Rのつく財団入り口

ITエンジニア関連の様々な話題を書いているはずのブログです。

超異色お盆迎撃作戦『〜世界の果てで詠い続ける少女〜』

 この記事はmixiからの転載です。夏なのでちょびっとエロいプレイレポでよ。



 大阪メンバーでかなり昔より親交があり、おとさまなのでなかなか出てこれないぴか中パパ。のおとさまがお盆に東京にいるということで、滅多にない機会なので頼まれて集まりに参加仕ることになりました。
 ジツは直前まで面子もシナリオも決まらずばたばたし、こりゃー僕が指揮を執って人を集めた方が早いかなぁと心配したところもあったのですが。当日のお盆作戦は滞りなく行われ、アクトの方も滞りなく進み、非常に異色かつ貴重な機会となりました。よかったよかった。



『a Song for Dragon〜世界の果てで詠い続ける少女〜』

PC1:
“スカイシーカーズ”マクシミリアン・ダグラス (ニューロ=ニューロ◎●, ハイランダー ニューロ:ウィザード 13/少年)

 青銀のAI竜スカイアと一緒に電子の空の向こうと本当のカウボーイへの道を探す少年。
 しばらく前に母親と共に旅した聖母領の巡礼鉄道。雪に包まれたドーム型コロニー都市“コンフィルム”で、少年は美しい声で歌を詠う少女に出会った。物悲しい調べ。少女の名はエルナ。眠れる竜の花嫁、竜のための子守唄を詠っているというのだ‥‥

Player:自分なので何も(ry
 全枠用意できるのでRLサイドの負担軽減のためどこでもいいですよ〜と希望を出しておいたところ。Be級爆弾さんが財団版オンセリプレイ『オリンポスの英霊』を見ていたとのことでマックスぽんになりました。
 ‥‥はっ! でもよく見たらPC1ですよ! しかもトレーラーとハンドアウトから推測すると、どこをどう見てもPC1村の少年キャストが可愛い女の子のヒロインを救ってPC1ロードまっしぐらのシナリヲにしか見えませんよ! いけません! 「我が財団にPC1などいない! ヽ(`ー´)ノ」

 今回はPC1が一人二役でマックスとAI竜スカイア、PC2でも一人二役でランポーと腹心のキュレネイと、なかなか賑やかになりました。迎撃組の皆様には新鮮で面白かったようです。中盤以降ランポー&キュレネイ組の出番が多かったため、スカイアは引っ込める形にしています。

    ☆    ☆    ☆    ☆


PC2:
“破裂の狂犬”鮎川 ランポー (カブトワリ◎, クロマク, ヒルコ● クロマク:ロード 26/ヲトコ)
キュレネイ (ミストレス◎, カブト, アヤカシ● ??/少女)


 元M○●N九鬼水軍ミュータント兵計画“竜騎士”シリーズの残存者。ふだんはフリーランスの銃使いとして活動しており、赤い髪の長身男性の姿をとっている。陽気でエロスでファンク、腹心のキュレネイなくしては諸々が成り立たない。複数あると思われる生体銃器の物理的な位置は(以下自粛)。
 キュレネイは古代ローマ帝国の時代から生き続ける大砲の化身のアヤカシ。金色の髪と瞳の少女の姿を取り、内面も変わらない。レース編みと詩の朗読が好きな、可憐で優しい少女である。
 二人が呼ばれたのは占いじじぃだった。ランポーが竜殺しの英雄になるというのだが‥‥?

Player:ぴか中パパ。

 さぁ西方の皆さん。パパですよー! あちこちで漏れ伝え聞くエロス代表のランポーを見ることになりました。やはり夏になると何事もエロスなのでせうか。
 ランポーを演じる瞬間に始まるあのアヤしくセクシィな身振り手振りが、どうにも文章では伝えきれず残念です。(笑) キュレネイたんが心のオアシスとエレガントの良心になってくれたのがせめてもの救いでした。こちらは純粋な少年だというのに。エロスヽ(`▽´)ノイクナイ!

