Rのつく財団入り口

元はTRPG系のWebサイトの入り口だったブログです。最近のIT本の感想など。

TRPGユーザのためのWebサービス連携入門

 さて最近はTRPG関係でもオンライン上でのツールの活用やラジオ配信、Twitter上でのリアルタイムな情報発信やツイートをまとめた記事転用など、様々なWebサービスを活用したシーンが増えてきました。
 2010年現在、世の中にたくさんある各種サービスはほとんど無料、またメールで投稿できたりAPI(外部からアクセスできる入り口のこと)が公開されていたり、互いを連携させた活用が可能になっています。スマートフォンアプリ系でも複数のアプリが連携して強みを発揮するものは多いですね。ここではひとつ各種サービスをまとめてみましょう。
 情報は2010年5月時点のもので、筆者が集めた範囲の情報を載せています。

RSS更新を検知してTwitterでツイートする

 ソーシャル・ブックマークやblogなどを更新すると書き換わり、Reader系のシステムの探す先となるRSS。このRSSの更新情報は、Twitterfeedを使うと自分のTwitterのタイムラインに自動投稿できます。

 Twitterアカウントを持ってからログイン後、RSSのURLは正確に入力する必要がありますが設定は簡単です。間隔なども設定できます。
 試しに実行すると、はてなダイアリーの記事は「見出しタイトル: 本文の最初 短縮URL」のようにツイートされます。
 はてなブックマークの情報は「ページタイトル: コメント 実URL」のようにツイートされます。こちらは短縮URLにならないのが面白いですね。
 Googleリーダー自体にも実はRSSがあり、Twitterもお気に入りなどが別々のRSSになっているようです。画像系のTumblrFlickrのような各種Webサービスにも大抵あるようなので、RSS電波を発信している(ウソ)あのアイコンを探してみましょう。

 blogのRSS更新に特化したものでは上のtwitbackrがあります。Twitterfeedの類似サービスに名前も似ているFeedTweetというのもあります。

 Biglobeが提供しているウェブリブログは元からTwitter連携機能があり、blog更新を自動でツイートしてくれるように設定できます。

RSS更新を検知してメールを送る

MAILPIAは日本発のサービスで、blogやサイトのRSS更新を検知して携帯などのメールアドレスにメールで知らせてくれます。自分のサイト以外にお気に入りサイトなどを登録もできます。

 Blogtrottrは同じようなことを実現してくれる英語のサービスで、RSSひとつに対しひとつのメールで送ってくれます。ヘビーユーザーに使っている方が多いようですね。
 ちなみに名前が日本語ではなんと呼ぶのが正しいかよく分かりません。(ブログトロットル?) 先進的なWebサービススマートフォンアプリ系にはこういう、識別がアルファベット綴りでふと立ち返ると日本人的には読み方がよく分からないものがけっこうあります。

ソーシャル・ブックマークをEvernoteへ転送する

 URLベース+タグやコメントで、かつてはブラウザに従属していたブックマークを共有できるソーシャル・ブックマーク。日本でははてなブックマークが首位、2位は米国発のDeliciousのようですね。ネットのTRPG界でお馴染みのところだと、こっそりリンクしてしまいますが 井上(仮)NEWS井上(仮)Report、【ブレーキをかけながらアクセルを踏み込む】から繋がるacceleratorのブックマーク などが、システム的な実体ははてなブックマークです。
 Evernote(エバーノート)は記録した全てを保存してくれる自分専用永遠ノートブックのサービスで、iPhoneアプリ版は「オススメiPhoneアプリX本」系では必ず紹介される神アプリです。バージョン3.1からかなり使いやすくなり、Xperiaにもカスタム版が標準搭載と、今後の一層の発展が見込まれます。Todo管理や自己管理、生活をより便利にするライフハックに力を入れているiPhone使いのパワーユーザさんには愛好者が多いですね。
 さてブクマからEvernoteへの転送は、上のMAILPIAなどを使ったり途中に情報の加工を入れたりして工夫もできるのですが……

 HATEna Bookmark To Evernote を略してHatebteのハテブテ。そのまんまです。ひねっていません。はてなブックマークのIDとEvernote送信用のアドレスを設定すれば簡単です。
 始まって日の浅いこのサービス、筆者も使っていますがなかなかよいです。通信エラーが起こって届かなかった日が1日ありましたが、はてなブックマークの新規登録(更新は検知されない)分を、ページごと全文保存でEvernoteに送ってくれます。(ページによっては背景画像が付かなかったりCSSが適用されなかったりはあり。)
 欲を言えばEvernote上の1ノートとして登録される際、メタ情報のURLも一緒に乗るとよいのですが、入り口がメール経由の登録なので無理なのでしょうね。あと改善要望としては、登録先のノートブックをデフォルトでなく選べるようにするとか、特定のタグを付けてくれるなどでしょうか。

