遠方よりみこなぎの人ご来訪。ということでかなり急でしたが、セッションの場が催されることになりました。
遊んだのは夏の同人誌『4 tides under N◎VA end』より秋ということで3本目、ぶかぶかコートということで3本目。謎のライター、丸山カヅヒロ氏による『邪眼は月輪に飛ぶ』です。はて面妖な、それがしも存ぜぬらいたぁの名でござる……
奇しくも偶然この週末、大阪の方では題材が似た『ニューロエイジのかぐや姫』を走らせていたそうですね。こちらは同人誌『Neuro CD』収録作品です。
この世をば 我が世とぞ思ふ 望月の 欠けたることも なしと思へば……藤原道長のこの歌、残念ながら百人一首には入っていないので我がiPhoneアプリのミク百人一首から流せませんでしたが、月夜の物語が始まりましてございまする。
フェイト枠:“金龍の瞳の”ミア・ウェイ
【フェイト◎, カブトワリ, バサラ● バサラ:ブラッドライン 23/Female】
中華街の若い女探偵。かつてホンコンHEAVENに伝説を残した殺手だった叔父に二挺拳銃の手ほどきを受けた。異能力を発揮するときに金色に輝く眼をもった、長い黒髪のアジア系女性。力学を操り、重力を無視した体術と軌道を変える弾丸で果敢に戦う。銃撃のバレエの際にいつも背景を飛んでいた鳩の群れはパワーアップし、限定的に時を操る力を会得した。
三合会のワルモノと倉庫で撃ち合って割ってしまったガラス代について叔父さんと電話しながら、しょんぼりしながらウェイ探偵事務所に帰ってきたある晩。美しい月の輝く夜、途方に暮れていたのはぶかぶかコートを着た少女、カグヤだった。話を聞くミアに、ぶかぶかコート(大事なことなので2回言いました)の少女はタマというウサギを探していると繰り返す。
ネコのタマでなくウサギのタマ。ふ〜んと頷くしかないミアは仕方なくカグヤを自宅に案内する。世間知らずという枠を超えている少女には、実は、大いなる秘密が……
Player: 自分なので(ry
KO1さんに言われて気付きましたが、うっかりどっきりPC1をやってしまいましたよ。ということでヒロインとのラブを待ち望む全国の男性若フェイトに悔恨の涙を流させながらミア姐さんが出ることになったのであります。ラフイラストもかわゆいカグヤちゃんは「ぶかぶかコートは正義」だそうです。taka監督がしきりに繰り返すのでもう一度書いておきます。
ねんがんの 時間管理局の ひみつ を てにいれた! せっかくのナイトウォッチ。サイバーリンクを外して魔術回路に変え、流行のファミリアということで<※使魔:鳩の群れ>を取得してみました。<※元力:時間>です。これで時間を管理すれば、香港ノワール空間に欠かせないあの一瞬のスローモーションの余韻を再現できるではあーりませんか。フフフ……我ながら自らの頭脳の冴えが恐ろしくなるぜ……www
というネタを『ナイトウォッチ』を買ったその日の夜に思いついたのですが、下の方にあるようにかなり使えません。(ノ∀`)
そういえば今回、彼女がフェイト稼業に乗り出してから初めて、事務所が壊されましたね。大変です。叔父さんにお金借りないとしばらくやってけません。
クグツ枠:“窓際(ゴースト)”鈴原 一郎
【クグツ◎, カゲ, カブト クグツ:さらりまん(猿飛) 32歳/男性】
千早重工に勤める一見冴えないメガネ男児。幽霊のように飄々とした影の薄い掴みどころのない窓際族だが、実は後方処理課員。忍術を継承しており、両方とも義手の両腕や単分子ワイヤで暗殺術を使う。千早重工の敵の前にはどこにでも現れる。
社長と会長直々の指令で調査することになった相手は藤原花風という人物。房総南国際空港で撮られた写真には、あまりに目立ちすぎる堂々の公家衣装の男が映っていた。果たして、この男の正体は……?
