抱負が2月に入ってしまうスタイル...(いいわけ)
さて振り返りシリーズの最後は、2021年の抱負や目標のようなものを未来の自分用に書いておこうと思います。
おしごと編
ここは今まで通り
昨年と同じ。継続的な成長はいつも心がけていますが爆速成長する年でもないし、縁や運やタイミングも諸々あります。高すぎる目標や理想は掲げずにいつもどおりやっていきます。去年のを再掲して……
- ソフトウェアアーキテクトらしい動きを心がける
- 自分の知見や技術を周囲に展開することを心がける
- 人との繋がりを大事にする
- 『Team Geek』によるコミュニケーションの3本柱、HRT(謙虚、尊敬、信頼)を意識する
- 小さなグループ単位を超えて事業部レベルで、組織の枠を超えて活動する
- 効率的な作業を図り、あまり残業せず成果を出して帰る
- リモートワークや休暇をうまく活用する
- 新技術要素が出てくる仕事には真っ先に飛びつけるようにする
- 自分のモチベーションが上がる仕事に先々向かえるように動く
- いつものようにコツコツ継続的なスキル向上を図る
- いつでも現場で自分で開発するソフトウェアエンジニアの側に立つ
どこの事業部でも開発の一線に立てる人間を目指す(今までの成長でdone!)- 自分の価値を会社の中だけに置かず、社外でも通用するエンジニアを目指す
もうちょい具体的なレベルもメモっておくと……
- 既存案件か新規案件のどこかで
PHP8
を導入してみる - 新規案件でチャンスがあったら
React
やTypeScript
を導入したい - AWSを使う仕事のチャンスを狙う
コロナ下の1年でも会社の方も変化は続いてきましたし、エンプラ世界にもクラウドがより近づいてきた感があります。社内の平均に比べたら十分豊富な開発経験+今後はAWSやクラウド領域にも注力して、この流れの中でうまくやっていきたいですね。
生活や趣味編
健康を保つ
ハイ、年を重ねていくとどんどん重要度が増していくやつでございます。僕の親父は僕が大学を卒業間際の時に病に倒れ、その後僕は家を守ろうと決意して社会人1年目で転職したりその後も色々ありました。父親の喪失というのは人生全体を振り返ってもかなり影響度の大きい出来事でした。あれがなければ未来の世界線の分岐はもっと広かったでしょう。
その親父が倒れたときの年齢に、もう僕自身がだんだん近づいてきてしまいました。今後の人生のため、子供には同じような経験をさせないためにも引き続き意識していこうと思います。
- 現在のBMI19.8~20.0あたりを維持する
- 現在の体脂肪率~17%を維持する
- 会社の有料のオプションつきの健康診断を年1回また受ける
- 平日の睡眠時間が6Hを下回りがち問題は……うーんどうしよう
- 老眼の発生を確認したけど……うーんどうしよう
- 2020年は大丈夫でしたが、子供の相手で腰などを痛めないようにするw
子育て&家のこと
この記事を書いている1月のうちに一都三県には先発で緊急事態宣言が出て関西にも広がったりしていましたが、子供の保育園は休園にならず一安心でした。23区内だと登園自粛を求めるところもあったりして郊外に住んでてよかった……と思ったりしています。
このCOVID-19下ではまずはサバイバル。リモートワーク環境の利点を生かして保育園のお迎えを継続して、手洗いうがいもさせて、家庭を守っていきます。
生活のQOLを上げていく
Work From Homeしていると服装がだんだん適当になるのですが、またユ●クロで補充したところ奥さんのQOLが上がるのを確認しました。(笑
年末にいろんな方の2020年買ってよかったものシリーズの記事を見て回って触発された気がするので、思いついたら装備の力で人生と生活の質を上げていこうと思います。
関連して買いたいもの
★今度は電気シェーバーの調子が悪くなってきたので買い替えなければ。
★スマートスピーカーが便利という話をよく見聞きしますね……
★あと買ってよかったものシリーズのブログ記事で、よくスマートウォッチを導入して健康維持に役立てている方を見聞きします。このへんも一度調べてみようかなあと。
★自室の作業環境もだいぶ整備されましたが、思いついたらまた何か導入していきます。とりあえず長いコード類をもっと短くします。
★本の『スタンフォード式 最高の睡眠』をよく見聞きするんですが、やっぱり読むといいんですかね……
- 作者:西野精治
- 発売日: 2017/02/27
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
最近の新刊『リモートワーク大全』という本の感想が上がっていたのですが、この辺の本もちょっと読んでみようかな?と思っています。
活動編:ネットとリアルでの活動
ブログを維持する
2019年に比べると2020年はアクセスも増加に転じて好調でした。収益のアマギフ券も毎月届いて技術書がだいたい間に合うようになり、おトク感が出てきています。
厳しすぎる目標を立てて苦痛になってくるとパフォーマンスとモチベーションが落ちるので、月何回とか厳しい目標は立てずに今年もゆるくやっていきます。どうぞよろしくお願いします。
インターネッツから情報を摂取する
今年も様々な方のアウトプットを拝見していきます!
