Rのつく財団入り口

元はTRPG系のWebサイトの入り口だったブログです。最近のIT本の感想など。

序死公星の加護のもと:『プロメテウスは火を運ぶ』 【1】

 年末のゲーム納めとなったセッションのプレイ記録です。
 さあ、12月は卓のセッティングを頼まれたりプレプレアクトが同時並行で走ってけっこう忙しかったのですが、その最終戦。ほりのシナリオ『プロメテウスは火を運ぶ』の火がやって参りました……
 僕が声を掛けて集結したのは、はたはたさん、巣(ネスト)さん、松本哲也さんという、もはや年1回レベルのありえない超異色面子。
 思えばこの作品の最初のトレーラー&ハンドアウトが記事として載せられたのが、2008年の始め頃。mixiのN◎VA界隈ではこぞってPC1の不死者枠用のキャスト案を上げる不死者祭りが一部で流行っていました。枠を取り合って不死者戦争も勃発したとかなんとか。w
 当時は遠くから見ていましたが……ぬふふふ。敢えて言いましょう。ここまで待った我々こそが真の勝利者であると!(きらーん)

“紫の女卿”リーゼロッテ・リリエンタール

【アヤカシ◎, カリスマ, マヤカシ● カリスマ:リーダー 外見30前後/女性】

 2世紀あまりを生きてきた欧州の闇の貴族の1人。ヘルメス魔術をはじめ複数系統の西洋魔術を自在に操り、永生者たちのいさかいには関わらずに真理を求め、世界の永遠の夜を旅している。吸血鬼の捕食者の運命を受け入れつつ、同時に矛盾した慈悲を併せ持つ。
 腰まで届く赤い髪に青灰色の瞳のすらりとした女性。紫の長衣を翻し、天馬の引く馬車より毅然と立つ。古めかしい魔道書の中には72柱の悪魔の諸侯を始めとする諸霊の名が記されている。(タタラのエニグマ


 まだ災厄が起こる前のドイツ、美しいケルン大聖堂で出会った若者。永遠を歩む彼女に不老不死の研究を熱く語る若者こそラージ・ラビリであった。交流は彼が年老いるまで続いた。50年後、災厄の破壊を免れた鐘の鳴るフィレンツェの町で、変わらぬ彼女に託された炎の指輪と最後の言葉。その後、ラージは天上の世界へ再度向かい、消息は途絶えた。
 それより50年、現在。プロメテウスの指輪の秘密を求め、紫の女卿が雪の舞うN◎VAに降り立つとき、夜の運命はまた巡り始める――!

Player: 自分なので何も(ry

 いえーい。開催9回、星杯探索者延べ30人余り。拙作シナリオの『セレスタイトの杯』のゲスト陣の1人であるリーゼロッテ卿に、キャストとして登場願うことにしました。1枠が100年以上生きているハイランダーや長命種/人工知能/魔物/異星人/人類の監視者などが条件という、珍しい本シナリオ。永劫の闇を歩む時の旅人である吸血鬼ならば、相応しいものとなりましょう!
 この日のためにキャストとしてのデータを再構築し、準備を万全に整えておきました。ルール的には、幻が実体化すると言われる達筆相当の魔術の杖を用いた、魔術の演出を取った精神戦の攻撃能力、<※消沈>によるリアクション、サポート能力を備えています。
 N◎VAのルール用語には「NPC」はあっても実は「PC」はありませんが、枠制度が一般化した今、PC1には若い主人公っぽいキャラが必要とされるシナリオも多い今。青臭い台詞が苦手だという方は世代が上の方には多いですね。
 僕もよくPC1が苦手だといいますが、もちろん謙遜も混ざっています。人に「さすがPC1村の人は違うなぁ〜」と言うのももちろん、お世辞が混ざっています。
 プレアクトのキャスト紹介でなんか1番目に来て緊張しましたが、オトナPC1の力を、エレガント路線のヴァンパイアの力をお見せしましょうぞっ。(><)


“西風の守護者”仁志 小十郎 (にし・こじゅうろう)

