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ITエンジニア関連の様々な話題を書いているはずのブログです。

勇者のちからをぶちまけろ! 『宇宙の華 -ignited-』4thイグナイト

 最近のプレイ記録です。



 さてさて、無印版の元シナリオ原作者様からまたもリクエストがあったこともあり、らららオフ2次会でヒソカに要員確保に回ったりしたのち。勇者のちからにちょびっとだけエレガントのちからが加わった本作、都合4回目の4thイグナイトが実施されるのでした。
 小生の高校の後輩でもあるグラホパーズのホグ山さん、詩さん、すらのばーずの勇者エムさんが揃ったので、あと1人はおとなぱわーやおねえさんぱわーで異色のコラボレーションとしたいところ。
 しかし諸々の都合で断念、やってきた4人目の勇者はグラホパーズのJ-Iさんでした。なんだこの偏った面子は! これはプチぐらすら交流会なのかっ? (ノ∀`)
 準備を経て当日になってみれば、前日までの大雨は止み、秋晴れの麗しい天気。いま忙しくて危険が残っていた僕の仕事も無事ひと段落つきました。
 冥王星やセレスやカロンは惑星の仲間から外れてしまいましたが、透き通った空の向こうには宇宙の世界。宇宙のちからに点火するにはまこと相応しき日と言えましょう。いざ往かん、星々の海へ!


   ★   ★   ★


 本日はプチぐらすら交流会なので、あっきぃぱわーが必要です。と勝手に理屈をつけて、昼食は『グリルアッキー』に行ってみました。
 うむ、場所のぶん値段が高めなのが難点ですが、えれがんとな音楽の流れる店内でゆっくりとえれがんとな食事をいただくことができました。
 しかし回りを見渡すと。面々はナイフとフォークが使えずに箸に逃げたり、バターを探してコショウをテーブルクロスの上に蒔いてしまったりお茶目が続いています。参加者5人中3人がドジっ子なのはやはり危険なようです。いけませんよ! 事は全てエレガントに運ばないと!www

 かくして遅めの開始時間の元、エム先生の持ってきた駒のフィギュア類も並べ、4thイグナイト開始となりました。


『宇宙の華 -ignited-』4thイグナイト
プレアクトページ

■PC1:“破戒すべき全ての障害(リスクブレイカー)”アーヴィル=ミルドレッド

(アラシ◎, チャクラ, カブト● カブト:ボディガード3 26/Male)

 ミトラス生まれ、ウォーカー乗りに憧れ、一流の傭兵となり各地の戦場を転々と巡った傭兵。銀髪に茶色の瞳をした体格の良い長身の青年で、戦場では冷静だが、ふだんはさばさばしている。数年前に死に掛け、研究中の生体義体の試作となることで生き延びた。街で休養中はカブト業で収入をまかない、常識の通用しない戦場で戦っている。
 そして今。アーヴィルは宇宙にいた。あらゆる予測と常識が通用しない、重力井戸から解き放たれた星の戦場で、輸送船を守るウォーカー隊のエースとして。
 愛機の名はスカルブスネス。機械翼を広げた人型機は青と白のカラーリング、アーヴィルが名を上げた時にと郷里の仲間たちが故郷の地の名をつけた。
 アーヴィルはメルとしか呼ばないAIのメルキオールが冷静に機体状況を読み上げる中、機械翼の中のバーニアに火が灯る。宙間用ヴァローナは翼を広げ、星の戦場へと飛び立った‥‥!

Player: ホグ山(ホグザン)さん 【昼の梟、夜の狼】 【梟の図書館


 グラホパーズのミストレス担当小動物系のホグホグさんです。さあPC1がすらっと出て参りました。プレステのゲームのキャラがモデルだというアーヴィル、竜リンぢからでFateぽいハンドルを持っていますが、やさぐれ渋傭兵系オトナPC1です。
 アラシとカブトを両立させているキャストのようで、ウォーカー搭乗時もギガシールドで<ブロック>、搭乗時も生身の時も<カブト:ボディガード>で距離を超遠まで伸ばしたカバーリング技で依頼人を守ります。義体が“憑武”なのでオプションを活かし、生身の防御無効受け無効の攻撃やブラストインパクトアタックが奥の手です。
 さぁ、その人の世界を知るにはサイトを調査したりシナリオを遊んだりキャスト一覧を俯瞰したりするのがよい手ですが。ホグわーるどといったら誰が思い浮かぶでしょうか。純白の雪の光で数々のヒロインを救い、トループになるぐらい住まわせているシスコン気味若カブトのウィロードやその姉、悩めるテロリストの正体を隠しピアノを弾くツインテールのだめっ子のあゆちゃんなどなどが浮かびます。
 ‥‥さあその中に、独り異なる雰囲気を背負い、独り立つ傭兵アーヴィル。うぅむ、おかしいです。なんか、「ホグキャストじゃないみたいだ!」www


