Rのつく財団入り口

ITエンジニア関連の様々な話題を書いているはずのブログです。

【Rust】Rust最速物語を他の言語と比較して検証してみたぴょい

全人類の夢を叶える究極の言語...か?を夏の自由研究(大人版)でやってみたよ

 Stack Overflow Developer Survey でも開発者にLoveされる言語不動の一位、最近機運が高まっているように見えるプログラミング言語Rust。
 JVMのような仕組みは廃してコンパイル後の実行ファイル生成は各OSごとに別々にすることで、Javaなどの往年の既存言語よりも高速なラインをGo言語とともに確保しています。
 そしてメモリ解放を自動的に行ってくれるガベージコレクション(GC)の仕組みは多くの言語で採用されていますが、一定期間で自動的に行われるために、その間実行速度は下がってしまうと言われています。Go言語はGCは採用していますが、Rustはこれをも排除。代わりに所有権やライフタイムなどの言語仕様上の仕組みでメモリ安全性を確保するという解法を採りました。
 最速レベルを誇っているネイティブC/C++に匹敵する実行速度、さらに所有権周りで間違ってもコーディング段階でコンパイルエラーで教えてくれるので実行前にメモリ安全性を確保。20世紀から続くメモリ管理の悪夢から人類を解放しつつ最速を実現、かつ諸々の新しい仕組みを備えたモダンなプログラミング言語...ということで今こそ全人類、じゃなかった全プログラマーの夢が叶うんじゃないかと注目されています。

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【感想】『実践Rustプログラミング入門』:歯車本でRustの世界へ

とっかかりに「歯車本」を読んでみましたよ

 Go言語に入門したり会社のミニ勉強会で各種プログラミング言語の歴史の話をしていたら、だんだんRust言語も気になってきました...ということで実際に書いてみる前に本を1冊読んでみることにしました。
 現在日本語で読めるRust言語の本は10冊ほどありますが、情報リソース集にもよく出てくる入門本の定番本。2020年8月に発売された新しめの本です。界隈では「歯車本」の愛称で親しまれています。Amazonでの星の数も本書が一番多いですね。
 厳密にいうと表紙に歯車が一部でも見えるのは『詳解Rustプログラミング』『基礎から学ぶ 組込みRust』もあるのですが、「歯車本」と言ったら本書になるようです。

『実践Rustプログラミング入門』- 歯車本でRustを学ぼう

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【感想】『プロを目指す人のためのTypeScript入門 安全なコードの書き方から高度な型の使い方まで』:ブルーベリー本でTSを深堀りしよう

Ruby界隈にチェリー本あらばTS界隈にはブルーベリー本誕生!

 2022/4/22に発売された新刊です。物理本はなんと965ページのボリューム、TypeScriptを基本からみっちり解説した本となっています。

 インパクトのある表紙も時々ある技術書関連では、Ruby界隈ではご高名な伊藤 淳一さん【give IT a try】の『プロを目指す人のためのRuby入門』が「チェリー本」という愛称がついているのは割と有名な話。
瑞々しいブルーベリーがどどんと載っている本書『プロを目指す人のためのTypeScript入門』は、習って「ブルーベリー本」もしくは「ベリー本」という愛称がついたそうです。TypeScriptが学べてさらに目もよくなりそうでおトクです。
 著者はLINEでフロントエンドエンジニアとしてご活躍中のuhyoこと鈴木僚太さん。「OSS活動にも積極的だが自作のライブラリはあまり流行っていない。」というプロフィールの締めがじわりときます。

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【感想】『モダンJavaScriptの基本から始める React実践の教科書』:フルカラーの #挫折しないReact本

挫折せずにReactに入門しよう

 2021年9月に発売された最新のReactの本です。作者はUdemyのReact講座がベストセラーとなっているじゃけぇさん。「じゃけぇ本」と呼んでいる界隈もあるようです。内容もフルカラーで入門者に読みやすい本となっています。
 僕は本書のターゲット層よりは先に進んでいる(はず)なのですが、とてもオトクなKindleポイント50%還元キャンペーン(実質半額!)をやっていたので復習も兼ねて読みました。

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【感想】『改訂2版 みんなのGo言語』:Golangの現場のテクニックが学べる本

Golangの現場の忍者(うそ)から学んでみよう

 ちょうど入門していたので入門書の次に1冊読んでみた本です。著者陣は面白法人カヤック、メルカリ、VOYAGE GROUPなどなど各社より、Goを実践している重鎮の方々。2016年に初版が出た後、表紙も忍者ゴーファーくんたちに変わり内容も全面改訂された改訂2版が2019年に出ました。以下、読書記録と感想です。

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【感想】『スターティングGo言語』:入門の定番書でGolangの世界へ【後編】

Golangの世界へスタートしてみよう

 同書の読書記録と感想、後編です。

『スターティングGo言語』でGolang完全に理解した...(※してません)

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【感想】『スターティングGo言語』:入門の定番書でGolangの世界へ【前編】

Golangの世界へスタートしてみよう

 しばらく前にGo言語に入門してみたのでまずは定番の入門書を1冊やろうと読んだ本です。刊行が2016年とちょい時間が経っていますが、ほぼ問題ありませんでした。以下、復習を兼ねて読書記録と感想を。

『スターティングGo言語』でGolang完全に理解した...(※してません)

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