Rのつく財団入り口

ITエンジニア関連の様々な話題を書いているはずのブログです。

『Shadow War』 岩崎者推参次第 【一.千早胎動】

 確保対象の娘を前に、二組の精鋭たちは対峙していた。片や、千早重工の22の牙のひとつである榊葉一族。片や、イワサキの各方面から集められた秘密の忍軍、天道五人衆。もはや血煙の上がる戦いが始まるのは必定である。
 だが総勢十名の出会い頭のいきなりの戦いは、意外なところで一旦幕を閉じた。なんと、榊葉一族の二、伝説の同名カブトに憧れているという設定のオトナかぶとのアレックス・榊葉が、サンダーボルトライフルで岩崎者の頭領をいきなり射殺することに成功したのである!(《とどめの一撃》使用)


ヒデオ「頭領が殺られたッ?! あの村雲月風斎こそ、我ら天道五人衆の中でも一番の大物!」


 定石では一番の小物がやられた後に上の台詞を言うところだったが、頭がやられて驚愕する天道五人衆。忍たちは散り、それぞれの戦いに備えて消えていった。
 誰もいなくなった後で、岩崎御庭番衆「村雲衆」を束ねる頭領である老忍者はむくりと起き上がった。(検討の末、自分の《天罰》で復活)


月風斎「儂としたことが、少々油断したか……あのアレックスという男、なかなかやりおる」
ギャラリー「ランダーか……(メモる)」
ギャラリー「イワサキチームランダー多くない? (゚Д゚≡゚Д゚)?」
月風斎「しかし、儂の知っているアレックスはサンダーボルトは使わぬはずだな」


 そう呟くと、月風斎の中の人は鞄から取り出した自分のキャストプロファイル集を、対面の倉樫澄人氏に記念に見せるのだった。


 そんなアクトをやってきましたよ。w
さあいよいよ始まった新サプリ『ワールドオーダー』祭り。ネット上の各方面でも付属シナリオ2本目の5vs5のガチバトル『Shadow War』で勝った負けたの話題が出始めています。
 ランブル脳をビンビンに活性化させて新年に遊んできました。見事イワサキの勝利を勝ち取ってきたので、全国の岩崎者のためにももう少し記録に残しておこうと思います。
 ちなみに幾らか内容に触れていますが、シナリオ自体にもストーリー的な部分はほとんどないです。(いやまあ、もちろん一応あるにはあるのですがw) きちんとプレプレアクトで戦術を立てて検討していれば質問が上がり、RLが答えてくれるようなところです。厳密に分けたい場合は当日編の【三.影戦無情】のみ読み飛ばすとよいで御座る。


影戦実現

 募集が行われたのはmixiの専用コミュニティにて。丁度話題になった問題のアクティビティ機能が使われ出した頃。TRPG繋がりのマイミクが次々参加していったのでそこで分かるという、意外なところでアクティビティ機能の効用が分かるシーンでした。
 人数が集まったので年明け1/8にRLの松井さん含めなんと総勢11人で2本目『Shadow War』が無事開幕することに。チーム分けはゲーム歴等を考慮してエイヤで決めたそうですが、Aチーム5人のリーダーを僕が拝命してしまいました。
 ならばランブルもの2勝経験のある僕がさくっとやりましょう。ということでAチームは僕が音頭を取って万事進める運びとなりました。
 ちなみに時間が迫っていたので千早、イワサキどちらを取るかはリーダーのほぼ一存で決まり。Aチームはさくっとイワサキを選びました。


 熱心なゲーマーはみな『ワールドオーダー』を既に読み込んでいる段階だったので、ワークス装備は千早の方が確実に強いことは分かっています。
 千早重工といえばキャスト所属組織の筆頭。Lv型特技上限が6に設定されている本シナリオでも+2Lvが可能な“オープンアップ”、事実上奥義が15Expで取れる“レクタ”、他ワークス装備可能な“スペシャルティプロダクト”でキャスト設定と戦術の幅を広げられる……など、明らかに強力かつコストパフォーマンスが良いワークス装備が揃っています。
 対するイワサキはマコトノカクゴを決めたり雨月と書いて「うがつ」と読んだり携帯電話爆弾が撃てたりステキ装備はあるものの、決め手はないのも事実。
 しかし……


 ワークス装備が弱い不利なイワサキを敢えて選び勝利を狙う。これこそ乱武留の道、葉隠れの道、忍の道。常に悪役企業の名に甘んじ、月下で耐え忍んできた全国の岩崎者に今こそ天の光を示すことこそ、我ら天道五人衆の務めでござる。……忍!


