Rのつく財団入り口

ITエンジニア関連の様々な話題を書いているはずのブログです。

「ユニバース!」:第1回オーサカM○●Nオフ【その2】

本編プレアクト

PC1:“骨董品”ウィリアム・E・マカーティ

 【フェイト◎, カゲ, カブトワリ● 65/紳士】
 かつては凄腕の殺し屋だった初老の紳士。白髪に口ひげ、三つ揃えのスーツに鍔広帽子のオールドなスタイル。銃身を切り詰めたソウドオフ・ショットガンと古式ゆかしいR27リボルバーを愛用し、複数人を相手にした決闘でも抜き撃ちは無敵を誇る。
 数多くの命を奪ってきた自分の罪を償おうと思い直し、探偵を営むかたわら収入のために喫茶店の雇われマスターに。銃の腕とは対照的に、残念ながら煎れるコーヒーは激しく不味い。
 第二の人生を歩みだしたウィリアムと同じように、ヒルコ街のストリートの片隅にBAR“アルペジオ”をようやく持つに至った少女ルリィ・アイユ。影のある黒髪の少女の煎れるコーヒーはウィリアムとは違い、美味しいものだった。
 そのルリィの表情が晴れない。夜な夜な彼女の店に見え隠れする黒服たちの正体は。そして姿を消すルリィの行方は。
 ここはドッグランド。無法の荒野に、一陣の硝煙が吹く……

Player: 彷徨えるオランダ人 さん

 お初にお目にかかるはずのFlying Dutchmanさんであります。う〜んどうも初めましての気がしません。それどころか世話になった方に似ているような気がします。そんな罠に引っかかるかクマ〜!( ´∀`)σ)Д`)
 出てきたのは昔の西部劇時代の俳優リー・ヴァン・クリーフがモデルだという老紳士PC1。ひろいんと孫ぐらい年が離れています。N◎VAはかなり久々ということでしたが、ところどころにエレガントな台詞が入る紳士でありました。

PC2:“コルティジアーナ”高瀬川 奈胡 (たかせがわ なこ)

 【マネキン◎, カタナ, チャクラ● 23/女性】

 ヒルコ街で急速に力を伸ばす義勇軍のリーダー、髭面の偉丈夫ブラジオンの情婦。傭兵も兼ねており、両手の爪に格納されたベアキャットを起動しての格闘術はブラジオンの取り巻きより強く、ベッドの外でも強敵。ざっくばらんなおねいさん。ハンドルはルネサンスの高級娼婦を指す。
 ベッドの中でも漢の夢を語っていたブラジオン。だが暴力に酔いしれる彼とその取り巻きたちの非道は、日に日に酷くなっていた。無法地帯で恐怖に怯えるヒルコ街の貧しい民たち。繰り返される公開処刑
 奈胡が愛想を尽かそうかとしていた頃に、運命はまた巡り始める。
 ここはドッグランド。無法の荒野に、一陣の香水の香りが吹く……

Player: シンイチ。 さん

 ああ、何年ぶりだろう……。もう6-7年ぶりになるはずです。キョートのしんいちさんと再会することができました。Revolution時代のネットのN◎VAファンも大部分が消えてしまいましたからねー。(ホロリ
 こちらもN◎VAはかなり久々ということで周囲のフォローの後にキャストが出てきました。マネキンです。高級娼婦です。オトナだ。 (´ー`)y-~~~
 オープニングもベッドシィンから始まりました。各卓さまざまなチャクラが出てきましたが、重要ゲストのブラジオンに囲われた女というのはここだけではないでしょうか。ブラジオンがどんどん可哀想なガツになっていきます。ブラジオン……可哀想な子……w
 戦闘系チャクラであればなかったであろう、彼女らしいエンディングの選択もこの卓ならではでしたね。

PC3:“葉隠の王”朱音丸 (“はがくれのおう”あかねまる)