    ☆    ☆    ☆    ☆


PC3:
“凶状持ち”“真理-veritas”輝音(きおん) (バサラ=バサラ=バサラ◎● バサラ:セイント 27/女性)

 一流の術師の血筋に生まれたが、力の暴走で妹を始め幾人もの仲間を殺害してきた聖母殿退魔局絶滅騎士団の“凶状持ち”。宿敵たる黒の導師アムール戦の最後の切り札として存在を許され、その戦闘で重傷を負うが辛くも帰還。力を一部封印し、左手を聖母の前で切り落として赦され、雷と重力を操る聖母殿の戦闘兵器として今も活動している。
 外見はむき出しのサイバーアイに隻眼、法衣に全身刺青の危険な女性。血と戦いを好む呪われた魔術師。瞬間移動が得意で地図が読めない。
 退魔局のジョルジョ司祭の指示で、アヤカシが大量発生したコロニー“コンフィルム”へと向かうのだが‥‥?

Player:DAI (だい) 【トーキョーN◎VAキャストデータベース】 【トーキョーN◎VAセッションレポート

 前に2006年02月のらららオフ3thで僕がRLの時に相手仕ったDAIさんです。ふだんはクリエイター系のおしごとを目指しています。
 さて今時珍しいトゥルーバサラが出て参りました。元カタナが1枚入っていたのをスタイルチェンジしたというのがさらに珍しい。火力がありアストラル系演出もしやすいバサラは1枚入れるのに人気のあるスタイルなんですが、複数枚は珍しいですね。
 戦歴の長いキャストだそうですが設定をよく見るとイメージソースがテリー・グッドカインドの『真実の剣』となっています。ラノベでなくハヤカワの洋ものファンタジー! 渋っ!(;゚∀゚)=3 ここでウホッとしたいのですが、将来のユメは眼鏡っ娘ばーじょんのシエル先輩だそうです。本日はツンデレに進化したので行く先安泰ですねー。なはははは。

    ☆    ☆    ☆    ☆


PC4:
“レトロ・ポリス”ベルナルド・シュナウザー (イヌ◎●?, ミストレス, クグツ 37/男性)
 元ルテチアの内部組織テンプル・ナイツの一員、その後ケルビム捜査官となった男性。階級は警部。この時代に完全ウェット、足で稼ぐ古臭い捜査にこだわり、レトロ・ポリスと仇名されている。
 かねてよりケルビムが追っていた浄化派テロリスト“銀の人形使い”。人心掌握と破壊活動に長け、“人形劇”と呼ばれるその破壊活動で幾つもの街を恐怖に陥れていた。聖母領にあるコロニー“コンフィルム”を奴が狙っていることを掴み、巡礼列車に乗り込むのだが‥‥

Player:Cochba (コクバ)

 完全に初対面なので書くのもあれなのですが。Be級爆弾さんたちのプレイグループの後輩のコクバさんという方で御座いまする。読みはコチバではなくコクバ、なんと語源はアラブ語の「星」だそうです。トリビア〜 ヽ(´▽`)ノ
 なんと徹夜明けにバイトに行ってTRPGして仮眠からまたバイトしてまた帰って来てこの卓とかそういうかなりのハードスケジュールの中を協力してくれました。ははー。
 いやー、僕も学生の頃はTRPGした後徹夜でコンビニでバイトとかそういう無理をかなりしたのですが。若いからできることってありますね!
 というわけで、レシートに書いたキャラ案からその場で新キャスト作成という荒業から、埋まらなかったPC4枠担当が無事完成。エロい人やツンデレの人や子供ばかりの中、唯一の安定した渋大人が見参するのでありました。