誰かの背中を押し、刺激を与えあっていく
ご縁のあった方はTwitterやはてなブログ/Qiita/note/Zennなどは大体フォロー、はてなブログの記事を読んだら割と気軽にスター、Twitterも気軽めにいいねというスタイルでやっております。
小さなことでもフィードバックの連鎖がきっかけや励みやポジティブな力の源になるのは昔から変わらないことですので、今年も良い刺激をお互いに与えあっていければと思います。
時々勉強会イベントに行く、ご縁のあった方に会う……は一旦Pending
まあここは2021年は仕方ないですね。でもAWS認定のステッカーは欲しいなあ……
Podcastを聞く……も一旦Pending
平日帰りの通勤電車の中で聞いていた分が全滅してしまいました。うーんここも時間の使い方次第ということで。
活動編:学び
継続:AWS領域
仕事の方でも名前が出てくる頻度が増えてきて、社内でもコミュニティが活動したり社内ハッカソンが開かれることになったりしてきました。AWS認定3冠突破を看板にして実務のチャンスを狙いつつ、さらに継続して深堀りしていこうと思います。
関心を持っているサーバーレス周りは最新の『基礎から学ぶ サーバーレス開発』を2020年に読了したりしました。
『AWSによるサーバーレスアーキテクチャ』『AWS Lambda実践ガイド』あたりは発売年がちょい過去に遡りますが、読んだ方がよいのかな?というところ。
- 作者:Peter Sbarski
- 発売日: 2018/03/14
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
AWS Lambda実践ガイド (impress top gear)
- 作者:大澤文孝
- 発売日: 2017/10/16
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
マイクロサービスを深堀りする
バズワード的に名前だけ広まっているいることもあり、仕事の世界でもエライ人の資料にDXやらと並んで名前だけはよく出てくるMicroservices
。僕の直近の仕事で実際の構築予定がある訳ではないのですが、エンジニアの教養の嗜みとしてより知っておこうと思っています。
という訳でブログ収益のアマギフ券でGetした『マイクロサービスパターン』を年末から読書中です。全13章500ページ以上のボリュームで、正直なかなか難しい本で時間がかかっています。コツコツ読んでいるのですが、この本である程度概念の理解が深まりそうな気がしています。
マイクロサービスパターン[実践的システムデザインのためのコード解説] (impress top gear)
- 作者:Chris Richardson
- 発売日: 2020/03/23
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
2020年末に出たばかりの最近の本ですと、オライリー本で『モノリスからマイクロサービスへ ―モノリスを進化させる実践移行ガイド』という本もありますね。
モノリスからマイクロサービスへ ―モノリスを進化させる実践移行ガイド
- 作者:Sam Newman
- 発売日: 2020/12/26
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
id:alek3 さんのブログの書評を拝見するに、前述の『マイクロサービスパターン』とだいたいは同じような内容を語っているのかな?という感触でした。
コンテナ技術をもう少し知っておく
ここは前々から知っておかねばと思っていたのですが、仕事の仮想マシン周りの環境的な制限や、特になくても困っていないことから、Docker/Kubernetes
周りは後回しのままになってしまっていました。
という訳で幾つかある著名な本のうちから『Docker/Kubernetes 実践コンテナ開発入門』は買ったのでのちほど読んだりしていきます。
設計とアーキテクティングの領域を探求する
単なるプログラミング以上のこうした領域に携われるのは自分の付加価値でもあるので、引き続き深めていこうと思います。2020年は『Clean Architecture』もやっと読めたし学びも多かったですね。
Clean Architecture 達人に学ぶソフトウェアの構造と設計 (アスキードワンゴ)