 【エグゼク◎, ミストレス, アヤカシ● エグゼク:プレジデント ?歳/雄】
 豊富な資金と人脈、情報を持ってヒルコ街設立に力を尽くしてきた正体不明のフィクサー、バーミリオン・フォックス。ヒルコ街の外で誰も姿を知らぬその正体は、人間社会に適応した一匹の妖狐であった。古来より虐げられた人々を密かに助けてきた古い一族の末裔であり、色とりどりの狐軍団を従えている。好きなものは稲荷寿司。
 声だけで人間たちと対等に渡り合ってきたバーミリオンにも強敵がいた。資産力を背景に力を振るい、若いながら冷徹な辣腕で知られる企業家、エフェメラ黄。銀髪に青い瞳の少女。かつて東京新星市の犯罪界を騒然とさせたあのサミュエル黄の末の妹。彼女の手でヒルコ街は無法地帯と化し、義勇軍の狼藉者たちが暴れる猟犬の楽園と化してしまう。
 少女の真意は、そしてその背後にいるのは。小さな妖狐の瞳は、少女の青い目の奥に危うい光を見る――
 ここはドッグランド。無法の荒野に、一陣の紅葉が吹く……

Player: 自分なので(ry

 手持ちキャストを0点でコンバートしてみようか色々考えていたのですが、見れば周囲がほとんどN◎VA初心者状態。show監督によるとエグゼク枠は立ち回りが若干難しく経験者の方がよい……とのことなので、エグゼク枠を拝命することになりました。うむっ、委細show諾仕りまする〜。
 シナリオ情報から察するに金を動かせるキャラクターがいいだろう→報酬点操作→中の人がアストラルスキー→年末の星杯探索で見たサロン・リリカルの夜の猫の王→そうだ化生の一族だ!と思いついたのがプレプレアクトが始まった頃の連休の深夜。自身は常備化アイテムを持たなくてもよい作りにし、周囲をサポートできる作りにし、0点で無駄なく……と考えておきつねさまが誕生してしまいました。
 フフ……普段は精鋭の持ちキャストを使うことが多くたって……新造が必要な時はやるんだ……ぜ……w
 プレプレアクト段階のキャスト構築でも、周囲に多少のアドバイスはしたのですが、肝心の僕もトループの点数計算など細かいところでミスをしてましたからね。わははは。慣れないことをすると間違えるものです。トループを使うキャストを造ったのは実は初めてじゃないか?w
 アクト中はロールプレイ、周囲へのフォロー、アクトへの貢献、やるべきことは一通りやれたかなと考えています。経験のあるもののふとしてこれしきのこと当然でござる。
 ネタとしてぬいぐるみも持っていったのですが、モフモフが奈胡と中の人に好評でしたね。オーサカまで一緒に旅してきてよかった……w

PC4:“人狩屋(マンハンター)”キーン・ビブラム

 【イヌ◎, トーキー, カゲ● 25/男性】
 元SWATの前衛、機動捜査課に転属になった北米人。人狩りを得意とし、隠密状態からターゲットの情報を収集し、狩りに出掛ける。
 ブラックハウンド機動捜査課課長千早警部から3つの理由と共に言い渡された次のマンハントのターゲットは、奇妙極まりない男だった。
 何の変哲もない男性の外見をしたゲヒルン。巨大企業の重要機密をその脳内の宇宙に蓄えて逃走した実験体、極めて危険度の高い未知の能力を持ったヒルコ。凄惨な死体の並ぶ証拠映像の中で「ユニバース!」と言い残して宇宙の探索に出掛けたこの男を、キーンは追う羽目になる。
 ここはドッグランド。無法の荒野に、一つの影が潜伏する……

Player: 除温冷脳 さん (じょん・れのん)

 お初の方です。ここもN◎VAはほぼ経験なし……キャストイメージ案提出の後にshowさんがベースを作ったプレロールドキャストのデータとなりました。他の卓でもプレロールドは幾つか出たようですね。
 <シャッターチャンス>の達成値操作があるとはいえ、N◎VAに慣れた人であればイヌ枠用キャストにトーキーを重ねる選択はまず出てこないですからね。そのあたりも新鮮でした。

RL:show さん

 さあM○●Nオフ主催者、大阪の雄showさんであります。(キャ〜〜☆)
 オフラインで遊ぶのは昨年夏の『アストライアの涙』第2陣で漢カブトの騎士ネグロを見て以来です。今回は初心に帰って21環境、未見の方の卓を拝見しようと思って希望したのでした。
 さあ。ほりのコズムシナリオにshow宇宙の力が加わった時、果たして猟犬の楽園に何が起こるのか。その答えは……「ユニバース!」