    ☆    ☆    ☆    ☆


Ruler:Be級爆弾 (びーきゅうばくだん) 【Be級資料箱

 前から名前は知っていましたがこちらも完全に初めてとなるBe級爆弾さんで御座いまする。ちなみに「べきゅう」ではなくBe動詞のびーで「びーきゅう」爆弾だそうです。w
 計画細部決定までは心配だったのですが決まって始まってみればなんのその。ちゃんと情報項目もあって形になったシナリオでした。どこか『竜のすむ星』を思わす北の巡礼都市の物語『a Song for Dragon〜世界の果てで詠い続ける少女〜』が始まるのでした。白い大地、響く少女の歌声、どこか物悲しいファンスティックなトレーラーではありませぬか。もう心配はいりませぬ。ぽっくんがPC1であることを除いては!(ノ∀`)

    ☆    ☆    ☆    ☆


 場所は東京から神奈川に踏み込んだ某所のDAI邸宅。プレアクトフェイズで話し合っていたら御母様が出てきて挨拶する一幕があったり。
 なんか、高校生の頃はよくこうやって友達の家でTRPGしていて母上がお菓子をくれたりなんだりした思い出があるのですが。ぼくとパパのおとさまにとっては久々に味わう感覚でした。なははは。
 DAI邸宅DAI部屋は一般的なTRPGゲーマーっぽい部屋でした。漫画にはFSSや銃夢ガンスリやその他たくさんあったり。音楽の棚にはビヨークがあったでよ。
 クリエイター系はやはり根っからのマカーということで、マシン上の音楽制御は iTune でした。アクト直前にリサーチしようと思い立ったそうで、ブラウザで見ていたどこかで見たようなページはよく見たら財団のマックスぽんのプロファイルでした。ぬおー、恥ずかし〜〜〜 ・゚・(ノД`)・゚ ・。

 アクト前はN◎VAを遊ぶ際の四方山話、外界が「げかい」か「がいかい」かとかプレイグループによるいろいろな違いの話になりました。
 アクトシートの備考欄は年齢/性別を書くことが多いのですが、こちらのグループでは「面白かったです!」とか一言感想を書くことが多いそうです。なるほどー。
 と思い立って保管している中から2006.02.28『星月夜作戦』5th@らららOFF3rdのアクトシートを調べると。確かにPC4の“スナーク”サカタ隊員の備考欄に「おもしろかったです」ひとこと感想が書いてありました。なるほどー。(笑)

 この時の私家版キャスト管理シートを見せたら調査の細かさにDAIさんがガクブルしていました。アクト参加に当たって輝音の設定と66の質問も全てチェックしてあることを話したところ、さらにガクブルしていました。ふははは!本日は財団を敵に回しているのだ!(;゚∀゚)=3

 僕は確かに「設定を拾うのが上手いですね」と、今までPL/RL双方で何度か言われたことがあります。うーむ、しかしこちらとしては「これくらいやらんでどうする!」というのが本音ですね。せっかくBBSでプレアクトをしていても、自分のキャストは一生懸命に表現あるいは自慢しても、他のキャストを認知していない人のいかに多いことか!


 ほか、ぴか中パパのおとさまが今まで関東で遊んだ人の話になったり。おとさま繋がりの大阪のメンバーの話になったり。ほりのヒロインは嫁にしたいぐらい凄いという話になったりDAIさんの中では皇子がかなり偉人級という話になったり。「財団は俺にとっての青春でしたよ‥‥(´-`)y-~~~」とかいう話になってアワアワしたりしながらアクト開始になりました。



    ☆    ☆    ☆    ☆


『a Song for Dragon 〜世界の果てで詠い続ける少女〜』


 雪に包まれたドーム都市コンフィルム。
公園では一人の少女が、今はもう失われた過去の時代の言葉で美しい歌を歌っていた。それは、竜の歌。

マックスぽん「きれいな、歌ですね‥‥」

少女「わたしはエルナ。あなたは?」
マックス「ぼくは、マクシミリアン。みんな、マックスって呼ぶんだ」

 何やらいかにもPC1っぽいオープニングになってしまいつつ、物語は進む!


