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ブレカナ3rd!

 ここからはエイプリルフールでなくて本当の話です。4/3から入手可能の所もある『ブレイド・オブ・アルカナ The 3rd Edition』ですが、帝都では某潜水艦で4/1から発売されていました。Getして今読んでいます。

  • 噂の全書きおろしタロットは茶色と黄色が基調の落ち着いた色調でかなり綺麗です。
    • 以前と似ているのはエフェクトス、ファンタスマ、アクアなどで残りはかなり印象が変わりました。クレアータは踊っている少女だし前は馬と合体していた(?)アダマスも今回は何かに騎乗しています。
    • 光の使徒アルカナは女性格だったという話をどこかで読んだ気がしますが、上品さに隠れていますが子供大人含め全裸や半裸の絵が多いんですよね。(キャッ) 特にマーテルなんか聖女というより娼婦に‥‥はっ! 迂闊なことを言うとアンゲリア七世に異端と分類されるので注意しましょう! ラテン語のアルカナのアルファベットの字もフォントが変わっていい感じです。
  • よく話題にされていますが、奇跡が正位置と逆位置で別の効果を持つようになりました。ルール周りはこれから読み込みですが、特技の効果や代償など細かい部分も変わっています。2ndまでは成長してくると、とにかくダイス風を増やしてクリティカルした方が勝って拮抗するパターンがあったのですが、そのへんもだいぶ見直されている感じです。
  • キャラクターのコンバートは不可。経験点を払い戻して作り直す形になっています。転生キャラとしたりいろいろ考えられるでしょう。
  • エピックシートが追加され、1人のPCの英雄としての半生を描くことに着目した遊び方『エピックプレイ』が載っています。年表を作って各々の冒険の中で邂逅した人々などの記録を作り、最後は英雄的な死を迎えて終わりというものですね。アクトとアクトの間でデータやアルカナが違ってもよく、後世から見た英雄の物語絵巻的になるので設定の矛盾やタイムパラドックスも少々目をつぶってよいものになります。事実上、2ndの1060年〜3rd現在の1070年の10年間の戦乱の時代の陰で活躍した、語られざる英雄の物語‥‥なんかを描くことが多くなるでしょう。
  • ファンには要チェックの背景設定の変遷は『剣と杯の時代』にまとめられ、1st-2ndから10年が経過しています。有名NPC、人気NPCはそれぞれ華を持たせて活躍した後に散ったり、設定が変わって健在だったり謎の部分を持たせていたり、なかなかファンには嬉しい歴史絵巻となっています。
    • ことの起こりは火竜ロヴレンドの巣から盗まれた黄金の杯から。戦乱の世についにブレダ国のガイリング二世はエステルランドに侵攻。アンセル王子とヒルダ王女ら王家は遂に結束して王都フェルゲンを防戦、そこへなんと北から北狄(オーク)の大群が来襲。エステルランドとブレダはやむなく力を合わせて北に向かい、協力してオーク王を討ち取ります。そして再度の侵攻に北狄軍の中枢に攻め込んだ際は魔神を討ち取ったものの、アンセル王子とガイリング王が行方不明に!
    • そしてフェルゲンには火竜が襲ってきてヘルマン一世は遂に崩御。後継者で揉めるエステルランド王家は、なんと愚鈍だったはずのカール王子が出てきて内紛に。灰色公フェリックス・クリューガーは篭り娘のリエッタが外に出るようになり、そしてアンセル王子がなんとクレアータになって別人のようになって生還! 新教皇の少女アンゲリア七世から神聖バルヴィエステ皇帝アンゼル一世の名を賜ります。
    • ありそうな展開ですがヒルダ姫は兄の変貌に心を痛めてついに袂を分かち、神聖騎士団長ノエルを救うと中立都市ケルバーに亡命、寄せ集めの諸侯や竜伯リザベートらと“ウニオン”を結成。
    • 激烈な三王会戦の後にカール王子は死亡。変わり果てたアンゼル一世の神聖バルヴィエステ帝国、ヒルダ姫のウニオン、そしてブレダでは実は生きていたガイリング二世がいきなり蘇生! 戦乱はいまだ絶えず、これからどうなるか‥‥というところが1070年の現在です。
  • 海の向こうのブリスランド、南のエクセター王国はあまり戦火を被っていません。3rdで生を受ける英雄を考えるなら‥‥
    • ブリスランドやエクセターから遣わされる騎士や密偵
    • 主要メンバがほとんど断罪されてしまったエステルランド神聖騎士団の新メンバとして、荒廃した国を憂いたりアンゼル一世の忠実な僕になる
    • ウニオンの元で可憐なヒルダ姫に力を貸す
    • まだ元気な銀髪のシドの『流離いの白狼団』でやはりヒルダ姫の下で戦う
    • 一時期ウニオン本拠となるも健在の自由都市ケルバーや、竜伯リザベートの元を本拠とする
    • 奇跡の復活を遂げたガイリング二世に従ってやっぱりブレダのハイデルランド統一を目指す。濡竜将のメダルも健在。
    • リヒャルトの顔イラストはないが、髪の伸びたゲルダたんが旗印のセプテントリオンで頑張る
    • 教皇から異端の疑いを向けられているが、ケルバーに逃げたサルモン爺も健在な天慧院で頑張る