Player: KO1 さん
こーいちワールドからメガネ男児のクグツが出て参りました。空蝉から猿飛+死点撃ちで戦う標準的なカゲ。夜警対応ということで<※変移抜刀>が加わっています。さらりまんは白兵/運動/自我などを上げるのをよく見ますが、猿飛のさらりまんは初めて見ました。w
最初はカタナだったのですが最初のアクトで必要に迫られ、カブトに変わったそうです。なるほど、確かに最後の一枚はカタナの方が似合いそうなキャラクターですね。
N◎VAキャストのアーキタイプのひとつである千早のクグツ。うだつの上がらないクグツから現実のリーマンに近いカンパニーマンから魔人超人まで様々います。こういう捉えどころのない飄々とした人物はよくいそうで最近見なかったので面白かったです。ポイントはメガネ男児。
ニューロ枠:“ムーンストーン”石月 麻希
【ニューロ◎, タタラ, ミストレス● 23歳/女性】
かつては新星帝都大学に通いながらハッカーチーム“Birthstones”を率いていたリーダー。中高生に間違われるくらい童顔小柄。
南米某国での戦争に関わったりがいろいろあったがチームは解散して大学卒業、今は同じウェブ関係ということでフジタ・サイバーガード社に就職している。だが契約社員なので仕事はかなりいいかげんとのこと。
コンタクトをとってきたのはN◎VA軍情報部の櫛田千里であった。機密データ、コードネーム“ホウライ”の探索、高額の報酬。依頼人が彼女であったことは、果たして……?
Player: フクモリ さん
フクモリさんです。かつては毎週のように池袋に出没していた自称池袋重鎮も、遠い過去のものか。
さあ時代はナイトウォッチ。今日のFCG社の正社員たちは、装備入れ替えが遅れていたニューワールドやデュアルゴーグルやアンチウェブの確保に忙しいようです。怜悧な情報部員のはずの櫛田千里も社内の様子に呆れるギャグキャラに?
イヌ枠:“モノクロームハンド”新堂 江利花
【イヌ◎, カブトワリ, マヤカシ● マヤカシ:エスパー 26歳/女性】
BH機動捜査課の女性隊員。手による触覚からヴィジョンを読み取る強力なサイコメトリ能力を持つ。入隊して最初の事件でその能力を用いるも爆発物で右腕を損傷、先輩隊員を失った。右腕を義手に変え、制式拳銃のP10のほかに先輩の形見のBBマキシマムを今も携えている。黒髪黒目の日系人、堅物で真面目な性格。
N◎VAの治安を守るハウンドの仕事は、ペットロイドの連続行方不明事件の捜査だった。一見平和な仕事だが、飼い主まで殺されているという。そしてあちこちに散らばるペットロイドの残骸には、喰われた跡まで残されていたのだが……?
Player: 松吉 さん
takaさんが仕事の出張で来訪することになりましたが、セッション要員不足でだめもとで募集の依頼を受けました。iPhoneでGmailからテキスト転送してmixi記事急遽掲載→数時間後に確保してBBSに誘導という超スピード作業で、前の週も会った松吉さんが4人目にやってきました。
主武装は拳銃で火力を高め、クライマックスは封印指定BBマキシマムで必殺貫き。ハウンド隊員としては標準的なつくりですが、マヤカシでエスパーというのはかなり珍しいですね。両名とも<■自動反撃>持ちの拳銃使いだったのでミアとコンビを組んで鳩背景の前でじゃきーんと銃を構えることになりました。
個人的な話なので超☆余談なんですが、僕のイヌ枠担当代表キャストの星也とスタイルがまったく同じなんですね。これはかなり珍しい。同スタイルに会ったのはR時代から数えて初めてな気がします。w
RL:taka さん
“みこなぎの人”、じゃなかった“みこなぎの中の人”として有名なtakaさんであります。松吉さんが初めてとのことだったので「あの有名なみこなぎの人ですよ!」と御紹介することができました。アレ?w
最近は某ヴォーカロイド好きが高じてDTMにまで手を出そうかとしているそうであります。
『邪眼は月輪に飛ぶ』
うろんなキーワード集
「丸山先生は ほんとうに 忍者が 好きだなあ」
「一般人の間で公家衣装で空港を歩いている人の写真」
「ナイトウォッチを手に右往左往しているフジタ・サイバーガード社員」
「怒りだす櫛田千里」
「鳩型のドロイド」
「それ回収してるのってかなり間抜けな光景では?」
「むしろミアの鳩と混ざって区別がつかない」
「(ピー)公園で部下が全員倒されて孤立無援になる(ピー)様」
「この世界は超兵器が多すぎです」
「2人だけ東方ネタで盛り上がる鈴原の中の人とRLの中の人」
「ブランチ:みこ」
「VRコンタクトで今度からみこなぎもめがね」
「因◎さんにもウサギ耳がほしい」
鈴原の中の人「耳あるよ。このラフイラストの髪のここ」
taka監督「ウサギ耳があった〜!」
そしていろいろあって決戦の舞台は、いと美しき月が良く見える、モニョモニョのモニョモニョとなった!
