Rのつく財団入り口

ITエンジニア関連の様々な話題を書いているはずのブログです。

ZZZ『DEMON SLAYERS』

 天より降り立った翼持つ魔王アークエネミーに蹂躙され、滅亡を待つのみとなったトーキョーN◎VA
 最後の希望として魔王討伐に乗り出した桜塚 蛍は、ホテルであるアヤカシと接触していた。なんと、魔王直属のフォー・ブラッドの一騎、道化師を名乗る少女が助力を申し出てきたのである。魔王サイドも一枚岩ではないのか、それともこれも悪魔の得意な策謀のひとつなのか……
 絶望的な戦いにも未だくじけぬ、運命が選んだ英雄は桜塚 蛍たち3騎のみ。不利な戦いで情報は貴重であった。希望のダイヤたる桜塚は少女の取引を受け入れ、最後に問うた。


桜塚 蛍「ひとつ聞いていいかい。どうして君は一人称がボクなんだ」
ジョーカーたん「だって、その方が萌えるでしょ?(キラッ)」


中の人たち「(´-`).。oO(こいつ絶対サロン・リリカルから来たな……)」

Here comes Demon Slayers!!

 昨年鉄鎖さん攻略は果たしたので、年末の酒の席で持ち上がった次は藤崎純也さんを攻略する計画が2010年になって実現することに。
 先方のご希望はRI財団謹製オリジナルしなりお。しかしその頃僕がオーサカ行きで忙しいしメンバーの意志が分からん。既知の松吉さんも加わったので冬の同人誌がいいだろう。そこで、真性厨房魔王の瘴気を払う真夜中の夜明けの光のごとく現れた救いの天使は……サロン・リリカルのむおん王だったのだ! むおんむおーん。

 ということで星読むおんさんがRLをしてくれたので冬の同人誌 ZZZ『真夜中の夜明け』の2本目、『DEMON SLAYERS』を遊べることになりました。オフィシャルの『Dragon Slayers』も真っ青の凶悪データがプレイ前から有名だった作品です。w


 果たして凶悪データで知られる2本目の前には、もうしおしおと滅びるしかないのでしょうか。否、断じて否!未だこの街には絶望的な戦いにも、くじけぬ者たちがいる。そう、それが君たちだ――
 という竜退治もかくやの強力な煽りで登場することになった、運命が選んだ英雄は以下の通り。

カタナ枠:“ホープダイア”桜塚 蛍 (さくらづか・けい)

【カタナ◎, マネキン, フェイト● 27/男性】
 殺しから人探しまで何でもやる何でも屋。思想的にもノンポリ。張麗華とアルドラ大公が主なパトロンである。体質から来るアロマのような特殊な香りを周囲にふりまき、どんな女もその色香に破滅する。相手が気に入れば面倒見もよく、悪人ではないが、その圧倒的な力の行使にはためらわない。名前が女っぽいが男性、女の子が好きで誰であろうと女性は尊ぶ。僕っ子。
今回の戦術:Exp200追加で新規作成。男女問わずメロメーロの<※誘惑>20Lvで常時達成値上げ、武器は凶星で距離のある戦闘にも対応。自分は<※羅刹>、他人は<※アドレナライズ>でAR上昇可能。マスターウェイトで真の力を封じている。

Player: 藤崎純也 さん

 テッサたん攻略に続いて藤崎さん攻略も果たすことができました。(はは〜) TRPGはよろず一通り、なんかキャンペーンを5〜10本同時にこなしているという歴戦の兵であります。w
 主人公は女性に優しいじぇんとるめーんなヒモ青年でした。この雰囲気は久々で珍しく自分のキャラクターもかっこつけた……とのことだったので、N◎VA以外のシステムでの普段のプレイはどんな感じなのかなと思いました。

チャクラ+マヤカシ枠:天海 瑠璃香(あまみ・るりか)

【クグツ◎, カゼ, バサラ● バサラ:ブラッドライン 33/女性】
 謎に包まれた日本本国の秘密部隊、日本軍黄泉千五百軍少佐。霊能力を見込んで幼少の頃拉致され、日本を守る秘密の戦いに。負傷から日本国オリジナルの弐拾四式機械化兵フルボーグに換装、その霊能力をさらに上げた。主に専守防衛、日本軍が必ずしも悪でないことを示そうとしているのだが口調が固く上手くいっていない。
 相手の存在を否定する言霊使いで日本の敵を容赦なく消滅させている。かの徳川家康に長きに渡り知恵を授けた南光坊天海の子孫の一族と言われる。
今回の戦術:かなりの経験点を消費して新造。義体は“パラディン”で常時自我上げで<■ライトスピード>から先制、<※元力:虚無>+<■プレッシャー>で軽減不能自我受け不能の言霊攻撃を行う。対アヤカシ装備も多数。最初の戦闘で<■マルチアクション>からスペルロックで固定した<※加速>を周囲に配る。奥の手はクグツ御用達の多生閻魔。本編では<※乾坤一擲>に使いダメ押しで初撃で止めを刺した。

