Rのつく財団入り口

元はTRPG系のWebサイトの入り口だったブログです。最近のIT本の感想など。

ラノベ『ダンタリアンの書架』 7巻

 こっそりずっと読んでいるラノベの“ダン書”シリーズ最新刊。
 主役のダリアン&ヒューイのコンビ以外にもこの巻はゲストキャラののカミラとジェシカが再登場してくれます。幻書の影響で普段はありえない貴重なデレシーンというサービスあり。w
ドタバタありシリアスありまさかの宇宙ネタあり、あと本文中の挿絵のダリアンがどんどん縮んでギャグ絵ばかりになっているのは気のせいでしょうか。w
 ザ・スニーカー誌最後の掲載分だったEpisode 0と銘打った最後の話がよかったですね。ミスディレクションを散りばめて本編よりも未来の後日譚の番外編、望ましくない未来……と途中まで読者を惑わせるうまい仕掛けになっています。

 残念な点といえば雑誌連載なので仕方ないですが、毎回どこからでも読める読み切り短編なため、7巻まったり続いても物語世界全体にあまり進展がないことですね。TRPG的に言うと毎回必ず一話完結の短めのシナリオでキャンペーン展開に広がらないような感じです。
 抜けているようで達観しているヒューイの大戦中の過去話やダリアンの正体、ダンタリアンの書架の正体、あと2人出てくる読姫とその相方の話など、未解決のプロットが幾つか残っています。
 ザ・スニーカーがWebに移行して休刊後もシリーズは続くそうなのでそちらにまったりと期待したいところ。

 かくして黒の読姫と鍵守の、幻書を巡る数奇な冒険の数々は一段落付きました。
ライトノベルなんて幾らでもあるし特別突出してすごいという訳でもないのですが、本好き・ゴシック好き・ダークファンタジー好き・オカルト好き・英国好きにはたまらない、まったり読める安心のシリーズでした。あああと、毒舌ドSツンデレ幼女ヒロインが好きな向きにもお勧めでありまつ。


 本がテーマで思いっきり文系なこのシリーズ、アクションシーンが少な目なのでカラーの一枚絵は綺麗だけどアニメにしたら動きが少なくてつまらなさそうだなあと前から思っていたのですが、2011年7月からアニメになるんですね。
 最近の流行りのアニメだと『GOSICK』のヴィクトリカとダリアンは一部キャラ属性が微妙に被っている(笑)のですが、製作GAINAXだしこちらもこっそり期待……したいんですが現時点の情報だとうーんだめっぽいのかなあという気も。本作のダリアンの独特の口調はぶっちゃけローゼンメイデンの緑色の子(翠星石)みたいな感じなんですが、声優は真紅役の中の人がやるんですね。公開されてるアニメ絵も似てないし微妙なかんじもします。
 漫画は2巻、スピンオフ外伝で1巻出ていてこちらは原作ファンにはまあまあ面白いです。


ダンタリアンの書架 (2) (角川コミックス・エース 84-4)

ダンタリアンの書架 (2) (角川コミックス・エース 84-4)


 次は下巻が超分厚い富士見書房の『シュタインズ・ゲート』小説版を読み始めようと思います。TV版放映日は全裸待機だお!(ダル君の声で)