(ピー)軍の誇る(ピー)に身を包み、堂々の公家衣装で毅然と立つ(ピー)様はアクションランク(ピー)から超攻撃と見せかけてPL一同愕然の(ピー)を使ってくる!
そして。今回の四人には特徴があった。
鳩の群れバックに銃を構えるミアと江利花:両方とも自動反撃
やる気のなさそうにしている鈴原 一郎:空蝉使い
石月麻希:ブービートラップ持ち
全員がリアクション攻撃手段を持っていたのだ。
というわけで、本日の合言葉は
ではなくて、
「俺たちのセットアップは……攻撃したら負けなんだぜ……」
そんなこんなで始まる最後の戦い。
両眼を金色に輝かせ、二挺拳銃を抜くミアの背後で、鳩が一斉に飛び立つ。
taka監督「げげぇー鳩だ!」
taka監督と麻希の中の人「♪ハトがくる〜 ハトがくる〜」
↑PSP『初音ミク -Projecet DIVA-』に収録されている歌
ミアの中の人「このミク中毒者たちを何 と か し て く だ さ い 」
敵陣に飛び込み、でんでんでんでん伝説のガンアクションを始めたミアはさっそく鳩さんとエンゲージが離れてしまった。シーンの背景相当を飛んでいる鳩さんと至近距離にいるのは、死んだ先輩の残したBBマキシマムを構えた江利花だけである。そこに、モニョモニョぱわーの強力な攻撃が……
新堂 江利花の中の人「自動反撃で撃ち返します」
ミアの中の人「ではそこで……元力:クロノス! (σ・∀・)σ」
みんな「キターー! 時だ!」
ミアの中の人「一瞬時間が止まります。じゃあ松吉さんそこでスタイリッシュ演出をしてください (っ´▽`)っ」
江利花の中の人「じゃあスローモーションで弾を避けながらそこで撃ち返します (´∀`)b」
みんな「イッツ・スタイリッシュ! ヽ(´▽`)ノ」
そして戦いは続く。いにいにいにいに古から続く(ピー)国の加護を受けた公家さんは致死の威力を持つ銃弾をひらりとかわした。
みんな「公家衣装の袖の裾が翻って銃弾をよけるんだ!なんかかっこいいぞ!」
みんな「イッツ・スタイリッシュ! ヽ(´▽`)ノ」
そう、今日のアクトは一部スタイリッシュだったのである。
同日、どこかで竜退治をしているはずのブレイザー星人たち(中の人:hideじゃと闇司じゃ)にも負けないぞぅ。
そんなこんなで戦いは続く。だが本作はデータ的には割とマイルド、途中の展開もあり、かなりゲストが押され気味の戦況であった。中の人たちはゲストの持ち上げ攻撃に入る。
taka監督「やっと……アクションランクが回ってきた……」
みんな「遂にガ◎ャ先生が動くぞ!」
みんな「ガ◎ャ先生、お願いします! ('∀`)ノ」
だがしかし……
みんな「え、それで終わり? 最後の1枚は(ピー)なの?」
みんな「この人……荒事屋じゃないの? (TдT)」
みんな「ガ◎ャ先生〜!」
全弾幕の期待に応えて先生の漢分がアップした。鈴原一郎と新堂 江利花の猛攻致死攻撃を、なんと横から出した素手で受け止めて《◎◎◎◎》したのである。
みんな「ガ◎ャ先生〜! 漢だ〜!」
みんな「ガ◎ャ先生ならやってくれると信じていた!」
鈴原一郎の中の人「弾幕で……前が……見えない……(ρД`)ノ」
漢分を発散した先生はその後の戦いで哀れ、倒れてしまった。
反応した人物がいる。月夜に輝く日本刀を携えた隻眼の剣士である。
◎幡先生「おのれ……◎シャの仇!」
このただ一言に、全弾幕が反応した。
みんな「今の台詞は……これは愛?」
みんな「この2人愛し合っていたのか!」
みんな「(ラフイラストを見て)外見の違いなんて愛には関係ないんだな……」
みんな「うぅ、ガ◎ャ先生〜!」
