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一心不乱オフ2012 シナリオ傾向解析【導入スタイル編】

 さあ全16卓のプレプレアクトも一斉開始しました、3/17にトーキョーで行われるトーキョーN◎VAの80人規模のオフ会、一心不乱オフ2012
 以前もRI財団のコンテンツやblog記事で、導入スタイルの記事やらららオフの勝手にスタイル集計の記事を載せたりしました。今回も全16卓の勝利を記念して集計してみませう。

集計方法:
 導入スタイルに登場したスタイルを1.0点とカウントします。1つの枠に複数スタイルが登場する場合は分割しています。例えばNAGOYAからお越しのso_さんのE卓『Real ―武神狂宴―』の2枠は病気の少年デイブのために借金してしまうセコンド枠がタタラ/ミストレス/ニューロとなっているので、それぞれ0.3点を割り振ります。我らがあんじRLのO卓『六区 is dead.』の2枠荒事屋枠はカブトやカタナとなっているので、それぞれ0.5点を割り振ります。

以下、導入頻出度のを最も導入に出てくるAから今回出てこなかったEまで、A〜Eの5段階で区切ります。ランクは便宜的なもので、切り分けの判定はフィーリングです。
 一般的なN◎VAシナリオでの導入頻出度が最も高いのは、だいたい「フェイト、イヌ、トーキー、クグツ、カタナ」です。さて今回は……

導入頻出度 Aランク

  • トーキー:10
  • ニューロ:5.3
  • 共通:4
  • カゼ:4
  • フェイト:4
  • レッガー:4
  • イヌ:4

なんとなんと、1位はトーキー。全16卓10卓に必ずトーキーがいることになります。そして主役を張るPC1なのは『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』のみ。3枠なのが『Suicide Run』。他8卓は全てPC4という面白い結果になっています。なんかシナリオ作ってて4枠が思いつかなかったからとりあえずトーキーを放り込んだとかそういう裏話があちこちから出てきそうな……い、いや、ファンタジーRPGであれば吟遊詩人系が担う、物語の伝え手の傍観者系報道者系の職業スタイルのさだめでしょうか。
「共通」は、A卓『Sweet Chocolate, Red Valentine』が全枠共通ハウンドアウト+個別キーハンドアウトというテクニカルな構成のために4点稼いでいます。
 そして二線級スタイルで特筆すべきは、今回カゼが4点と健闘したこと。『それでも、バカたちは月を目指す』では月面を目指し、『ゴーストEYEランドの秘宝』では秘宝を目指し、『BURST RIDE!』ではエ○ギア的なレース優勝を目指し、『願いは蒼空の果てに』では極秘の飛行艇回収のために飛び立ちます。
 元々カゼ導入というのはカゼがシナリオの題材と深く結びつかないとなかなか出てこないのですが、やはり趣味に走った特色あるシナリオが各方面から出てくるオフ会ならではともいえるでしょう。
 元から導入頻出度Aランク、一線級のニューロ、フェイト、イヌ、ちょっと下がってレッガーが揃ったのは予想通りか。全体総合の2位に健闘したのがニューロなのも意外ですね。

導入頻出度 Bランク

  • カタナ:3.5
  • タタラ:3.3
  • カブキ:3

 ここはやや意外な結果に。殺し屋系カタナ導入というのは導入頻出度Aの非常に多い導入ですが、今回それほど振るいませんでした。まあカゲの2点を加えて「殺し屋系導入」とまとめると丁度Aランクに上昇するのでそれもよいでしょう。
 殺し屋系といえば約束の導入はヤロールでコロシの依頼。ドーリスと会話したり、さらに玄人のN◎VA者だと赤外線視覚で暗い店内を見渡したり店中の客がニヤリと笑ったりします。P卓『ManHunt』でも物語はヤロールから始まります。そして一際委細を放つカタナ導入がG卓『ヴェロニカは死ぬことにした』のPC1。ヤロールどころかゴミ捨て場で、しかもオフィシャルゲストの中でマイナーさを誇るニッキースネイクと遭遇します。さっすがなま監督、俺達に出来ないことを平然とやってのけるッ!そこにシビれる!あこがれるゥ! (o´∀`o)
 タタラも通常はCランク位のことも多いのですが今回健闘しました。『ポンコツオー戦記』『それでも、バカたちは月を目指す』『願いは蒼空の果てに』とメカニック的な立場が要求される導入があったことからでしょう。
 そしてカブキも3点と健闘。『ポンコツオー戦記』では賑やかしの子供役ですが、『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』ではアヤカシ都市への突撃取材の主役、『六区 is dead.』では音楽イベントのパフォーマーの一人となっています。

