Rのつく財団入り口

ITエンジニア関連の様々な話題を書いているはずのブログです。

混成チーム☆超結成:『星月夜作戦』13th

 さて連休連戦も終わったある日のこと。次なる星の杯の探索のリクエストは幾つも頂いておりますがその前に。13回目の今回が帝都近辺では最後、もしくはもう1回ぐらいが限度ではないかと予想される、拙作『星月夜作戦』を執り行うことにしました。パフパフ〜♪
 密かに要員手配を進めましたが13回目ともなると各方面から呼んだ本当に異色の混成ドリー夢チームとなりました。(声を掛けておきながら満員でごめんなさいしたyagamiさんには悪かったにゃあと思いまする。)

 Y氏の背広姿を初めて見て笑ってしまったりあんじー&なっとろんどのどのといつものようにニアミスしたりしながら。大丈夫なのを事前に確認しておいた某所でいざ滞りなく作戦開始となりました。


PC1:“人タラシ”三日月 (みかづき

トーキー◎, マネキン, マヤカシ● 20歳/女性】


 カムイST☆Rの言霊を操る能力者の一族出身の、赤い瞳の日系人の娘。外見(は)可愛く実際の歳より幼く見える。知り合いが多数いるマネキンのトーキーっ娘で我が道を進んでいる。ボーイフレンド多数。十六夜という喋れないカブトの弟がいる。
 気ままにトーキーの道を踏み出した彼女には、前から文通している相手がいた。ニューロタングを記した紙の手紙にいつも丁寧に返事を書いてきてくれたジャーナリストの先人、ニール。その彼が初めてN◎VAを訪れてきた。和服で出迎える三日月の前に現れたのは、穏やかな紳士だった。今、月の加護の元に、星月夜の女王を求める探索の旅が始まる!

Player: 凪汐海梨 (なぎしお・かいり)

 前から『セレスタイトの杯』にも熱烈なリクエストを頂いていた海梨にゃん(猫語)を、その前にこちらにも招待することにしたでよ。『らららオフ』などでもRLに挑戦していたニウフェイスですね。聞けば、らららオフ等でてんじきずむの人から「一度見ておくべきRLといえば、総帥のRLは一度やってもらったほうがいい」と聞いてから、虎視眈々と機会を伺ってコネ判定を試みていたそーで〜す。キャーっ!www
 というわけで主人公のヒロインにギャル(死語)を呼んだでよ。三日月お嬢さんは比較的低経験点、<消沈>使いで女性PLのマネキン使いの操るキャストによく見られる、<一期一会><お願い>などで他人と絡んで場をかき混ぜていくタイプです。なんとルール上の多数の組み合わせやアウトフィッツが覚えられないそうで持ちキャストが全員ウェット、例に漏れずウェットである三日月さんも今日は“サード・アイ”で強化しました。
 アクト中は登場人物たちとジツによくスキンシップ。カブト枠の依頼人のアンジェリンとは仲良くなり名(迷?)コンビになったり、ヲレの蝶カッコイイゲスト(一部嘘)にキスしちゃったり、元気一杯の一般人系の女の子としてハッスルしていました。


 終わった後でやりすぎて暴走しちゃったと中の人が反省したようですが。なははは。まあ僕もぶっちゃけ長くTRPGをやっているので見てすぐ分かるのですが、三日月お嬢さんは比較的TRPG歴が長くない人によく見られる、思考と行動が中の人と直結、思ったことがすぐ口に出る、平たい言い方をするといわゆる「脊髄反射」で動くタイプのキャストでしたからね。
 これがアクト全体を見渡し、例のメタ視点というやつで周りを見ながら動く慣れたPLのキャストだと、まったく動き方が違う訳です。といってもこのへんは経験を経てこそ得られるものもあるので、恐れずにどどんと行ってほしいと思います。(っ´▽`)っ

 ちなみに人間誰しも得手不得手はあるものでして。僕もキャストレベルで演じるのに自信がないキャラクターというと筆頭がこういうマネキン系なんですね。w そういう意味でも改めて新鮮なキャラクターでした。