アクト『ドッグランド』

 ハイライトシーンを幾つか書いておきますね。


★N◎VAが久々の人が多い中でレコードシートを書いたりしてアクト準備。
マンハンターの中の人「キャラの苗字忘れた!」
朱音丸の中の人「いや、こっちが覚えてる。(iPhoneに転送しておいたプレアクト情報を見て) ビブラム、キーン・ビブラムだ」
奈胡の中の人「おおー」
オランダ人の人「さすがやー。もう困ったら全部聞くから!」
朱音丸の中の人「え (´▽`;)」

【偶然、別会議室で全然関係ない集まりの拍手が聞こえる】

オランダ人の人「ほらあんなに拍手してるやないですか〜 (っ´▽`)っ」
朱音丸の中の人「(゚o゚).。oO(このリアクションツッコミの速さ……これがオーサカ……かっ!)」


☆     ☆     ☆     ☆     ☆


高瀬川 奈胡のOP。普通はガチッとムチッとチャクラ同士で暑苦しいシィンになりそうなところだが、なんとベッドシーンから始まった。(キャッ
 致命的な爪をマニキュアの奥に隠した指先が、男の太い首筋に絡んでいく。

奈胡「でもね、あたしそんなあんたも好きよ」
ブラ◎オン「(悪くないという顔をしている)」


部下のがつ「(ドアを開けて)団長!姐御!ご報告です!大変です!……はっ!」
ブラ◎オン「(超不機嫌そうに) なんだ? 俺のお楽しみの邪魔をするなと言っておいたはずだ。くだらん報告だったら、壁の染みにしてやるからな!」
部下のがつ「ヒィィィィ(((Д;;)))」
中の人一同「(ノ∀`)」


 そして義勇軍団長は、裏切り者に見せしめの公開処刑を行う……


奈胡「あいつはもう、長くないね……」


☆     ☆     ☆     ☆     ☆


★やり手のフィクサー、バーミリオン・フォックスは強敵の出現に、取引相手を失ってしまう。
和泉大佐「君とはしばらく、連絡を取らないようにする。分かってくれたまえ」
バーミリオン「残念だよ。君の部隊とは互いの得になるWin-Winの関係を保ちたかったのだがね……(がちゃ)
 う〜むエ◎ェメラ、やるな……」


☆     ☆     ☆     ☆     ☆


★ようやく自分の店を持った、陰のあるほりのイラストヒロインのルリィ・アイユ。
 その店にやってきた悪い人たちは義勇軍のチンピラたちであった。義勇軍の標準装備……すなわち、環境に優しくない装甲バイク、髪はモヒカン、手にはパイプにチェーンソーである。
 そんながつたちの前に立ちはだかった老紳士は……ウィリアム・E・マカーティであった!
 しかしウィリアムはあくまで丁寧にがつ達に断わりを入れると、右手を脇に下ろした。

ウィリアム「Draw you first...!」


☆     ☆     ☆     ☆     ☆


★そんなこんなでいいシーンにキャストが集合する。しかし……

ウィリアムの中の人「<製作:コーヒー>に失敗します」
一同「ヽ(゚∀゚)メ(゚∀゚)メ(゚∀゚)ノ」


☆     ☆     ☆     ☆     ☆


★休憩時間に他の卓を偵察する。聞こえてくる台詞の中で、ダントツ一位はどの卓も……

「ユニバース! ヽ('∀`)ノ」


☆     ☆     ☆     ☆     ☆


★満を持して、いよいよshow卓にも搭乗するゲ◎ルン様。ヒルコ街の広告にWeb意識体で堂々の登場を果たしたゲ◎ルン様は内的宇宙について静かに熱く語る。
 しかし……肝心のイヌ枠が隠密状態で宇宙について分かち合えない。仕方なくゲ◎ルン様はユニバースを動物に説く……

朱音丸と中の人「え、こっち来るの? (゚△゚;)」


☆     ☆     ☆     ☆     ☆


★老紳士ウィリアムと微笑を忘れた少女ルリィはようやく再会する……


ルリィ「来ないで……独りにして!」
ウィリアム「こんな老人が白馬の王子では、いけませんか」

 骨董品となった元殺し屋は、少女の秘密を知った。

ウィリアム「それでは、私があなたの凶手になりましょう」
ルリィ「だめよ、ウィリアム。ここはあいつらに監視されてるの……」

 老紳士の胸に飛び込む少女。その暖かさを《ファ◎ト!》のちからで残し、彼女は去って行ってしまった……

ウィリアム「たった2秒の抱擁ですか……」
一同「オトナだ!  (´ー`)y-~~~」


☆     ☆     ☆     ☆     ☆


★そんな、エレガントなシィンの後。朱音丸が自分のオフィスに帰ると異変が起こっていた。セキュリティがことごとく突破されていたのだ。急いで階段をぴょんぴょん登り、最上階の自分の部屋に入ると……
 なんと、銀髪の少女が悠然とお茶を楽しんでいるではないか。