    ■    ■    ■    ■

 占いじじぃが語る、竜殺しへの誘い。だが本日のカタナ枠は尋常な人物ではなかった。パパ世界のファンクとエロス筆頭、鮎川ランポーとキュレネイがこの枠の担当だったのだ!
 シィンが始まったとたん、中のおとさまが文章では上手く言い表せないアダルトでアヤしいマニューバーを全身で始める。

ランポー「やァ、占いじじぃじゃないか。イケてるかァ〜〜〜い」
青の魔道師「ぼちぼちじゃな」
ランポー「(ハァハァ)オッケェェェェ〜イ。それでこのボクに、竜殺しになれっていうのかァァァい?」

 いきなりランポーは青の魔道師を勝手に撃ち殺すと勝手に守護神を使わせて話を続けた!
 報酬に出たゴールドを、ランポーは長い舌を出して愛撫するようにペローリと舐めるとしまった。

ランポー「オッケェェェェイ。でも残りの半分は、体で払ってもらうよォォォォ(アツい吐息)」

 占いじじいはプレイヤーに勝手に動かされてギクッとし、二人組は帰っていった。

キュレネイ「すみません、すみません(泣)」

 イラストもロールプレイもほりのこずむヒロインな腹心キュレネイたんがいなかったら、なんという大惨事だろうか!


    ■    ■    ■    ■

 聖母殿退魔局13課。ジョルジュ司祭の下を訪れたのは聖母殿の切り札の一人だった。片腕、全身に刺青、ブロンドの髪の下にはダークグレイの右目と左目はむきだしのサイバーアイの長身の女。“真理”の輝音である。
 コロニーのコンフィルムの中で、大量にアヤカシが出現しているというのだ。

輝音「あそこは、重度の結界に囲まれていたはずよ」

 輝音がテラスから出ると突然轟音! 魔術師は雷に姿を変えると、どどーんと姿を消した。最短のオープニングである!


    ■    ■    ■    ■

 ドーム都市コンフィルムへと続く巡礼鉄道。乗客の中には一人のケルビム捜査官が混じっていた。“レトロ・ポリス”ことベルナルド・シュナウザーである。
 誰かの写真の入ったロケットを握り締め、決意を新たにするとシュナウザー捜査官は進行方向を見つめた。能天使“銀の人形使い”があの街に潜んでいるのだ‥‥


    ■    ■    ■    ■

 いまいち活気のないコロニーをマックスが歩いていると、いきなりどど〜んと轟音がした。そばの道路に大きなクレーターが空き、バチバチいう放電の音と共に魔術師の怖いお姉さんが姿を現す。お前はターミネーターかとツッコミたくなるぐらい唐突な登場である。

マックス「わ、わわわ! な、ななななんですかいきなり!」
輝音「ここはもうすぐ危なくなるわ。一般人は避難したほうがいいわよ」
マックス「危ないって、お姉さんの方がよっぽど危ないじゃないですか!」

 周知PLAYの利を生かして輝音は伏線めいた台詞を言いたいだけ言うと、そのまま去っていってしまった。
 バックパックの中から顔を出した物知りのAI竜スカイアは、早くも<隠れバディ>で<社会:聖母殿>を代用しながら女魔術師の背を眺めた。

スカイア「うぅむ、ヴェリタスの輝音、ミス・ミオンどのか。元絶滅騎士団の最精鋭が、なにゆえこのような場所に‥‥」


    ■    ■    ■    ■

 巡礼都市であるコンフィルムは宗教施設や芸術的に価値のある建物も多く、多くの巡礼者やシスターが歩いている。シスターたちは破廉恥な観光客に十字を切りながら、ドン引きして2人に近寄らないように去っていった。

