Rのつく財団入り口

ITエンジニア関連の様々な話題を書いているはずのブログです。

『星月夜作戦』14th


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 一般人の目を完全に欺く、平和極まりない外見をもった大型4WDバン。だが災いの都を疾走するその車は、視覚センサーを完全に封じる光学迷彩装備を備え、内部には北米連合陸軍でもまだ使われていない最新鋭の電子設備がぎっしりと詰まっている。
 使用者と電子的に接続したコンソールには多重ホロスクリーンが幾重にも重なり、多くの情報を映し出していた。光学迷彩・低音・完全な自律操縦の機能を備えた無人偵察機が上空から撮影した光学映像。遥かな星々の領域で、全能なる瞳が捉えた赤道直下の街の全景。
 鉄壁を誇る特務警察ブラックハウンドの電脳防壁にやすやすと微細な穴を開き、竜騎兵のアヴァターが密かに掠め取ってきたデータストリームまである。コンソールの前に座っているカウガールは、そこまでの能力を備えているのだ。
 首筋の端子と手元の端末、目の前のコンピュータを接続し、その女性は思考とキーボードタッチを併用してハッキングを続行していた。イントロン状態でふたつの世界を認知し、次々と光の海に仮想の指先を伸ばす。ビジネススーツ、きつく束ねた金髪のポニーテール。眼鏡の縁で電子の光が煌き、癖なのか時々位置を直しながら作業を続ける。その無機質な美貌は、秘書か図書館の司書か、どことなく体温が低そうな印象を与える。


「調査中の猊下が接触した相手ですが……名が割れました。メディア記事にいくつか難事件を解決した探偵と名が載っています。どうやらアストラル能力者のようです」
 彼女の冷静な報告に、横から野太い男の声が割り込んだ。電子的にほぼ完璧に再生された、兵士の声。
「ほう。日系人の小娘か」
 男は人間の形をしていなかった。脆弱な有機物の体を捨て、より頑丈でより戦闘に適した鋼鉄の堅い体。義体の中で人間であるのはもはや脳だけだが、その中には数々の企業軍、不正規傭兵と国軍、軍事作戦と準軍事作戦で勝ち得てきた数々の戦闘記録が経験として詰め込まれている。
 表情の読み取れない顔でモノアイが動き、レンズの中の複合照準がホロスクリーンの中を目標として定める。
 2人の後ろで立っていた男がゆっくりと歩み寄ると、敵性要員に注目する部下たちに声を掛けた。
「なるほど、日系人か。日出ずる国の子孫は神秘の技を使うともいうが、こちらのミス・ナギはどんな夢を紡いでくれるのかな」
 纏うのは黒。喪服の如く不吉なる黒。ダークスーツに暗色のタイ、長身、金髪の典型的な白人の外見をした男。
 おお、だが見よ――悠然と佇むその男の声が、静かにして絶対なる自信に満ち溢れているのは何故だろうか。その瞳の一番奥に、異質の炎が燃え盛っているのは何故だろうか?


 西洋世界の根本である新約聖書の終章に記されし悪しきもの、いや、それよりも最悪の存在が玉座に座る国からやってきた狼たちは、スクリーンの中の光学映像に着目した。女性が、眼鏡を直すと訝しげに呟く。傾げた首に合わせてポニーテールが僅かに揺れた。
「おかしいわね。チャイローン・ジャンクションでも同じ名前を見た覚えがあるけど……別人かしら」
 異国の狼たちは写真を見つめた。そこに写っているのは――



那岐の中の人「ゲーセンで対戦ゲームに興じているちびっこい那岐の写真で写ってます」
参加者一同「ヽ(゚∀゚)メ(゚∀゚)メ(゚∀゚)ノ」



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 そんなアクトをやってきましたよ。w
 さて帝都近辺では周知が多すぎてもはや無理かと思われていた星月夜の女王の物語をまだ続けることができたのです! ユメの20回は無理ですがもう1〜2回は行けそうな感じがしてきました。
 召喚に応えたのは、星杯探索6thでも真のPC1としてがむばった“グラホパ”の勇者ネストさん。今度はらららオフ7thでRLに挑戦する新世代のギャル(死語)のかづさみくるさん。まだ東京にいた“みこのひとなどいない”のtakaさんがおとさま迎撃作戦に続いて加わり、そこへ未来のN◎VA軍ソルジャーRIKI-Oさんが加わり今回もかなり異色面子に。火力の足りない奇跡の混成ドリー夢チームがここに結成じゃーっ!

