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【アニメ】TIGER&BUNNY 2 の後半12話も完走したので感想を走り書きする日記【タイバニ2】

寅年2022年の翌年の兎年2023年に後半戦を見るのこと

 このブログは現在は主にIT・エンジニアリングや最近は画像生成AIなどの話題を取り扱っているので読者の皆さんもそちらが主かと思いますが、このエントリはアニメの話でござる。(←といいつつ毎月のじぶん Release Notesシリーズでアニメの話も語ってますが!w)

 と前回と同じ出だしをかましつつ再びこんにちは、そしてこんにちは! このエントリは以下のエントリの続きです。

iwasiman.hatenablog.com

 このタイバニ2前半戦の感想記事はいまだにGoogleやYahoo検索からのアクセスランキング上位に位置しているのですが、お立ち寄り頂いた方々ありがとうございました。

www.tigerandbunny.net

www.tigerandbunny.net

 前回は2022年春のGWに1期(シーズン1)の1話→劇場版『Beggining』→2,3話~25話→劇場版『Rising』→2期(シーズン2)を1話から13話まで見ました。
 それから色々あって1年後の2023年春。なんと4月からNHKで2期も前半を放送開始ということで、並行して14~25話までをネトフリで見ていきました。いやはや懐かしい。1期の頃のネットとリアルやpixivでの盛り上がりを思い出します...と書き出して、前半戦の日記でもまったく同じことを書いていたことを思い出すテスツ...
 感想をアウトプットしたくなったので以下、作品を知っている方、もう2期を見た方向けに勝手に感想を走り書き的に記していきます。(適宜ネタバレありです)

www.tigerandbunny.net

全体

  • タイバニといえば主題歌はUNISON SQUARE GARDENで快進撃がまた始まっちゃってファン歓喜なので、後半もOPは同じ。
  • ちなみにOPの映像の最後でかなり出てきたルナティックさん周りは後半戦でしっかり回収されましたが、チラッと出てくるミサイルらしきものをみんなで撃破してる映像は本編では出てきませんでしたね。あれはきっと存在しない映画版の願望だったんや...

www.famitsu.com

  • そしてEDの歌は変わって虎徹&バーナビーのみに焦点が当てられています。なんとなく歌詞が後半戦の最後の方とマッチしてるんですよね...

メインキャラ陣

ワイルドタイガー / 鏑木・T・虎徹
  • 劇場版のほうのさっぱりした髪型のさっぱりおじさん、気配り気遣いのデキるきれいなおじさんになって2期に登場した虎徹さん、後半戦はお節介おじさんとして各方面で活躍します。
  • 前半戦の楓ちゃん回から続くヒーローとは何か?という作品全体を通した根源的な問いに、強い弱いは関係なく、困っている人がいたら前に立てるか。その後も街を任せられると頼られるかだ...とぶつかったり悩んだりした後に自分なりの答えを導き出せたのがよかったですね。
  • 2期後半戦ではもう一人の隠し主人公のような扱いでかなりクローズアップされるユーリとルナティック、自分から身の上を話したり父の幻影を消せたり、答えを出せたりして最後は救済ENDに向かえたのも、虎徹さんたちの存在あってのことでしょう。虎徹さん本人は気付いてないところで救ってそうですが、こういうところはやはり主人公だなあと。

  • おうちの中は相変わらずでした。ヒーロースーツを脱ぐのか悩んだりするあのくだり、一夜明けて家の描写を見ると空の酒瓶があちこちに転がっています。ハグ怪人の人までいかなくてもけっこう酒ばっかり飲んでないかこの人?

  • 娘の楓ちゃんも成長してるし、父娘の関係が対等に近づいているのも良きですね。
  • そしてお節介おじさん、娘に演技指導を受けるぐらいサプライズの演技が下手すぎる...
  • そしてお節介おじさん、バニーのことにはすぐ気づくのにカリーナのことには鈍感すぎる...