Twitterからソーシャル・ブックマークへ登録する

 有名どころということで再びはてブを例に取ってしまいます。2009年10月から、連携設定を行えばツイートからの登録も可能になりました。

 URLを含む全てのツイートを登録したり、「[タグ名] コメント B! 実際のURL」のように呟く形です。ツイート時に回りのフォロワーに教えつつ登録もできますし、前述のTwitterfeedのようにブクマ登録後のツイートで回りに教えることもできます。最近はこのはてな系のように、Twitterと連携したサービスが増えてきました。
 ちなみに Twitterからはてなブックマークに登録→RSS更新→TwitterFeedで検知してツイート と設定すると、当然ですがTwitter上に2回出ることになります。

メールからblogにエントリを投稿する

 日本では携帯の独自文化が発達したこともあり、携帯メールから投稿できるサービスは前から多いです。

 SNS系で日本で有名なのはmixiGREE、携帯向けのモバゲータウン。携帯からの投稿はmixiGREEではmixiの方がセキュリティが厳しくて、メールのヘッダ情報をチェックしているんですね。SPAMメールが日記になっては困りますから考えているのでしょう。
 ちなみに筆者も後で知りましたが、mixiとメールが連携するには最初のほうの連携設定でmixiモバイルにアクセスする必要があり、携帯と認識されないスマートフォンはここで弾かれてしまいます。w

RSSからmixiに投稿する

 探すとこのようなツールも公開されています。ニュースのまとめ記事をmixi日記にするなら、URLがリンクされやすいblog系の方がいいのかなとも思います。

blogパーツでTwitterログなどを掲載する

 探すとTwitter側が公開しているもの、サードパーティー製のもの、世の中にはいろいろあります。はてなのようにblogサービス側で対応しているものもありますね。この【Rのつく財団入り口】も、Twitterパーツの一番簡単なものを横に「最近のTwitter」として表示させてみました。


blogパーツなどの上でTwitterでツイートする

 2010年4月に始まったこのサービス、当サイトの記念ページRI財団41万Hit達成御礼!でも試しに組み込んでみました。ちゃんと動いています。仕組み的にはAPI KeyをつけてJavaScriptをヘッダ内でインポート、HTML中にJavaScriptコードを埋め込んでIFrameを呼び出す形です。原理としてはGoogleマップAmazonウィジェットを静的HTMLページに埋め込むときの理屈に近いですね。
 「このXXについてつぶやく」系のパーツはニコニコ動画Amazon等でもよく見かけますが、この@Anywhereを使った、その場でツイートなどの動作ができるパーツは今後各社で対応が増えていくでしょう。自分のサイトやblog記事上からも呟けるようになる日がやってくると思います。

Twitterからmixiボイスへ転送する

 名前が似ていますが別サービスなので要注意。アメーバなうにも転送できるTwitter2mixiは筆者も使っていて、正常に動作しています。30分〜1時間ぐらいで転送されますね。
 Twittermixiボイスではフォロワー関係の見える範囲が違うため、ツイートを全部転送すると起こるトラブルについては開始後からネット上の各所で報告されていました。今は@付きの特定ユーザ向けのツイート、あるいは先頭が@のツート全部を転送しないように設定できるようになっています。ツイートに手動で@をつけて転送を防ぐこともできますね。
 上の2サービスが典型例ですが、あるサービスと連携するような別サービス(特にTwitter関係)は、似た名前のサービスやツールが多いです。iPhoneアプリTwitterクライアントも似た名前多し!

Twittermixiボイスに同時に投稿する

 ブラウザから行えるシンプルなサービス、フリーソフトとしては上があります。これは転送でなく同じテキストを別個のデータとして投稿するものですね。

 ついでなのでiPhoneアプリで有名なEchoを。元はMac用だったようです。こちらも1回のテキストをmixiボイス/Twitter両方か片方か選びながら投稿できるシンプルなアプリです。シンプルなのでTwitterクライアントとしての機能はあまり充実していません。2010年4月のmixiボイス仕様変更に伴いしばらく動作しなくなりましたが、アップデートでまた動くようになりましたね。
なお、名前に同じEchoがついてもEchofonは無料で使えるTwitterクライアントの定番iPhoneアプリなので要注意。
 どうでもいいですが2010年1月に筆者が大阪に遊びに行った時、TRPGの実況中継をしていたのはこのEchoからです。w