PC1:“夢紡ぎ”那岐

【カブキ, フェイト, マヤカシ● マヤカシ:シャーマン 17/みk……もとい女性】

 アサクサから軌道のチャイローン・ジャンクションへも進出したと言われる“自称”名探偵。当てにならない時もある独特の推理で迷探偵ぶりを発揮しているが、その一方で事件の解決率は実は非常に高い。手に持った年代物のパイプにトレンチコートにという古き良き探偵スタイルだが、その中身が黒と紫のオッドアイを備えた背の低い童顔の少女であるために、まったく威厳がない。
 完全ウェット、高いマヤカシ能力を備えており、実は荒ぶる魂を沈める類い稀な歌声を持った“鎮め”の巫女一族の末裔だともいう。その巫女の力はさらに強力となった。
 今日も儲からないアサクサの事務所を訪れてきたのは、物静かな壮年の紳士だった。慌ててコーヒーを淹れる助手のジョンソン君(中の人:RIKI-O)。彼は語る。映画の中に出てくる謎めいた女王。作中ではドイツ第三帝国エニグマ暗号器の如き暗号解読器だったそれは、歴史上存在したというのだが……
 真実と幻を見分け、時の塵と混沌の中から失われた女王の夢を探す探索の旅が始まる!

Player: “みこのひとなどいない”taka (たか)

 さァ皆さんご存知。『ストレイライト』にも採用された有名オフィシャルキャラ、那岐のもとなぎが出てきましたよ〜(パフパフパフ〜♪)
 現在位置がチャイローンだと非常にまずいので本日はオリジナルの方の那岐、もとなぎのふつうなぎが登場となりました。
 「めい」探偵の那岐は探偵の能力に消沈によるリアクション、奥の手のエニグマなどを備えています。今回は防御偏重のキャスト構成となったため、封印を解除してエニグマパワーも使ってなんとか対処する形になりました。
 懐かしや、同人誌堂々発進の『テロリストは眠らない』を遊んだ時もこの那岐がフェイト役でした。
 イチマル巡査やさるトーキーのお母さんなど回りががむばって巫女へと話を持っていったのですが、この時もやはりならず。ヒロインのジーナちゃんが着てくれたのでそれでよしということにしたのですが(いいのか?w)、今回も万全に準備した映画版。遠方より来訪のせっかくの機会ですから巫女服のひとつでも着てほしいところですが……残念。浪漫あふるる星月夜の物語の登場人物には誰一人、巫女服を勧めるに相応しい人物がおりませぬ。(当たり前やねんw)
 巫女は諦めて今日は「めい」探偵のカツヤクを期待することにいたしませう。なんと、中の人は本日のアクトに備えていろいろ予習もしてきたという力の入れようです!☆
 最近の作戦ではこの枠には女性トーキーが入ることが多く、なんというかヒロインぢからでゴニョゴニョしたことも多かったのですが。今回は「めい」探偵だったのでまた違う趣になりました。
 幾らかRLサイドの想定というか期待と異なる展開もあったのですが、それぐらいで詰まってしまうアクトではありません。何でもどんとこいの想定の範囲内です。(候補キャストの組み合わせは幾つも検討したのですが、やはり那岐がここに来る選択肢しかなかったんですよね。)