PC2:“闇獅子”レグルス

【カブト◎●, カタナ, カゲ カブト:ナイト 20代後半/男性】


 身長2mの巨躯に長い黒髪を靡かせ、赤い瞳を光らせて戦うヴィル・ヌーヴのサムライ。超人的な体捌きと剣の腕に優れ、戦いのさなかの様子から“闇獅子(ダーク・レオン)”と呼ばれる。多くの荒事を請け追い、裏社会のストリートでも恐れられているが、義を重んじ、安い報酬で善を為すこともある。
 バーで酒を飲んでいた彼の元を訪れた依頼人は、北米連合から旅してきた若い女性のトーキーだった。アンジェリンの周りに見え隠れする、異国の狼たちの影。星月夜の天使を守護する、闇の獅子の目覚めの時が迫る……!

Player: つねひら

 近年あちこちの日記にも登場し先日の連休迎撃作戦にも参加、すっかり池袋のネェムドモンスタァとなったつねひらたんです。あの時も飲み会でニアミスしたりカブトについてアツく語ったりカブトの目標についてアツく語られてこっちが悶死したりしなかったりしたので、今回晴れて初めてご招待と相成りました。パフパフ〜♪
 ちなみに懐かしの緋い人のじもぴー仲間出身だそうで、この日も観察しているとマニュゥバァがどことなくあちこち緋いので、内心ニヤニヤとしていました。てへ。


 そんなつねひらワールドからオトナかぶとがどどんと出て参りました。参加者の持ちキャストと構成は事前調査し、Cactusさんのところにカブトが複数いたのですがいずれも女の子だったので、全体のバランスを考慮した結果ヌーヴの闇獅子に登場願うことになったのです。
 海梨さんがどこから分かるのか不思議がっていましたが、やはり長く使われているキャストは設定やデータの組み方や演技などから、匂いで分かるものです。
 レグルスたんはRevolution時代から戦ってきたキャスト。休憩の時にみんなでプロファイルシートを偵察してみましたが、オーバー取得の<自動防御>から無行の盾、八面六臂、反射防御で守りを固め、射撃武器は<ディフレクション>ではなく<リフレクション>で反撃。天塵刀で<■突き返し>から<■二天一流><修羅>で2回反撃、さらに<猿飛>で達成値を上げ<フェイク>で手札交換もしてくる、R時代の高経験点キャストにもよく見られるかなり容赦なく強い(はずの)タイプ。
 皮肉を言いながら仕事をするシャドウランナー系の人物で、連休連戦の皇子製『今宵、桜花の下で』ではる○うに剣心の比古清十郎系だったという調査結果が出ています。


 そんなシリアス一本筋の人物なのかな……と思いきや。電子ジャーを気に入ったりと笑いも取る愉快な人物でした。カメラの方にちらりと目をやるプロ演出や依頼人と距離を置きつつオトナぱわーを見せるところなどなど、密かにオトナかぶとスキーの小生をぐっと惹きつけるものがあります。そんな感じで探索の物語を進めていたら……
「レグルスの演出を期待している時の総帥が一番キラキラしていた」とか海梨にゃんに言われてしまいましたよ!www いけません! ざいだんは いつでも えれがんと です!(全部ひらがなで)
 ああそういえば。しょっぱなからどじっ子演出をかますつねひらたんは、認定されたのでここに記しておきませう。

つねひらたん は 萌えキャラ ! (*゚▽゚)


PC3:“FD”神田 トメ

【ミストレス◎, ニューロ=ニューロ● 外見80代/女性】


 木更津タタラ街の一番奥、骨董品屋と間違うばかりの“神田電器”の店主の人の良いおばあさん。前世代のツールを使い、現在のニューロエイジ世界のテクノロジーと同等に渡り合う。電脳空間上のアヴァターもなく、いまだにコマンドラインからのキー操作で電子の空を飛翔する。FDはファンタスティック・デヴァイサーの略で、ニューロキッズたちからも慕われている。
 ある日、店に現実世界を歩いてやってきたのはピンクの髪の可愛い女の子だった。アルファ=オメガが尋ねる謎の仮面の伝説。調べてみようと思い立ちブラウザを立ち上げるおばあちゃん。これが、時の塵の向こうに眠る、冬の女王を巡るストレイライト・ランの始まりだった……

