Rのつく財団入り口

ITエンジニア関連の様々な話題を書いているはずのブログです。

『希望の在処』→『失墜の騎士』テストプレイ

 さあ3月末に近づいたらららオフ8th。帝都近辺ではあちこちで16シナリオのうち幾つかがテストプレイを繰り返していたり、話題になりつつあります。
 まあ準備に掛けられる時間やRL経験にもよりますが、それにしても何回もテストプレイをしている卓は偉いですね。僕がRLしたのはいつだったでしょうか、ららら4thの『宇宙の華 -ignited-』なんて元版は勇者エム先生御自らにRLして頂きましたが、チューン版はテストプレイのテの字もなく最初の1回からぶっつけ本番バリ本気でしたからね! (ノ∀`)


 僕はいささかなりともTRPGに経験がある身、自分を律していることのひとつに「シナリオやマスタリングへのアドバイスは頼まれればいくらでもするけど頼まれない限り控える。相手が年下やマスター経験が豊富でない人には特に。それより良かった所を上げるようにする」があります。
 考えて見ると明確な形のテストプレイというのは、あまりやった回数が多くないですね。思い返して見ると「からい」という首領の某作1回目の時に連絡したら「うーん、総帥が相手だと緊張するなぁ〜」と蹴られてよよよと泣き崩れたり(うそです)。
「hide」という勇者が『Black Rain』の形になる前の作品を上げていたので連絡したら「いや、いわしさんを相手に回すのは完全版にしてからです。これが僕の中のルールなんで」とまことあっぱれhideイズムな漢気を見せられたり。w


 そんなこんなでしたが春近づくある日。当日にシナリオタイトルが『希望の在処』から『失墜の騎士』に変わったsiganeさん卓のテストプレイ3回目に、我らが参上仕ることになりました。なんと意外、一緒なのは早くもPL同卓が実現した勇者ライドん卿に、なかなか同卓がないどじっ子魔王ジニアさんだったぞ!


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PC1:“不死鳥(フェニックス)”三崎 智也 (みさき・ともや)

【フェイト◎, カブト=カブト● 28才/男性】

 勢いに任せた若さの熱さの時期は過ぎ、かといってロートルという訳でもない年のイエローエリアの私立探偵。仕事とは裏腹に人を守る方が得意である。幾つもの事件を経て世の中の汚い部分に直面し、それでも新しい通り名を得て活動している。燃え尽きた後に灰の中より蘇る不死鳥。男の中には今なお熱い血が通っているのだ。
 バーで時々飲んでいた古くからの親友、鞘守 尊。水晶の如き剣を操るストリートのカブト。家族もおり、誠実な男だった鞘守がN◎VAを騒がす連続殺人事件の現場で目撃されたという。信念の騎士はなぜ失墜したのか。運命の扉の向こうに隠された真実を求め、不死鳥が今ここに立つ!

Player: 心流雷人(ライド)さん

 大成功した 『星月夜作戦』16th で邂逅せしらいどん卿、じにあ先生曰く「いぢられカースト」で重要な階層に位置しているという心流君と遊べることになったお! 池袋に進出してから使用回数最多の顔キャスト、不死鳥の男がPC1で御座る。刮目して期待つかまつる! ……と言ったらライド卿が緊張したのでやっぱり言わないことにします。w
 三崎は<※自動防御>から充実のリアクションを揃えた防御型のキャスト。年齢がちょい高めですが、ストリート系やハードボイルド系シナリオ、人探しのフェイトやひろいんを守り立つカブト導入に広く対応できるタイプの人物です。うむ、28歳でも男はいつでもアツい魂を備えているもの。「本気の俺を、XXXXX」の台詞はまごうことなき主人公のものでありましょう。チャクラなんて入っていなくてもフェニックスはフェニックスなのです。
 ちなみに本日のテストプレイの後、PC1はフェイト枠からカブト枠に変わりました。ヒロインはしがね印のオトナかぶとです。立て、全国のオトナかぶとよ!ヽ(´▽`)ノ

PC2:“ブラウ=ケーニヒ”青原 真白 (あおはら・ましろ)

ハイランダー◎, カブトワリ, バサラ● バサラ:ブラッドライン 17才/男性】

 軌道コロニーにて一族の始末屋をしていた異能力者の少年。亜里砂という少女を殺すことができなかったことから星の世界を去り、地上世界で今は高校に通っている。バイオリンケースの中には装弾のない拳銃、冷気を圧縮して打ち出す技を得意とする。青みがかった銀髪の中性的な少年。
 教会の司祭が告げてきたのは驚愕の事実だった。N◎VAでも密かな活動が活発化している聖母殿。その本殿の秘蹟管理局から、持ち主のあらゆる願いを叶えるという危険な魔術品“願望鏡”が盗まれたというのだ。
 守護に当たっていた聖人ナイトアークがなぜ凶行に及んだのか。青の王は今、秘蹟の探索に向かう……