ランポー「コンフィルム、フォォォォ!」
キュレネイ「マスター! ここでそれはいけません!」
ランポー「何を言ってるんだキュレネイ。(ハァハァ) ボクはこの街に愛を示しただけだよフォォォォ!」
キュレネイ「マスタぁ〜!(泣)」
ランポー「さァ、この街のエロスを堪能しようじゃないか‥‥」

 伝説に伝わる竜カーメン。竜の花嫁、竜殺しの伝説、徐々にこの街の伝承が明らかになっていく‥‥


    ■    ■    ■    ■

 工事の人ががむばって治った道路をベルナルド捜査官は歩いていた。この街の動力ラインに浄化派が破壊工作をしているようなのだ。そこへ、危ない魔術師がやってくる!

輝音「この街、やばくなるわよ」
ベルナルド警部「やばくないわけがないだろう!」

 聖母殿から派遣された輝音はアストラールな情報を非アストラールなケルビム捜査官に流した。

ベルナルド警部「魔道装置? 何を言ってるんだ?」


    ■    ■    ■    ■

 やることがなく情報入手も他のキャストに任せていた輝音がぶらぶら歩いていると、いきなりアヤカシトループの襲撃シィンになった!
 服の袖から何故か大きなトランクケースが落ちてくると勝手に開き、真理の術師は不動剣を取り出した。

輝音「見えているわよ」

 人形トループは一斉に襲い掛かってきたが‥‥トゥルーバサラは遠慮なく《天変地異》1発目!電流に貫かれて人形たちは1体を残して全滅する。

輝音「マスターのところに案内しなさい」

 とは言うものの輝音の中の人の指示で既にその1体も死んでいた。そんなところへ警部登場!

ベルナルド警部「ケルビムの仕事はひとつ。犯人の逮捕だ。お前、何か知っているだろう」
輝音「知らないわよ」

 しかし<共感>を使った警部はこの女が知っていることに感づいた。だが退魔師が語る事項は、非アストラールな警部にはよく分からない話だった。

輝音「分かってないわね。だからレトロポリスって呼ばれるのよ」
ベルナルド警部「うるさい」


    ■    ■    ■    ■

 大通りを歩いていたマックスは、既に警察にも手配が回っている目立ちすぎの二人組にでくわした。いたいけな少年の方に駆けてきたのは、詩集の読書とレース編みが趣味の可憐な腹心の少女のほうだった。

キュレネイ「あっ、マックス君!」
マックス「よかったー、キュレネイさんだ〜(安堵)」

 ハードゲイなマニューバーで周囲の巡礼客を完全にヒかせている主を心配そうに振り返ると、キュレネイはチームを組んでの協力を申し出てきた。

マックス「ええ。あの人がちょっとアレですけど、キュレネイさんがいてくれるなら安心です」

 何やら中のパパ、キャラシーを取ると自分の顔の前に持ってきた。ほりのイラストの可憐なキュレネイがほりのヒロインのロールプレイで話している様を思い浮かべてくれ、というジェスチャーのようだ。

マックスの中の人「いやいやいや、既に脳内変換しているので大丈夫ですよ (っ´▽`)っ」


    ■    ■    ■    ■

 遂に探していた能天使と対峙の時がやってきた!

ベルナルド警部「探したぞ」
銀の人形使い「レトロポリスがここまで来るとはな」

 人形使いの操るトループが現れる。だが、ここでまたどどーんと落雷が落ちると聖母殿の片腕の女退魔師がやってくる!