バーナビー・ブルックスJr.
  • 2期ではおじさんと言われる側になってしまい3回ぐらいショックを受けているバーナビー、後半戦になると阿吽の呼吸で虎徹さんとチームワークを発揮するようになります。おじ酸素の吸引を続けた効果がありましたね...(嘘)
  • 賑やかになった自宅での食事相手がちょっとキモいあれがありましたが、後半戦になると何かと旧友のマッティアさんと会うシーンが多くて安心。
  • 虎徹さんとバーナビーがクローズアップされる話が後半は多く、まあ主役なんだから当然なのですがやはり中核はこの二人の物語なのだなあと。ヒーローは一人でも続ける宣言、そして足の不調、虎徹さんの件、今後どうなってしまうのでしょうか。

  • しかし何はともあれ無言のチームワークで意図を悟り、タイガーのスーツと想いを受け取ってからの、『TIGER & BUNNY』のタイトル回収の流れ。
     1クール13話ぐらいのアニメ作品でもこのタイトル回収はうまくやられると感動するのですが。タイバニは最後の最後で11年越しに回収してきまからね。最高すぎるじゃないか...(´;ω;`)ブワッ

ゴールデンライアン/ライアン・ゴールドスミス
  • どっど~ん! のさすらいの重力王子、でもメンタル弱めの繊細マンで気配りのできるマンな王子。劇場版の後で大変な出来事を経てきているのは何度も伏線が出てきていましたが、この後半戦でしっかり回収されます。
     そうか、こういう人にバックからアツい抱擁を受けてペロチューされてきたのね...それは顔覚えてなくてもトラウマになりますね...なんというかお疲れ様です...
  • 「俺のブーツにキスをしな!」の俺様な決め台詞、少な目ですが後半戦でも2回ほどちゃんとキマります。最後の終幕でこの決め台詞の続きネタを姫に振るところ、やはり少なからず衝撃を受けているカリーナの表情を見て察してわざと振ったのではないかなと。さすがだ王子...

  • そんな王子のいいシーンといえば、カリーナ回で姫の想いをバディとしてしっかり聞き役に回って理解してあげているところでしょう。この二人がくっつくのではという予想もありましたが、公式には関係はあくまで相棒同士なんですね。

  • そして最後に彼が冗談ぶって言ったのか俺は年上専門だと伝えるところ、ま~た「※ただしイケメンに(ry」なムーブしやがって...と視聴当時は適当に思っていたのですが。
     後でネットの考察を見て、これは年上を好きになるのはおかしくないんだよとカリーナに伝えているのだという解釈があると知りました。素晴らしい...考えた人天才か...!

ブルーローズ/カリーナ・ライル
  • ネイティブ風から女子大生風に2期からファッションも変わったカリーナ、作中で大学の単語が出てくるのでやはりスーパー女子高生から大学生に進んでいますね。内面も成長していて偉い...!

  • 2期前半戦では楓ちゃんとも仲良くなって外堀を埋めていったようにも見えるカリーナの恋模様、後半戦でもスポットライト回があります。分かってる周り一同から合図されながらワクワクの二人だけの食事...
  • からの、虎徹さんが案内したのは唯一娘の楓ちゃんに褒められた店で、しかも死んだ奥さんの昔を別の女性の前でしちゃうっていうね...それだけカリーナを深く信頼しているということなのでしょうがこれはアカン...振ってないけど振ってるようなそういうアレだ...
  • 別シーンでもカリーナに想う人がいることを知ってそいつは幸せ者だな、そういう人同士は会ったらすぐわかる、自分は親戚のおっさん的ポジで...と虎徹さん自分で言っちゃってますからね。これは若い相手を傷つけないよう最初から全面的に嘘ついてる...とは解釈しにくいしやっぱり素で分かってないですよね。この鈍感さもそこまで行くと罪ですねおじさんは...

  • そんな奥さんや娘さんを大事にする今のタイガーが好きだというのを改めて自覚した彼女は、今の関係を壊さない現状維持、忘れるのではなく自分の想いを大切にしつつ今のまま、となりました。これは諦めたともまだ諦めてないとも両方受け取れますね。

  • だがしかぁ~し。ほとんどのファンは諦めてないと解釈してるはず!(希望)
     姫にはライアンという強い理解者もいるしそれを言うならファイヤーさんたち周囲の面々もみんな分かってるはず。今後もアレをソレして攻略を続けて何か進展があってホスィ!

