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シーン制のTRPGのシナリオを作ると当然ながらシーンは生まれ、「シーン1」「シーン2」のような味気ない名前でもシナリオはできますが、名前を付ける事もできます。
印象的なシーンで印象的なシーンタイトルを告げるとプレイヤー陣から「おお!」と声が上がることもありますが、全シーンタイトルを覚えていたり記録をとるPLは稀でしょう。略称、愛称がつけやすかったり、発音しやすかったり、心に残りやすいタイトルをシナリオタイトルにするのは大事ですが、それに比べるとシーンタイトル作成は、シナリオ作者の趣味の範疇にもなるかと思います。
同人誌等のシナリオやオフィシャルシナリオでも、「ここのタイトルはあの作品の引用じゃないかな?」などと内心ニヤリとするシーンはよくあります。
シーンタイトルを述べた時にSF魂に火がついたSFファンな方々がきゅぴーんと反応することも多かったので、航海は今のところ3回、拙作『アストライアの涙』の、用意済みのシーンタイトルを今宵は列挙してみましょう。FLASHトレーラーの中にもBGMのリズムに合わせて出てきますが、以下になっています。
- アストライアの涙
- 宇宙の戦士
- バーチャル・ガール
- 星を継ぐもの
- 楽園の泉
- 未知との遭遇
- 重力が衰えるとき
- 星ぼしに架ける橋
- 夏への扉
- クローム襲撃
- 天の光はすべて星
- たったひとつの冴えたやり方
- ビューティフル・バーンナウト
- 星の乙女を求めて
- 断絶への航海
- 大いなる天上の河
- 降伏の儀式
- 人間の手がまだ触れない
- モナリザ・オーヴァドライヴ
- 星の歌を聞きながら
- 祈りの海
- プロバビリティ・スペース
- 夢見る宝石
- 星ぼしに架ける橋
アストライアは題材がSF、登場ギミックも登場人物の持つ能力もすべてSF的な理屈がいちおう付くように創ったので、今回、シーンタイトルもSFなどの小説からの引用して作ることにしました。
実際のアクトでは場合によって省略しているシーン、ランダムイベントも含みます。
最初の『アストライアの涙』は物語のバックグラウンドを示し、PLに強く印象付けて一気に物語に引き込むことが必要なのでシナリオタイトルをそのまま使用。
途中の『星の乙女を求めて』は思いつかなかったので引用なしです。w
『ビューティフル・バーンナウト』も思いつかなかったので、ここはこのシーンのBGMのタイトルの引用。UKテクノの神、僕の好きなUnderworldの"Beautiful Burnout"から。
- アーティスト: Underworld
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- メディア: CD
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探すのは確かに一見面倒くさいのですが、こじつけていくと意外と似合うタイトルがすんなり見つかったりするものです。テキストだけでなく音楽、イラスト、ロゴ、画像、情報カードにとトータルでコーディネートして完成させるひとつの作品として創っていく上では、手間はかかりますが、意外とこういう作業も楽しかったりします。
時々「あんまりSF読んでないから……」と尻込みする声も聞くのですが、ダイジョウブ。かつては青山学院大SF研究会会長を務めたこの僕も(しかし活動内容はTRPG)、上記の作品の全部は読んでません。ていうかけっこう未読多いですね。 (´▽`)ハハハハ
それにつけても名作SFは日本語タイトルがカッコイイのが多いのですねー。たまらんです。