Visual Studio CodeでPHP開発しよう
さて2015年4月にあのMicrosoftから登場、進化し続けているエディタのVisual Studio Code略してVSCode, VSC。徐々に人気を博して現在では実際の開発の現場でも、プログラミングに入門している方でも使っている方は多いと思います。各プログラム言語のサポートもどんどん進んでいますが、言語によってサポートの度合いには差がありました。
僕もPHPではLaravelを使ったり自作フレームワークを使ってチーム開発する際、アーキテクトっぽい人として開発標準やアーキテクチャを定めてプロジェクトをリードしたり開発したりしていきます。その際の開発ツールはEclipse+PDTプラグインかVSCodeの2択、とすることが多かったです。
ある程度以上の規模の開発になってくるとコードベースのクラス数も増えてきて、use文の名前空間を含めた補完、クラス名やメソッド名タイプ時の補完、引数の補完、メソッド定義元への正確なジャンプ……などが重要になってきます。インストールしただけのVSCodeに比べるとPleiadesパッケージから落としてきたEclipse+PDTの構成は最初からこのへんがかなり効くので、なんだかんだけっこう優秀だよな……という感じでした。
(※なおJetBrains社のPHP専用IDEである PhpStorm もかなり優秀という話もよく見聞きするのですが、有償のため当方では未確認です。PHPStorm使いの方スミマセン。
またAdobeファミリー製品が多かったりWeb制作寄りのところではAdobe Bracketsを使うパターンもあるのでしょうか。こちらも未確認のため除外です。)
このように、VSCode自体は進化し続けているもののPHP周りのサポートは他の言語に比べていまひとつという感じが数年前はありました。
しかし2020年の最近改めて調べたところ、拡張機能周りもだいぶ揃ってきてVSCodeでのPHP開発環境はもう十分に整ってきたのが分かりました。このエントリでは、PHP開発環境を整えるためのVSCodeのおすすめ拡張機能や最近の定番のものを、開発の現場の視点から紹介していこうと思います。