【マヤカシ◎, ニューロ, カブト● マヤカシ:プロフェット 22歳/男性】

 カムイST☆Rの警備会社KRKの交換生としてワーデン社に来ている若者。元を辿れば正当なる陰陽師の家系だが、魔術オタクである本人が古今東西あちこちの魔術を混合し電脳まで混ぜた術を駆使するため、もはや陰陽術の原型を留めなくなっている。
 糸のような細い青い目に黒髪の細身の日系人、頼りなさそうだが芯は強く、やる時はやる若者。腕にラチェットDタップ、手に増幅杖と各種サイバーウェアとアイテムで、各種占いに風水に北欧のルーン魔術に神道にとなんでも使う。連れている機械仕掛けの白い虎の秘幽体は白虎。(バサラ)


 今度の護衛相手は、メディアに追い回されたまだ5歳の少女、トワ。雪のアフリカ大陸で大冒険の末に発見された、墜落コロニーから助け出された謎の生き残りなのだ。少女が大事に抱える本『Gift of Fire』に記されたプロメテウスの物語は。そして2人の身辺に黒い影が忍び寄る。西風の守護者の複合魔術が、雪の舞う町にいま振るわれる――!

Player: (はた)×弐 さん (はたはた) 【サークル一心不乱Webサイト

 サークル一心不乱でも癒し系キャラとして独特のはたコズム粒子をはたドライブから散布しているはたはたくんです。
 年末最後のセッションで節目の新年をまたいだので、今回は記念に最初に会った頃を思い返してみました。まだblogもmixiもなかった頃、誰でもマイミクを結んで仲良く遊べるほどWeb-N◎VA界がまだ平和でなかった頃。なりきりチャットやなりきりBBSが稼動していた頃。僕も遊ぶ相手は人づてに聞いた信用できそうな相手や、ネット上の動静を観察して見込みのありそうな人間に優先して声を掛けていました。
 彼もそうやって一本釣りした1人でしたね。2000-2001年頃……になるでしょうか? 記録では2001年3月に、僕は大宇宙オフのRLをした時に“神盾”メーティス・エレインを見てますね。w
 その後彼繋がりで当時の後輩のなまどんの生方サンを紹介されたり、当時学生だった一心不乱関係面々、横浜周りの面々に繋がりが広がっていったりしました。いやぁ懐かしや。HTMLページ形式だった頃のRI財団のセッション・レポートにも、たびたび登場しています。


 そんな、1年半ぶりに遊ぶはたコズムからやってきたのは、前から使っている懐かしの西風の守護者。はたコズムにはムァーっと男臭い男やガツいのがいないのですが、仁志小十郎もはたコズム的な男性陣の特徴を有しています。w
 ブランチあり環境ではリアクショナーには御用達の<マヤカシ:プロフェット>。<※フリップフロップ>で常時イントロン、<※自動防御>状態からリアクション不可攻撃を含め<※消沈>でアクションキャンセルがメイン、同時に<■ブービートラップ>で反撃して手札追加アクションは<サポート>で他人を動かし、あとは豊富なアウトフィッツとサイバーウェアで攻めるタイプの電脳/アストラル双方に通じたキャストです。
 糸目なところは『3×3EYES』のあるキャラのような感じだそうです。はたコズムがイメージソースを近くしている作品というとCLAMP系も外せないのですが、RI財団のひよこ偵察衛星の解析では、料理をするあたりは『XXXHOLiC』の主人公のわたぬき君あたりも近いんじゃないかなあと邪推してみる今日この頃。w
 さあこたびの護衛相手は5歳のようぢ……もとい少女トワ。ほりのコズムが結集したこの子を、世界を変えうる重大な秘密を宿した彼女を救えるのはやはり若カブト、小十郎しかいない!