PC2:“風使い”カイ

 【カブト◎, マヤカシ, バサラ● カブト:ボディガード 18/少年】

 ネヴァーランド出身の風の精霊使いの少年。生まれも孤児として夢の島で育ち、やがて子供の国を離れてカブトとして独り立ちした。シルフにスプライト、複数の精霊を操り、本人は無手ながら攻撃に防御にと高いカブトの能力を誇る。別れたはずだがまだ便利屋として、子供たちがよく厄介ごとを持ち込んでくる。根がまっすぐな少年で割と不幸がついて回っている。
 今日も呼ばれてしまったネヴァーランド。少女ルナが無理やり押し付けてきたのは、ボディガードを探していた若い女性トーキーだった。何でもかのナイト・ワーデン社が運の悪いことに夏季休業中だったというのだ。アンジェリンの語る女王の伝説。謎めいたデータチップ。相手の方が年上だが、成長したカイの方が背は高い。風の加護もて星月夜の天使を守り、精霊の力もて闇を払う戦いが始まる!

Player: 巣(ネスト)

 『セレスタイトの杯』第6次聖杯戦争でハッスルしたネストさんがまたまたやってきました。剣の持ち手の座より真のPC1に覚醒せし半妖の剣士イクスに代わり、こたび真のPC1に目覚めしは……いやいや、PC2の座のカブト枠が必要です。みれば混成チームは比較的低経験点や戦闘できないキャストも多く、ならばここはガツンと。グラホパ軍のもっとも得意とするラノベ時空の若キャラで! 若かぶとの一人でも連れてくるのがいいんじゃーっ!

 懐かしや、カイは今までも何度かアクトで見て来ました。いわしマジックが掛かってチューンされたハイランダーSSSで天津征司キュンと……(ゴホゴホゴホ)い、いやいやいや、18歳ながら腕は一流、沢山のアクトを経験し既にExp500台の大物キャスト。サイバーとヘキサキューブで強化した差分付き元力で攻撃したり、防御の基本はカバーリングに奥の手の<消沈>、エニグマの風の精霊が<アドレナライズ>したりと高経験点に見合う隙の無い強さを備えています。滅多に使わないエニグマ特技の<霊盾>まで使って本日は特技を堪能しまくっていきました。w
 僕が未読なのですが、今SRSで旬な『風の聖痕』とイメージが似通っているそうですね。イラストには全国のお姉さんのココロを惹き付けそうなつぶらな瞳の少年の絵が描いてありましたよんよんよん。
 アクト中は空気を読んでからかってくる夢の島キッズや実験体を求めるルナたんに追われたりしながら。周囲のリクエストが具現化して真のPC1として覚醒。オトナかぶとでは決して言えない若くて熱いセリフを言いました。カイのような若かぶとは依頼人を守るのに指先ひとつ動かす必要がないのです。あまりに熱いのでカブト役のエンディングが一番最後になってしまいましたよ。しなりお通りには行かないものです……www
 そういえば今日は初めてのメンバァがいたせいか、前回に比べると中の勇者ネストどんは若干おとなしめでした。やはりグラホパ軍は2人以上をセットで連れてきた方が火力が高いようです!w


PC3:“鋼鉄の夢”阿僧祇 由那 (あそうぎ・ゆな)

【アラシ◎, マヤカシ, ニューロ● アラシ:ガンナー 10/少女】

 N◎VAを遠く離れた妖月の都M○●N、傭兵部隊基地のベッドで眠る少女。灰色の髪の病弱な娘で、一歩も外に出ることができない。亡き母の血統のマヤカシ能力により、ヘッドセットでイントロンして電脳の空に羽ばたく時、無意識中の幽体離脱によって意識を飛ばし、世界中を駆け巡っている。
 決して傷つくことがなく、操縦者の姿もどこにもないウォーカー“鋼鉄の夢”で戦場を巡り、夢の中で電脳の海を巡ってしばし。夢の中で出会ったのは、友達になったピンクの髪の少女だった。テトリスの好きな聖母の娘アルファ=オメガが語る、電脳世界のアーバン・レジェンド。夢の中の探索の旅は電子の海と虚数の空に広がり、失われた女王へと至る扉へ。そして、空の彼方の迷光仕掛けへと続く……!