    • 盗賊結社ブルーダーシャフトは‥‥残念ながら大兄エリックが行方不明。(ウニオンを救う盗賊騎士シャッテンビルトが彼では?という見方もあるが謎。) 勢力減退かも。
    • レクスはいまいち人気がないと聞いた事がありますが、禿鷲の巣も上層部が失踪して勢力減退。立ち消えか‥‥と思いきや、27歳のユスティーナお姉さんが顔つきNPCに登場!
    • ちなみに、異種族が人間世界の動乱にどう関わったかは書いていない。
  • 人物紹介の顔つき有名NPCイラストレーターが変わって一新しました。賛否あるでしょうがなかなかいい感じです。生没年だけ書いてあって年齢を書いていないのが面白いですね。
    • 直球ど真ん中のお転婆お姫様だったヒルデガルトは24歳、世を憂う可憐な女性になりました。1歳の子供の父親がただ「英雄」だそうですが、このPCを作る人は発売直後から日本中にいるでしょうね。
    • 女性の聖痕者ならときめいた英雄も多かったでしょうアンセル王子、点々がついていかにも偽者くさいアンゼル一世となりました。笑っちゃうぐらい人相が変わり杉です。どこの暗黒皇帝でしょうか。このメカアンゼルはラスボス決定です。彼が影武者、クレアータの偽者、魔神と契約した、などなどいろいろ夢が膨らみます。
    • ヘルマン王とカール王子は遂にお亡くなりに! マイナーなところではヒルダの後援者フライブルグ宮中伯なども命を落としています。
    • マルガレーテ王妃はイラストがなくなりました。悪い王妃の典型だった彼女がエステルランド危機の際に国をまとめあげ、そして最終的にはヒルダ姫を後援しているというのが面白いですね。
    • 本文中では生存が確認されて一旦安心しつつも、ハシラの注意書きで死んだことが明記されていてショックを受けた人も多いでしょう神聖騎士団長ノエル。新団長は病が悪化したフェリックス・クリューガーの娘のリエッタです。現在18歳、飼っていたインコと同じ名前のグリフォンに騎乗した少女の騎士は、3rd時代のメインのヒロイン?
    • N◎VAのげははの人と同じでいつまでも生きていて欲しい悪役、ゴッダード・ツァイトラーはもちろんしぶとく生きています。ケルバーに隠遁している77歳のサルモン・フィーストも健在。この辺は嬉しいですね。
    • 泥髪王ガイリング二世は一旦表舞台から退いたものの、5年の昏睡からなんと復活。現在42歳、まだまだ頑張ってます。彼の療養に親友のハインリヒ・マンフリートが尽力したというあたりが泣かせます。あれ、そういえば予言者エロイーズはどこに消えた?
    • 北を睨む砦の主にして濡竜将の長、小覇王リーズが登場。以前のSSSではリボンをつけた女の子の姿で出てきましたね。22歳、なにやらツインテールのようです。やはりリエッタ、リーズ、森人のシムーンらが新時代のヒロイン?
    • 動乱の時代には新たな英雄もつきもの。ヒルダ姫を救うケルファーレン公の知略家ファルティンはいかにも切れそうな長髪メガネマンです。カール一世を助けながらも姿を消す怪人物ルートヴィッヒ伯爵は描写で「金杯の魔人」と書いてあります。魔人です。たまりません。
    • 公式シナリオにも頻出、健在の竜伯リザベートはイラストがちょっと年を取っていますが、生没年を計算すると3rdが29歳、以前は19だったことになります。サバ読みすぎです。瞳、髪、肌が「−」になっているところも怪しい。氷竜ディングバウが何かして誤植を紛れ込ませたに違いありません。(嘘)
    • アーシュラ・ドニ七世亡き後に傀儡として即位しながら、その後徹底的な弾圧を始める18歳の少女教皇アンゲリア七世も3rd時代のキーパーソン。これからも出てくるでしょう。
    • マレーネ・ジーベル枢機卿はアイセル大司教となり、42歳でさすがにマダムっぽい感じになっています。彼女は絶対ミスを犯さないタイプの人物に見えますが、戦乱中はカール王子について辛酸を舐めるというのが面白い。
    • セプテントリオンには灼熱の魔女ゲルダが健在。32年生きていることになりますが娘の外見は変わらず、クレアータめいた瞳はそのままに髪が伸びて横で結わえています。
    • 最後のSSSで惜しまれながら散ったディアスポラのアルダに変わり、森人を束ねて遂に和解の道を作った指導者はシムーン・ラティアが登場しました。54年生きていますが外見はいかにもエルフの美少女といった感じです。
    • 眼鏡っ娘の男装の女性錬金術師ゲンスフライシュが加わっています。戦争で大きな役割を果たす彼女の作った二機のクレアータ、ゲヒルンとグロースエンゲルはどうもロボット物アニメの元ネタがあるようですね。
    • ランギルかCoFに出てきた黒騎士ヴォルフガング・ホルハイムが復活!
    • いつまでも登場しそうな聖剣ペナンス、コンラッド、オーレリアはやはり健在でした。ペナンスは今度は48人目の主を探しています。きっとオーレリア様は今回も、アルカナの全ての特技を取得しているに違いありません。


 背景設定の変遷だけでもなかなか熱くなっています。僕も気がついたら懐かしくなって、昔作ったPCをどうしたら今の時代で使えるか考えていました。
 週明けから流通も本格化し、しばらくは各地で盛り上がれることでしょう。