Rのつく財団入り口

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その坊主、まるでダメ

 前触れもなく突然現れる映画ニッキ。

 映画雑誌やあちこちで言われていたので予想はしていたのですが【バレットモンク】を見てしましました。


 TRPGっぽいと評される映画にはダメ映画が誉め言葉になる作品もあるわけですが‥‥やばい、弾丸坊主は本当にダメだった!(゚∀゚)アヒャ!
 とりあえず最大のツッコミ所として(ネタバレ反転) おい二挺拳銃を構えるのはほんの一瞬だけじゃんかよ!(ρД`)ノ


 チョウ・ユンファが扮するのは人類にはまだ早い究極のパワーを秘めた巻物の守護者の任を師から受け継いだチベットの高僧、そして世界大戦の頃に現れるのは、巻物強奪にチベットにやってきたナチたち。そして舞台は現代アメリカの某都市に転じ、年を取らず巻物を護り続けるユンファとその後継者となる予言をなにやら果たしそうなスリの青年の元へ、ナチ残党の魔の手が迫る‥‥というおはなし。

 アメリカ人から見たアヤしい東洋人テイスト全開のアジア人の扱い、設定が二転三転し出番が少ない割にクライマックスでチャリエンばりに大活躍するヒロイン、老いてなお究極の力を求め続けるナチ士官(当然胸にはまぶしく輝く鉤十字)、そして横には金髪美人の副官(このへんは約束)、ネクタイは色つきの黒服エージェント軍団(やはりスミスを意識?)、現実世界の街中で(マトリックス内ではなく)ビルに向かってガトリングガン射撃をしてしまうヘリ、地下のアヤしい拷問装置(水圧と何の関係があるのかよく分からない)、イマイチ脈絡のないストーリー展開、なかなか格好いい棒術によるアクション(でもやっぱりネオを連想してしまふ)などなどなど、B級テイストがもう全開です。クライマックス後の目を覆いたくなるような「あぁ‥‥やっちゃった‥‥」感はリーグ・オブ・レジェンド』に匹敵します。これは! もう見るしか!(☆w☆)

 アルシャードエンギアでナチっぽい士官を務めている人にはお勧めです。チベットなのでWoDワーウルフスターゲイザー一族のガロウにもお勧めです。ユンファ僧によると修練すれば空気の中を泳ぎ歩いたり、強く思えば重力も無視できるそうなので、メイジのアカシック・ブラザーフッドの思想とも通じているかもしれません。


 でも監督はMTV出身の若い人だそうでユンファのいいところを活かせていないので、真面目なファンの人は見ないほうがいいかもしれません。その後で見た『英雄』のDVD版に感動したので気が晴れました。(オイ誉めてないじゃん)