スカイハイ/キース・グッドマン
  • スカーイハ~イ↑!(約束) 飼い犬のジョンとジョンジョンを毎日散歩させているスカイハイさん、ヒーロースーツを脱ぐ日もちゃんと習慣を繰り返して偉い。
  • ファイヤーさんと共に初めてヒーロースーツを着た時のことを思い出すくだりがグッとくる...!
  • 能力的にはファイヤーさんを連れたまま飛んで移動して現地到着、風と炎で事件をアレできるのでこの二人のベテランコンビは何気に鉄板ですね。ありがとう、そして(ry

ファイヤーエンブレム/ネイサン・シーモア
  • 面倒見がいいネイサン姐さんも2期前半戦で、そういう自分もめんどくさい人であることを示していましたがやはり人の世話がうまい。
  • カリーナが鈍感おじさんといい雰囲気になってきた時も、真っ先にピンとなってあれやこれやしてくれるのもこの人。そう、このムーブが安心するんや...。
  • なんとなくスカイファイヤー組は熟年夫婦みたいな感じになってきました。

ドラゴンキッド/ホァン・パオリン
  • 2期でキャットという後輩ができて先輩役になったキッド、前半戦で張り切って空振りしたりしてましたが後半もバディ度が上がって活躍しています。1期→2期で一番成長した人物?
  • キャットの呼び方がいつの間にか「ラーちゃん」になってましたね。
  • そして落ち込みがちなキャットと違ってメンタルが強い功夫鍛えるとこうなるんや...

マジカルキャット/ラーラ・チャイコスカヤ
  • キッドキャット組の絆も強まって後半戦もさらに...と思ったら毒親問題がまったく解決していなかった~! よく前半戦を見返したらお母さんがまったく分かってくれてませんでした。むむむ。
  • でも互いの親を紹介しあうという、なんかこれから結婚するカップルみたいなムーブになって和解・改善の方向に進んでいったのでよいのかなあと。
  • 毒ママもラストの戦いで本当に心配そうにTVを見ている描写があったり、テノヒラクル~なレポーターのパメラ・ドーソンに「私は変わるから!」とか言ってたので、一応短いながらこのプロットは解決になる扱いなのでしょうね。
  • 後半戦は水の出が悪くならなくてよかった...途中からは暴走モブの相手などそれほど目立たない感じでしたが、まあ登場人物数が多いし仕方ないのかなあと。

折紙サイクロン/イワン・カレリン
  • 前半戦でサイクロンの由来も分かった折紙先輩、NEXT能力は擬態だけなのにその割に身体能力高いです。タイガー並みに動けて戦えているのでは?
  • 擬態能力は味方サイドのアノ人に化ける使い方があって、その使い方があったか!と思いました。ていうかそんなことに使うんか~い!
  • 2人でご飯を食べるシーンでちゃんと畳の部屋で和膳を食べていて徹底的だ!と思いました。これはパイセンが自分で作っているのでしょうか...

ロックバイソン/アントニオ・ロペス
  • 2期でスポンサーが変わったので胸の「牛角さん」が消えて「カラオケの鉄人」になったけど牛角さんのアントニオおじさん。防御力が固いので見た目は地味ですが暑苦しく人々を守って物語を支えます。
  • 異色ではあった折紙とのバディ、双方とも割と天然でウジウジしているのですがプレゼントネタで双方照れながらキャッキャウフフが続きます。おぢさんあれだけ引っ張ったら折紙パイセンも期待しちゃうでしょ...
  • そしてシリアスな戦いの最中に真実が分かるとか...そりゃ「えっ」ってなりますよ...

Mr. ブラック/仙石昴
  • おじさん組...じゃなかった成人組はコンフリクトを解消して次々絆が深まっていく後半戦。でもこの黒白組だけ相変わらずかみ合ってない! もうこの二人でおなかいつぱいです。(ファイヤー風
  • 昴のこの絶妙なウザさはほんと脚本と声の人がんばってるなあと。そんな昴きゅんも後半戦でファインプレーをしだします。信じていたよ...
  • 行動に気を付けるように釘を刺される→からの早速ルール違反、ファンレターを送ってきた美少女とドキドキの待ち合わせで秘密のデエト→と見せかけて全部トーマスのため という、この一連のムーブがいいやつすぎる...もう生き別れの2人の再会に号泣ですよ...
  • 能力のバリアは地味めな感じが前半戦でも続いていましたが、後半戦で形を制御して武器にできるようになったのは良い流れですね。1期の強敵ジェイクの下位互換じゃなかったんや...
  • 最後は黒白2人で力を合わせて強敵を撃破...ときれいには決まりきってくれませんでしたがまあヨシ。お節介おじさんたちのいない1クール十何話ぐらいのアニメだったら主役を張れるポテンシャルを持っているはずです。これからもトーマスのデレをうまく引き出して、妹さんとよろしく進展していってホスィ...!