 ――という先入観からの偏見はスペースデブリとしてポポイのポイし、ホグぢからに点火してもらうのが筋といふものでしょう。かくしてリスクブレイカーは虚空へと飛び立つのでした。
 調べるとスカルブスネスは南極の地名なのですが、ホグ宇宙では故郷の地名に。義体なので強さは申し分ないだろうとたかをくくっていたら、本気を出さないと意外に弱い(笑)ことが最初の戦闘で判明。
よもやPC1が弱いとはっ‥‥?! と危惧しましたが宇宙の塵とは散らず。ホグぢからに点火し、本番ではブイブイして星の戦場を駆け回るのでした。
 傭兵色が強いキャラクターは今回が初めてで、子供のイザベラを大人の視点から見下ろしてみたり。戦場カメラマンの武蔵野鳴海とは地上世界のどこかで何回か遭遇したことになり、冗談交じりの会話をしてみたり。愛機を心配して唯一の信頼できるメカニックのウサコックに相談してみたりしていました。
 サポートAIのメルキオールを最後まで愛称の「メル」としか呼ばず、最後の台詞もきれいにまとまったので、よかったと思います。


   ★   ★   ★

PC2:“十五夜スパナ”エリック・ウサコック 【blog記事

(タタラ◎●, ニューロ, アラシ タタラ:リジェネレイター 352/Male)

 赤い目、茶色の毛並みにぴんと立った耳、つなぎ服には愛用のスパナとにんじんスティックを入れた身長96cmのウサギ。「ぴょん」言葉で喋るハスキーボイスのお茶目なウサギだが、仕事には手を抜かないプロ思考のうさぎメカニックである。故郷ではメカニック集団『餅つき屋』所属。
 その正体は義体でもアヤカシでもなく、本物のウサギ。月の裏側にある妖精と月ウサギの住む王国、十五夜の国。地上世界の電脳聖母の娘とそっくりの女王、カグヤ姫に最高のメカニックの称号である“十五夜スパナ”の称号を賜り、新たな修行の旅に出るためにサイバー・ムーン・シティを後にしたのだった。宇宙船が故障したところを助けられ、今は軌道世界で活動している。
‥‥輸送艦“ロードデンドロン”がエリックの現在の家だった。ウォーカー隊の面々の機動戦車の命を救う日々。アーヴィルと並んで部隊のエースのローザは、義体かドロイドと思っているのか、エリックにも理解ある女性パイロットだった。修理に共に付き合い、御伽噺のようなエリックの故郷の話にも興味深々に耳を傾けていた。
 そんなある日。エリックはぴょんぴょんと居住エリアの通話室のそばを通りかかった。そして、月の姫君の光の下、運命の天輪は巡り始める‥‥

Player: 詩(ウタ)さん 【BLACK PEPPER COW BUTCHERS]】

 うーたんワァァァルドォ!(『血+』のCMのUVERworldの宣伝ぽく)
 グラホパーズ女性陣のちびっこのうーたんたんです。らららオフ2次会の時にキャストで誰か適合者がいるかヒアリングしたところ、メカニックを作りますとイミシンな微笑みを見せたので一体どうなるのかと思っていたら。
 ウサタク風のうさぎメカニックのウサコックがうーたんわーるどから登場して参りました。ウサコックです。ウフコックみたいでなんだかカコイイですね! マルドゥックの新刊もそのうち出ますよ! (*´▽`)
 さぁ、キャスト構想時点ではグラホパ内部からも「お前馬鹿だな」「この電話切っていい?」と非難轟々だった(らしい)ウサギさんのエリック。本物のうさぎです。
 月の裏側には大宇宙の人が幽閉されているX-55ではなく十五夜の国が。そっくりのお姫様が地上と月に両方いるという∀ガンダムライクな設定の国があるのです。アルファ=オメガたん似のカリスマ姫のカグヤ様の命を受けたエリックは、軌道の人間世界に旅に出ることに‥‥

 なんというドリー夢でしょうか。今までどうしようもない設定のキャストを見て呆れたことはありますが、そういうのとはまったく違う次元の、まったく別種の宇宙の奥行きを、コズミックなイマジネイションを感じます。小生らのような常識に囚われた凡人にはどうやっても思いつかないことをやってのける、そこにしびれるあこがれるゥ〜! 月の女王国からきたウサギさん、これぞ、うーたんワァァァルドォ!