Player: Raith (れいす)

 ギュイン! 敵は天誅蕎麦屋一味である! 最初に会ったのは大宇宙オフの2次会の時でした。いつか同卓をと丁寧にリクエスト頂いてから……長かった。PL同卓はあったのですがやっと! やっと全力で相手仕る機会がここにやってきた!(ほろり)
 というわけで、普段はLEDmanさんたちと遊んでいるRaithさんです。N◎VA以外も幅広く遊んでいますね。いわゆる池袋でいつも遭遇できる訳ではないので、こちらもレアモンスターです。w
 今回のPL持ちキャスト陣にニューロは何人かいましたが、最終的に銀幕の前に立ったのはこのトメおばあちゃん。支援、<ポルターガイスト>のリアクションなどをメインにし、現代の現実世界のコンピューター・テクノロジーのテクスチャーをすべての電脳アクションに貼り付けるという実に面白いキャスト。意外としぶとく、マジシャン並みに長年の経験があったりタイプD並みにタイピングが早かったり情報収集にGoogleを使ってしまうあたりがときめきます。
 NHKの「みんなのうた」の懐かしの名曲『コンピューターおばあちゃん』を口ずさみたくなってしまいます。(古! というか今の若い人に通じるのか?www)
 Googleの情報は独自仕様のDBでデータセンターの多数のマシンに格納されているので、災厄後に施設を密かに復興させるか、Webサービスとして呼び出すインターフェースのアドレスを密かに知ったなどとすれば不可能ではないかもしれませんね。


 そしてアヴァターもなしで活動するこのおばあちゃんは災厄以前のパソコン(本日は目の前にあったVAIOとゆーことになりました)を使い、MS-DOSプロンプトで全てコマンドを叩く人なのです。きっとLinuxUNIXを使わせると、タイピングが見えないぐらいに早い系のお人に違いありません!
 という話でアクト中に盛り上がったら海梨さんだけおいてきぼりにしそうになってしまったのですが。台詞も演出も、現実では自然でごくふつうのことをやっているのですが作中の舞台はニューロエイジなのでかなりニューロという、すごいおばあさんになりました。
 初めてアヴァター不在のニューロがクレムリン宮殿の門を抜け、鐘の鳴り響く中を進むあの美しい場面も。物語の最高機密ゆえ語ることはできませんが、(ピーーーー)とコマンドベースで1行づつ対話する場面も。SFチックなんだけど新しくて古い、非常に印象に残る場面となりました。やはり、天誅蕎麦屋一味は違った!


PC4:“Bash Dog”鉢矢 マナ (はちや・まな)

【イヌ◎●, バサラ, カブトワリ カブトワリ:カヴァーマン 21歳/女性】


 ブラックハウンド機動捜査課の若手巡査。いつも鹿島アスカとバディを組んでおり、アスカのせいか、それともマナ本人のせいか、いつも行く先々に不運が付いて回る。後方から犯人に投降を呼びかけ援護射撃を行うバックアップを得意とするが、本当に怒ると炎の元力でP10ハンドガンを撃ちまくることもある。黒髪、緑の瞳をした日系人の娘。
 最近も不運はもれなく二人をついて回った。バーの乱闘騒ぎの鎮圧ではフルボーグの大男に目をつけられ、ある日出勤してくると今度はオフィスが大騒ぎだった。外交官特権を示す不吉な黒のダークスーツの男。書類をなくして意気消沈するアスカの横で、いま……有給休暇をかけて、Bash Dogの密かな狩りが始まる!

Player: Cactus (かくたす)

 さあ、修羅の霧の向こうに眠る勇者の国“すらのば”の最後のエインヘリャル。新星の若様やJさんもキチとなった今、事実上最後のミチ、これを逃したらもう機会がなさそうなCactusさんを無事確保できましたよ! パフパフ〜♪
 すらのばの国では卒業生の大人組で、どちらかいうとシナリオやルールのギミックを得意としています。しかしRのつく組織の偵察では実はヒロインが得意という結果も出ています。自称落ち着いたプレイが得意とのことですが、相手はすらのばの国です、油断はできません!