Player: 松吉 さん

 Perfume好きの松吉さんです。自我+素元力で攻撃しておいて相手は自我を使えないという、ほとんどバグに近いあのナイトウォッチ攻撃で魔王の配下を屠っていくことになりました。今回のメイン火力。
 天海はその伝説の細部には不明点もありますが、16-17世紀にいた実在の人物ですね。歴史小説やフィクションにも時々出てきます。TRPG者が好きそうな作品だと『甲賀忍法帖』/『バジリスク』で甲賀卍谷vs伊賀鍔隠れ衆の忍者バトルを家康に提案するのもこの人。

アヤカシ枠:“紫の女卿”リーゼロッテ・リリエタール

【アヤカシ◎, カリスマ, マヤカシ● カリスマ:リーダー 外見30前後実年齢200強/女性】
 2世紀あまりを生きてきた欧州の闇の貴族の1人。西洋魔術を自在に操り、永生者たちのいさかいには関わらずに真理を求めて世界の夜を旅している。吸血鬼の捕食者の運命を受け入れつつ、同時に矛盾した慈悲を併せ持つ。魔道書より、偉大なるソロモン王の使役した様々な諸霊を召喚する。紫の長衣を翻して毅然と立つ赤い髪の麗人。
 かつて時の彼方の20世紀に滅んだドイツ第三帝国、オカルト機関アーネンエルベの最後の生き残りの一人。
今回の戦術:魔術の演出を取った精神戦、消沈リアクション、悪魔エニグマのアドバイスを備えたオールラウンダー。元が200点台、<永生者>を今回だけ9まで上げて高達成値に対応、試しにリーダーのLv上げ。念のため聖母勅令相当の真教の銀の十字架を保持。敵にプレッシャー使いが出てきたら諦める。

Player: 自分なので(ry

 この謎の「(ry」についてオーサカレポでだごンさんにツッコまれましたが、今回も使う!w
 偶然、年末にむおんさんや松吉さんを相手に行った第10次星杯探索、夜警対応リメイクシナリオ『セレスタイトの杯 -夜の旅人たち-』を彩るゲストとして登場するリーゼロッテ卿が、今回キャスト側で同じ相手の前に姿を現すことになりました。
 今回だけ特別に、単体で達成値30前後まで出るようにしたのですがいやー大変だった。櫛◎千◎少佐に交渉で40とかやろうと思えば出るものなんですねー。w
 他の枠はキャストに合わせて合体したり調整が加わったのですが、アヤカシ枠は元のまま。ここは好き勝手にせよとのリリカル王の仰せ。
 ならば……ナイトウォッチ付属1本目を遊んだ時のむおん日記に記された「いわしさんの厨プレイキター!」を再びやるしかありますまい。いやウソです。
 ジェントル執事なゼフォンらを相手にロールプレイもしましたが、今回シナリオ本体がかなりアレなので適当だったところもあるような……いつもなら、さらにエレガントに行けるはず!w
 と思ったら藤崎さんの日記に彼女のことが「清廉にして可憐」と書いてありました。あばばばばば(´▽`;)

RL:星読むおん さん

 むおんむおーん。一心不乱のアストラール方面リリカル方面担当、サロン・リリカルのむおんじゃ王がまたRLしてくれることになりました。ありがとう〜ヽ(´▽`)ノ
 イベントをこなしていく形式のシナリオですがボリュームもデータも多く、読み込みは必須。PL3人のために枠を合成したりかなり準備してくれました。BGMリストもあった模様。お陰で前夜は真夜中どころか夜明けまで起きていたようで、当日まさかの遅刻。食パンをくわえて走りながら、曲がり角で転校生の美少女と衝突するイベントをこなしてたどり着いたそうであります。(ごめんウソ)
 いろいろ足りない状態でしたがトランプを買ったりして無事にアクト開幕となりました。
 そして不運なことにデバイス不調でBGMが流せず、無念の無音オープニング……! これがほんとのむおん。(駄洒落かよ!)
 ケーブルは僕の荷物にも入っていたので使えたのですが、そこでリカバリ策はストップ。しまったなあ。僕の方は大阪へ行った時の荷物がそのまま鞄に入っていたのですが、いつもの携帯用スピーカーもこの日持って来ればよかった。前の日までは鞄に入っていたのに……w


