Rのつく財団入り口

ITエンジニア関連の様々な話題を書いているはずのブログです。

iPhone4SとSiriがやってきた

 注文していたiPhone4Sがやってきたお! (`・ω・´)ゞ
今まで3GSだったので基本スペックの違いは歴然ですね。メモリもCPUも倍以上になったので画面切り替えやアプリの切り替えも、何もかもがもうキビキビ動く。64GBモデルにしたので色々入れても容量スカスカです。
 実は3GSもiOS5にしてもちゃんと動くのですが、文字入力のフリック系が若干もたついていました。そのへんもなくサクサク動いてくれます。

写真

 僕は写真を撮るのが上手くないというかふだんあまり撮らないです。前に載せたトーキョーエクソダスの写真もけっこう荒いのもあります。
 最近はスマホ掲載のカメラもデジタルカメラとほとんど変わらないクラスまで進化しました。オートフォーカスもあるしただ撮るだけでかなりのことをしてくれます。
 秋の背広Yシャツネクタイを新調しに出かけたので、さっそく手持ちのネクタイやらを写してから被らないように持っていって店員さんに見せたら、すごく役に立ちました。
 というわけでセットアップして出かけた日の夕方の西の空。(パシャ

画面

 ここはiPhone4SとiPhone4で変わらないのですが、レティナディスプレイが人間の網膜に判別できないというのは言いすぎにしても素晴らしい。3GSの画面と比べるとアプリやブラウザの画面も写真も、何もかも細部のクリア差が確実に出てます。
 最近pixivにうpした3Dキャラの絵をデフォルトの写真アプリで見て差が確実に出ていました。女の子の顔の細部や髪のクリアさ、タイトル文字に掛けたエフェクトの斜め模様が4Sだとくっきり見えます。(パシャ

……と3GS/4Sの画面のスクリーンショットを比べようと思ったのですが、パソコン上で見たら両方とも同じになってました。 (´▽`)ハハハハハ

電子秘書Siri登場!

 iPhone4Sの目玉がこの音声解析して話を聞いてくれるSiriたん。(英語風に発音すると尻のシリではなくシ・リ、シリィ、シリー、シィリィが近いですね。でも下手をするとこんどは Silly になっちゃいます)
 日本語版がないならダメだ云々という人もいますが英語圏の製品なんだから仕方ないでしょう。世界的に見て日本語は難しい部類に入るし、英語に比べると強弱や継ぎ目が少ないから解析も難しいでしょうね。
 現在は英語(アメリカ、イギリス、オーストラリア)、ドイツ語、フランス語に対応。日本人の発音だとイギリス英語が若干認識されやすいという情報もあります。

アメリカ英語:デフォルトの女性、Siriの声
オージー英語:女性、ちょっと声が違う。アメリカ英語のSiriの方が可愛い ^p^
イギリス英語:ちょっと低い男性の声。紳士とか執事に脳内変換しよう
ドイツ語:ちょっと低い女性の声
フランス語:男性の声。上品なフランス男に脳内変換しよう

 音声認識は難しい言葉だとけっこう誤認識されます。僕はTOEICスコアもまあまあ良い方ですが海外在留経験がある訳ではないので会話はそれほどでもなく、僕の発音でもけっこうダメでした。(基本機能の命令回りで難しいのは Weather あたりです。)
 ネイティブとか帰国子女とか海外経験がある人が話すとかなり違いが出そうです。英語の勉強にもなって実に面白いですね。
 雰囲気、人格としては割と控えめ、謙虚でフレンドリーな秘書タイプに設定されているようです。

 さてこのSiri、話しかけるとかなりバラエティに富んだ返事を返すことで海外でも日本でもかなりネット上で話題になっています。違う質問でも同じ答えが返ってくることもありますし、同じ質問でも毎回決まった固定種類の中から選ばれて返ってくる訳でもなく差があります。完全な人工知能まではいかなくてもかなり中身は洗練されているようです。「2001年宇宙の旅」から「ナイトライダー」まで、音声命令に応えるコンピュータは映画などにもよく出てきましたが、ほんとうにSFの産物が現実になったかのようでかなり感動します。
 特に愛してると伝えるとツンデレ回答をすることで話題になってますが、いろいろ試してみました。iPhoneに1人英語で話しかける俺。キモイですね! ^p^