 そんな訳で候補は何人かいたのですが、なんとなく苦労性のイヌが似合うのでマナたんに出撃願うことにしました。使用頻度があまり高くないそうですが、それもそのはず、すらのばの名物イヌキャストが回りに大勢いるからだそうです。(これは、学校サークルなど特定のプレイグループで遊んでいる際によく見られる現象ですね。)
 事前段階ではExp28、ちまちまと地味に痛い<フリーズ>射撃や、カヴァーマンによる達成値操作がメイン。切れると<引き寄せ><元力:火炎:負><ガンフー>で相手を至近距離に寄せつつ同時にアーマー無視爆18点射撃を行ってきます。ルールを極めて厳密に考えるとタイミング的にはどうなのだろうという解釈もできそうですが、今回も最後の最後でキレてどどんと出てきました。
 読者へのサービスとして登場するハウンドの愉快な仲間たちとのやりとりも、実に普段の生活を匂わせる自然さ。N◎VAのキャストのほとんどは殺人罪を犯しているのですが、そこをあえて最後は逮捕で終わらせるなど、不幸を嘆きながら脇をばりっと締めるPC4をやってくれました。
 ああそういえば。中の人がぽろっと愉快なことを言っていたので、すらのばの後輩の勇者の方々に伝えておきませう。


Cactus先輩は和風が好き! 和風が好き! (*゚▽゚)


RL:自分なので何も(ry

 さあやってきました第13回。今日の面々に聞くと自分たちの環境では、ボリュームのそれほどでもないシナリオだと3〜4回やるとRLも飽きてそのへんでストップとなるケースも多いそうです。そう考えるとそろそろPLが打ち止めですが13回というのはなかなか感慨深いですね。だが……17thの『魂刻』には敵わないでしょう!
 ジツは今回はRLの中の人が仕事が忙しく、1週前時点まではイロイロとデンジャラスでした。その後リカバリーして、各自のキャスト陣の軽い調査と構成の検討と希望とり、キャスト決定から人物像把握、少ないですがチューン、ハンドアウトもちょこっと書き換えまで完了。当日は朝に雨が降っていましたが5月の気候のよい日に無事開催、いつものように完全成功することができました。やれやれ、よかったよかった。 (-人-;)

 本作は昨年、シナリオコンテンツとしても無事公開しました。【三元の間】の「はいてない」で有名な(ウソ)Tryarksさんがありがたいことに身内で回してくれたそうなのですが、他に回したという話はあまり聞かないですね。結局本人に回して欲しいというカンジで見ないでいる方が多いようです。

 まあそれもそのはず。元々西方のリクエストに応えて記念にコンテンツにしたもので、これからGM/RLに踏み出す方のために注釈などもかなり丁寧に書きましたが、どう見ても初心者向けではないし「誰にでも回せて1人でも多くの人に遊んで欲しい」といった目的はまったく備えていませんからね。
 その目的で作るなら凝ったシナリオは必要なく、言い方が悪いですが、それこそ定型化シナリオの出番ですからね。PLの願望を叶えて全て思い通りになるギャルゲーみたいな記号的ヒロインでもほっぽって、まったく頭を使わなくてもRLが全自動で全部教えてくれるほんのちょっとの情報項目と底の浅い陰謀とクライマックスで自動的に襲い掛かってくるへぼい敵でも出してお世辞を言って自己満足に浸らせておく方が簡単なわけです。
 一発ネタや一過性で終わらない、複数回使用に耐えうる作品なら、いつでも世界でオンリー・ワン、自分だから創れて回せるものにしたいといつも思っています。


 というわけで! 冬の女王を巡る秘密の物語を開幕するといたしましょう。今回互いに初対面が多く、中には全員が初対面というメンバーもいたのですが。この混成チームは最強、我がひよこ帝国軍はいつでも本気である!(;゚∀゚)=3



『星月夜作戦』13th


〜アクト中の一幕〜
(未プレイで見ても大丈夫です)