 中の人が最近調子が悪いのかちょっと心配していたのですが、無事にひみつのプレアクトBBSにも登場。エリック無事に軌道世界へ登場と相成りました。
「ミーにかかれば2秒で済むぴょん」と喋るエリック、最近は比較的珍しい製作系の行動に特化したタタラ。<サポート>や達成値を上げた電脳リアクションを補助的にも行ってきます。うーたんたんは絵が得意なので、ピーターラビット風のうさぎの絵がプロファイルシートに本当に書いてありました。ブラヴォ〜!
 宇宙船のメカニックがやれるようなキャストは多くの場合新造を余儀なくされる。また自分がRLの時は基本的に、その前、その後も使える愛用のキャストで遊んでほしい‥‥という考えの元、点火版シナリオではキャストの間口を広げているのですが。実はPC2に本職の専門メカニックが入ったのは今回が初めて、ウサギとはいえ男性が入ったのも今回が初めてなんですね。
 非常によいカンジとなりました。身長83cmのウサギさんとパイロットのお姉さんのコンビ。悲しい横顔を見せるひと時、無重力の宙に浮く涙の粒、見守る月ウサギ、そして窓の外には星々の海。う〜む、絵になる光景ではありませぬか。
 今までは怪しんで一旦距離を置くことが多かったので、実はコネのローザさんとのコンタクトは今回が一番充実していたんですね。
(ピー)の船腹にすわ大穴が開いてみんなおろおろする折、必死にバーに掴まってわたわたする可愛い系アクションなども女性の萌え心を刺激したに違いありませぬ。小生は♂なのであれですが、きっとひよこ帝国の涼子ママあたりにはHitしたことでしょう! やっぱり可愛い系のキャラクターは女の子が演じた方が可愛いですね! なんちって!
 おおそういえば。うーたんわーるどのキャストに共通しているのは中の人のちから。ローザ機「ヴァンダーファルケ」を何回も「ワンダーフォーゲル」と言い間違える天然ぱわーが‥‥はっ! (月にアブダクションされて 通 信 途 絶)


   ★   ★   ★

PC3:“小皇帝(ちびカエサル)”イザベラ・ハプスブルク

(カリスマ◎●, マネキン, エグゼク エグゼク:パープルズ 16/Female)

 皇帝に連なる災厄前の名家ハプスブルク家を源流に持つ現ハプスブルグ家当主。現在は混乱状態にあるヴィル・ヌーヴをいつの日か奪還、由緒正しい血筋の自分が建国することを夢見ている。赤い瞳に金髪、自らを「余」と呼ぶ尊大な少女だが身長はわずか146cm、侮られることも多く本人も気にしている。
 人脈構築、軍資金確保のため、未来の女皇帝は宇宙にいた。艦首には双頭の鷲の紋章、艦名はロードデンドロン、星の海を渡るしゃくなげの船。
 宇宙海賊に襲われ、哀れ虚空の藻屑となるのを免れてよりしばらく。護衛隊の二人のエース、ウサギだが優秀なメカニック、低料金を目当てに乗ってきたカメラマンの若者と思考戦車を載せ、輸送艦は今日も旅立つ。ヌーヴ奪還の大望を乗せ、星々の大河へ‥‥!

Player: J-I(じぇいあい)さん

 グラホパーズのマネキン担当のJ-Iさんです。ふだんはマネキン3枚の何でも屋でフェイト導入をなんとかしたりしています。今回もマネキンレクタの子を候補に出してきた途端に、回りが本気で牽制を始めました。www
 さあやっぱりマネキンが入っている皇帝の子が出てきました。こういうストレートに萌えっ子なキャストを何のためらいもなく出してくるグラホパぢから、そこにしびれるあこがれるゥ〜!
 調べると分かりますが、ハプスブルグ家(ドイツ語綴りだとHabsburg)は実在します。スイスで生まれたドイツ系貴族の名門、中世から現代まで様々な国の王や皇帝を代々輩出してきたヨーロッパ王家の名門中の名門だそうなんですねー。エレガントのかほりがして参りました。双頭の鷲が紋章なので宇宙艦にもついていることになりました。