- 作者:Robert C.Martin,角 征典,高木 正弘
- 発売日: 2018/08/01
- メディア: Kindle版
エンジニア界隈の設計話でClean Architecture
と並んでよく名前が挙がるのはドメイン駆動設計(DDD)
。今まで読んだ本の中では『現場で役立つシステム設計の原則』もDDD寄りの考え方での論旨が展開されています。
情報処理試験のシステムアーキテクトを保有し、実際のシステムに幾つも携わった身からの見地としては個人的には、DDDについては「そういう手法があるのは分かったんだけど、そこまで厳密にしなくても実地の運用に耐えるシステム十分作れてるのよね~」という気持ちでした。
なのですが、マイクロサービスの設計でもっとも重要となるサービスの分割、また1つのサービスの中を適切に分割していく設計のところでDDDを適用するとうまくフィットする、という話が前述の書籍『マイクロサービスパターン』に登場します。
真理の湖を求める旅の中、こういう意外なところで一見関係なさそうだったワードの間に繋がりが見えてくるのが面白いです。もうちょっと知っておこうかなと思います。
最近の本ですと『ドメイン駆動設計入門』は評判も良いのでよさそうですね。実は原典のエリック・エヴァンス本はKindleの奥の方に眠ったままで挫折同然なのですが、この本ならいける……かも……(フラグ)
最近アニメの『ログ・ホライズン』を見ていて何か思い当たる節があったのですが、そうだったこの作品のギルド名にもDDDが出てくるんだった…(関係ない
新しい言語にトライする:TypeScript
毎年1つは新しい言語を学ぼうという心意気、『達人プログラマー』やt_wadaさんの講演資料に出てくるやつはこれまでの抱負ではGo言語を考えていたのですが、使うあてもないので変更。
最近のフロントエンドのトレンドでは新規に開発する際にJavaScript
とTypeScript
の2択だったらもうTSを選ばない理由はないよね、的な感じになってきました。ということでそのうちTypeScript
にもトライしてみようと思います。
『速習TypeScript 第2版』は2020年夏に軽く読みました。
景気を付ける意味で、年末に都内に出た時にTSの商業本としては最新の『プログラミングTypeScript』も物理本で買ってきました。これを読もうと思っています。あとはUdemyでの講座などもよさそうです。
プログラミングTypeScript ―スケールするJavaScriptアプリケーション開発
- 作者:Boris Cherny
- 発売日: 2020/03/16
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
ReactやReact hooksを深堀りする
ブラウザのDOM操作が主な用途であればVue.js
でも十分だし実務含め使ったりけっこう好きなのですが、世界的に見ると優勢というか行き渡っているのはやはりReact
。こちらもReact+TypeScript
をやってみるなど、何かしら作ってみようと思います。
また以前は状態管理も含めるとReact+Redux
がデフォルト、のような感じでよく言われてきましたが、React本体の新機能React hooks
の登場でまた話が変わってきてきました。クラスコンポーネントより関数型コンポーネント推しの姿勢がより進んできています。Vue.js 3
の新機能 Composition API
周りがこの流れにちょっと似てるのもまた面白いです。
このReact hooks
もちょっと弄ってみたいと思います。
Reactは有名な割に最近の商業本がなくてネットの情報頼りですね……2020年に読んだ『速習 React 速習シリーズ』は軽いのでお勧めです。
『React.js & Next.js超入門』は最近半額セールでついポチってしまったのですが、この本は初心者ターゲットですねえ。
また、技術同人誌界隈では有名なくるみ割り書房さんのboothからメッセージが届いていました。『りあクト! TypeScriptで始めるつらくないReact開発 第3.1版』の3部作が2021年にはKindleやiBookstoreでも出る予定とのこと。累計1.2万部を誇る人気本です。商業本になるとしたらこの本にかなり期待……!