★   ★   ★   ★   ★

RLの人「“闇の獅子の目覚めのときだ。異国の闇の狼たちは、すぐそばまで迫っている”……というわけで。ここはこうオトナかぶとのちからでぐっと。女性の依頼人もいるのでがむばってください。 (っ´▽`)っ」


つねひらたん「ときめかなきゃ! よし今日はエレガントに。エレガンターになる!」


RLの中の人「エレガンター……(´▽`)?」
三日月の中の人「つねひらさん、可愛い!☆」


★   ★   ★   ★   ★


 鹿島アスカとバディを組み、数々の不運に突き当たってきた鉢矢マナ巡査。バーの乱闘騒ぎの鎮圧に借り出されては(ピー)にガンをつけられ、今日も出勤してくると紙の書類が宙を舞い、機動捜査課ではまたも騒ぎが……


鹿島アスカ巡査「マナ……あたしの書類、もうダメかも……」
マナ巡査「探すわ。私も休みが欲しいもの!」


 今回の任務には……マナたんの有給休暇が掛かっていた! 切ないぞ!


★   ★   ★   ★   ★


 無限に広がる電脳空間。光の格子と論理的無限長の銀の虚空の元、とーきょーのばのみんなのあいどるが現れるはずだったが……ファンタスティック・デヴァイサーのトメさんはアヴァターすら持っていない。
 というわけで、ピンクの髪の可愛いアルオメたんは、現実世界のタタラ街のはずれにある“神田電器”を訪れていた。


アルファ「トメおばあちゃんは何でも知ってるって、みんなが言ってるの。だからアルファ、聞きにきたの」
トメさん「そうさねえ、あたしでも知らないことはあるけどねぇ」
アルファ「おばあちゃんは、“マースカ・ディーカーブリ”って知ってる?」
トメさん「……? ますかでぃかぶり?」


一同の中の人「ヽ(゚∀゚)メ(゚∀゚)メ(゚∀゚)ノ」


トメさん「そいじゃあ、調べてみようかねえ」

 本日はかのシャドウラン世界の21世紀にも現存するニッポンのソニー社の人気シリーズ、VAIOということになったトメさん愛用の骨董品のマシン。窓を開いて、検索してゆくと……


★   ★   ★   ★   ★


 ワーデン社の応接室、喫茶店“safe zone”、紅茶専門店“アクトレス”、果てはネヴァーランドまで、この物語で様々な場所を訪れてきた依頼人のアンジェリン。だが今日は闇獅子レグルスの中の人の要望により違った。13回目にして初めて……ワイルドにレグルスが待つオトナなバーが舞台となったのだ!


レグルス「じゃあ、話を聞こうか」
アンジェ「私のことは、アンジェでいいです。……って、レグルスさん? それ、ずいぶん強いお酒じゃないの?(汗)」

 ちなみにこのシーンで飲んでいたのは



RLの中の人「イイね! 大人だね!」
三日月の中の人「総帥がなんか輝いてる!☆」


★   ★   ★   ★   ★


 ST☆Rの霊能力者の家系で育った家の影響もあり、家では和服を着ている新人トーキーにしてボーイフレンド多数(ぉ)のマネキン、三日月。かねてより文通していた壮年男性が初めて、彼女の家を訪れていた。


三日月「おじさまったら、遠慮せずに足崩してくださいね。いまお茶とお菓子持ってきますから」
ニール「ありがとう。この街には何回か来たし、慣れはしないが正座は大丈夫だ」


たぶん明確には13回目にして初めて! 依頼人のニールさん正座したよ!w


 そして引退したフォトジャーナリストが語る謎めいた話。それが、時の塵の向こうに眠る冬の女王の物語へと、月の娘を導く発端だった……

三日月「任せてくださいな♪ ニールおじさまの頼みですもの(チュッ」
ニール「私などより、君と同年代の若い男性にしてあげたらどうだね」


 頬にキスをするのは親愛の情を表す動作である欧米諸国も多く、このシーンでもその演出を用いた<一期一会>という以上の意味は持っていないのだが。
 さて、本作は綿密なプレプレアクトでRのつく組織の偵察衛星の調査結果に基づき、PC1には若い女性のフェイトやトーキーが多く入っている。今まで、キャスト側のヒロインとして活躍し華を沿えてきたお嬢様方には感謝と共に、ひとつの残念な事実を伝えておかねばなるまい。