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デーモンをスレイした後に

★シナリオ全体の感想としては、ギミック等も面白いのですが、もう端的に言うとデータがとにかく「これはひどいwww」に尽きる。やりたいことが詰め込んであるのはよく分かるのですが、とにかくすごい。ひどい。w
アクト中も「ないわ〜」の連続。真夜中の夜明けの後の異世界を垣間見ました。
 歴代シリーズのトーキョーN◎VAユニバースでは、明言はされていませんが、「その業界で一流」「世界最強クラス」的設定を持った公式ゲストで特技等のレベルがだいたい8になっています。(最近破られていることも多いですが。)
 なんですがこの作品はレベル16とか24とかとどめはモニョモニョ99とかもうよく分からない数字がスート真っ黒の横にとにかく並んでいます。諸悪の根源モニョモニョ様がラストバトルで出した達成値136とかもう意味が分かりません。ここは本当にN◎VAなのでしょうか。終わった後でデータを見たときはきっと「お前はブレカナのオーレリア様か!」とツッコミたくなるでしょう。w
 肉体戦精神戦も万全にした超強力キャストが参戦してきたところで、ちゃんと◎◎戦も出てくるあたりも実にマゾい。なんというか、全部がクグツ導入の『サムライ マスト ダイ』で<ハンター:◎◎◎>が出てくるあの諸行無常の響きに近いものを感じます。ひどい。w


★推奨は200点以上のキャストとなっています。今回の天海少佐が使った、加速と能力値上昇をキャスト全員に配るような、これぐらいのルール思考やデータ最適化、マンチ思考、ランブル的思考は必要でしょう。200点台でも戦闘最適化ではなくやりたい事に使っている趣味系キャスト、神業構成に難のあるキャストだと厳しいかもしれません。ナイトウォッチ3本目の『Dragon Slayers』以上の勇気といろいろなモノが必要です。w
 やはり今回だけ特別編や劇場編と考えて、今回専用のキャストを造ったり今回だけの強化版のキャストを持ち寄ったりして、データに呆れながらワイワイ遊ぶのが楽しいのでしょうね。


★今回のこのアクトでは、事前に分かってはいたのですが予想通り、いや予想以上にデータがアレだった上に、キャストが3人。全員が戦術的に動きました。
 リサーチはイベント形式で魔王様に占拠されたパワースポットや抵抗勢力を助けてボーナスを得ていくのですが、リミットが8シーン。
 この8シーンを、キャストの特徴に合わせて次の行く先を検討しながら、ひとつの無駄もなくすべて確実にこなす。ボーナスリソースは全て確実に取得する。得られた情報は全て間違いなく正確に認識する。ボーナス神業を含めキャストサイドのリソースは確実に管理する。
 戦闘はとにかく<■ライトスピード>からの先制の一撃必死の致死レベル攻撃、ゲスト側がリアクションし能力が分かり、危険と分かった瞬間に、ルール上の成立の前のタイミングで神業を叩き込んで即座に斃す。
 この繰り返しで四天王(笑)を順次撃破。残り神業を管理して必勝が分かったところで、思わぬどんでん返しをモニョモニョして乗り越えながらゴニョゴニョ様とご対面してさようならする。長引く本格的な、一般のN◎VAシナリオでクライマックスに起こるようなカット進行は実はほぼ行われず。
 という、「勝負は始まる前に既に終わっている!」的な頭脳戦情報戦、詰め将棋やブレカナ/SRS系の奇跡/加護の打ち合い的な流れ、必勝本片手のコンピュータRPGのボス戦のような様相を呈してきました。
 体験後にシナリオを拝読する限り、こういう流れになるのが大方ふつうのようですね。あのゲストの皆様と普通に戦えるキャストがいたら、それはそれで人間として色々間違っているでしょう。いやアヤカシでも。w


★キャストが3人だったのでむおんじゃRLの方でもイベントのトループ人数、変動する目標値計算など、一部アレすぎるところは微修正。といってもゲスト人数が減った訳でもないし、本流はほぼシナリオ通りだったよーです。
 それを考えると3人ではなかなか頑張った方かなあという感じです。当日はtwitter/mixiボイスでおまけの実況中継をしていましたが、ポストポストアクトの食事で「全員の生還に乾杯!」したくなりましたからね。わはははは。