ヒーイズトーマス/トーマス・トーラス
  • 前半戦でトーマスLOVE派はHITTERと呼ばれて学校の女子に大人気というネタが出てきましたがそんな本人、ファンレターもろくに読んでいないことが判明します。虎徹さんに頼まれたときはちゃんと楓ちゃんたち用にサイン書いてたのにねえ。
     お前ってやつは...もう後半戦だぞ...鶏のささみとブロッコリープロテインばかり食しているからそうなるんや...
  • 前半戦のスポットライト回で虎兎組+ブラックにあれだけ気にかけてもらってたのに、彼の協調性のなさは後半戦までかなり引っ張りますね。まあ周囲の大人組に比べるとまだ未成年だしという説明になるんでしょうか。(でもそれ言ったらパオリンはめっさ成長してるのですが)
  • そんなトーマスも前半戦の最後でちょっとだけデレの片鱗を見せましたが、後半戦でやっと、ナイスな昴きゅんの頑張りでやっとデレを見せるようになります。長かった...これを待っていたんや...
  • 昴に挨拶もせず結局妹を優先して町に帰っちゃうのは、最終決戦に向けた約束のフリだよねというのはまあ視聴者のほとんどが思うでしょうねw
  • トーマス関連の新プロットとしては、前半戦でも回想シーンで登場していた生き別れの妹のルビーさんが無事に登場します。**しかも成長後もかわいい。
  • 撃たれて障害を負っていたという脚もいつの間にか完治していて、これはウロボロスの陰謀ではないか**と疑った視聴者が多かったようですね。ミスリード仕様だけど最後まで信じてよかった...これで裏切られたらトーマスと昴がかわいそすぎるんや...
  • このルビーさん、ボリューミーな豊かな髪はトーマスに近いクリーム色、目も緑、母親の形見のペンダントも緑、ファッションもトーマスの流れを汲んでおおまかには白系クリーム系ベージュ系なんですよね。ルビーの赤要素はどこにあるんだろうというのはちょっと思いました。
  • とはいえかなり有望株(なんのだ)なのでぜひ今後に期待したい...!

TIGER&BUNNY 2

ダークヒーローっぽい人

ルナティック/ユーリ・ペトロフ
  • 2期前半戦は顔色悪男さん、じゃなかった中の人の裁判官ユーリさんとして事件の依頼をしてくる場面が多かったあの方、2期後半戦の後半からほとんど主役のように深掘りされています。
  • 年老いた認知症のお母さんは父が死んだことを認知できていないし、Mr.レジェンドの幻影幻聴があれだけの頻度で今も現れ、しかも悩みを相談するバディが誰もいないし交際相手もいないようだし、ペットもいないし、酒とかストレス解消手段もないし、それでお母さんがあんなことになっちゃったらルナティックさん復活しちゃうよね...
  • でも自分が誰の息子なのかを自分から虎徹&バーナビーに話したり、最後は自分なりの正義を貫く方向で動いて幾らかの救いがあったのには、虎徹さんたちの頑張りがあったからではないかなあと。タナトスの声以外の声を聴かせることになろうとは...!
  • そして最後に高い所で青い炎の中に立って素顔を晒すシーンがありますが、虎徹&バーナビーの驚き具合が浅いことから、ここで正体は気付かれなかったのではないかという説が有力でした。
  • そして高いところから落ちていくこの退場の仕方、映像作品では生死不明で後から再登場というパティーンも多いですが。タイバニは基本それほど死人が出ない世界観なので、このはっきりした見せ方は永久退場で、ルナティックの物語はここで救済ENDで完結するのではないかなと。さようならユーリさんの物語...