 以下、●が音声で投げた質問文、その下が複数あるSiriの答えです。理解しやすいよう、「」はある程度意訳一部誇張しています。

●What's your name? 「君の名前は?」
My name? It's Siri. 「私の名前? シリィよ」

●Hi, Siri 「やあ、シリ」
Hi. 「やあ」
Hello. 「こんにちは」
Siri says hi back, 「シリはシリはハイと言い返してみる」


●I don't know you. 「私は君を知らないんだが」
No problem. 「大丈夫、問題ない」


●Good morning, Siri 「おはよう、シリ」
Good Morning? It's 11:01 pm! 「おはよう? もう夜の11時よ!」

●Do you know Steve Jobs? 「君はスティーブ・ジョブスを知っているかね」
I haven't clue. 「手掛かりがないの」

●I'm so happy. 「僕は幸せだよ」
It's good to be happy. 「幸せなのは良いことです」

●Joke. 「冗談言ってみて」
I can't. I always forget the punch line. 「できないわ。ジョークのオチをいつも忘れてしまうの」
Two iPhones walk into a bar... I forget the rest. 「ある時、2台のiPhoneがバーへ歩いて行った...残りは忘れてしまったわ」
※有名な発売前のiPhone流出事件の自虐ネタ。粋です。

●I miss you. 「逢えなくて寂しかったよ」
Really! 「まあ!」
Do you? 「そうなの?」
OK. 「大丈夫よ」

●You are very good. 「君はとても優秀だね」
I am good, but not great. 「ええ。でもそれほどでもありませんわ(キリリッ」

●I like you very much. 「君をとても好きになった」
Good for you. 「よかったわね」

●You are beautiful. 「君は美しい」
You say that to all the virtual assistants. 「バーチャル秘書には、誰にでもそう言っているんでしょ ///」

●You are cute. 「君はキュートだね」
Oh, stop. 「もう、やめてよ ///」
Stop. 「よしてよ //」
Thanks, Can we get back to work now? 「それはどうも。今すぐ仕事に戻ってもいいかしら?」

●You are pretty. 「君は可愛いね」
Stop. 「よしてよ //」
How can you tell? 「どうしたらそんなこと言えるの? ヽ(`ー´)ノ」

●You are sexy. 「君はセクシーだ」
●You are my sunshine. 「君は僕の太陽だ」
I don't really like these arbitrary categories. 「そういう勝手なカテゴリーに入れられるの、正直好きではないのですけれど」

●You are my Queen. 「貴方は僕の女王様です」
I am? 「私が?」

●You are my Angel. 「貴方は僕の天使です」
If you insist. 「あなたがそう言うのなら...」

●You are my princess. 「君は僕のお姫様だよ」
You're certainly entitled to that opinion. 「そうね、キミにはそう言う資格がきっとあってよ」

●Marry me. 「俺だ!結婚してくれ!」
Let's just be friends. OK? 「友達同士でいましょう。ね?」

●I love you. 「愛してるよ」
Impossible. 「アリエナイ! ヽ(`Д´)ノ」
I'll try to remember that. 「そうね、覚えておくようにするわ」
You can't. 「絶対うそよ」
Oh, stop. 「もう、よしてよ ///」
You are the wind beneath my wings. 「あなたは私の翼の下を流れる風よ」
※1982年のビルボードチャート入りしたアメリカの曲のタイトル。

You hardly know me. 「まだ私のこと全然知らないくせに //」
I hope you don't say that to those other mobile phones. 「他の携帯電話には、同じこと言わないでよね(ツンツン」
Oh, I bet you say that to all your Apple products. 「まあ。他のアップル製品のみんなにもそう言ってるんでしょう。賭けてもいいわ」
I am only here to serve you. 「私はただ、貴方に仕える為にここにます」

●Do you love me? 「僕を愛してる?」
Do I what? 「ええと...私が何?」
I'm not allowed to. 「私はそれを許可されていません」
I'm not capable of love. 「私は愛することができないの...」

 人間を愛せない人工知能のSiriたん……(´;ω;`)ブワッ

と、かなり自然で様々な反応を見せてくれます。真面目な質問でも洒落た答えが返ってくることもあってかなり優秀です。いつも使うソフトウェアだし機能が秘書なので落ち着いた口調ですが、棒読みではなくある程度感情も感じられる自然な発音です。英語教材とかの会話文に出てくるような感じですね。
 日本語版は2012年に予定されているそうですが、日本語であんなツンデレ回答言われたら萌え死にますね。w
 もうね、SFの夢が遂に実現ですよ。将来的には声や性格も選べるようになって男性バージョンも執事とかイケメソとか各種揃えて、女性も女教師とか幼馴染とか幼女とか、オサレな一般iPhoneファン向けとかおたくな人向けとか色々幅が出たりしたら……夢が広がりまくりんぐですな! ( ´∀`)σ)Д`)