鈴原一郎の中の人「弾幕で……前が……見えない……(ρД`)ノ」
そんなこんなでいろいろあったが、軌道を変える弾丸の前に先生たちも、先生に比べると人気がなかったモニョモニョも倒れてしまった。
ぶかぶかコート(ここ大事)の女の子はお姉さんと再会を果たした。
ミア「あんた、そんな力を持ってて、使って楽しいのかい?」
カグヤ「カグヤは、本当はこんなことしたくないのです」
ミア「よし。じゃあ最後にその力をもう一度だけ使おう。目標はここ。大丈夫、カブトワリにはこんな古い諺がある。“見えてさえいれば届く”ってね! (o^-')b」
一同「ヽ(゚∀゚)メ(゚∀゚)メ(゚∀゚)ノ」
遥かモニョモニョのモニョモニョからハッシャされるモニョモニョのモニョモニョ。視認できるほどゆっくり飛んできたそれは、だがモニョモニョの頂上に鳩の群れが舞ったとき、超力学天変地異で正確に180度跳ね返された。
そのまま通ってきた道をモニョニョモニョは戻り、戻ってモニョモニョの上で正確にモニョモニョをモニョモニョする。
時間にして約1.3秒×2−元力:時によるスローモーション分。ユグドラシルあたりから見たら、きっと美しい光景だったであろう……
そしてエンディングとポストアクト。新堂 江利花が冴子警部とお月見をしたことになったりしながら終わるのであった。
「おだんごに1点」
「牛乳に1点」
「◎幡さんの耳に1点」
休憩込みのアクト実時間は3時間20分。同人誌のシナリオならこんなものでしょうか。さらに分類すると、プレアクトが15分、オープニングが30分、リサーチが1時間45分、クライマックスが45分、エンディングが20分、30+105+45+20=200m=3h20mでぴったりです。
こういうボリュームの大きくないシナリオだと、イベントも起こらず社会技能判定をするだけだったり、何もやることがないシーンが生まれたりすることもあります。半ばPLサイドからシーンを創って提案していくような動きも必要になってきます。
今回は例によって石月麻希のシーンで何もなくてPL/RL双方沈黙が続き展開が停滞、仕方なくストリートのガツがポップアップしてきたようなシーンもありましたが、他の3人にはなくアクトはスムーズに進行。
情報項目もtaka製情報カードがあったし元から多くないのでこの辺もスムーズ。N◎VAにちらばったモニョモニョの名前あたりで鈴原 一郎の中の人とRLの中の人が東方ネタで盛り上がっていたのがネタが分からなかったぐらいで(w)問題なく進みました。
僕も今まで沢山のセッションをしてきたこともあり、アクト総計も3時間ちょっと、これぐらいの小品ボリュームの作品だと正直、若干の物足りない感はあります。とはいえ同人誌掲載だと初心者もターゲットに含め、誰がRLしても同じレベルの結果を出せる最大公約数的なラインにしないといけませんからねー。
ウェブゴーストと現実体が混じるシーンで若干描写が分かりにくいと感じた箇所や、情報項目でも若干改善できるところもありましたが、十分よくまとまっていると思います。
また今回のアクトではキャスト側の能力が総じて高かったこともありますが、敵対勢力側に位置するゲスト群の印象がなんというか、コミカル系というかほのぼの系というか、かわいそうな人たちというか、そういう路線のイメージが強かったです。アクト中笑いが取れたのでそれはそれで良いことなのですが。w
ゲストの印象付けなんてRLの采配で幾らでも変えられるものですが、シナリオ側のデフォルト想定ではどうだったのかなとちょっと思いました。たぶんほんとは超強くてカッコイイ敵……なんだよ……ね?