Player: 高村槍壱 さん

 siganeさん繋がりで高村さんという方と遊ぶことになりました。実はこのキャスト、『Dual Side』のハイランダー枠用に作ったんだそうですね。

PC3:“星影の猟犬”静元星也 (しずもと・せいや

【イヌ◎, マヤカシ, カブトワリ● カブトワリ:スナイパー 26才/男性】

 R時代に入隊、現在も生活安全課の巡査部長を務める青年。熾盛光如来の加護を受けた異能力者で、魔銃“至天煌”を携えた精密射撃の名手。
 自分の心に定めた正義に従い、様々な事件を越えて東京新星市を守ってきた。生真面目でけっこう苦労性の優しい青年。
 悪徳の都は今日も乱れていた。ストリートを騒がす連続殺人事件。星影の猟犬の揺るがぬ銃口は、白い男の影を求めさまよう……

Player: 自分なので(ry

 最近うろんな剣客の使用回数がどうも多いので、もっと善いキャストを使ってイメージ回復を図るぞ! 久々に星也くんの出撃だ!
 最近追加アウトフィッツも増えたので、エクステンションと遠目を使って拳銃の射程距離を伸ばしてみました。
 ちなみに今回のテストプレイの後、ハンドアウトのシナリオコネがより分かりやすい敵に変更されました。立て、全国のブラックハウンドよ!ヽ(´▽`)ノ

PC4:“赤姫”武井あやめ

【カブキ◎、カタナ、チャクラ● 20代/美青年】

 ドールハウスを根城にストリートを練り歩く軽薄な色男。着崩した赤い振袖を羽織り、女と間違うばかりの美青年であることから歌舞伎の用語の赤姫の名を持つ。遊び人のように見えるが腕の立つ剣客であり、ティルヴィングの刀を抜いては人斬りと恐れられる剣鬼である。
 髪に白いものが混じった依頼人ライトマンが頼み込んできたのは、弁護士だった一人息子ジェラルドを斬殺した“白い男”への復讐だった。いつも通りやる気のなさそうに請け負うあやめ。そして、その先には……
 N◎VAを揺るがす滅びの危機に、振袖まといし赤姫がいま推参する!

Player: ジニア さん

 どじっ子魔王ジニア先生と遊ぶことになったお! 知り合ってからけっこう長いんですがなんか割と同卓が少ないんですね。実は、最後に両者N◎VAのPLで同卓で遊んだのはいつだったのか思い出せずにいます。w
 そんなジニアWorldからはビジュアルは艶っぽい緋村剣心という色男が出て参りました。ルール的には<■ハヤブサ>から<■二天一流>でセットアップに攻撃し尽くす絶対先制攻撃タイプ。カゲムシャSSS『アルティメット・ランブル』を考え尽くすと結局この解が最速になりますね。(というか僕のキャストもやった)
 軽薄なヲトコでフェニックスの三崎とのやり取りも面白かったと思います。一方の隣の星也とも仲が悪いのですが。ハウンドのだめ隊員に女を紹介していたというネタで実にゆかいな凹凸コンビになりました。
 BH系キャストというとやはり「ブラックハウンドのゆかいな仲間たち」を演出に使うのが昔からの定番なので、今回もネタを振ってみたのですが。付き合ってくれてありがとうジニアくん!面白かったよ! 真実の愛を思い出せ里見くん、そして泣くな聖美ちゃん。悪いのは里見くんじゃないんだ!w

RL: sigane(しがね) さん

 あちこちのアクトにいつも突撃しているsiganeおぜうさまです。そういえば昨年始めもRL練習のアクトにお付き合いしたことがありました。なんとなれば、僕の昨年の新年は『Dual Side』の史上最も酷いデス・ロードと周知の『siganeレコンキスタ』でスナイパーごっこをするデス・ロードから始まった訳です。w
 まあマスタリングは慣れていけば上達するところもあるので、腕を磨いていって頂ければと思います。
 アクト当日になってシナリオタイトルが変わっていておお、と思ったりしましたが。今回、特に見て欲しいと言われたポイントは「所要時間、キャストのモチベーション、情報項目関連、ストーリーが分かりやすいか、イベント、マスタリング技術」でした。
 プレアクトテキストの中の微細な間違いを調べたり、時間をメモしながら、失墜の騎士と秘密の願望鏡を求める物語の開始……


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 アクトの時は言わなかったのですが、実は僕は2007年のRL比率が高かったせいで自キャストの星也くんを1回も使っていませんでした。1年以上ぶりに使うことになったのですが、埋もれることなくいつもの星也がそこにいたので良かったです。
 らいどん卿が「歴史がありますねー」と横で感心していたのですが、考えて見ると確かに長い付き合いになりました。むかーしGFコンで公認RLとしてRLしていた頃よりさらに前、革命の時代が始まった頃にイヌの導入に似合うような若手キャストとして作りましたからね。懐かしやファンサイドの東西の交流が始まった頃、AXYZの地を初めて踏んだのも星也でした。公式シナリオのイヌ枠もずいぶんやりましたし、今回のこの『失墜の騎士』のような、比較的標準的でN◎VAを揺るがす大事件が起こるふつうのシナリオで、そこにイヌ枠がある時にいつも僕と共に戦ってきました。
 D時代はインパクトやネタ重視のキャストが増えてきましたが、やっぱり超人でなくても、普通でも、地に足のついたイヌ枠対応キャストも大事だよなあと思った次第です。


