Rのつく財団入り口

ITエンジニア関連の様々な話題を書いているはずのブログです。

Skypeオンセ実は3連発:桔梗亭『Sad song Mad musk』

 Skypeオンセ2連発:『Artificial Romance』 - Rのつく財団入り口Skypeオンセ2連発:音声チャット形式の気付き - Rのつく財団入り口の記事の続きです。
 そんなこんなで公式シナリオ2連アクトが終わった後は。実は別口でもう1アクト約束を頂いていたので感想戦の熱気さめやら内に別のグループにジャック=インして音声チャット開始。目指すは伝説のKOHGA CHILDRENのひとり、ファーストジェネレーションの桔梗さんがmixiコミュニティで開いているオンセのコミュニティ、【桔梗亭】ぢゃ〜! (*´∀`)=3

「絶対に許さない」
怨嗟の声が響く
復讐
それだけを生きる糧として
そのためにだけに力を求めた
例え、狂気と呼ばれようとも
例え、道の先に虚無しかなくとも
私は歩みを止めるわけにはいかない
私にはそれしかないのだから

トーキョーNOVA The Detonation
「Sad song Mad musk」
誰か私を止めて・・・

PC1ハウンド機動捜査課のイヌ:“隻眼の犬(ジャッジメント)”ケヴィン・ブルース

 KOHGA CHILDREN第四世代のJACKさんが持ってきたのは北米市警出身の若刑事。姓から分かるとおり最近のmixiシナリオメモリアル記事でよくシナリオネタとしては賞味期限切れといわれてきた某オフィサルのプレジデントの血縁です。絶大な中二力を隠した右目の眼帯を外すと現れるのは爬虫類じみた目。オーヴァード的なサムシングが解放されて血脈:竜の一族が中二乱舞します。主人公としてストリートの暗い闇を、そしてシンジケート大物の某二刀流の人を相手に大見得を切ってがんばりました。
 マイナー組織の中で私的ランキングNo.1のMIDから送り込まれてきたという設定の時点でwktkが止まりません。アクト中も一本気なハウンド巡査ではなく悩みながら進む多面的な人物だったのですが、そこがまた潜入工作官という設定と合わせると味わい深いのです。 (´ー`)

PC2カーライルのレッガー:樫井 マヤ

 桔梗さんたちのサークルのぽい拳さんです。N◎VAには慣れていないとのことで、懸命に作ってきた新キャストは<マヤカシ:プロフェット>で予知能力を高めて<自動防御>状態から<消沈>する専門デモラライザー。
 血塗られた玉座のアーサー・カーライルが耳を傾けるマーリンの如くキース・シュナイダーが使っている占い師。でも15歳の女の子。なんというキャストヒロイn……い、いや、義体で性能を上げて頭がお花畑になっています。モデルキャラの絵がどどんとふの画面に貼り付けてありましたが、画面を拡大したらほんとに花がついていました。ヘッドアクセに花とかまさにヒr……今回は事情のあるボスの養女あり、謎めいた言葉を投げかけてくるキースあり、そのままではどうやっても任務を円満に解決できない状況ありとなかなか高難易度な展開。
 結果としては《不可触》を1発消費して終幕にシンジケートを抜けるという、キャラクター自身にとっても大きな転機になる物語になりました。

PC3音羽連合のカタナ:“朧夜の”牙下冬治郎

 各方面のレッガー連続殺しの快挙を成し遂げている犯人の首を姉御の下に持ってくるという悪の殺し屋臭マソマソの枠を拝命つかまつって候。なれば……Rのつく財団のエレガントでなくエレがつト代表で推参つかまつるほかあるまい!
 アウターエッジ版に微調整した冬治郎がクグツ◎を隠して音羽組事務所(と見せかけて料亭だった)に推参することになりました。抗争が続くストリートの鉄火場で、パワーバランスを企業世界の高みから派遣された後方処理課が密かに調査中であったのだ、という夢設定付きの按配です。
 JACK氏が遂に汚い僕を拝めると何やらwktkしてきます。いけません。財団には綺麗ないわっし総帥しかいませんよ〜いつもエレガントですよ〜( ´∀`)

