Rのつく財団入り口

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2Dイラスト3D化計画【パーティーキャッスル】

 RI財団の2010年エイプリルフールページの3D化の謎を語るおまけエントリです。

 新マシンのおニューなWindows7への移行がほぼ終わりました。
音楽が大量に入っていた外付けHDが永眠した以外は移行はほぼスムーズに完了。スマートフォン回りで注目を集めるEvernoteによるデータ共有も活用しました。メールはもうGmailだし世界のクラウド化に伴って移行の手間はだいぶ減りましたね。
 昔のスクリーンセーバーなど以外、動かなかったソフトもほとんどなかったですね。快調快調。64bit版Windows7でメモリが夢の8GBはかなり快適です。速い速い。
 マシンスペックがかなり上がったので、前から着目していたサービスをちょっと遊んでみた結果をエイプリルフールに使ったのでした。

 2009年9-10月頃にテスト運用開始、現在βサービス中の、3Dアバターお絵かきSNSです。世の流れで言うと日本ではあまり流行らなかったSecond Life→今は終了したsyntheというSNS→このPTCの流れがひとつ。3D/2Dも含めてアバターを作れるゲームやサービスは探すと他にもいろいろあり、現れたり途中で消えたりもしつつ、デファクトスタンダードほどのものはまだないような感じです。携帯系でもいろいろありますね。
 SNSだとMySpaceでも展開していますし、海外だとまた人物造形の嗜好も日本とは違い、オンラインゲーム系も含めいろいろサービスがあるようです。3D系で多数の人に提供する形のサービスは、技術の進化に伴って試行錯誤が続いている状態なのかな。


 このパーティーキャッスルは日本の会社のスクエニが日本向けに作っているので絵柄も可愛く萌え系で、日本人や特に女性の嗜好向けになっています。
 頭身などを選んでキャラ作成、大人からちびキャラまでいろいろ作れます。公式提供やユーザが作った表情や衣装などのパーツを選んでいって作成、投稿したり写真を投稿したりお城の広場で会っておしゃべりしたりできます。TRPG系でも昔から存在したなりきりチャットの進化版みたいな感じですね。
 日記機能などはなく、クエストがあったりするゲーム的要素もなく、着せ替えや作成で互いに褒めあったりおしゃべりしたりする形になります。
 課金制度が始まって有料レアアイテムを買ったりもできますが、基本はすべて無料。キャラを作ったり写真を撮ったり人のキャラを評価したりコメントするとポイントが貯まって、その分でアイテムが購入できるようになっています。表情や衣装やポーズをユーザ側から創ってどんどん投稿でき、ユーザと活動が増えればサービス全体がより活性化する(はず)というのがポイントですね。CGM(Comsumer Generated Media)、マッシュアップ的な要素が入っています。探すとニコニコ動画、イラストSNSのpixivでもパーティーキャッスルのイラストや動画は確認できます。熱心な人にはpixiv系が多いのかな。


 会員登録するとクライアントソフトをダウンロードして3Dキャラ作成や操作。写真や動画生成もクライアント上。キャラを動かして他のキャラとコンタクトするチャットも全てクライアント上、更新したキャラクターのデータはサーバーと通信してやりとりしてサーバ上に保存。撮った写真はクライアント上にも保存。
 機能によってはブラウザと連動して、その場で特定のURLやデータを送りつつブラウザが開いたりして連動。アイテムを買ったりコメントを書いたりするのは、ブラウザでログインして操作……と、サーバー/クライアントを組み合わせた方式になっています。
 これはそうなるでしょうね。数万人規模のサービスで耐えうるサービスで、完全3Dを全てブラウザ上、サーバ側の仕組みだけで実現しようにするのは今のWeb技術ではけっこうハードルが高いはずです。

 3D業界でプロユースの高機能ソフトを使ってモデリングしている人から見れば物足りないでしょうが、マーケットでアイテムを揃えるだけでもこの3Dキャラクターがけっこうすぐ作れる。3Dでぐるっと360度回ったりポーズを取ったりが、すぐできます。スライダーで頭身も変えられて服や四肢を含めた全体のバランスが一緒に制御されるのがすごいですね。
 公式サイトのキャッチフレーズ「うちの子も俺の嫁も動くんです。」が全てを物語っていますが(w)、ほんとに3次元で動きます。すごい。

写真1:ほりのイラスト3D化計画

 とゆことでエイプリルフールの秘密の計画に向けて試しにやってみました。数々のセッションで辣腕監督で知られるひよこPというひよこが「男はいいからまず女の子から創るのだ」と脅迫するので女の子からやってみますよ。
 現在まで稼動6回、トーキョーN◎VAのオリジナルシナリオ『アストライアの涙』の登場ゲスト、ほりの画伯イラストも眩しいラファエラでーす。

写真2:

写真3:


 こんな風に写真も簡単に撮れます。頬の線がもっと細面になるとさらに似せられるんですが、輪郭はまあしょうがないですね。
 ミドルティーン設定なので頭身を下げて手足も華奢にしました。ゴスロリ衣装はパーティーキャッスル内でも人気定番なので種類も豊富、探しやすかったですね。エレガントなレースドレスで良いのがありました。服の赤いリボンはさすがにありませんでしたがそこは除外で。w
 彼女はイメージモデルのライトノベルのキャラ(『ダンタリアンの書架』のダリアン)も、イラスト依頼時も、ほりの画伯イラスト本体も、イラストから切れてる下のボトムスはスカートはロングのはずです。これはいまいち合うのが見つからなかったので、短めのロマンティックスカートというのにしました。てへ。
 写真だと分かりませんが、エディタ上だと3次元でぐりぐり動いていろんなポーズがすぐ取れます。これはすごい。
 SNSの仕組みとして他の人のキャラにコメントや評価をつけるとポイントが貯まるのでみなやるのですが、意外と登録したその日にコメントが付いたりしてもうびっくりでした。

ムービー

 付属クライアントにシーンエディタがあり、動画のavi形式のムービーが作れます。インターフェースは動画編集やダンスエディタ系ソフトの簡易版みたいな感じですね。
 初心者用に、サービス側提供のプリセットの動きとBGMが付いていて紹介ムービーが簡単に作れるようになっています。
 ここに上げたのはそれで、大していじっていません。3Dでぐりぐり動いちゃいます。すごい。

http://www.dice-jp.com/iwasiman/foundation/labo/ptc_raffaella.avi

※URLは実ファイルです。携帯ではたぶん辛いです。PCだと30秒?ぐらいDLしてプレイヤーで開けると思います。
 AVIだと20秒ぐらいで34MBか! FLASHなら3分のトレーラー音付きでも10MBなのに……


 というわけでした。事前に公式サイト、関連サイト、遊んでいる方のBlog系、2chで情報を収集して段取りを確認してから実行に移していますが、開始1日程度でキャラ作成ならこれぐらいまで可能です。全部無料。
 うちの子が3Dで動いちゃいました。ポワワワーン。(*´ω`*) とキャッチフレーズ通りです。w


\ 3 D へ よ う こ そ !/