銀の人形使い「‥‥凶状持ちか」
輝音「その名で呼ばれたのは久しぶりだわ」

 <加速>を呪文固定具して始まる戦闘。だが人形使いはひとまず去った。戦闘中のサポートに女は礼を言う。

輝音「いちおう、お礼は言っておくわ」
輝音「あたしには興味はないけど、しばらく付き合ってあげてもいいわよ」

 聖母殿の戦闘兵器たる呪われし女魔術師、なんとここでいきなりツンデレ化!
 記しておかねばなるまい。Be級爆弾氏の証言によれば、R時代から続いたこのキャストの戦歴の中で、ツンデレ化したのは今日が初めてとのことである。


マックスの中の人「いやーおとさま、東京まで出てきていいものが観られましたね〜 (´▽`)y-~~~」
ランポーの中の人「観られましたね〜 (´▽`)y-~~~」


    ■    ■    ■    ■

 マックスたちはキリスト教風の祭壇のある建物へ向かった。竜の花嫁となった少女はここで暮らしているのだ。
 だが少女エルナの姿は、前に会った時とほとんど変わっていなかった。
 そしてゴニョゴニョの効果で、民衆たちが騒ぎ出す。

民衆「この街がこんな風になったのも、全部竜の花嫁のせいだ!」
マックス「どうしよう‥‥エルナ。ここは逃げよう!」

 そして追ってくる衛兵たちを迎え撃つため、ランポーは共に背景に引っ込むと連中を倒した。

衛兵「うわ、ちょ、なにアレ!」
衛兵「ちょwwwおまwww」
衛兵「こいつ超エロイスwww」
衛兵「うわ、アーマーが溶けたよ!」

 ここでランポーがビジュアル的にいかなるワザを用いたのかは定かではない。きっと(自粛自粛)リロードですごいモノを撃ったのだろう。


    ■    ■    ■    ■

 マックス「エルナ。話してくれないかな(ぎゅっ) ‥‥あ、ごめんなさい」

 マックスぽんが思わず手を握ったり離したりしながら取っておいた<ニューロ:ウィザード>で<コネ:エルナ>21を出し、彼女が語り、全てがひとつに繋がった。災厄前の真実。竜の呪い。少女エルナは(ピー)の(ピー)と共に永遠に(ピー)して歌を歌い続けていたのである‥‥
 そして(ピー)を(ピー)するには竜殺しの剣が必要だったのだ。いかなる武器‥‥いかなる武器でもいいのである。たとえフォォォでも。


    ■    ■    ■    ■

 どっかーん! 輝音の転移よりひどい音と共にカタストロフ!遂に竜が目覚める!

輝音「エーテル係数が上がっているわ‥‥」

 ここで短いながらぴか中劇場が始まった! キュレネイが少女をそっと抱き寄せると、永遠の時を生きてきた者の静謐な笑みを見せる‥‥

キュレネイ「大丈夫。私たちも同じですから‥‥」


    ■    ■    ■    ■

 そしてすごい攻撃はコロニーを吹き飛ばすほどになった!
 だが! バチバチいう電撃の中で、周囲の金属が集まると、輝音の失われた右手を再構成する。退魔師は都市を破壊するほどのカタストロフのちからを右手でとめてカタストロフ返し!

輝音「さあ、今のうちに早く!」

 そして一同は、咆哮を上げるドラゴンと対峙した。

キュレネイ「目覚めてしまったのですね‥‥」
ランポー「いいよ‥‥エロイよ‥‥(ハァハァ)」

 敵は(ピー)な竜と浄化派能天使、その部下たちである。

輝音「紳士協定ね。しばらく協力しあってもいいわ」
ランポー「ツンデレ、フォォォォ!!」


    ■

 それはさておき戦闘開始。電撃使いの輝音は元力ハイブリッド攻撃の構え、ランポーも攻撃、腹心キュレネイが自動防御から守りの構え。サポート系のベルナルド警部は盾の乙女、マックス&スカイアもポルターガイストで防御の構えである。少女エルナは背景で後ろにいるのだった。
 カタストロフが余っている輝音はまたまた飛ばす。

輝音「ザコは消えてなくなれ! (呪文を詠唱して)‥‥アーメン!」
銀の人形使い「遅い! ここも結界の内だ!」

 だが敵の攻撃は止められた。ランポーがまずブランチ<クロマク:ロード>5Lvで相手の達成値-10、そこからリアクション専門状態のキュレネイが母性本能+肝っ玉でリアクションである。このコンボは何回も決まることになった。(自粛自粛)リロードで撃ってよし、キュレネイが堅く守ってよし、エロスとファンクで笑いもたっぷり、可憐なほりのヒロインもついてランポーの周囲のパパ生態系は完全なのだ。なんという完成度だろうか!
 輝音が珍しい<※呪破>で魔法を防いだり<元力:電磁><元力:重力><力学>で刺34点を出したりする中。なんと敵は《不可知》から<※スナッチ>までしてきた!

