログラミング言語を1つ以上学習すると良いという話が出てきます。
 自分的な2018年のトライはモダンJavaScriptということで達成。そして2019年は……これは時間と相談なので様子を見てですが、余裕があったら何かかじろうかと思います。第一候補はやはり最近よく話題に上がるGo言語ですね。

golang.org

(オプション) LTしてみる?

 勉強会イベントに時々行くようになるとだんだん思ってくるのがこれ。まあ僕もおしごとの世界では様々な状況でプレゼンテーションの経験は各種それなりにあるし、やれば多分ふつうにできそうですが問題はタイミングと使える時間。やるとしたらちゃんと資料を作ってちゃんと練習したいですしね……
 まあ人前で話す機会を作っていった方がよい若手の方とはまたちょっと状況が違うので、ここもオプションということで。

(オプション) 合同での何かに協力する?

 自分で完結するアウトプットする以外に、複数の人が一緒になったアウトプットに協力するのもいいのかなあ、と最近思うようになりました。というのは2018年末の冬コミで頒布された錬金術Meetupの『OneStop見積もり』を拝見したからです。

note.mu www.konosumi.net

 知っている方を含め、様々な立場の人が様々な視点で見積に関するノウハウや経験談を多角的に書いており面白いのですが、読んで思ったことのひとつが「おっ、こういう題材でこういう内容だったら、自分でもアンケートとか寄稿とかできるじゃん」だったからです。
 なお同じようなことをツイートしたら、光速でPodcastお兄さんのKANEさんに捕捉されておやかたさんに知らせが飛んでいきましたw

press.forkwell.com

 執筆沼へカモン!的な感じになったのですが、今後の本のネタは『ワンストップ勉強会』『ワンストップ合同誌を作ろう』とのことですので、うーん勉強会初心者の当方にはこのネタだとアンケートぐらいしか書けるほどのことなさそうですね~(笑)

 なお盟友のかろてんさんが #技術書典6 で出す、「山月記」と「人月の神話」がエモくコラボする『人月記』には、インタビューという形で協力させていただくことになりました。

https://bosyu.me/users/carotene4035/wants/9600bosyu.me

 あの激エモな『デザインパターンなのに、エモい。』の作者のかろてんさんです。また今度もエモエモにやってくれるに違いありません!

iwasiman.hatenablog.com

最後に、自分のペースを守る

 最後はこれ。いま20代の若い世代の方だったら勢いだけで突っ走って飛び込んだり体力任せで無計画に障害に挑んでも得られるものもあるでしょうが、流石にそうは行きません。我々の世代は体力や使える時間は減るけどその分を知性や思考で補い、多数の成功と失敗経験からの学びを活かし、物事の背後にあるパターンを読み取り、より少ない時間で大きな効果が出るようにやっていかねばなりません。
 年末年始に沢山の方のふりかえりや新年の抱負エントリを拝見しましたが、「闇雲に勉強会に行き過ぎた」「方向性や軸がぶれていた」「ブログの質が一定しなかった」的な話もけっこうありました。やっぱりこういうのあるのだなあと思います。ということでペースを守るのは意識していこうと思います。
 

 雑多に書いてみましたがこんな感じでした。人生というタスクリストの先頭付近に子育てという 継続&重要度「高」&不確実性「非常に高」なタスクがあるので独身の頃のようにはいきませんが、楽しいエンジニアリングを目指して今年もゆるゆるとやっていこうと思います。
 オンラインでの各種絡みはいつでも歓迎です。またオフラインの勉強会イベントなどで遭遇する機会がありましたら是非よろしくお願いします。どうぞお気軽にお声がけください。

ということで2019年もよろしくお願いいたします。 (`・ω・́)ゝ ピシッ