いろんな本を読む
興味のある本、これから読む本のリストはいつもSimplenote上のメモで更新しながら整理しています。
このエントリでだいぶ上げてきましたが……2021年で楽しみな本といえばまず『達人プログラマー 熟達に向けたあなたの旅(第2版)』。これは1版も感銘を受けた本でした。ITエンジニア界隈でも多くの方が影響を受けた本として上げている名著ですね。震えながら読むしか……!
- 作者:Thomas,David,Hunt,Andrew
- 発売日: 2020/11/21
- メディア: 単行本
温故知新的な昔の本でいうと『UNIXという考え方』もよく名前が挙がるのでいつか読むのもいいかなと。
- 作者:Mike Gancarz
- 発売日: 2001/02/01
- メディア: 単行本
『テスト駆動開発』も2017年に出た本は実はまだなのでそのうち読みます。
キャリア関係でいうと『SOFT SKILLS』は読んだのですが加筆版的な『CAREER SKILLS』がまだでした。
『ソフトウェア・ファースト』とか『FACTFULLNESS』とか『エンジニアの知的生産術』あたりも2020年の抱負に出していて後回しになっていました。
ほか、原則系だとPythonの『自走プログラマー』とか読み物で『Coders』とか『The DevOps 勝利をつかめ!』(THE UNICORN PROJECT)など色々あるのですが、適宜読む本のリストをアップデートしながら色々読んでいきたいと思います。
Udemyの講座をやってGitHubに草を生やしてLAPRASに反映する
Udemyの講座で作ったコードをGitHubに上げるとLAPRASのスコアを伸ばせるという頭の悪いライフハックをまたどこかでやっていきます。平均3.0で3.3以上が上位13%とのことですので、技術力だけ届いていない3.3突破を図りたいと思います(笑
活動編:オプションとか
合同誌などへの協力、LTとかPodcast出演などは、コロナの状況もあり2021年はオプションのままであります。
最後に、自分のペースを守る
2020年の抱負にも同じことを書いていますが、自戒のために今年も最後はこれ。同世代の中では健康を保っている方という自覚はありますが、さすがに20代の頃のようにはいきません。子育てエンジニアは可処分時間も制限がありますし、ワークライフバランスに働き方改革にNew Nomalの時代、青天井の残業ではなく効率的に時間を使って成果を出していく時代です。
無鉄砲さが許される新進気鋭の傭兵ではなく、時間とHPのゲージの最大値が減った分は老練の騎士や魔術師のごとく経験と知性と思考で補いながら、今年もうまくやっていきたいと思います。
ということで、子育てしつつ楽しいエンジニアリングを目指しながら、今年もゆるゆるとやっていきます。
しばらくはHomeに引きこもるので交流はオンラインがメインとなるかと思いますが、ブログやTwitterなどなど、絡みやフィードバックは引き続きいつでも歓迎でございます。技術やエンジニアリングの話や生活や趣味の話、なんでもない話、よろずオッケイです。
オフラインのイベントにまた行けるようになったら、どこかで遭遇する機会がありましたらどうぞお気軽にお声がけください。
2021年もよろしくお願いいたします。 (`・ω・́)ゝ ピシッ