RL:桔梗(ききょう) 監督

 伝説のKOHGA CHILDRENファーストジェネレーションの桔梗さんです。普段はオンセ用のコミュニティもやっていてそこの面子と遊んでいるそうです。
 昨年のTND3rd翌日会で一緒に遊びました。『アステールの宝珠』卓PC4枠で、東方風美少女吸血鬼の睡蓮が初めてアストラル枠に入ったり真実ビームを放ったり無人機AIを洗脳したり剣呑なセリフを言ったり。“身内セッションばりの大暴れ”の話を聞いた紅河御大が頭を抱えるという流れになりました。 ヽ(´ー`)ノ
 最近Skype用のヘッドセットを買ったら「オンセやりましょう!」と反応があって今回のアクトが成立しました。桔梗亭&RI財団の奇跡のコラボレーション、紅河チルドレン(今回は桔梗チルドレンという話もある)&総帥の奇跡のコラボレーションです。と聞くとなんだかビッグウェーブな感じがしてきます。オラwktkしてきたど!(*´∀`)=3


 『Sad song Mad musk』はオンセ3人用の短め、小粒でぴりりと辛いストリートの闇を扱ったシナリオ。事前宣言のあった通り、キャスト間対立の可能性のあるシナリオです。登場人物がそれぞれ理由を抱えており、そのまま進むとキャストの誰もが依頼をスムーズには果たせなくなるという按配です。PSの書き換えも推奨でした。
 表のシーンで演出したりシーン開始前にPLレベルで方向性を確認しあったりしながら進めましたが、最終的には最重要ゲストの(ピー)も(ピー)も生存、何だかんだいってハッピー(トゥルー?)エンドに近い良い終わり方になりました。よかったよかった。
 その中二力……もとい出生の秘密を眼帯に押し隠し、市民の安全を守る警官の立場から事件の解決に挑み、最後はクズたちの集まるカーライルの巣窟まで踏み込むケヴィン。二人の少女(ピーー)と(ピーー)を抱え、シンジケートから抜け出すと新たな人生を歩き始める樫井まや。そして望まぬ借りを少女に作ったことに舌打ちし、返礼の記しにムニャムニャの力が込められた偽装作戦用IDを放ると音羽組にも顔を出さずにストリートの闇を抜け、輝く北方へと去ってゆく冬治郎。三者三様に銀幕の舞台から消えていく様は、なかなかN◎VAらしかったのではないかなと思います。

 抜刀必殺の尖ったコンセプトで作っているうちの冬治郎は今回のキャスト陣の中では最高の火力を持ちますが、いわゆるルルブ付属等の標準的なシナリオとも毛色が違うし、物語の登場人物総数からも、敵ゲストがたくさん出てきてステキに斬りあう大規模なコロシ合いにはならないだろうなあと予想はしていました。
 概ね予想通りになったのですが、こういう標準構成でない、展開に幅のあるシナリオもオンセならではですからね。それにクライマックスは全国の読者の為に、主人公のケヴィンが遂に眼帯を外す盛り上がりのシィンを入れなければなりません。遂にオーヴァード化して(うそ)呟く「化物を殺すには化物の流儀でだ……」の中二台詞、しかとRECしましたぞ! (o´∀`o)
 みな余るかもしれない神業を使い切ってハッピーでトゥルーなエンドを目指すために色々と工夫したのですが、これはこれでよかったですね。
 うちの冬治郎もナゾの“火喰い鳥”に連絡しながら闇の中を闊歩し北へ、闇に沈むストリートから新星の如く輝くアーコロジー街の方角へ。正体不明の剣客の姿はいつの間にか消えていた……というどう見ても演出です本当にryな《不可知》で退場していきましたが、これもなかなか合っていたかなと思います。