 イザベラは<直属部署><精鋭部隊>でアラシとミストレスの部下トループを保有し、<演説>からの連続先制行動で<人使い>から動かし、致命的な攻撃は<誘惑><魔女の叫び>で叫んでくるタイプの司令官です。<エグゼク:パープルズ>やウサコックの<サポート>で数点ブーストされた達成値が、デンドロンの面々を何度も救うことになりました。
 このシナリオをやることになった方々は大抵そのときになって頑張ってかっこいい艦名やら機体名を考えてきたのですが、今回はロードデンドロン。
 学名の最初がRhododendron、しゃくなげ(石楠花)の花です。ロードレアモンみたいでなんだかカコイイですよエム先生!(なんだそれは)
 花言葉が威厳、背が低い花というところからもイザベラを象徴することになりました。J-Iクンががむばってエレガントぢからを高めましたよ!


 2ndイグナイトでそねっていたSONE先生の傭兵姫ズームルッド殿下と通ずるところのある艦長枠になったのですが、やはり身分の高い人が乗る船というのはビジュアル的には絵になりますね。「ブリッジが賑やかなのは、宇宙艦が繁栄している証拠だよ、フロイライン」の言葉も最後の最後でふたたび返されて活かされたりするのでした。
 皇帝でないのに自分を「余」と呼ぶイザベラはけっこう台詞回しをトチったりもしたのですが、そのへんは頑張ってもらいましょー。
(この当主令嬢に限らず、話し言葉が現実の人間と著しく異なるキャラクターは、TRPGで作るのは簡単ですがきちんと演じきるのはけっこう大変なんですよね。)


   ★   ★   ★

PC4:“消えない火球”武蔵野 鳴海 (“イモータルファイアボール”むさしの・なるみ)

トーキー◎, カゼ, カブキ● トーキー:デスペラード 22/Male)

 生まれも育ちもストリート、ヤバイ品の輸送を糧に生きてきたが強運から生き残り、実力もつけてきた若者。戦場カメラマンとしても世界の危険地域を回ってきており、危険な取材にも動じずに飛び込む。黒い瞳に黒い髪の日系人の若者で短髪、頭にはゴーグル、危険に備えて重ね着しているアーマーを脱ぐと意外に細身。共に世界を巡ってきた相棒は、サポートAIを搭載した光学迷彩付ターボ仕様の思考戦車、“たっくん”。楽観的で物怖じしない性格である。
 犯罪結社や危険な取材に飛びこみ、激動のアルカナム戦役を生き抜き一人の少女を救い出してから、はや一年。鳴海とたっくんは軌道コロニーにいた。実入りのない取材旅行の帰り、路銀が少ない二人は、荷物のついでに人も運んでいる宙間輸送艦に乗せてもらうことに。奇しくも、双頭の鷲の輸送船から出てきたのは、地上世界で鳴海を待つ新妻と同じくらいの年の少女であった‥‥

Player: m&m(エムアンドエム)さん 【/N◎VA

 彼方の何処かにあるという、勇者の集う勇者の国。そのさま、美しき戦乙女たちのいざなうヴァルハラの宮殿か。はたまた麗しの白鳥の娘ヴァルフェーたちの導く亡霊騎士の城か。そんな勇者の国“すらのば”きっての勇者、勇者エムどのがやって参りました。
 2ndイグナイトのSONE先生もPL/RL両方周知の罪人でしたが、それどころの比ではありません。勇者のちからが満ち満ちた元しなりお『宇宙の華』の作者御自らの降臨ですよ! キャーッ!www
(ちなみに点火版は「うちゅうのはな」ですが無印版は「そらのはな」と読みます!w)
 手を加えたシナリオを走らせるときの最大の楽しみは、チューンされた箇所に完全に騙されるPLを見て内心ニヤニヤすることなのですが。(陰険だなオイ!) 本日は原作者様が相手なのでニヤソニヤソできません。いわしマジックは数%しか混入していないのにいったい何を見せれば良いというのでしょうか。恥ずかしい〜!(/∇\*)


 運び屋というのは大昔のN◎VAだと割といたのですが、導入が希少なのでD時代は絶滅寸前のコンセプトです。鳴海クンはストリート系のトーキー&戦場カメラマン、相棒が思考戦車で走り屋っぽいこともできるという面白い作り方をしています。
 データの組み込み方はかなり特殊で、エクリプスDのたっくんに乗って<ドッヂ>、敵の本気超☆攻撃を<挑発>して自分に向け、思考戦車の装甲と自分のアーマー重ね着で減少、<コミックヒーロー>と<生還>で減少、さらに<トーキー:デスペラード>で減少して生き延びるというものです。
死点撃ち>されるとあっさり昇天しますが通常攻撃の場合、理論的には50数点の爆ダメージに耐えられる構造となっています。“たっくん”はまんま『攻殻機動隊』のタチコマ風なのですが、合いの手が入れやすくて分かりやすいといえば分かりやすいですね。