Player: かづさみくる

 今度のらららオフでRLにも挑戦するみくるさんです。その際も巣さんたちが同じ卓になったのでちょうど良かったですね。
 新キャラを作って出てきたのはアラシでニューロな女の子。Exp0でだいぶ周りと差があったので下駄履きしてきていいよと伝えておきました。周囲からのデータ強化のアドバイスが過ぎて若干牽制したのですが、無事に強化終了。本シナリオに適合する常時電脳達成値の上昇や戦闘能力の向上を終えてロールアウトしてきました。
 フリップフロップと<■干渉>を使い、魔装騎兵ウォーカーで本気で戦う際は相手が超☆ニューロでない限り一方的に攻撃ができる「ずっとうちのターン」なタイプです。意識体や電脳意識体回りのルールは曖昧なこともあり、両方同時と考えると局面によっては色々と微妙な時がありそうなのですが、今回はフレンドリー側に裁定しています。
 過去設定としてMOON出身なキャストは他にもたぶんいますが、肉体がMOON在住なキャストは絶対に今回が初めて。w
 物語の中ではオーサカ弁を話す無垢な少女として登場。実は中盤でアルファに改めて会いに行ったのも彼女が(たぶん)初めてなのですが、2人で(ピー)の秘密について悩んだり。終幕で夢の中の素晴らしい冒険について父に語り、そして傭兵部隊の面々が、そういえば世界のあちこちで昨夜流れ星が観測されたことを思い出すくだりは、浪漫を軸に構成される星月夜の物語に実に相応しかったと思います。
 あぁそういえば。ゆなちゃんはウォーカーで登場すると甲牙の機関銃で撃ったり轟炎の火炎放射器でボアーとしてきます。火炎放射器は強いしアウトフィッツに載っていれば使いたくなるものですから禁止する法律はどこにもないのですが。この火炎放射器で(ピー)や(ピー)もボアーと焼いてきまちた。ひろいん が 火炎放射器なのは アレだと 思います!www


PC4:“城壁”“MD”月城 カナメ

【イヌ◎, フェイト, カブト● カブト:ナイト 27/男性】

 かつて失った相棒の娘を義理の娘として養い、溺愛するバカ親もとい親バカぶりを発揮しているブラックハウンド機動捜査課の巡査。年の差はたった11で本人は未婚。重度にカスタムした大きなクリスタルウォール・シールド中央に吠える猟犬のBH部隊章を刻み、正義の味方としてカツヤクしている。外見はふつうの日系人の青年で、料理が上手い。
 冷蔵庫に食事を残したり愛娘弁当を持参したりダサいことを続ける日々。MDの災難は続いていた。狙撃の標的にしてくれといわんばかりに目立つシールドをとあるサイボーグに目をつけられ、今日は出勤してくるとオフィスが大騒ぎになっていた。宙を舞う娘の写真。カナメは恐ろしい事実に気付いた。自分以外の隊員が全員エキストラなのだ。そして副官を従えて視察に来た男は、喪服の如く黒いスーツを纏っていた……

Player: RIKI-O (りきおー)

