Rのつく財団入り口

元はTRPG系のWebサイトの入り口だったブログです。最近のIT本の感想など。

A5単行本版 N◎VAリプレイ カウンターグロウ


あまり発売前に話題になりませんでしたがこのタイミングで新サプリメント登場。6/30発売、東京だと早い所ではもう売っています。

やはり主な目的は、2005年登場の旧『カウンターグロウ』が入手が難しくなっていることもあり、より入手しやすいA5サイズリプレイで再登場、さらには熱心なファン以外には分かりにくいところもあるオフィシャル設定の変遷を後から始めたユーザもこの1冊で分かるように……というところもあって今回のお色直しとなったようです。

表紙:

書き下ろし。レイは公式設定では完全な日系人で黒髪黒目ですがこの絵だと目が青くて髪が紫っぽい彩色になっていますね。(親のゼロはオーストラリア系だから……という見方もできるが、実の娘ではなくて養女)

スリードッグナイト』:

お馴染み旧カウンターグロウのリプレイ。テキストは……変わっていないようです。

『ナイト・アフター・ナイト』:

 Revolution→Detonationの時代の移り変わりの象徴ともいえる、クーゲル誕生のあの話。この作品は好きな人も多いので単行本収録は正しいのではないでしょうか。イラストがしのとうこ版に変わっています。倒れたクーゲルが目覚めるとアパートのあの部屋のシーンもあってレイのひろいん力が↑しています。GF誌別冊掲載時はRevolution RevisedのルールでしたがTNDルールで再録、本書の追加特技も少し入れています。

『ナイトブレイク』:

カイル&クロイツェル、怜呀、アスカが出てくるあの話。こちらもGF誌別冊『鈴吹き太郎の挑戦』収録。これもイラストは新しくなっているはず。イワヤトに戦々恐々と呼びだされるアスカ巡査の一般人マンデインエフェクトが↑しています。カイル&クロイツェルが使っているので協調行動ルールの補足が旧カウンターグロウと同じく再録されています。

 熱心なファンにはリプレイはおいといてまずは追加データを見る人も多いようです。このタイミングで再読してD時代の変遷を今一度振り返るのも乙ではないでしょうか。


メジャーアルカナ:

追加データ:
各スタイル4つ特技が追加されています。『ワールドオーダー』以降はデータ的な広がりは追加ワークス装備で行われていくだろうというのが大方の予想だったので、このタイミングで特技追加は少々意外でしたね。
ややこしいのですが旧カウンターグロウで追加された各スタイル2つの特技がそのまま、あるいは少しリファインされて追加+本書で完全に新しく2追加=4になっています。
 再録特技でもカゲムシャの<疑似餌>のルビが「ルアー」から「デコイ」になっていたり微妙に違うものもあるので注意。(しかし『Grand X』のデフォルトのカゲムシャ特技に<デコイ>がありますから、これは誤植と思われます)

<パーソナルバリア>が+Lv点に強化、<心機一転>が舞台裏からメジャー特技に強化。<即応態勢>の対決がなし→-になっているのはどう見るべきか? <スーパーチャージャー>で移動できる距離が3→2に弱体化。
 新特技は色々と考えられますね。芸術がないとリアクションできない<アートバトル>はカブキが際立ちます。バサラの<斥力>もビジュアル的にかっこいいですね。フロアマップ上で戦闘してカブトが<ノックバック>とか。やはりどすこいしかない。能力値を0にしてしまう<魔女の呪い>も連携すると強い。バイクににけつできる<ハコ乗り>は……演出で済まされてしまうような。w
傷が治らなくなるカタナの<鬼の牙>は復活特技ですね。相手を転ばせるチャクラの<サバキ>もそれっぽい。マイナー呪文の多いキャストにレッガーの<ガン付け>でマイナーを封じるのも面白い。カブトワリも<狙撃態勢><シャープシューター>で、少ないスナイパータイプのキャラクターも味付けしやすくなりました。
ネーミングで一番面白かったのはまさかの黒歴史ターム、ハイランダーの<バベルD∞M>。(かつて3部作としてオーサカM○●N、カムイST☆Rの後に軌道を扱うサプリメントとして出る予定で名前だけが上がっていた伝説の言葉。綴りはD♂♀Mとも)
あとはダメージや障壁の出した札を入れ替えられるトーキーの奥義<ショウアップ>がかなり熱い。距離が超遠なので敵味方に使えるし戦闘系スタイルに激変ですね。ニューロ特技も<ケイオスAD>や<コーディング>のネーミングが面白い。(ADの略はなんだろうな……簡単に行くとAnother Dimension?)
武器ダメージが2倍になるヒルコの<怪力>や、1カット目の速攻に特化したランブル仕様チームに対してアヤカシの<怪異の時間>でカットを変えちゃうなんてエルダーっぽくて面白いですね。