 さあそんな鳴海とたっくんの二人組、多くの参加者が2005年度ベストアクトの1つに上げた『フロントライン -ベスティア小隊戦記-』で真のPC1ロードを駆け抜けました。(ピー)が詳しく設定されていなかった(ピー)の一人が、なんとかマジックがモニョモニョしてヒロイン役になっていたので御座います。
 そうとは知らず全力で助けに走った鳴海クンはRLとしてもう内心ニヤニヤが止まりませんでした。そして平和が訪れた折には電脳との高い親和力を持つ“宝冠の天使”ことコレットと一緒にN◎VAに帰ってきてめでたしめでたしとなったのです。実は彼女にはビジュアルのモデルがいて、なんとなく『エレメンタル・ジェレイド』という漫画のヒロインの子のような伏し目がちの女の子としていたんですね。


 そんなヒロインとらぶらぶハッピーエンドだった鳴海クンが軌道にやって参りました。帰ったら式を挙げるくらいなのかなあと思っていたら、実は半年ほど前に結婚したとか後になって言って来ました。それどころかまだ10代のオンナノコを妊娠させたそーです。そーゆーことは、ハンドアウトを書き換える前に早く言っていただきたい!www
 お陰でPC4用ハンドアウトが史上最もハズカシくなってしまいまちた。いや、このシナリオ以外を含めても最もハズカシいかもしれません。 (*ノノ)キャッ
 しかもヒロインにはアフターケアが必要などともっともらしい理由をつけつつ、地上へ早く帰りたい理由が欲しいから身重で予定日が迫っていることにしてくれなどとオープニングで言ってきます。女性PLが同席の前でこういうことを平然と何の恥じらいもなくやってのける、小生にはとうてい真似できないこの勇者のちから。そこにしびれるあこがれるゥ〜!
 無印版から放置度の高いPC4枠は、(ピー)と愉快に盛り上がったりキャストの設定を活かして賑やかし役になってもらうことでフォローしているのですが、今回は鳴海もたっくんも、そして中の人もいじり易いことが幸いしてか、史上最もPC4が愉快なことになったかもしれません。
 たっくんはウサコックに宇宙用に改造されてウサミミがついたり言語野を書き換えられて「鳴海〜! ボクの口調が変だぴょん!」になってしまったり。大宇宙に広がったラストの戦闘では(ピー)とニラニラしたり母艦の回りをぐるぐる回ってたっくんアタックしたりして、勇者のちからを発揮するのでした。


   ★   ★   ★

RL:自分なので(ry

 リクエストに応えているうちに、いつの間にやら都合4回目となりました。プレイ頻度の高いすらのば御一行なので無印版は既に回しまくっているのだろうと思いきや、実は6〜7回位らしいですね。意外や意外。
 おおそういえば、アクトシートを眺めていたらホグホグ先生のところに「ポニーテールは好きですね!!」と書いてありまちた。ホグホグ先生はアクト中もRLシィンで「シュッシュッシュッシュッ」をやっていたような気がします。はて、一体何のことでしょうか。
 うぅむ、きっと探したらメイド忍者のポニーテールが持ちキャストにいたエム先生に向けた言葉に違いありません。そんなことはポポイのポイして、いざ宇宙へ‥‥!



『宇宙の華 -ignited-』


   ☆   ☆   ☆


 そして始まる宇宙の物語。スクリーンに最初に映るのは‥‥
1年ほど前の南米某国。傷つき、煙を上げる鋼鉄の戦士たちが横たわる、大統領官邸前の戦場跡だった!

鳴海の中の人「アレをもう一度というのか!」

 トゲトゲの機体を撃破した四つ脚のオルトロス。幽鬼のように佇む無銘のヴァローナ。後方にはケルビム潜入捜査官の乗ったホバーキャリア。
 自律行動ユニットは力を失い、電子戦ウォーカーは地に倒れていた。
 砲火の中を走り抜け、耐えてきた“たっくん”のハッチを上げ、鳴海は飛び降りて走った。開いたコックピットには‥‥

鳴海「しっかりしろ、コレット!」
コレットたん「鳴海‥‥なの‥‥? わたし、もう誰とも、戦いたくないよ‥‥」
鳴海「もう、戦争は終わったんだ! (夢《暴露》!)」