★★★★★

Bチーム 千早者 榊葉一族

 千早重工に知られる22の牙のひとつ。「神に供える枝葉」の意を持つ榊葉、同時に逆さの牙の意を持つ名の一族である。何代も前から続く一家
 通常シナリオでも使える、どちらかいうと汎用キャスト寄りのデータ構成が多い。リーダーがキャンセラー、攻防両方可能なカブト、純粋アタッカーのヒルコ、ヴィークル担当、偵察及びトリックスター役の5人構成。敵勢力の殲滅ではなく、勝利条件の対象をバサラの<※アポート>で引き寄せ、確保した後はヴィークルで逃げ切って勝利することを狙っていた。

榊葉 透虎 (さかきば・とうこ)

【エグゼク◎、ハイランダー、マネキン● 大人/女性】
ブランチ:なし ワークス:なし
説明:
 一族現当主の女性。
影戦戦術:
 一族のリーダーのエグゼク。データは比較的標準的な作りで、<■封印記憶:自動防御>からの<※運命の輪>+<■魔女の叫び>による交渉で達成値を上げたキャンセラー。リサーチに備え<※クローン>で2回判定する。


Player: sigane さん
 しがーねさんです。縦長の席に枠順だったのでキャスト側のリーダー同士が対面となりました。「とうこ」名前からすると男性名、<※透明化>や<■陽炎>、<※元力:光学>などの能力を暗示した名か、それともブラフなのかが楽しみでしたね。
銀黎堂』のシナリオ同人誌2冊はむおんじゃさんに代わりに買ってもらったので大丈夫なのです。(この日会えなかったけどw)

アレックス・榊葉

【カブト◎、ハイランダー、カブトワリ● 大人/男性】
カブトワリ:カヴァーマン3Lv ワークス:地上千早 オープンアップ、レクタで<■自動反撃>
説明:
 一族の主力男性のカブト。父親も同じような仕事をしていた。同名の伝説のカブトに憧れ、目指しているという設定だったようだ。万一負けが確定した場合は、確保対象の娘を撃ち殺して引き分けに持ち込むつもりだったが(カブトワリ●)、情に流されるウェットさが残っていた。
影戦戦術:
 カブトとしての防御力とカブトワリの攻撃力の双方を抑えたアタッカー兼ディフェンダー。剣義体でAR3から行動可能。<※一心同体><※電光石火>でリアクション反撃、<※クイックドロー>と銃の性能で達成値を上げ、ドラッグでロゴスを大量注入してダメージを上げて攻撃。効率の良いカヴァーマンで達成値を稼ぐ。通常シナリオであれば、十分活躍できる組み方であっただろう。


Player: 倉樫澄人 さん
 同人RPG『SAMURAI×BLADE』もいよいよGF大賞へ応募完了した倉樫さんです。なかなか遊ぶ機会がないので良い機会となりました。
 ちなみにこの集まりがあったお陰でコミーケの日に倒れていた僕も『SAMURAI×BLADE』をGetできました。これで卍解することにします。w

榊葉 十八女(さかきば・さかり)

【カゲ◎●、ヒルコ、チャクラ 18才/女性】
ブランチ:なし ワークス:地上千早
説明:
 一族最若手の娘。後方処理課1班所属だが暗殺を主な任務とする。幼い頃にヒルコの能力を移植され、祖父の三十朗の命に忠実に従って行動する。顔イラストアリ。最後まで生き残り抵抗を試みた。
影戦戦術:
 アクト中も全力で隠蔽した純粋アタッカー。“八参式/鷹翼”で2段階移動可能、シンプルに<※透明化>6Lvにワークス装備“オープン・アップ”で8Lvに上昇で達成値を上げ、<※死点撃ち><※鉄拳>で変異器官及び各種武器で攻撃する。