 ほかリサーチシーンの前半でよかったのは、薄汚れたストリートの路地裏、哀れな犠牲者のチャイニーズマフィアのおぢさんが襲われて(ピーー)の影が闇に消えた後の流れですね。何の感慨もなく死体を見下ろす冬治郎、そこへ大通りから駆けつける主人公ケヴィン捜査官。そして出会う二人。虚飾の光と闇に満ちた夜のストリートで、漢二人のハードボイルド空間を作り出すことができました。
 所属を隠したブラックスーツのカンパニーメァン、剣呑な殺気を隠そうともせず闇に佇む剣客めいた眼鏡男子に興味を覚えるケヴィン捜査官。
 カンパニーからやってきた首を狩る猟犬の本性と殺人者の匂いを捜査官の眼帯の奥に感じ、眼帯男子に目を細める冬治郎。二人の男は互いに惹かれ合い……じゃなくて互いを認め合ったところに逃げてくるキャストヒロイン(笑)のマヤ。
うーん流行りのアニメで言うと聖◎戦争の張り詰めた空気が満ちる冬木市の夜に2人のマスターが遂に対峙するとかそんなカンジでした。魔術師殺しが得意な鬼畜な人とストーカー神父とかそういうアレで。きっと読者の女子層には需要があっただろう……ということにしておきましょう。 ヽ(・ω・)ノ


 なお今回はネット上のTRPGオンラインセッション支援ツール【どどんとふ@えくすとり〜む】を使いました。こちらも初体験です。
 クライアントマシンにダウンロードして使うのではなく、複数サーバーの上で稼動している見た目はFLASH+裏のロジックはActionScriptで動いているWebシステム。ふつうにブラウザからアクセスします。
 桔梗亭のオンセでは各種TRPGシステムでいつも使っているそうです。N◎VA特化という訳でもないので、今回はどどんとふの中のトランプ管理機能を使いました。
 ネットのTRPG界隈ではオンセを語ると必ず出てくるし以前にR&Rのオンセ記事でも名前が載ったどどんとふ。開発者のたいたい竹流さんはTwitterでもザ・インタビューでもフォローしているし無償でこれだけの機能を持つサービスを無償提供しているのは素晴しいことです。
 それはそれで頑張ってほしいのですが、このアクトでトランプ回りの機能を触った時の感触は……う〜んどどんとふのシステム的な欠陥ではなくてサーバの性能とこの夜の通信速度に起因すると思いますが、この時はかなり重く動作が緩慢でしたね。前に操作した人の引いたカードがしばらく経ってから画面上の変化として現れて自分の操作分と見分けがつかなかったり、かなりタイムラグがありました。これだと各自の手元にアナログでトランプ一式持っていた方が速いですね。
 重々しくタロットをめくったり念を込めて手札を交換したりプロットに割り振ったりするのはN◎VAシステムの根幹のタマシイなので、これが軽快に動作しないのはかなりストレスの原因になります。全デジタル化はなかなか難しいなと思いました。


 そんな感じでミニセッションは5時間ほどでつつがなく終了。こちらも遠方の面々と繋がってよい機会でした。
 みんなありがとう! またオンセやろうず!ヽ(´▽`)ノ


 いやーしかし今回偶然重なってしまいなかなかハードスケジュールでした。
 金曜の夕方にオンセに備えてNINJAと化してカンパニーを密やかにダッシュツ→中華ファミレスでごはん。梅酒が美味しかった→21:00にSkype初体験、鶉衣監督の『Artificial Romance』堂々開始→24:00一旦終了。
 土曜のAMに起きて活動→13:00から続き開始、『Artificial Romance』後半と戦闘でめでたく1本目終了。2本目『永遠の詩 -The Song Remains The Same-』が開始→tomokasaさんが用事ありとのことで17:00中断→体を動かすために薬局までジョギングしてまた同じ中華レストランでごはん食べてシャワー浴びて準備→19:00再開、『永遠の詩 -The Song Remains The Same-』の1.5Hに及ぶ大バトル、22:00過ぎにエンディングを迎えて前後編してめでたく完結22:26→みんなテンションが上がったまま感想戦……
感想戦からアウトロンして別のグループにイントロン→23:00に桔梗亭『Sad song Mad musk』めでたく開幕→終了したのが朝の4:00! ヽ(゚∀。)ノ
 そしてさらに日曜は昼には起きる→午後に現実世界でお茶→そういえば夕食がまた同じ中華レストランに行ってもうた……
 という怒涛の週末を完遂してしまいました。かなりガチなスケジュールです。オレは学生か!www (ノ´∀`)