プログラムは書けるけどWebフロントエンドは難しそう…
「そんなあなたのための一冊です」という帯を見てまさにワイ向けや!と思ってJS界隈の情報収集に読んだ本。
著者はヤフー→Paneo→起業してウォンタ社CEOと渡り歩きながらスマホアプリ開発をしてきた松田承一氏。自身もフロントエンド開発を始めた折に情報の渦、移り変わりの速さ、敷居の高さ、たくさんの疑問に出会い同じ立場の人向けに書いたとのことです。2016年8月刊行。78ページと気軽に読めます。
2000年台半ばのAjax登場による衝撃と不遇の言語でもあったJavaScriptの復権、そして2006年の登場から他を圧倒して人気を博して世界中で使われるようになったJavaScriptライブラリ、jQuery。
プラグインやライブラリ系を導入してちょっとUIを工夫するにはいいけど複雑な処理を入れたり大規模開発にはそもそも向いていないのが徐々に分かり、2010年台前半〜半ばからはjQuery地獄を脱出してモダンなJavaScriptフレームワーク群に乗り換えるのがWebフロントエンドのトレンドになっています。
2018年現在からすると若干遅れてる感もありますが、相変わらず仕事ではよく出てくるので改めて読んでみました。
こちらのエントリの続きです。 iwasiman.hatenablog.com
レガシーコード改善ガイド (Object Oriented SELECTION)
こちらもIT関係でよくおすすめ書籍に必ず顔を出す名著のひとつ。大型本で472ページとがっつり分厚く、2009年とちょっと古めですが今でも役立つ本です。
レガシーコードというと何年も保守されて継ぎ接ぎだらけになったコード、中が謎で誰も触らずに放置されてきたコード、設計書と整合がとれておらず仕様がよく分からないコード、メンテしにくいコード、COBOLなど古い言語で書かれたコード、JavaのStrutsなど古いフレームワークで書かれたコードなど状況に応じて様々な(殆ど全ての場合マイナスな)意味を持ちますが、本書ではテストで保護されていない扱いにくいコードをレガシーコードと定義し、ソースのリファクタリングやテスト方法、調査や対処の手法など、レガシーコードに立ち向かうための様々な事柄を記しています。著者はマイケル・C・フェザーズ氏。
まだJavaで消耗してるの?という感じが2018年現在だと若干ありますが、依然として仕事のシーンではJava関連もよく出てくるので読んでみました。
第5版という通り今までも何度か出てきた本の2016年3月に出た最新版。
Java界隈での執筆時の2016年の最新状況、フレームワークが乱立気味の状況を踏まえ、主要な各フレームワークやツールを総なめ、どういうものか、実際の基本的な使い方の部分をサンプルコードと共に網羅しています。
586ページと分厚く、緑色の表紙が目立つのでよく大きい本屋でも置いてありますね。この記事では内容の整理紹介と、Java界隈のキーワードの最近の情勢をまとめてみたいと思います。
EclipseではじめるJavaフレームワーク入門第5版Maven/Gradle対応