★データ以外のシナリオ側としては……僕はいつもプレイヤーする時こういう所を楽しみにするのですが、どのへんにむおん補正が掛かっているのか考えるのが面白かったですね。
 味方ゲスとのナディアもかなりどじっ娘のヒロイン補正が掛かっていたよーです。アルドラたまもいつもどおりむおんコズムぽかったですね。
 そしてゲストサイドMVPはなんと言っても、やはり道化師ジョーカー。登場した瞬間から「いかにもサロン・リリカルに住んでそうなアヤカシだなあ」と思っていましたが、輝いていました。生き生きしていました。
 これはプレイヤーサイド全員の共通認識として断言しておかねばなりますまい。あれこそ……むおんコズムの真髄をなすタイプのキャラクターである!!www
 しかも実は女の子ですからねー。危ない危ないバサラ枠やらなくてよかった。『Dragon Slayers』のバサラ枠をやったアレクぽんの二の舞になるところでちた。
 ほか、アヤカシ枠担当としては、エレガントなジェントル執事の老骨ゼフォンにも1票入れておかねばなりますまい。


★アヤカシ枠を担当したリーゼロッテはシナリオのゲストだった頃の名残の記念に、今は亡き師匠の形見のウロボロスの護符(チア・エンジェル相当)を首に掛けています。この1シーン1回達成値+1がこんなに役立つとは思いませんでした。3〜4回重大場面を救っていますからね。おまけアイテムがこんなに役立つシナリオって一体……w
 僕もアストラルやファンタジー物は好きなので、「アストラル物なのになんでこんなに義体が多いんだ!」とツッコミたくなることしきりの冒険でありました。
 思えば彼女が生を受けた『セレスタイトの杯』も僕の創ったアストラル全開シナリオ。同じアストラルものでも180度というか対極というか正反対というか、ここまで違うものになるのだなあと思いました。まこと、のばの地平は広大でござる……w


★僕も買ったあと見忘れていたのですが、この『真夜中の夜明け』にはサポートサイトに購入者特典ページがあり、1ページ単位でまとまった敵データのPDF、RL用情報やチャート類のPDF、イベントで使える書き込み式のN◎VAマップなどが掲載されています。最近はPDFでこういった付加情報を付けた同人誌が増えてきましたね。
 RLサイド用に全て書き込まれたもの、PLサイド用に空白で書き込めるようにしたものの2種類があるイベント用マップはかなり面白いアイデアですね。この辺は非常によく出来ていると思います。ではあるのですが……どうにもシナリオ本体データの「これはひどい」の印象が強くて霞んでしまうような。w


★そんな感じでひどいながらも楽しいアクトが終わった後は、むおんじゃ先生がシナリオの裏話を一通り披露して全員で再度「これはひどいwww」になったり。
 藤崎さんと今度こそ僕のシナリオを遊ぶ計画を立てたり(でも2ヶ月以上先)。妖都オーサカはすごいところだという話をしたり、トーキョーで『ドッグランド』を遊ぶ計画の勇者が決まったりするのでした。
 俺……次はドッグランドのRLをしてマンチを消毒するんだ……

 でもあの作品も謹製データは made by PS なので、消毒できないかもしれないのであります。w
 

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表紙の謎

★さてこの『真夜中の夜明け』の表紙には謎があります。恐らく本編と関係ないと思われる、表紙を飾る女性2人。後編には出てこないし、前編『スラップスティック・ラブストーリー』もチラ見しましたが関係なさそうですね。さて一体……? むおんじゃ王らと我々が考えたのは以下です。

左の女の子:ピンクの髪はひろいんキャラクターの証。目が赤、こめかみ&ヘアバンドが、オフィシャルイラストでもニューロっぽい人物がよくしている謎のデバイス風。ここから、絵師補正の掛かったアルファ=オメガたんが高校生ぐらいに成長した想像図では?

右の女性:カールした金髪、紫のドレス、薔薇、セクシィさ、髪飾りもアストラルの中でも魔的な雰囲気を受ける。1行ゲストの世界魔術協会のナディアとは考えにくい。これも絵師補正の掛かった、アルドラたまがオトナになった想像図では?
 しかし、公式設定のアルドラは緑と赤の異相の瞳を備えているのでここが違っている。

 もう気になって気になって真夜中でも脳内が夜明けを迎えてしまいます(ウソ)。 教えてジニア先生!(笑)


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