 そして回想シィンが終わると、若者はごった返すチャイローンの宇宙港を思考戦車と共に歩いているところだった。

鳴海「おお悪ィ。ちょっと考えごとしてた」
たっくん「ちょっと鳴海ー。ちゃんと聞いてますか? ははーん、その調子だと、愛しのコレットちゃんに早く会いたくてたまらないってカンジですね〜〜 ( ̄ー ̄)」



RLの中の人「(しなりお冊子を掲げて) シナリオに書いてある通りだ。いやー、エム先生は、いいシナリオを作るなぁ〜 (´▽`)y-~~~」
一同「作るなぁ〜 (´▽`)y-~~~」

鳴海の中の人「うそつけー! こんなシーン書いた覚えないぞー! ヽ(`Д´)ノ」


   ☆   ☆   ☆


 地上世界の言葉で隼を意味する彼女の機体は、攻守共に優れたバランスの取れた中型機だった。“ヴァンダーファルケ”の脚部を開いた中に頭を突っ込み、中を修理していたエリックは、外から唯一見える短い足をバタバタさせながら、十五夜スパナの一級の技を振るっていた。

ローザ「ちょっとエリック、大丈夫?」
エリック「ミーに掛かればこんなの2秒で済むぴょん」
ローザ「あんまり、変な月の技術は無理に使わなくていいわよ。修理するときに部品がなくて困っちゃうから‥‥ (´▽`;)」
エリック「大丈夫だぴょん!☆」


パイロットスーツに身を固めた女性パイロットと、身長83cmのうさぎメカニック。佇む鋼鉄の機体の前に話す二人は、ロードデンドロンの中でも異色のコンビだった。


ローザ「ねえエリック。あなたのその十五夜の国って、本当にあるの?」
エリック「もちろんだぴょん! ミーはカグヤ姫の命で外の世界に出てきたんだぴょん!」
ローザ「うふふ、もしあるとしたら行ってみたいわね。月の裏側にあるというエリアX-55より、よっぽどロマンチックだわ」
エリック「その時はミーが案内するぴょん。ローザは美人だから、ムーンシティの妖精の中に紛れ込めば怪しまれないぴょん!」
ローザ「あら、何を言ってるのよ ( ´ー`)ノ☆」


 そしてある時、地上世界からやってきた女性パイロットはふと訊ねた。


ローザ「‥‥ねえ、エリック」
エリック「なんだぴょん?」
ローザ「もしあなたがウォーカー乗りで、いつか自分の機体を乗り換えなきゃならなくなったとしたら――あなたなら、どうする?」


   ☆   ☆   ☆


 まだ二人のエースも、うさぎメカニックもいない頃。
未来の皇帝を乗せ、宇宙を旅するしゃくなげの船は、沈没の危機に見舞われ、そして一隻の船と出会った。
 頭上に広がる青い星。その中で雲に隠れ、陸地はさらに小さく見えた。


(ピー)少佐「ところで、フロイライン。ここから見ると、地球はあまりに小さく見える。あの小さな青い星の中で、ヌーヴはさらに小さい。大地の一部に、そこまで拘るのは何故だね」
イザベラ「それは――」


   ☆   ☆   ☆

 小皇帝を旅行客かと勘違いした勇気のある一般客らを乗せ、双頭の鷲の船は出航した。余裕で構えるアーヴィルの元にも鳴り響く警報。リスクブレイカーは、愛機の元へと走った。


AIのメルキオール「起動シーケンスを標準手順に基づいて起動します。正常、正常、‥‥。マスター、今回の旅行は厳しいですね。その全身義体に負荷は掛かっていませんか?」
アーヴィル「大丈夫だ、メル。俺は化け物だ」
メルキオール「マスター。私には、メルキオールという個体名があります。その呼び方を、改めていただけないでしょうか」
アーヴィル「分かったよ、メル。さあ行こう。
アーヴィル=ミルドレッド、スカルブスネス、出る!」


   ☆   ☆   ☆


 そして続く宇宙の旅。乗員にはうろんな影が‥‥


(ピー)「いやー、チーフの命令で罰ゲームなんですよ〜」
イザベラ「余の船で騒がしいな。ならばそのチーフに問いただしてみよう」

TELTELTEL‥‥


RLの人「(野太い声で)はい、こちらチーフ。ああ、艦長ですか」
一同「チーフかっこいい!(;゚∀゚)=3」
RLの人「(´▽`)?」


RLの人「いやー、チーフが出てきたのは初めてだ〜 (*゚▽゚)」
鳴海の中の人「初めてだ〜 (*゚▽゚)」


   ☆   ☆   ☆


 そして思考戦車の元には、自慢のスパナを構えた恐怖の直立ウサギがやってくる! 危うしたっくん! 月のちからに耐えられるのか?