導入頻出度 Cランク

  • カブト:2.5
  • クグツ:2.5
  • マネキン:2
  • カゲ:2
  • チャクラ:2
  • ミストレス:1.3

 この編から寂しくなってきます。まず今回の集計で特徴あるのは、通常Aランクの定番中の定番、N◎VAといえば千早クグツなクグツ導入が少ないこと。サプリメント『ワールドオーダー』で企業世界の幅が広がりましたが、そのブームは去ったということでしょうか。
B卓『Realize Me』では後方処理課員ながら失踪した友人の謎を追うドラマチックな主役、意図的に初心者向けに標準構成を目指した(のであろう)N卓『Wild Boys』では、脱走した研究者を追うという定番な導入になっています。
 そして重要ゲストやキャスト、何かに赴く一行を守っていればそれだけで絵になるので通常Bランク近辺には来るカブトも、今回比較的少なめ。『それでも、バカたちは月を目指す』では物語側の社長を守れず、『聖者の行進』でも護衛相手が死んでしまうという苦渋の導入。しかも美人(たぶん)の女殺し屋から宣戦布告までされてドラマチックです。さっすがボキュらの助清監督、おぢぢのそこにシビれる!あこがれるゥ!(o・ω・)
 他、こういう大規模なオフ会になるとたいてい1卓ぐらい武闘会でバトルしちゃう系のシナリオがあるもので、その分チャクラが伸びています。
珍しいのは通例導入がほとんどないD〜Eランクなことも多いマネキンが2点。『悪党×悪党 −double act−』ではチンピラの愛人娼婦、『六区 is dead.』では重要ゲストのアーチストが彼氏と、正統派(?)なマネキンを想定しています。

導入頻出度 Dランク

  • アヤカシ:1
  • アラシ:1
  • バサラ:1
  • カリスマ:1
  • クロマク:1
  • カブトワリ:1
  • エグゼク:0.5

 辛うじて導入があったDランク。特筆すべきはアヤカシ、バサラ1と今回アストラル導入が少ないこと。
 公式サプリメント『ナイトウォッチ』登場以前、遡れば1stや2ndやサプリ名のカムイST☆Rが出た頃から、N◎VAが好きな人にはアストラル系が好きな人も多くいました。アストラル物シナリオも一定の需要があり導入頻出度もだいたいBランクぐらいに位置。Detonation時代にはアストラル系組織筆頭として真教教会/聖母殿が重要度を増しましたね。
 そして特筆すべきは、導入にまったく出てこないEランクなことがほとんどなカリスマ、クロマクにも今回点が入ったこと。全卓で唯一『聖者の行進』がギミックも社会戦系なことからです。さっすがボキュらの助清監督、おぢぢのそこに(ry
 カブトワリ導入は殺し屋系戦闘系荒事系としてカタナとまとめられる事が多いですが、『願いは蒼空の果てに』では明確に射撃が必要な枠とされているのも特色ですね。

導入頻出度 Eランク

 まったく導入がないEランク。ここは概ねいつもどおり。マヤカシはバサラと併せて「アストラル系導入」のくくりにすると上に行くのですが、今回振るわず。他のカゲムシャ、ヒルコ、ハイランダーはそれぞれのスタイルがシナリオ題材と結びついていると出てきたりするものですが、今回は出てきませんでした。使用キャストのスタイルに入れることは可能なのでがむばりましょう。


 いかがでしょうか。2011年末の最新サプリ『アウターエッジ』は最先端と銘打ってはいますが、その実は追加アウトフィットのまとめや装備のアップデート、リファインがなどがメイン。特定のテーマやスタイルが強調されるほどではなく、これが今のN◎VAの流行だ、包括的な公式タイムラインの最新の時間線なんだと表現するものでした。(まあ音楽関係が多少強調されている感もしますが。)
 その現状を踏まえ、2012年早春に開催されるこのオフ会に揃ったシナリオの傾向を短く言うならば、「集中」の逆の「拡散」でしょう。プレイ環境が揃い、ブランチの再定義や装備の強化やアクトの短時間化は進んでも題材傾向などに特に変動はない現在、それぞれが考えた好きな題材で作ったシナリオを集めてきたら分布がこうなった、定番導入も意外と少なくアストラルも少なく、広く分かれた……一心不乱に集中ではなく一心不乱に拡散した訳です。(ドヤァ〜





 という訳で、全16卓各卓の成功を祈念しつつ、4人PLを象徴する想定で……

オナシャス!!



〜参考〜

 最終更新2009年ですがその時点での全オフィシャルシナリオを集計しています。