Player: ありえすた さん
 イラストSNSpixivでも繋がっているTRPG絵師のありえすたさんであります。夏のらららオフ13thA卓で我が『アステールの宝珠』でお相手して以来となりました。
 エア暗闇からの“ナイトウォッチゴーグル”を掛けた村雲月風斎の偵察にも全力で抵抗してきましたが、アタッカー専門だったんですねー。ここは読みきれませんでした。
 アクト後に日記で楽しかったけどやっぱり悔しかった〜!の声が。元からN◎VA歴はそれほどディープではないのは知っていたのですが、それにしては最後まで頑張ったほうだと思います。
 榊葉一族5人組の中ではヒロイン確定、ちゃんと顔イラストがあります。ぜひ、カフ・プレアデス団長の絵と一緒にpixivへのうpをきぼんぬするものであります。w


榊葉 豪 (さかきば・ごう)

【カゼ◎、カブキ、ミストレス 若者/男性】
カゼ:ワールウィンド ワークス:和光技研
説明:
 一族の若い走り屋。軽い性格でラーメンが好き。ジャッカルという名のレールガンではない普通のヴィークルを自在に操る。なんとも言えないイラスト付き。ちなみに名前は当初案で「榊葉 真」、次が「榊葉 ダグラム」で、ボツにして現行で決まった。
影戦戦術:
 チェイス戦もしくは何らかのヴィークル回りの判定に備えて特化した走り屋担当。ヴィークルでAR3から行動、<※ライトスピード>でイニシアチブフェイズで移動可能、<※スーパーチャージャー>で3段階移動可能。確保対象をゲットした場合、<■スーパーソニック>から最初に逃げ切って勝ち逃げする予定だった。<※カース>の達成値操作と<※ジャンヌ・ダルク>も保有


Player: ライド さん
 ご存じライドマンであります。アクト前も我が岩崎チームのFoxさんとMSN上で壮絶なdisりあい合戦をしていたとのこと。「今日のキャラたちは名前がカッコイイので早く言いたいんですよ!」と言っていたらこんな一族が出てきました。さァ様々なブラフ台詞とラーメンLOVEの影でこの榊葉ダグラム、いかなる秘策を隠しているというのか?


榊葉 三十朗 (さかきば・さんじゅうろう)

【フェイト◎、イヌ、バサラ 老人/男性】
イヌ:レンタコップ2Lv ワークス:地上千早 オープンアップ&後方支援
説明:
 一族の先代の当主であった老人。水戸黄門を思わす飄々とした人物。
影戦戦術:
 偵察担当の斥候及び状況のひっかきまわしのトリックスター役。序盤で前に出て<※スタイル感知>、<※トリック>を使った知覚強制リアクション、<※元力:光学(正)>で達成値稼ぎ。対象確保合戦が発生したらバサラの超マイナー特技<※アポート>が脚光を浴びる。戦闘ヘリ・アーリマンに乗っている。サンダーボルトライフル、MG20機関砲を始め、持てるだけの装備をいろいろ持つ。一点特化はしないが幅広く対応できるタイプ。


Player: 暗転丸 さん
 お江戸で忍者バトルしてもおかしくなさそうな名前の暗転さんです。
いやぁこの5人目は意外な伏兵でした。ランブル脳に浸蝕された人は大抵、カタナのハヤブサアタッカーとマネキンの魔女の叫びキャンセラーのコンビ、神業が万能系に近いスタイルをまず考えます。ライフパス:大魔法やメイン武器破壊技はあるとしてもバサラはまず出てこない、ましてやイヌという選択肢もあまり出てこないですからね。序盤にこの老人がフロントに出てきたせいで岩崎天道五人衆は状況を混乱させられ、情報を出すことを余儀なくされ、代わりにリサーチでまずこの三十朗を斃しました。
 N◎VAに特化してなくてもTRPG自体は歴戦ゲーマーだと、こういう意外な発想や戦術が出てきます。さすが千早者でござる〜!


全四話で続いて候。
荒ぶる者よ、死に候え――