エ◎ェメラ「あら、お邪魔しているわ、バーミリオン。美味しい紅茶ね」
朱音丸と中の人「じゃあ隠密がないので隠密する振りをして、犬の真似をして逃げようとします。『わんわん』」
一同「ヽ(゚∀゚)メ(゚∀゚)メ(゚∀゚)ノ」

 優雅にカップを置くと少女は言った。
エ◎ェメラ「往生際が悪いわね、バーミリオン・フォックス。それとも――朱音丸と呼んだ方がいいかしら、葉隠の王」
朱音丸「(がーん) エ◎ェメラ……おぬし、いつから私が犬でないと分かった? この娘、できる!」
一同「そこ驚くとこ違う!( ´∀`)σ)Д`)」
エ◎ェメラ「怪しいとは思ったわ。でも、確信が持てたのは最近よ――」

 そして少女は再び、三合会の自分の下へ来ないかと妖狐を誘う。断わる朱音丸。そして狐は、少女の瞳の中に、消すことの出来ない危うい光を見る……

朱音丸「おぬし……まだ、まだ信じているのか?」
エ◎ェメラ「ご馳走さま。美味しかったわ」


 悠々と去ってしまった少女を後に残された狐のエグゼクは、お気に入りのオフィスを見渡した。キッチンも勝手に使われてしまったのだ。
 朱音丸は冷蔵庫にとことこ歩いていくと中を開けた。

朱音丸「(ががーん) 私の稲荷寿司が……ない!」


☆     ☆     ☆     ☆     ☆


★そんなこんなでクライマックス。緑も豊かなゴニョゴニョに翻るゴニョゴニョの旗。柱に縛り付けられているモニョモニョ。そして居並ぶモニョモニョたちの中に、待望のゲ◎ルン様が……!

一同「ゲヒ◎ンならやってくれるに違いない!( ´∀`)σ)Д`)」

 何をやってくれるのかも考えないままゲストのハードルを上げるよくないPL達。仕方がないのでshow監督の微修正でパワーアップしたゲ◎ルン様がハッスルした。横にいたエキストラがつを捕まえると、ちゅるっとゴニョゴニョをゴニョゴニョしたのである!

一同「やってくれたー!( ´∀`)σ)Д`)」
show監督「いやぁこれぐらいしか出来ませんよ」
一同「意外に地味だー!ヽ('∀`)ノ」
一同「(我に返って)待て。我々はゲヒ◎ンに期待を掛けすぎだ!(ノ∀`)」


 そう、主賓はゲ◎ルン様だけではない。巨大なモニョモニョを手にガチッとムチッと仁王立ちするゴニョゴニョやゴニョゴニョもいるのだ!
 監修・よこしま博士によるけっこうデンジャラスなデータを元に、無法の荒野に戦いの風が吹く……


ゲ◎ルン様「愛もまた宇宙なのです!」
ウィリアム「ルリィ。眠り姫を助けに参りました」


☆     ☆     ☆     ☆     ☆


★マンハンターの特務を帯びたキーン・ビブラム捜査官の働きにより、ブラックハウンドが担当していた奇妙な事件は一応の解決をみた。
 どこまでも内的宇宙を探求していた男のスピリットは、その後同捜査官の《暴露》により公開された。しばらくN◎VA全土で、「ユニバース!」が流行ってしまうことだろう……


☆     ☆     ☆     ☆     ☆


ヒルコ街の勢力範囲は大きく変動した。諸々の大事件が一応落ち着いた後、高瀬川 奈胡は病院を訪れていた。手に持つのは花束、向かうは病室のひとつ。
 そして、ベッドに寝ていた男は――


☆     ☆     ☆     ☆     ☆


★少女ルリィ・アイユはようやく呪縛から解き放たれた。
 ようやく<製作:コーヒー>に成功するウィリアム・E・マカーティ。
 そして、老紳士と少女は――



おわり

記事は続きますよ