エリック「ミーの改造で、バッチリ宇宙用に改造するぴょん!☆」
たっくん「(わたわた)な、鳴海はどこに行ったですか〜! 宙間運用装備は頼みましたけど、このウサミミパーツは何の役に立つですか〜! Σ(´□`;)」


   ☆   ☆   ☆


 続いてゆく航海。RLシィンを全て「シナリオ通りに」描写したり、情報を全て「シナリオ通りに」明かしていく都度、4thイグナイトは一部で挙動不審な動きが見られる!


(ピー)准尉「艦長。でも私たちは、ついてきたことを後悔はしていませんっ。(ピー)から残っているメンバーも、みんな、みんな、そう思っているはずです」
(ピー)少佐「‥‥いや、つまらんことを聞いた」


鳴海の中の人「ニヤソニヤソ ( ̄ー ̄)」
アーヴィルの中の人「シュッシュッシュッシュッ ( ゚∀゚)」


   ☆   ☆   ☆


 窓の外には星々の海。そして懸命に背を伸ばし、女性パイロットの手を取るうさぎメカニックは‥‥


エリック「ダメだぴょん! ローザが帰ってくる船は、この船だぴょん!」
ローザ「エリック‥‥」


 隼の乗り手は悲しげな顔で首を振った。低重力のハンガーに浮かんだ涙の粒は――


ローザ「エリック‥‥。どうして、どうしてあなたは、そんなにいい子なの?」
エリック「?? なんだぴょん? そんなことを言われたのは初めてなのだぴょん??(わたわた)」


 その時。背景の中でメガネがきらーんと光った。


(ピー)「さて‥‥そのへんにしておいて頂きましょうか‥‥」


   ☆   ☆   ☆


 虚空に輝く宇宙の華は、誰の光か。いろいろあって広大な宇宙空間で戦闘となった!


鳴海の中の人「敵に回してみるとけっこう圧巻だな‥‥ (゚ー゚)」
RLの中の人「作ったのはチミだ!」


 だが、プロット数ならトループ使いのイザベラ艦長も負けてはいない!


   ☆   ☆   ☆


(ピー)大尉「この野郎! 今度こそ、オレの本気攻撃を食らえッ!(ズッキューン!)」


 超高速で肉薄する(ピー)! そして奥の手の超☆スペサルな勇者のちからのこもったハイブリッド攻撃がスカルブスネスを襲う!


RLの人「達成値はこれで、どうだ! (っ´▽`)っ」
鳴海の中の人「行けっ!」 ←一緒になって応援している


アーヴィルと中の人「ジャックナイフがないんだ!」
エリックと中の人「サポートももう出来ないぴょん」
イザベラと中の人「じゃあ叫びます」


RLと鳴海の中の人「     ('A`)     」


   ☆   ☆   ☆


どかーん!
AIのメルキオール「マスター。緊急事態発生です。背部バーニアが爆発しました。機体制御不能! 重力に囚われます!」
アーヴィル「なにっ?!」


 PC1の機体は大気圏で燃え尽きてしまうのだろうかっ! だが危機を救ったのはうさぎぱわーであった。ナゾの白いもやもやがどこかから現れると、暗闇を照らす月の光の下、月の生命体が降臨!


デンドロン乗員「宇宙人だ! (゚Д゚;≡;゚Д゚)」
デンドロン乗員「謎の月ウサギだ!」
デンドロン乗員「アブダクションされるぞ!(((Д;;)))」
エリック「これで大丈夫なのだぴょん!」


 幸いなことにアーヴィルと乗機は月のぱわーで助けられ、アブダクションではなく無事に母艦へと収納された。
 代わりにアブダクションされたのは宇宙をさまよっていた(ピー)なのだろう。きっとその後、十五夜の国で(ピー)の道場を開いてカグヤ姫を相手にハッスルしているに違いない。


   ☆   ☆   ☆


そして、エンディング。


イザベラ「ブリッジが賑やかなのは宇宙艦が繁栄している証拠だと、あの時言ったではないか」
(ピー)「そうだったな。現在は、フロイラインが我らの上官だ。改めて、よろしく頼む」