輝音「あたしの美貌を盗むなんて許さないわよっ」


    ■

 マックスぽんが敵の武器にクラッシュ攻撃をしたりした後。ランポーは献身的な僕を抱いた。エロスになるのかと思わせて‥‥今度はヘルシングこずむ開始だった。

ランポー「(ここだけ真面目に)ここには竜殺しの勇者などいない。いるのはただの狩人だ。祈るがいい」
キュレネイ「(いつも真面目)せめて、早く安息が訪れますように‥‥」

 キュレネイたん変身開始! 彼女は古代ローマ帝国の時代から生き続ける火薬式大砲の化身の魔器の一族なのだ。決してランポーの(自粛)ではなく、大砲から本気攻撃がどっかーんと38点! 敵は救命符でなんとか防ぐ!
 そして続く攻撃を《神出鬼没》、なんと目標が輝音に変わってしまう。仕方なくこれは《電脳神》で防がれた。

輝音「お前たちは震えながらではなく、藁のように死ぬのだ!」

 神業が尽き人の神業に守られていたが、それでも元絶滅騎士団の凶状持ちはヘルシングの引用そのまま台詞を告げた!


    ■

 続く神業攻撃もランポーが《突然変異》でコピーした《電脳神》で防ぐ。

ランポー「いいのカ〜い。いいのカ〜い?」

 嘗め回すような視線で竜を見つめる破裂の狂犬。なんということだろうか。古より続く(ピー)の呪いによって(ピー)が(ピー)する悲しき定めのシリアスなドラゴンが、このままではエロいドラゴンになってしまう!

    ■

マックス「ティアマトー、ぼくらに力を貸して! ‥‥行け、スカイア!」
スカイア「御意にっ」

 空中に飛び出した竜のドロイドが宙に古のルーン文字を描き、竜の吐き出す生体銃器ブレス攻撃を防ぐ。そしてキャスト陣の手番になった。

輝音「あたしは昔のあたしじゃない。氷の下に眠りなさい」

 真理の魔術師の本気攻撃が決まり、そして敵の神業も残すところわずかとなった。ランポーはキュレネイが変じた中折れ式大砲を開くと、新たに弾を込める演出に入った。
古代ローマ時代の大砲なので、1発撃つごとにリロードしなけれなならないのだ。

ある参加者「そこでキュレネイの台詞はないの。『入れちゃダメ〜!』とか」
一同「やだーー!!」
一同「エロ〜〜い!!」

 (コホン)さて、エレガントに。敵が防ぎ、神業でもう一発撃ち、ようやく呪われた竜は沈黙した。戦闘は終わったのだ‥‥

輝音「別にあんたに助けてなんて言った覚えないからね!」
ランポー「イイよ‥‥キオン‥‥とてもエロいよ‥‥(ハァハァ)」

 (コホン)さて、エレガントに。呪いから一部だけ解き放たれた竜は、人の姿に変わっていった‥‥


    ■    ■    ■    ■

 ベルナルド・シュナウザー警部は《完全偽装》でこのコロニー都市で起こった多数の超自然現象とエロい現象その他諸々を隠した。

ケルビムの人「よくやってくれた」

 能天使“銀の人形使い”の織り成す人形劇は無事に防がれ、テロリストは抹殺することができたのだ。
 握手を交わし、ケルビム捜査官は無事に事件を解決できたのである‥‥


    ■    ■    ■    ■

 輝音はなんとランポーの元を訪れていた。というのはアクト中、うっかりランポーを「あたしの親戚だからね」と血が繋がった発言をしていたのだ。いかように繋がっているのだろうか。ランポーのエロスの血が女魔術師にも流れているのだろうか??