 シナリオの方は、何度も回しているので改良されるのは確実なので、本番の人は期待するとよいと思いまする。特に全国のオトナかぶととブラックハウンド隊員は超がんばれ!(ぐっ)
 この『失墜の騎士』は推奨枠とシナリオコネの変更に加え、トレーラーもよりシナリオ内の物語を暗示し予感を増す方向に一部変更されます。
 今回はRL修行という人がけっこういるためか、他の卓でも掲載後に微修正が入っている卓がいくつかあるようですね。このシナリオ情報のHTMLページを管理しているのは確かJ君だったでしょうか。頑張れ!w



 また内心いつもやっていますが、今回もシナリオの方も観察させていただきました。古来より、「本棚を見ればその人の人となりが分かる」と言いますが、TRPGにおいてもまた然り。
 その人のキャスト一覧や作るシナリオ、発しているオピニオンにはその人の内的世界が現れるもの。オリジナルシナリオを遊ぶ際の楽しみの一つにはこれです。
 テストプレイと関係ない穿った見方になりますが、この辺りもこたびはじっくり拝見いたした所存でございまする。
 ゲストの造形もあちこちsiganeおぜうさまらしいし、興味深いですね。水晶の◎なんてビジュアルは男性が作るキャラクターにはあまり出てこないし、◎◎◎・◎ー◎ェッ◎なんてネーミングはいかにも女性らしい。
 とある人物のハンドルの◎◎の◎◎や◎◎から推測して、ひょっとしてsiganeさんはけっこう『灼眼のシャナ』とか好きなんじゃないのか?などと邪推してしまいました。なっはっは。まあ僕はシャナたんより同級生の吉田和美ちゃんとマージョリーおねいさんとメイドのウィヘルミナの方がプッシュですがええ。(それ関係ないYo!)


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 偶然この日、僕の愛用しているエルメスの腕時計がアクト終了間際に電池切れで止まってしまったのですが、メモしていたアクトの時間はプレアクトが15分、本編は休憩込みで4時間30分。戦闘が神業であっさり勝負がついた展開でこの時間です。
 本番は大会議室が4.5h、小会議室が5hですから、あと少し削るぐらいで丁度良くなるでしょう。リサーチフェイズ後半、キャストが行動に迷ってしばらく停滞したあの辺を直す感じでしょうかね。
 実はテストプレイなのでもっとちゃんと記録しようと、オープニング、リサーチ、クライマックス、エンディングもそれぞれ休憩時間を除いて記録していたのですが。これはしたり、合計したら何故か4時間50分になってしまいました。w
 終了時間-開始時間の4時間30分が正しいのでどこかの計算が違うはずなので、おかしいなあと内心考えていたのですがそこで不意打ちでした。


 ポストアクトの素晴らしい活躍や助けられたを思い返す段。ジニアさんの席から始まったから今回は半時計周りなのかと思ったら、ビッグナンバー順でいきなり次がPC3の僕に来ましたよ。内心時間の計算をしていたので超サプライズ。回避不能フリーアタック状態です。
 すると勇者らいどん卿、目を輝かせて「話に聞いた通りでした。星也かっこいいです!」「自分の正義を貫くっていう一本筋が通ってていい!」「演出が細かくてかっこいいです」「総帥はRL経験が豊富なだけあって盛り上がるシーンで合いの手を入れるのが上手いです」「ニコ動の字幕ネタとかいい!」などなどたくさんフリーアタックしてきました。w
 いやニコ動はどうでもいいんですが、やべー、こんなに誉められたの久しぶりな気がしますよ。不意打ちだったのでちょ〜恥ずかしくて悶死です。もう10回ぐらい悶死です。もうフェニックスできません。w
 それに引き換え僕はと言ったら。「『火が点いた俺を、止められると思うなよ!』は実に主人公っぽい台詞だね」とか。なんか人をおだてる時にいつも言うテンプレートっぽいことでお茶を濁した気がします。やばい、時間の計算をしてないでもっと気の利いた台詞を考えておけばよかったぁぁぁぁぁw
 あとで聞いた所、らいどんのサークルの同志、この前 星月夜16th で一緒に遊んだ皐月御嬢様が前から財団のビジター様だったこともあり、何やら吹き込んでいたようであります。さらに5回ほど悶死。w


 シナリオの改善点に関する議論はずっと続き、その後の食事中もずっと続きました。まあ主に熱く喋っていたのはジニアさんなのですが。w
 店が暑かったこともあり、僕はだんだん途中から疲れていつもの「せっかくシナリオ作って頑張ったんだからいいじゃん」的なスタンスに戻ってしまいまちた。 (ノ∀`)
「楽しかった話もしようぜ!」「今日はやっとらいどんと遊べたな! ☆-(ノ゚Д゚)八(゚Д゚ )ノイエーイ」的なことをつい言ったりしながら一日は終わりました。
 テストプレイは非常に大事ですが、TRPGのプリミティブな部分、楽しみを得るために行うという目的は常に在るべきだな、と思った一日でした。まる。