Rのつく財団入り口

ITエンジニア関連の様々な話題を書いているはずのブログです。

応用情報技術者リベンジ受験記 【午後の部】

前の記事の続きです。

午後試験

 試験時間はこちらも2時間30分。長文問題が各分野ごとに計11問、うち5問を選択して解答します。基本情報技術者と違い、長い問題文の読解力が必要なこと、日本語の記述式問題があるところで難易度がかなり上がっています。

作戦:午後が本番。問選択は事前に決め、その分野の理解を深める

 11問のうち、セキュリティは必須。プログラミング(アルゴリズム)/ストラテジ系(経営戦略、情報戦略、戦略立案・コンサルティング技法)はどちらか片方を選択、残り9問から4問の選択が必要です。
 選んでおけばそれ以外の分野の勉強は不要ともいえます。午後試験150分は1問あたりに掛けられる時間は20〜25分程度、とにかく時間との戦いになるので、その場のノリで適当に分野を決めたり取り掛かってから途中でやっぱり変えるのは得策とはいえません。最初にしばらく問題文を眺めて一旦選択したところで確定でしょう。
 プログラミングorストラテジ系のどちらかで行くかは事前に確定、9問から好みの4問も、4分野+保険に1-2分野程度、事前に決めておいた方がよいように思います。
(※注:2015年春までの制度です)

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応用情報技術者リベンジ受験記 【午前の部】

 ここはゲームなどなどと関係ない記事です。情報処理推進機構が運営している国家資格、情報処理技術者試験の試験『応用情報技術者』を今さらながら受験してきたので、世の中のこれから受験する人がシェアできるように情報を残しておこうと思いまする。


受験者層

 IPA(情報処理推進機構)公式の2015年版の公式統計で、5100円払って応募してきた人の平均年齢は30.9才、実際に受験した人の平均が30.5才、合格者の平均がちょい下がって28.7才。
 だいたいレベル1エントリー資格の『ITパスポート』を受験するのが大学の就活生〜社会人数年目、あるいはITに近い世界に転職をする人、コンピュータ世界のキホンのお作法を学ぼうとする人。
 『基本情報技術者』は理系の情報系学科だと在学中にうまくいけば取れていて就職で有利になったり、文系/理系を問わず無事にIT系企業に就職できた人だと入社1〜2年目でとりあえずまずは取れと先輩や上司に指示されるレベル2資格。
 レベル3の応用情報技術者は上の平均年齢のようにアラサー30前後がメインターゲットなので、社会に出て数年、ある程度仕事もできるようになってきて本格的に情報技術の世界で仕事をしていこうと道が定まったあたりの層、中堅クラスのプログラマーやエンジニアが受ける資格になります。
 たまーに学生でも持ってる人がいるようですが、確かに応用まで学生で受かったらこれは大したものですね。ただ応用は基本情報と違って実技面ともかなり関わってくるので、実務経験なしでひたすら勉強して受かった人だと、実際に仕事をする上での役立ち方がいまいち低いかもしれません。
 僕も受験者平均年齢の頃に受ければよかったのですが、思い出すとあの頃はあの頃で仕事も趣味も他の資格取得も諸々もけっこう忙しかったからなぁ。国家資格でないベンダー資格も色々取ったりしましたが、応用だけは逃げ続けて今になってしまいました。 (´∀`;)

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新年の御挨拶

 遅くなりましたが明けましておめでとう御座います。
2014年は新生活が始まってからは予想通りと言うべきか、趣味の活動のウェイトは激減してネットでの情報発信の頻度も少なめでしたが、まだまだ新婚気分の新生活2年目は順調そのもの、仕事も滞りなくて負荷が軽く快調、大きな病気もせず健康もほぼキープ、新生活の基盤が固まって非常に安定した一年でした。

 年の瀬から年明けにかけてのネットの様々な情報や様々な人の日記を眺めていると、災難があったり不幸があったり節目の様々なイベントがあったり、結婚したり新しい命が生まれたりめでたいことがあったり、実に人生様々です。こうして様々な出来事が起こり時は移ろい、人の世は流れていくのだなあと改めて思います。

 去年も旅行と重なってあまり書けなかったので一年の振り返りや抱負もたまには軽く書かなきゃなあと思いつつ、まずはひとまず。世界の全ての人にとって2015年がよき一年になることを祈念いたします。

『楽園追放 -Expelled from Paradise-』を観たよ

 劇場用完全新作のSFアニメでしかもオール3DCGで制作陣も近年話題の虚渕氏始め豪華。前からひそかに注目していたこの作品、上映館が少ないですが11/13の公開後ネットの評判もかなり良いのでiTunesでレンタルしてみました。

★ティーザー映像や公式サイトの限られた情報から見ると、近未来でSFでメカもかっこよさげ。しかし主人公キャラはアニメのお約束、金髪ツインテロリ巨乳になんか露出度高杉のえっちなスーツの美少女でしかも勝利の釘宮ボイス、脚本は流行りのうろぶっちー。監督は『ガンダム00』シリーズの水島清二氏。
 あ〜なんかまたえらく直球オタ狙いの臭そうなの作っとんな〜どうせまた暗い話で途中で人がたくさんマミられて死ぬんじゃないの?と僕なんかも最初は適当に思ってました。(そう思ってた人は多いようですw)
 しかししかし意外や意外。美少女成分で釣っているのはその通りですが、話自体はもう古典からサイバーパンク、ポストヒューマンまでSF諸作品の流れを受け継いだ懐かしくも新しい正当王道の真面目に熱いSFで面白かったです。あまり知名度がなくて上映館も少なかったのもまたおトク感満載。

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“朧夜の” 牙下冬治郎 N◎VA Axleration for ライドオフ8th

「ほう……遂に私と同じ修羅の側に立ちましたか。
だが、あれほど不殺の道に固執していた貴方が、なぜこうも簡単に“一線を越え”たのです。
己の信念に殉ぜぬ剣の持ち手など、我が剣で斬るに値しない」

――『ビューティフル・ドリーマー』の物語より



外見など:
 喪服の如く不吉なダークスーツを着込んだカンパニー・マン。シャツも暗色、タイだけ緑の組み合わせを好む。引き締まった体格、クグツながら黒の長髪を後ろで束ねた、奇妙に侍めいた姿。いつも仏頂面で表情を崩すことが少なく、険呑な言動が冗談なのか本気なのか周りをよく迷わせる。視力は悪くないが鬼や妖魔の類を視ることのできる伊達眼鏡を常用。眼鏡で隠された瞳の奥には、冷酷な人斬りの本性と剣客の志とが燃えている。
 第11営業推進部という実在しない部署の名刺を携え、売り物の絵画や掛け軸の類を入れているという肩掛け式のアジャスターケースの筒を持ち歩く。
しかし風雅な絵の代わりに中に隠されているのは、淡萌黄の下緒、蛍の絵が刻まれた漆塗りの鞘に納められた二尺二寸五分の妖刀・影蛍。
 ほぼ一刀で命を奪うこの刀が抜かれた時、相手は、この男が千早重工の最暗部からの刺客であることを知る。

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