ヴィランの悪な人

  • 2期前半戦は女性ファンに忖度配慮したのかイケメン(たぶん)の双子がメイン敵でしたが、後半戦はアメコミ的世界観寄りに戻ったのか(?)、デザインがめっさ濃ゆいアル中ペロペロおぢさん+足技の強い熟女+再生怪人たち(うそ)だった~!
グレゴリー・サンシャイン
  • 手配写真が絶対記憶に残りそうな印象深い人。こんな人に愛のハグされたらトラウマになりそうですねー。でも王子もこの人にアツい抱擁を受けています。
  • 素肌にジャケットを着ていてシャツとか着ないのかすごく気になります。中の人の声の演技がキレッキレでめっさ楽しそう。
  • そして劣勢に回ったり孤立すると途端に焦りだす小心者なのが小物っぽくてイイ。
  • 彼も酒飲みという致命的な欠点がなければもっとうまく立ち回れただろうに...
  • そして能力発動の条件、これ完全にミスリードで騙されました。思えば伏線はかなり張ってあったんや...
シガニー・ロシツキー
  • 思えば2期前半戦もちょいちょい出てきた人。白が基調の服装の偉い女性ということで、なんとなくダニエル兄貴版の『007』シリーズのジュディ・デンチさん演ずる上司のMを思い出しました。(あちらはおばあさんですが)
  • 熟女好きのグレゴリーと組んで“ミッションA”をやっていくには内心いかほどの葛藤があったことでしょうか。
  • セクハラ対策以外に足技を披露する機会がありませんでいたが体も鍛えているようです。互いに利用しあおうとするヴィラン同士の関係がイイ。
  • 彼女の計画や能力も最初は謎なんですが、途中から分かってくるとなるほど~となります。そしてこの人も単純悪でなくてそれなりの事情を抱えていたというのも前半戦と同様、このへんは脚本が上手いですね。
再生怪人ズ(うそ)
  • そしてAはアッバス刑務所の略、解放されて再生怪人祭り! 逮捕されていた悪い人全員解放! マーベルとかバットマンで見たやつ!
  • ここで折紙さんの刑務所にいる友人やこれまでに出てきた単発ヴィランたち、さらには劇場版に出てきた敵の人のネタもちゃんと全員拾っているのがすごい。
  • 個々のヴィランの掘り下げが足りないという声もあって確かに折紙さんの知り合いの人とかそうなのですが、まあ尺も足りないし暴走してるし本筋優先で仕方ないのかなあと。
L.L.オードゥン
  • 前半戦見返すとちゃんとミュージアムに展示がしてあって、オードゥン派の双子がキャッキャしてるんですよね。
  • 満を持して伏線回収して登場、ラストで大暴れするこのおぢさん、能力がチートすぎるw ハンドレッドパワー発動後のクールタイムが1分でその間も素の身体能力で他のヒーローと互角、しかも加齢による能力減退なし(に見える)ですからねー。過去に警察は一体どうやってこの人捕まえたんでしょうか。
  • しかも根は悪い人ではないようですが...コロッとこれからも騙されそうなあたり、社会性がなさ過ぎてやはり野に放ってはいけない人材に見えます。
  • コスチュームは完全にマーベルとかに出てきそうな感じですね。やっぱりネーミングは北欧神話オーディンからかな。

  • 前半戦ラストを飾った、能力そのものが強い双子に比べると、グレゴリーおじさんはアツく抱きしめて騒ぎを起こした後は基本逃げ回るだけで後半戦は絡め手になっていますが、バトル展開はなかなか各種取り揃えてあります。

  • なかなか分かり合えないバディ同士のコンビプレイ、過去の敵の再登場、かつての仇敵との共闘、敵側の裏切り、操り、能力暴走...とお約束のムネアツ展開を怒涛の全部載せしてるんですね。なんかずっと忙しいけどすごい!

鏑木ファミリー

  • 虎徹さんが溺愛する娘の楓、2期のOPでも虎徹さんのロッカーに生前の母と3人一緒の写真が貼ってあります。劇場版の半年後、シリーズ全体を通して2年ぐらい、2期後半戦は時間軸的にはかなり短い期間らしいので、小5→中1?ぐらい?でしょうか。1話レベルの大きなスポットライトは当たりませんが避難を余儀なくされたり何だかんだ登場します。
  • 演技が下手すぎる父の演技指導をしたり、心配の電話を掛けたら逆に心配してきたり、思春期の娘なりの父親との絆は続いてるんだなあと。
  • そして楓ちゃんに電話を掛けると虎徹さんのカーチャンが出てくるシーンが多くてここは変わらずだな...と。