自分のキャストについて言えば、今回は試しに<※元力:時間>を使ってみたのですが、分かってはいたんですがやっぱり使いにくいですね。目標値が10でなく制御値なので達成値が必要、しかも単独なので自我上げが使えない。そして何より[距離:至近]が厳しすぐる。ヘキサキューブは元力直接攻撃の際の射程距離を伸ばすので、元力個別効果を伸ばすには使えないのが正しい解釈でしょう。
ミア姐さんがワイヤーアクションを始めて敵陣に飛び込んでエンゲージを外れると、使魔の鳩さんたちともう離れて使えなくなります。その後は「最初から同一エンゲージで動かずにいる味方キャストにジョン・ウー空間でスタイリッシュ演出を強要する」ことしかできないかわいそうな子になってしまいました。なはははは。 (ノ∀`)
フェイトの追加特技<※ロングハンド>で距離を伸ばす手があるので、ミア本人が<※元力:時間>を取れば道はあるのですが、そうすると「元力を使わないバサラ」という基本コンセプトが崩れてしまいます。なによりミア姐さんが時間管理局に入ってしまうので、これは本物の時間管理局の方々に申し訳ないのであります。w
まあ彼女は二挺拳銃だけど禅銃をまだ持ってないとか鳩を連れてるのは笑いを取ることに意義があるしなあ。これで使魔がスタイルや特技もやめて聖母勅令や看板を持つのもアレですしねえ。w
というわけで、よく話に上がる「タタラの<弱点看破>は敵に掛けるのか味方に掛けるのか」「カタナの粉砕剣は【肉体】じゃなくて【生命】」「ファミリア装備はバサラ専用でなくてファミリア側が持つことでおk?」などと並んで、元力:時の射程についてもエラッタを待つ次第であります。
この同人誌についての話を観察していて分かるのは、会話でもプレイ日記でも、誤記を多数見かけることです。オフラインで実際に話していても「サークル天空なんちゃら」「なんだっけあのシナリオ集」「あれだよあれ」「あの季節のシナリオ」「あの4つあるやつ」などと指示代名詞しか出てこないことがほとんど。
略して4tuNe<フォーチュン>と呼んで欲しいのがサイトを含めてよ〜く読み解くと分かるのですが、肝心の本自体にこの言葉がまったく出てきません。後書きでやっと初めて出てきますね。これは表紙のタイトルロゴに「4tuNe」とカタカナで「フォーチュン」の字を入れて大きく載せないと分からないですね。
そして本の正式タイトルの 4 tides under N◎VA end 、「フォー・タイズ・アンダー・ノヴァ・エンド」。この本の制作サイトは製作中の頃から時々見ていましたが、その時も可哀想なのであえて言わなかったのですが、、これは文法上の間違いも含め意味が全然通りません。日本語に訳したら「N◎VAの地下を流れる4つの潮(あるいは4回の潮)が終わる」になっちゃっいます。かなり恥ずかしい間違いです。
サンプルキャラ集の 4 Cast 〜ON THE RIGHT HAND〜 は文法上の間違いはありませんが、サンプル8体掲載なのに4 castだし意味が図りかねますね。ここから英単語 forecast に結びつけるのはかなり困難です。
日本のTRPGシーンでは商業作品含め、英語の微細な間違いはよくある話です。(例えば、ナイトウォッチ付属シナリオのタイトルには間違いがある) しかし、でかでかと載る一番大事なタイトルが間違ってるのは影響度が大きいですね。
本のタイトルは対象オブジェクトを代表する情報、家で言ったら正面玄関の表札、人間で言ったらその人の名前と第一印象です。いつまでも「あのシナリオ集」としか呼ばれず書かれないのであれば、ウェブ上の情報資産に残っても埋もれて永久に検索エンジンにも捕捉されません。
これじゃあせっかく創られた本がちょっと可哀想だなあと思いました。何事もネーミングは大事ということですね。
さてやっとシナリオを遊んだのでその後は、買ったきりしまいこんでいたシナリオ本文の方もやっと読むことができました。
リサーチの最初のシーンでミア姐さんとうろんなゴニョゴニョが出会うシーン、シーンタイトルが僕の創ったとあるシナリオと同じタイトルでちょっと面白かったです。w
そして監督がうさぎ耳があると宣言してはばからないゲストヒロイン(?)の◎幡先生、ラフイラストと本物イラストで微妙な差があることを発見。
ミア姐さんの最後の弾丸は「相手の反応が一瞬遅れる右側から弧を描いて迫った」と描写したのですが、あれは実は左側だったということに後づけ補完しておくことにします。w
そんな、夏の同人誌制覇計画が密かに進んだ一日でした。
前からリクエストももらっていたので松吉さんを呼んで次の『アストライアの涙』第4陣の企画もスタート。2人目はむおんじゃに決定でござるぞよ。そしてみんなアストラルづいている最近の流れに乗って、夜警対応版『セレスタイトの杯』リメイク計画も密かに開始した月の夜だったので御座います。