   ☆   ☆   ☆


(ピー)「そうね。あの子には話しとくわ。月の裏側の、お姫様が束ねる御伽噺の国からやってきた、ステキなウサギさんが、私と(ピー)を助けてくれたって。きっと、信じてくれると思うわ。カグヤの姫に、よろしくね」
エリック「もちろんだぴょん! でも、早めに帰ってくるぴょん。(ピー)の帰る場所は、この船だぴょん!」
(ピー)「そうね。ではひと時の別れだけど、さようなら、エリック・ウサコック(敬礼)」
エリック「さようならだぴょん!(敬礼!)」


   ☆   ☆   ☆


 アーヴィルは地上世界のミトラスの古巣へ帰り、愛機の羽を休めていた。


傭兵仲間「ほー、アーヴィル、お前の機体、宇宙に行ってたんだってな。ずいぶん改造してあるじゃねえか」
傭兵仲間「おいみんな! なんだか分からない白いモヤモヤが出てきたぞ! 一体、どんな改造をしたんだっ?! (((( ;゚Д゚)))」

アーヴィル「さて、行こうか」
AIのメルキオール「はい、マスター。ですが、ひとつだけ問題があります」
アーヴィル「なんだい、メル」
メルキオール「私には、メルキオールという個体名があります。訂正していただけないでしょうか」
アーヴィル「(ニヤリとして)そうだな、メル」


   ☆   ☆   ☆


 そして、みんなが譲り合い、何故か一番最後はPC4のエンディングだった。


一同「真のPC1は最後だなぁ〜 (´▽`)y-~~~」


 冷たい死の虚空を離れ、星の降るトーキョーN◎VAの夜。死なない火球の名を持つ若者と、言語野を改造されてしまった思考戦車は、遂に愛する人の元へ帰ってきたのだ!




たっくん「じゃじゃーん。みんな、帰ってきたんだぴょん! (=▽=)ノ」
こども「ワーイ、たっくんだ〜!」
こども「なるみおにいちゃんだ〜!」


鳴海の中の人「なんでこんなに子供がいるんだ! ここは孤児院か! ヽ(`ー´)ノ」


 そして戯れる子供たちを背景に、アパートからは一人の娘が出てきた。


コレット「鳴海‥‥無事だったのね?(ひしっ)」
鳴海「コレット、もう大丈夫だ」
コレット「私、怖かったの。何度も夢をみたわ。アルカナムにいた頃みたいに、回りの人がみんないなくなって、また一人になるんじゃないかって‥‥」

 鳴海は《暴露》のちからで、宇宙で起こった物語を語った。そして決めた、これから生まれてくる二人の間の子供の名前は‥‥


『なゆた』



たっくん「あちゃー、見ちゃいられないでぴょんー (*/∇\*)」
こども「ねえねえ、宇宙で何があったの?」
たっくん「これはいいことを聞いてくれたのだぴょん。ボクとなるみの今度の敵は、軌道忍者もまっさおの、(ピー)の使い手だったのだぴょん!(えっへん)」
こども「なにその(ピー)って! ボクにも教えてよ!(きらきらーん)」



 かくて星降る地上の街に、宇宙の華の物語は幕を閉じるのであった‥‥

And so, curtain dropped,
under star falling night ....


   ★   ★   ★



 実は開始時刻が遅めだったのと小手調べの戦闘をしたら意外にアーヴィルとイザベラ艦長が弱かったことから危惧したのですが、時間配分は無事に成功。13:45〜18:45できっかり5時間で終わらせることができました。今回も感謝せねばなりませぬ。ありがとう時間管理局! (*´∀`)ノ

 今までの3回のアクトを振り返ると、やはり防音環境だったことも幸いして2ndイグナイト、人形のパイロットとブレイヴの魔女とそねるお姫様とリチャードパパの回が総合的に見ると1番盛り上がったと思えるのですが。それに続くぐらいのアクトを達成できたと思います。

 その日の夜、スープカレーを食した後の帰途の道、ふと夜空を見上げてみれば。池袋の空には満月に近づいた月がかかっておりました。
 地上世界からは決して見えないあの裏には、きっと今宵も十五夜の国が。麗しのカグヤの姫の統べる月の都では、エリックと仲間のウサギさんたちがスパナを手に何かを作り、ドイツ行政圏からやってきた旅人を出迎え、うろんな格闘術の道場が人気を博しているのでありましょう。うむ、秋の夜長に相応しい、なんとも浪漫溢れる話ではありませぬか。
 かくして、4度目の宇宙の華に点火する物語はここに幕を閉じるので御座います。



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