そのほかの登場人物

HERO TVの人々
  • 「ボンジュール、ヒーロー」の辣腕プロデューサーのアニエス女史は後半戦でも相変わらずですが、HERO TV中止に追い込まれて怒りをあらわにするシーンもあったり。
  • アニエス女史の横に控える2人も同じ、リポーターの男性が以前の劇場版のエンディングでデートに誘っている描写がありましたがその描写がないので順調に轟沈したの...でしょうか? 大丈夫ですアニエスさん、その後牛角さんというヘビー級の爆弾が控えていますよ...
アウロラおばあさん
  • タイバニ2の前半戦でも町中の広告にさんざん意味ありげに出てきた『LITTLE AURORA HOPE』、絶対伏線だよなと期待させていたらアウロラおばあさんの能力が凄い!
  • ぶっちゃけこの人だけでも世界を救えてしまうのではないでしょうかw 『X-MEN』のプロフェッサーXみたいな能力ですね。
  • 思えば前半戦でもバーナビー、あと双子の保護者のおじさんもこの人の自伝を読書していて、視聴者を期待させる仕様になっていました。
  • と満を持してシュテルンビルドにやってくるAから始まるアウロラおばあさん、事件に巻き込まれて一部始終を目撃する単なるモブヒロインの役割でしかなくて全視聴者が驚愕...! 推論からの未来予知とかできないのでしょうか。
  • まあヒーロー側もヴィラン側も登場人物数は十分多いし、下手に強い能力を持った人物を活躍させる余地はなかったのかなと。
  • 最後の「あなた方がいるから目をつぶることができる~」はちょっとイイ話でした。
街の人々
  • シュテルンビルト市長、相変わらず人気しか気にしていない...そしてこの方はやはりオバマ元大統領に似ている気がするw
  • そしてこの世界の警察、ヒーローがいるので無能すぎる...
  • 主役コンビの上司のロイズさんや、ブルーローズの上司のおぢさんなどもチラッと出てきます。
助けてくれる人たち
  • 虎徹さんの旧友のベンさんはチラッと出てくるだけですが元気そうでよかった。
  • カニックの斎藤さん、声が小さいネタは前半戦は少な目でしたが後半戦は復活! バーナビーの友達のマッティアを引き取ったあたりから良サポートをしていきます。
  • 思えば2期からヒーロースーツがだいぶ高性能になっているのも全て斎藤さんのお陰なんですよね。
  • そして馴染んでくると、マッティアもちゃんと声が聞こえて会話が成立するようになっているのが面白い。
マッティアさん
  • そしてバーナビーの数少ない人類の友達のマッティア、後半戦でも何気に出番が多め。
  • 二人で会ったり食事をしたり、そしてバーナビーが話す話題が虎徹さんのことばかりで完全に愚痴を聞いてくれる友人になっているw 良かった...いくらバーナビーでも...食事相手が人類じゃないのはアレなんだ!
  • そして薬の研究に敵の調査に何気に有能なマッティアさん、スリードがうまく掛かる仕様になっていますが、マッティアのままで良かった...!
  • 自分的には今までの描写や善人顔のデザインから、味方ポジのままでいてほスィ~と思っていました。良かった、はす向かいのマッティアはやっぱりマッティアだったんや!
  • 彼がだんだん怪しくなるシーンで真っ先にライアンが疑い出したのは、薄情なのではなくてやはり過去のハグ&ペロの重い経験があるからではないかと自分的には解釈しています。

1周目で読み取れなかったところ

  • 1期ではほぼ毎回出てきた逃げ惑う少女/巻き込まれ少女→モブ子さんは2期後半ではハッケンできませんでした。
  • 代わりに無名時代からのワイルドタイガー推しのおじさんモブ(ジョリーさん)がかなりの頻度で登場します。毎回登場するらしいですが、全話は見つけられませんでした。悔しい!

  • アル中ペロペロおじさんの能力の伏線や主要キャラクターの微妙な心情の変化なども、知ってから再見するときっと発見があるでしょうね...

うーん情報量は後半もかなり詰まっていました。1周目は主要プロットやミスリードだけでお腹いつぱいになってしまうので、2周目以降も全然アリですね。

ネタとか

  • 意味ありげに登場して「アーユーハッピー?」と聞いてくるHappy君人形、なんか中に洗脳装置みたいなアレが入っていて一般ピープルがアレしちゃうやつかと疑っていたら「maybe」と答えさせるために出てきただけでした。これもウロボロススリードか...