みんな聞いてよ! この子ニールさんにキスしちゃったよ! ヽ(`▽´)ノウワァン


★   ★   ★   ★   ★


 現実世界では秋葉原の喧騒のようなものなのだろう、様々な技術と製品の立ち並ぶN◎VAタタラ街。ネオンの中を黒髪を靡かせて歩く巨漢と、その連れ。
 だが……闇獅子レグルスはずんずん歩くと、タタラ街の中心地をどんどん離れていってしまった!

アンジェ「(うろんな顔をして)ちょっとレグルスさん? なんだか、どんどん寂れていくけど大丈夫なの?」

 どんどん寂れていった先、路地の一番奥にあった骨董品屋の前には、昔の冷蔵庫や電子レンジが置いてあった。店の名前は……


神  田  電  器


トメさん「(ガラガラガラ) おやまあ、レグルスじゃないかい。
そっちの子はガールフレンドかい?」


 おばあちゃん、序盤からいきなり人のフラグ立てに走ったー!

 なんとGoogleで探していた都市伝説の謎のプログラム。謎の女王。老ニューロと話を交わしたダークレオンは、今時めったに手に入らない骨董品の数々を見て回った。入り口に置いてある冷蔵庫。ヌーヴのサムライは、謎の電子ジャーが特にお気に入りだった。

レグルス「(かちゃかちゃ) へー、こうやると開くんだな」
トメさん「昔はこういう炊飯器を使ったものだよ。あんたもものを知らないねー」


 庇護を求めて頼りになるカブトを探したはずだった天使の名を持つ依頼人は、一人カメラのほうを向くと銀幕の向こうの読者に向かって言った。

アンジェ「(´-`).。oO……(レグルスさんて、もしかして面白い人?)」
一同の中の人「ヽ(゚∀゚)メ(゚∀゚)メ(゚∀゚)ノ」


トメさん「電子レンジを馬鹿にするもんじゃないよ。これの発展系がアマテラスだからねぇー」

 まさか、この台詞が伏線になろうとは!


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 一同の下に徐々に忍び寄る影。危機が形を取った時、闇の獅子は語った。

レグルス「アンジェ。こんな童話を知ってるか?」
アンジェ「童話……?」

 そしてレグルスは、獅子の寓話をモノローグで語る!


RLの中の人「(´ー`).。oO(このマニューバー……どことなく緋い!)」


★   ★   ★   ★   ★


 全てを睥睨する大いなる瞳が、悪徳の都の全てを捉える。いかにも一般人ぽく写真に写る三日月、今日も苦労している鉢矢マナ。平和な一時を撮られながらも、最後の瞬間にカメラに向かって厳しい視線を向けるレグルス……


(ピー)「ほう、コイツは腕が立ちそうだな。ヴィル・ヌーヴのサムライだな。だがな、間合いに入る前に撃ち込んじまえば同じだぜ」
(ピー)「それと、問題はこちらよ。サイバースペースのログ情報を解析したけど、実体が掴めないの。使っているツールが古すぎるわ。どんなOSを使っているのか……」
(ピー)「なるほど。相手は化石級のカウボーイって訳か」


 そう……なんと! 全てコマンドベースでネットランを行っているトメおばあちゃんは電脳空間上のアヴァターがなかったのだ!
 鐘の音の響くクレムリンの宮殿を飛翔するあのシーンも、今回だけは命令はコマンドラインウィザードリィライクな宮殿内を角ごとに進むことに。13回目にして初めてだ!


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 そして、大団円となった房総南国際空港の別れのシーン。歳が近いこともあり、今回の一件ですっかり仲良しになった三日月とアンジェリン。そして一方男性陣は……顔に縦線が入り、互いに目だけで会話ができる微妙な按配となってしまった!
 騒ぐ若い娘2人を眺め、レグルスが最後に言った言葉は……


レグルス「注意しろ。似てきている (-∧-;)」


 その言葉に無言の衝撃を受けつつ、(ピー)たちは帰っていくのだった……


...XYZ!!