 Android用の無料アプリでも同様の機能のものがあります。なんだかミクシィピクシブが混ざったようなネーミングですね。ただでさえiPhoneアプリには似た名前のものが多いのですが、後発のAndroidアプリを開発する人はさらにネーミングに頭を悩ませそうです。

TwitterへのPOSTをmixi日記に投稿する

 上で紹介したtweet2mixi/mixi2tweetは、mixiの日記の本文もしくはコメントへツイートを投稿することもできます。

mixiボイスからTwitterへ転送する

 上で紹介したtweet2mixi/mixi2tweetは逆のこともできます。同時に両方動かすとループしてしまうので受信用のTwitterアカウントを別に取得するのが通例のようです。
 他にはどうも見当たらないようですね。やはり規模や考え方的にも Twittermixiボイス だからでしょうか。
 mixiボイスはよくTwitterのパクリだと叩かれますが、確かに類似サービスですが似ているようで深い違いがあります。

 他にもGoogleで幾つも考察記事が見つかります。mixiオンリーの人も、サービス提供側の意図を含めて考え直してみると良いのではないでしょうか。

TwitterへのPOSTをまとめて出力/メールで送る

 これが有名、読むときはツイッター・トゥー・エスアールシー(orソース)なのでしょうか。Twitterでもtweetでもなくtwtでもなくtwtrなのです。API経由で1日分のツイートをまとめて取得、テキストやHTMLで整形してワンクリックでクリップボードにコピーしてくれます。これをblog記事に手で貼り付けたりすることもできます。
 その後、指定されたメールアドレスに送れるように機能が拡張されました。この機能を使えば、1日分のツイートのまとめをEvernoteへ送ったり、blogの投稿用アドレスに送って記事にすることもできます。
 TRPG系blogでも最近幾つか、1日分のツイートを記事にしているサイトさんを見かけます。恐らくこのあたりを使っているのではないでしょうか。

TwitterへのPOSTをまとめてblogに投稿する

 ロック・イズ・デッド!ならぬラウドツイッター・イズ・デッド! はてダ等への投稿は以前はLoudTwitterというのが有名だったのすが、赤字だそうで2009年夏にサービス停止してしまいました。その後復活したようですが、代替となるサービスではひとつ 前のtwtr2srcが有名です。

 twtr2srcを使ってメール経由で投稿するほかにも、別ツールを使う方法も各種ありますね。

 現状mixi専用?ならこのtwitillもあります。

TwitterからEvernoteに投稿する

 元から様々なプラットフォームへの対応、様々な外部サービスとの連携を考えて作られているオンラインノートツールのEvernoteは、Windows版クライアントもMac版クライアントもブラウザ用プラグインiPhoneアプリAndroidアプリもあります。メールでの投稿もできるし、Twitterからも投稿できるのは有名な話です。Twitter上でmyENという緑色のゾウさんをフォローしてから、
「d myEN 第2の脳になるのだぴよぴよ
のようなダイレクトメッセージか、
「いいこと思いついたなう。@myEN Webサービス連携記事を書くでやんす」
のようにツイート内で宛先を指定すればいいんですね。
 myENはMY EverNoteの略です。というわけで、あなたのTwitter回りでマイエンさんと熱く語り合ってる人がいたら、ばりばりのEvernote使いだゾウ。

(・∀・)ニューロ!! な人向けのもっと高度なサービス

 こうしたWebサービス連携関係で調べていると、バリバリのパワーユーザさんが時々使っているのが極めつけのこのヤフー・パイプス。
 UNIXLinuxのコマンドで「ls | more」のように、コマンドの実行結果を次のコマンドに渡すことができる「|」をパイプライン、パイプといい、データの流れの出力に何か加工して別のものの入力として繋げること全般をイメージ的にも「パイプする」などと言います。これに習った分かる人だけニヤリとできるマニアックなネーミングですね。うーんGeekだ。
 GUIつきの画面でも、ぐにょっと曲がるいかにもパイプっぽい線が伸びています。ここでプログラムコードを書くことなしで自由に情報のストリームの流れを作って開発できます。RSSなどの入力のデータソースにフィルターをかけたり加工して流れの線を作り、別のものとして他のWebサービス、より本格的なアプリケーションなどに出力できます。極めると英語の情報を自動翻訳して送ったり、Googleリーダーで星を付けた記事のRSSだけ抽出して別の所に送ったり、あちこちに呟いたりメールでハッシャしまくったり、かなり高度なことができます。
 ここまで来るとさすがにTwitter初心者クラスは無理で、ばりばりネットに親しんでいるヘビーユーザーや本業がWeb系IT系エンジニアの人など玄人向けですかね。普通の人はあまり使わないというか気付かないからか、Yahooが提供している多数のサービスの中ではそれほど目立っていないようです。とはいえ、Yahoo IDがあれば誰でも無料で使えます。