輝音「今回は世話になったわね」
ランポー「やあキオン‥‥今日もエロいねぇぇ(吐息)
ところでその姿を、元のセクシィな姿に戻さないのかい」

 練達PLのワザとしてランポーは輝音の外見の設定を拾った。キオンはむき出しの左目サイバーアイ、右腕は失われたままに全身刺青というコワい外見なのだ。

輝音「(うつむいて) これが私の十字架‥‥私のさだめだから」
ランポー「ボクたちは、本当に罪深い一族だね‥‥」

 なんとこの二人のコンビ、シリアスもできるのだ!

輝音「ところであなた、その髪型変えた方がいいと思うわよ」


    ■    ■    ■    ■

 N◎VAに戻ったランポーとキュレネイは占いじじぃの元を訪れていた。

ランポー「やあ占いじじぃ‥‥あの時の約束を‥‥覚えているかい‥‥(ハァハァ)」

 青の魔道師はPLに勝手に動かされて勝手にドキッとする。
 だがランポーは最後をシリアスに決めた。自身が元九鬼水軍実験体の“竜騎士”であることを竜殺しと重ねてうまく台詞に活かしたのだ!


    ■    ■    ■    ■

 少女エルナの前には姉であるレイチェルが横たわっていた。姉妹は(ピー)の呪いから一部解き放たれ、永遠の(ピー)を(ピー)の定めはなくなったものの、ひとつの(ピー)で無理やり生きている状態だったのだ。

マックス「エルナはエルナじゃないか! 待って、考えがある」

 少年は尻尾を咥えた竜のマークのサイバーデッキを開いた。ホログラフィのスクリーンが宙に広がり、その中を青銀のAI竜がゆったりと飛んでいる。

マックス「電脳空間が今の状態になる何世代か前から、人類世界の知の資産は全てウェブ上に再構築されてきたんだ。だから、強力なスーパーコンピュータを使って探せば、この広い電脳世界のどこかに見つかるかもしれない。今はもう、失われた歌も。探そう、スカイア!」
スカイア「うむっ!」

 《電脳神》《天罰》で二人分発動。青の魔道師でも忘れてしまった、いにしえのルーン文字で記された歌が探索の果てに見つかった。ホログラフィで表示された石版に記された歌を見て、少女は立ち上がる。

エルナ「この歌、私、詠えるような気がする‥‥」

 竜の花嫁の任にあった少女の歌声が響いた。こうして世界の果ての都市で詠っていた姉妹はそのさだめから解き放たれ、普通の人間として生きることができるようになったのである。


and so, curtain dropped,
a Fantastic Story and Eros....

    ■    ■    ■    ■


 というわけで。PC1控えめPC2の記述多めにしたミニレポでーす。ヽ(´ー`)ノ

アクトが終わった後は雑談後に飲み屋に行って四方山話をしました。N◎VAの話や歴史の話や昔のコンベンションの武勇伝やアイタタタな話やロートルな話やパパな話などなど。いつもと違うメンバーで話すといろいろと面白いですね。
 最後にシナリオの感想の話になったので「いやーPC1苦手なんですよ〜」と言ったらBe級爆弾さんが「いやーすいません」とのこと。
しかし、DAI氏曰く「(くわっ!) 何言ってるんですか! あんなに生き生きと演じてたじゃないですか!」
ぴか中のおとさま曰く「PC1村だって書いときます」 でちた。

 いけませんよ! ええい、Rのつく組織は何をしておる。早く《完全偽装》をこれに持てい! ・゚・(ノД`)・゚ ・。


〜お盆迎撃作戦リンク集〜