★   ★   ★   ★   ★


 アクトに掛かったのは休憩諸々も入れて総計5h40mほど。ごく微細な点まで入れれば想定ラインと幾分違う行動を取られた一場面、感情に走りすぎた行動に注意を払った点もありましたが、全て滞りなく進んだ感じです。
 スピーカーで強化したノートPCからはいつものように全シーンにBGMを、11thから最近の攻殻SSSの曲なども入れておばあちゃんのネットランの背景に。エレガントかつエレがつトに、ロマンチックに、そしてシネマチックに。星が降り月の輝く夜の物語は完結するのでした。
 初対面が多かったのですが場は終始和やかに、キャスト構成も正解でほとんど最強今日の混成チーム5人でもう敵なしブイブイという感じでしたね。
 今日のMVPはと言われたらRLの公正な視点に基づき全員に差し上げますが、中でもトメおばあちゃんの最後の選択が、未来への可能性を示唆したもので、今までの歴代ニューロ枠のエンディングの中でも一際輝いていたと思います。


☆   ☆   ☆


 その後は。アンブロシアを食するアッキーノフの店が駄目だったのでイタリアンにえれがんとな店に行ってパスタを食べたりしましたよ。
 海梨にゃんによると、総帥のRLをどうして1度はやってもらったほうがいいのか今日よく分かってこれからRLの目標にしたいそーです。キャーっ!www (/o\)
 ほか、ふつうのアクトだと目立てないキャストが1人ぐらい出たりすることがあるものの、キャスト全員に見せ場があったのがすごかったという話も出ました。
 プレイヤーキャラクター全員が平等に活躍するというのは、僕がシナリオを作る際、他作をチューンする際、実際にマスタリングする際、常に気をつけていることのひとつです。といっても正直できて当然と思っているので、そうではないアクトもあるのかなあと思いました。
 ほか、いろいろとゲームの話をしたり。こういうポストアクトの集まりは、一部のメンバーが一部のメンバーだけに分かる話を延々としてしまったり自分の話ばかりする人間がいてgdgdになることもあるのですが。
 今回は初対面の異色のメンバー、TRPG歴や世代が様々なメンバーが集まったこともあり、いろいろと有益な話ができました。初心に返った新鮮な気分がしましたね。


 ほか、同志つねひらたんがカブトスキーで邪道に頼らない正統派のカブトについてアツく語っていたので。密かにカブトスキーの小生も少々一緒に語っていたのですが。どーも横から見ていた海梨にゃんから見ると2人とも面白かったよーです。いけません! これでは萌えキャラ認定のつねひらたんと同じ扱いになってしまいます! というわけで、全部ひらがなで、

ざいだんは いつでも えれがんと です! (*゚▽゚)ノ




 なお、アクト当日の話と関係ありませんが、先日江戸東京博物館の特別展『ロシア皇帝の至宝展』を見てきました。精巧なクレムンエッグ、本物の十字架や王冠に宗教芸術の数々。皇帝一族の栄華を伝える豪華な衣服に双頭の鷲の国章。CGで再現された美しいウスペンスキー大聖堂。実に美麗でした。
 僕が本作を創っていた時にハァハァしていた冷戦時代が背景の冒険小説などでは、題材上共産主義下のモスクワとクレムリンは無機質で無彩色、暗く冷たいイメージと共に描写されることが多いのですが、もうとんでもない。近くて遠い国ロシアの文化にはこんなに美しいものが存在していたんですねー。
 きっとニューロ枠が(ピーー)と共に(ピーー)を飛翔する場面の背景にはこの美しいクレムリン宮殿が映っていたのでしょう。やはりロシアも熱い! (*´▽`)


〜星の夜のリンク集〜

 過去の作戦記録も記念にあげておきましょう。(特にRaithさんには、同じニューロ枠で11thでXちゃんねるがどんなことをしたのかゼヒ見届けていただきたいと思います!www)