ひよこPとダンテのWebサービス連携図

 ITリテラシーが高く各種サービスをバリバリ使いこなしているパワーユーザーさんなら、もっと複雑な流れを実現している方も世の中にはおられると思います。筆者もネットでいろいろ調べた時、すごすぎてもう何をやっているのか分からない構成図に出会いました。w

 様々なサービスを列挙してきましたが、特にTwitterは入力にも出力にもなったり、文章で読むと混乱してくると思います。
 かなりシンプルですが、筆者は現在以下のような情報ストリームの流れを実現しています。せっかくなので図にまとめてみました。
 最近はひよこPと名乗っているひよこ総帥と、筆者のはてダアイコンやtwitterアイコンになっている緑色の竜のダンテくんに代わりに登場してもらいましょう。
 この図の中でオレンジ文字と物体で示されたオブジェトが、各種サービスなどを表します。白抜きの矢印は、竜やひよこが手で行う人為的な操作です。緑の矢印がデータの流れになります。



 一応はてな民なので、まずURLベース情報の集積ははてなブックマークで行うことにしました。ブラウザはChromeのdev版に乗り換えているのでExtensionから1クリックで可能、Google Readerからもツイートからもできます。
 はてブはせっかくのソーシャルブックマークなので iwasimanのブックマーク として公開することにしました。TRPG以外の話も多いですが、たまに☆を頂いたりしたこともあるので、世の中のためになんらかの役には立ったのかなと思います。
 まずはてブの情報が、ハテブテを通して全文Evernoteに集積されます。ブラウザのChromeにはEvernote Web ClipperというExtensionがあるので、本当に自分専用の情報ならハテブテから続く線に合流することもできます。FireFoxにも同様のプラグインがありますね。
 そしてはてブが増えていくとRSSが更新されます。本家サイトの【RI財団】の入り口の【Rのつく財団入り口】blogでひよこくんが記事を書いてもRSSが更新されます。このRSS更新をTwitterfeedが検知してtwitterに自動転送してくれます。
 竜のダンテくんが手動で「ドラゴン退治なうでやんす」とtwitterクライアントからツイートすると、これが自動転送分に加わります。ツイート一日分がtwt2srcでまとめてEvernoteに貯まっていきます。ツイッターの呟きなんぞ保存して何か意味があるのかというとない気が自分でもしていますが(笑)、ライフログの考え方的には全て保存することに意義があるはずなのでひとまず保存しています。Evernoteへはメール経由なので、この宛先をblog指定のアドレスなどに変えれば「X月X日のつぶやき」的なエントリ自動投稿もできますね。
 また、筆者の趣味のTRPGのオフラインの知り合いにはmixi内で活動している人が多いので、twitterのツイートは個人宛以外はtwitter2mixiでmixiボイスに自動転送しています。ここでひよこが「イイネ!なのだ」などとボイスの手動分も追加できるわけです。
 ひよこがぴよぴよとボイスしたものはそのまま流れてmixiの彼方に消えちゃいますが、それ以外の情報ストリームは全てEvernoteに貯まるようにできました。年間45ドル払って容量も月500MBに増やしているので大丈夫だゾウ。
 これで第2の脳が実現できるか。まだ分からないゾウというのが感想ですが、この記事用の画像を作るときに「そういえばフリーのアイコン配付してるサイトってなかったっけ」と思ったときも,Evernoteから検索して短い時間で目的の情報に辿りつくことができました。きっとこれからも役に立つ時があるでしょう。と思うことにするゾウ。w

 このへんの組み合わせ方は普段からお使いのblogツールやブラウザ、オンラインのツール、スマートフォンなどのデバイス、ライフスタイルや制約などによって個人個人でいろいろ変わってくると思います。
 ネット上の情報を探すと、色々な方が色々な自分なりの工夫をしていて面白いです。今回は筆者が使ったことのあるものを中心に取り上げましたが、SNSでもGREEを使っている方も、日本人でもFacebookを使っている剛の者も、Tumblrなど画像系のサービスなどを使っている方もいるでしょう。日本以外の海外発のWebサービスも含めるとかなりの数に及びますね。
 人それぞれ、工夫しがいがあるところですね。知り合い同士で紹介しあったりするのも面白そうですね。
 それでは楽しいWebサービス連携を! ヾ(´ー`)ノ