 ソルジャーRIKI-Oさんがやってきました。ずっと前のいつかにリクエストをもらっていたので、我がひよこ帝国軍のちからをご覧に入れましょうぞ。
 とある理由によりベストな月城カナメ巡査に来てもらうことにしました。既にExp345の強力キャスト。オプションをつけまくった強力なクリスタルシールドで防御を固めて<■ク・フレ>で反撃も可能、しかもそこからやるのは全力攻撃ではなくフリーズや捕縛術やショックバトンでビリビリ気絶攻撃という、カッコイイのか渋いのかダサいのかいかにもMDなことをしてきます。しかも、明らかにイヌ導入を想定したキャストですがブランチは若かぶともまっつぁおのナイト3Lv! いやー、真のPC1になれそうだなぁ〜 (´▽`)y-~~~
 2つめのハンドルは未婚の父を表して "Marriageless Daddy" だそうです。Marriageは状態は表さないので、このニュアンスでつけるなら英語では "Unmarried Daddy" がよりベターですね。名前は人の自由なので直してもらう必要はどこにもないのですが、この物語に登場するゲストの(ピー)は漏れなく突っ込んできました。w
 実は史上初、中盤の<スタイル感知>で過去多くのPLが騙されてきた(ピー)のすたいるを突き止めたり。映画館でいろいろとハズカシイことをしたり。PC4ぢからを発揮していました。終幕、那岐の事務所を訪れてきたシーンはちょっと意外でしたね。(実はあれでイベントをひとつ削っています。) トゥルースのちからでとてもハズカシイ質問をしてきました。もう恥ずかしいセリフ禁止です。w
 年少キャラクターとの対比として存在する、こうした家庭や家族を持ったマイホームパパやハッスルおとさまや親バカ系のキャラクターというのは過去何人か見てきましたが。20代でここまでハズカシイ親バカパパは初めて見たような気がします。w


RL:自分なので何も(ry

 かくして混成チーム超結成。防御系神業に偏重なのはPLサイドも分かっていて、色々と対策を立てての開幕となりました。
 公開の映画『Vexille』のサントラからブンブンサテライツの曲を掛けながらブンブンとアツい戦闘が続き、面白いことに2カットまで続行です。歴代の作戦の中ではなかなか珍しいことになりました。過去の作戦でいうと懐かしの第4回、“ぐら”“すら”“ろら”の代表キャストの高経験点キャストが集まったドリー夢チームだけどサポート系が多かった回も、同じようなことが起こりました。w
 キャスト選択の際の優先度は人によるでしょうね。僕は最終的には、バランス云々よりもシナリオ内のストーリーへの適合性の方を優先します。一旦アクトが始まれば物語に対するミスキャストは取り消せませんが、強さの点で言えば大抵のキャストには奥の手があり、成長させたり何とかしてくるものだからです。


 今回は誕生してはイケナイ勇者誕生はならず。初めてのことも幾つか起こり、物語の主題に相応しい結末に、エレガントかつエレがつトにロマンチックにシネマチックに、女王の物語は終わるのでした。
 対になっている『セレスタイトの杯』とは幾つか共通点があるので、星杯探索経験者のネスト先生は考えてみると面白いかもと思います。


 考えてみるともう14回。毎回キャストに適合させてあちこち変えていますが、シナリオに書いてある同じ台詞を言っているところもあるわけです。
14回同じ台詞を言ってきた配役たち。いや〜アンジェリンもはるばる北米からお疲れ様!w みんなのあいどるアルファたんも13回乙! 櫛田千里少佐も1回だけ乙!w ニールさんも機動捜査課のゆかいな仲間たちも乙! オデの超カッコイイ(ピーーー)にも乙! オデの超渋い(ピーーー)にも敬礼!w


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「アルファちゃん。こんなことになるとは思わなかったんやけど、うちら、どないしたらいいんやろな」
「アルファ、わかんない。でも、人がたくさん死ぬのは悲しいと思うの」
「そやな。やっぱり、よくないことやな」


「俺は依頼人を守るのに、指先ひとつ動かす必要もないんだ!」


「うち、そんなすごい夢をみたんや!」
「そうか。夢みたいな話だな。もしもお父さんがお前の立場だったら、きっと同じ選択をすると思うよ」
「(傭兵部隊ズがひそひそ)そういえば昨日、世界のあちこちで流れ星が観測されたって言うなぁ」
「それで、採血の結果はどないや?」
「……しばらくは、今のままベッドで休んでいた方がいいな」
「そか……」


「やーいカイのにいちゃん、なんで追っかけてかないんだよ〜」


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