残念だったところ

  • 相変わらず後半戦もNetflixの仕様で次回予告がないのは寂しい...ので、NHKの再放送で次回予告の自己紹介ネタ成分を補給しました。
  • 2期になると虎徹&バーナビー以外も登場してくれるのでござる! まとめている記事があったので以下に引用します。

01 どうも!タイガー&バニーの緑の方、虎徹ですっ!
02 Hi!タイガー&バニーの赤い方、バーナビーです!
03 どっどーん!ブルー&ゴールデンの繊細な方、ライアン様だ!
04 おげんこ~?ファイヤースカイの「好きな模様はアタシに似合ってる物全部!」の方、ネイサンよ
05 拙者、折紙ロックの髪の毛は自分で切っている方、イワンでござるよ
06 サァッ!キッドキャットの週に3回は水餃子を食べる方、パオリンです!
07 こんにちは!ブルー&ゴールデンの明日着る服を用意してから眠る方、カリーナです!
08 どうも、Mr.トーマスの毛玉を取るのが好きな方、トーマス
09 やあ!ファイヤースカイの「マイブームは街で見かけた犬の名前を想像すること」の方、キースです
10 うっし!折紙ロックの歯ブラシは3週間で新しいのに交換する方、アントニオだ
11 えっと…キッドキャットの…、ラーラです
12 おっしゃあ!Mr.トーマスの財布の中のお札の向きを揃える方、昴です!
13 どうも! Hi! タイガー&バニーのウインクが上手い方、虎徹ですっ!もっと上手い方、バーナビーです
14 どっどーん!ブルー&ゴールデンの筆圧の強い方、ライアン様だ
15 こんにちは!ブルー&ゴールデンの古い本の匂いが好きな方、カリーナです
16 おっしゃあ!Mr.トーマスのボールペンをくるくるするのが得意な方、昴です!
17 やあ!ファイヤースカイの、メロンを食べるときはこうやって切るのではなくこうやって切る方、キースです!
18 はい!キッドキャットの、部屋の片づけを始めると途中でアルバムを見始めちゃう方、ラーラです!
19 お元気~?ファイヤースカイの終わった恋は振り返らない方、ネイサンよ
20 うし!折紙ロックのりんごは皮ごと食べる方、アントニオだ
21 サァ!キッドキャットの翌朝早く起きるときほど寝付けない方、パオリンです!
22 拙者、折紙ロックのポケットに何か入れたまま洗濯してしまう方、イワンでござるよ
23 どうも。Mr.トーマスのプロテインの味にこだわる方、トーマス
24 (名乗りなし)

  • 折紙パイセンのあの髪型が自前というのはめちゃくちゃ器用でござる...新人組のトーマスの食事がプロテインばかりなのは本編でも時々出てきますね。
  • 他の小ネタは後半戦の1周目ではとりあえず気付けなかったのですが、うーんタイバニのことだから細かいネタもこっそり拾ってそうな気がするでござる...

未解決のプロット

★これまでもNEXTと非NEXTの一般市民の間の壁の話は取り上げられてきましたが、後編でNEXT差別問題がクローズアップされました。
大事なところであの方から「貴様らの存在が、NEXTは人の役に立たなければならないという価値観を植え付けていることを忘れるな!」という台詞も出てきましたね。
 まあこれはある日突然解決できるようなものでもないし、続きがあるとしたら今後の継続ネタになるのかなあと。

★多くの熱心なファンを泣かせてしまった虎徹&とバーナビーのコンビの顛末の話、これも分かりませんね。
 バーナビーの脚の怪我話は病院で診てもらうもらうシーンが何度か出てくる割に、ふわっとしていて特定の原因があるのかないのかよく分からないですね。ヒーローは辞めないと宣言しているので1人続けるのか...?

★そして一方ヒーローは辞める決断をしている虎徹さんは今後どうするのか、これもファンの想像に委ねているのではないかなあと。ネットの考察だと警察に入ってがんばる、あとは力を失った後もヒーローアカデミーで教育者としてやっていくというのがあっていいなあと思いました。こんなお節介おじさんが先生とか...アツくていい学校になりそうじゃないか!