旧カウンターグロウでもマヤカシの追加特技がかなり微妙でしたが、今回のモスト微妙スタイルがやっぱりマヤカシ。特技をひとつ封印する<封印(シール)>もちょっと地味、そして対象の任意のコネLvをちょびっと上げる<結縁(ラヴマジック)>がかなり謎です。何を想定しているのでしょうかラヴ☆マジック。有名ゲストに夢中のキャストに片思いをしているシナリオヒロインのマヤカシ女の子が使うのか?(しかし報酬点ブーストできるのが余計に謎) うーんラヴとはいつの世もミステリアスであります。

 特技周りはコアなファンの回りでもこれからアツく語られてゆくでしょう。特技組み換えリビルドでかなり強さが変わるキャスト/シナリオゲスト等も出てくるでしょうね。


パーソナリティーズ:
御堂茜、マイケル・グローリー、アルドラ・ドルファン。旧『カウンターグロウ』の完全再録でイラストも設定テキストもデータもまったく同じ。
おっと、マイケルのコネのジミーあげ、じゃなかったジミー「楊」の誤植が「揚」に直っています。

スーベニア:

マイケル・ジャクソンの真実:
なんとこのタイミングで思わぬ伏兵、マイケル・グローリーの真実コラムが。弟のマイケルと姉のジャネット、ラトーヤの3人チーム、今はジャネットがマイグロを担当していることがわざわざ書いてあります。最近というかDetonationになってからずっと影の薄いマイケルは最近イケてないので忘れかけていましたが、このタイミングで復活はなんでしょう。まさか今後の公式展開に出てくる布石でしょうか。w
 マイケルはかなり昔からいるオフィシャルゲストで、確か元は鈴吹氏のキャストだったはずです。ちなみにラトーヤとジャネットのネーミングの元ネタは、現実世界のマイケル・ジャクソンの家族の名。ラトーヤがMJの姉でジャネットはMJの妹。)


扉絵小説:
なんと伝説のツクダ版、2nd、Revolutionまでの、稲葉義明氏による扉絵小説が再録されています! ルールブックの扉絵小説が好きと言う人はけっこういるので、これは嬉しいおみやげスーベニアですね。特にオールドファンには堪らないんじゃないでしょうか。
レンズが光学でビジュアル分身しながら「今宵も、ショータイムのはじまりだ!」と言うあのシーンなんてもう (´;ω;`)ブワッときますね。災いの都がまだ小さな箱庭だったツクダ版の時代ですよ。ああ、あの頃からおらのキャストはもう活動していたもんな……
 Revolution時代だと社長就任したメルトダウンと話しながら頬が桜色に染まっている社長秘書美沙っちとかたまりませんね。あの想いは課長になってイラストも変わってしまったD時代でも変わっていないはずです。オデの中では今でもあの頃の美沙っちのままだよブヒィィィィ! (*´∀`)=3
と故意に懐古厨的なことを書いてみます。w


おまけ

ゲーマーズ・フィールド誌 15th vol.5も発売中です。N◎VAサポート記事では今回は珍しく国家の情報機関の話。追加ワークスは白き狼と……そしてまさかまさかのMID復活キターーー! (*゚∀゚)=3
『ワールドオーダー』収録のワークス設定勢力はけっこう偏りがあるのでこれから追加されていくのだろうとは思っていましたが、まさかマイナー組織でこう来るとは思いませんでした。w

TRPGと関係ないですが僕はミリタリー物の冒険小説やスパイ小説が大好きなので個人的にはたまらないですね。まあゲームの設定なのでリアリティに欠けるところもありますが(たとえば人口が現在の30%しかいないニューロエイジ、アメリカがモデルの先進国、高度な技術が必要な職業で人海戦術というのはそぐわない)、竜の財宝に思いを馳せることにします。
 
 ロシアの国家安全保障委員会のネーミング元は現実の日本の同名の「国家安全保障委員会」か、ソヴィエト連邦の有名なKGB(国家保安委員会)、ロシアになってからのロシア連邦保安庁FSB)&対外情報庁(SVR)の複合とも考えられます。

ヌーヴで有名な情報機関の一つが対外保安局、というと「対外保安総局」と読み替えればフランスの機関DGSEの流れとも考えられます。
もうひとつ有名がMI6だそうなので、イギリス→ブリテン連合王国の流れも地理範疇としてはヴィル・ヌーヴに含まれ、情報の世界では力があることになります。
でも映画の世界でジェームズ・ボンド氏が所属するMilitary Intelligence 6はあれは実は古い通称で、21世紀の現代でも正式名称のSIS(Secret Intelligence Service、イギリス情報局秘密情報部)で呼ぶことの方が多いそうなんですね。


そんなところでした。シナリオのゲストデータを今回の新カングロの追加特技で組み替えて遊んだりするのも楽しそうですね。