ウロボロスもでかい組織でそこら中に協力者がいる、トップはNo.1~3の3人いるらしいというのは分かりましたが、あの方もトカゲのしっぽ切りみたいな約束の死に方をしてしまったし、多くは謎のまま。MCUシリーズに出てくる『ヒドラ』みたいでまあお約束の秘密組織という感じでしたね。
 これもあっさり本部襲撃して倒せちゃったら安直だし話が完全に終わってしまうので、世界レベルの敵として継続ネタなんだろうと。

虎徹さんの娘の楓ちゃんはNEXT能力者で将来どういう選択をするのかも未解決でした。2期前半戦のスポットライト回でヒーローアカデミーに行きたい本人の意志は確実でそれは虎徹パパも反対せず。ヒーローを目指したい件はパパは賛成できずヒーローの在り方を再度考えてみる、そして後半戦で考えは固まって、本人はどうするか...という所でした。
 まーこれも時間を掛けて決断していくものだし、今後の想像の余地として読者に任されているのでしょう...

虎徹&バーナビー組で実は飲みに行ったことがないというネタもだいぶ強調されていた割に結局よく分からなかったような。最終話のあの顛末の後で全員で食事に行ってそこで解決...という解釈なんでしょうか?

未解決のさらに小さいネタ

 さらに小さいネタまで見ていきますと...

★虎兎絡みでファンが悲嘆に暮れましたがオレたちの牛角さん、カラオケの鉄人になったけど牛角さんがアニエスに贈り物を考えているというネタが残っています。
凸撃が成功しても失敗してもどちらにせよヘビー級の爆弾! 赤面する中年おぢさんのシーンが来るか? いやいやいや拙者たちは期待するでゴザルよ~!

★そしてオレたちの昴きゅんがきっとこの先まだまだやってくれるはずです。後半戦まで来てやっとチームワーク発生、やっとトーマスが微デレ期、そして意外な伏兵の妹のルビーさん登場。プロテインばかりで食生活が貧しそうなトーマスはラザニアが好きというのは前半戦の空き巣夫婦回で出てきましたが、昴きゅんが料理もイケるという新情報が発生しました。
 ここは胃袋を掴む作戦で、
昴きゅん「いつもそんなんじゃ体に悪いぜ~?」とお手製ラザニアをふるまう→
トーマス「意外に美味い...」→
そこでテレながら「実はさ、俺とルビーさん、今度付き合うことになったんだ」
のムーブとかそういうアレで! お父さんたちはそういう展開を待っているんだよ!(錯乱)

★それを言うならオレたちのカリーナ姫もまだまだやってくれるはずです。
 死んだ奥さんと楓ちゃん一筋の今の虎徹さんが好きという想いはそれはそれで思い出として取っておいて、それはそれとして完全に諦めた訳ではない...はず。この恋は成就してほしい...けど成就してほしくない...けどそこまで鈍感なのは罪ですねおじさんには届いてほしい...!(めんどくさいファン)
 ここはアレですよ、
引退後はヒーローアカデミーの先生に転身して四苦八苦する虎徹さん→
心配で口実をつけてちょくちょく見に来るカリーナたん(たぶんライアンが車で送ってきてくれてる)→
はたから見るとその校門前でのイチャイチャぶりにアカデミー生徒の勘のいい女子組がピン!ときてヒソヒソ→
校内でその話題で盛り上がる→入学した楓ちゃんにも伝わって...
とかそういう展開のアレだよ!(錯乱)

まとめ:ありがとう、そしてありがとう!(さようならでなく)

 いやー後半も面白かった。熱心なファンの多い作品は続編の期待値が無限に上がっていくので、どんな展開になろうとも賛否両論いろいろあるでしょう。
 特に最後の主役2人の辿る道については、受け入れられない方もいるんじゃないかな~と思います。ネットの反応を見ても、エモみがエクスプロージョンしている感想を見ては、あーこの方タイバニがほんとに好きなんだな~と思ったりしながら見て回っていました。

 それはそれとして2011年の1期放送から11年後、第1クールと完全に同じ世界観で連続した物語を描き、新キャラも投入しつつ各メインキャラにこれだけ焦点も当てつつ、大きな破綻なく伏線を回収しつつ、これだけのクォリティで作品を世に送り出し続けてくれたということ自体が素直にめでたい。
 ここで完結になったとしても仕方ないし、正当な続編の3でもいいし番外編みたいな形でもいいし、映画であと数本とか(適当)...とにかく何らかの形でまた続いてくれたら観たいな~と思いました。

 何はともあれタイバニといえば「ここで終わるはずがないのに~♪」なので、ありがとう!そしてありがとう!