山村 正

【カタナ=カタナ◎, カブキ● 年齢不詳30代/男性】
 無銘の斬魔刀を携え、金で雇われて剣を貸し、依頼人の代わりに相手を斬る殺し屋。例えカッパーでも金に篭った思いが重ければその相手は殺す価値があると考える酔狂人である。金を貰わない限り斬らないが、現在まで社会的影響力を持つ相手を含め、N◎VA内外の多くの標的を斬殺している。各地を転々とした経緯あり。190cmの長身の日系人で、ギャンブラーめいた剣客商売を続けている。金回りが良い時は遊女を侍らせて歩くこともある。


 今度の依頼人は……なんと、軌道のサーディク家の再興を願う娘だった。どこか危うさを秘めた、まだ若いベルティーユ。星の世界で地上を見下ろす円卓会議が示した条件は、大いなる秘密を隠した実験体の少女の強奪。どんな手段を取ってでも天へと帰ると決意を固める娘。天上の姫の最後の剣として、いま、浪人の剣が雪降る東京新星市に推参する……!

Player: 松本哲也 さん (まつもと・てつや)

 小生とロートル同盟を結んでいる松本さんであります。数多くのセッションを経てきた落ち着いたベテランオトナゲーマー。ベテランといえば古強者と書いて1Lvファイター、HPは1d8+コンスティテューション修正。こういうD&D赤箱世代ネタを酒の肴に盛り上がれる貴重なロゥトル同盟であります。w
 でも知り合いの若い世代向けに言うと、実は僕より松本さんの方が年上なんですねー。その証拠に、無印版ソードワールドが出た頃とかドラゴンマガジン創刊号とか雑誌コンプティークでロードス第一部が始まった頃の話をすると2人に微妙な違いが(以下ロートル話がしばらく続く)
 記念に初めて会った頃を思い出してみたんですが、これも遡りますねー。サイト運営やサークルなど目立ったことこそしていないものの、松本さんもGFコンの常連。Revolution時代に僕が公認RLしてた時にも卓に来てもらったりしてましたからねー。かなり昔からRI財団のビジター様でしたし、もしかして1999年とか2000年ぐらいまで遡るのでは……?


 そんな中の人と同じく、山村正も、長い戦歴を剣客商売を続けてきたであろうキャスト。レア特技の<※チェシャ猫>に、色即是空からの<※羅刹>、居合で達成値を上げ差分攻撃リフレクション可、強力な<■二天一流>の複数回攻撃を備えた、和風サイバーパンクであるN◎VAの象徴ともいえる日本刀使いのカタナとしては標準的な作り。
 慣れたRLなら観察して分かるでしょう、スタイル2枚重ねの作り、業物全盛のこのご時勢にあえて渋すぎる斬魔刀は恐らく使い込まれた降魔刀だったはず。古き時代から戦い続けてきた戦歴の長いキャストの風格を備えています。
 しばらく前に和風アクト『月下残影』第四夜でお相手仕り、その前はなんと2004年に遡ってGray Roomオフの『Blue Noise』のRLをした時に会ってます。
 さぁ。そんなローニンがこたび剣を捧げ、汚れ仕事を請け負う相手は、カリスマ◎のハイランダーの娘。ほりのイラストもまぶしいこの二十歳前のベルティーユ嬢、目つきこそ険しいものの肩で切り揃えた髪、肩を出した衣装といい、きっとひろいんに相違ありませぬ。財団のひよこ偵察衛星が入手したところによれば、微ツンデレだという未確認情報が入っております。各々方、微ツンデレですぞ! 立てよ国民、今こそ……人のフラグ立てを!(え?)


橘 ユイ

【ミストレス◎●, カブキ, ニューロ ブランチ未取得 17歳/女性】

 新星帝都大付属高校に通うごく普通の女子高生。ヤクザ組長の娘として生まれ、腹違いの兄は妹を犯罪世界から遠ざける為に養子に出して袂を分かった。慕う兄の言いつけを守り普通の生活を目指しているものの、自分の道は見つけられないでいる。ニューロの能力が高く人を放っておけない性分のため、いつも災難に巻き込まれている。


 ごく普通の高校2年生であった彼女は、N◎VAスポで一躍“美少女トレジャーハンター”として大いに脚光を浴びた。何の因果か火星人カーロスと共に赴いた冒険の先はアフリカ、遭難しかけながら発見したのは衛星軌道から墜落したと思われるスペースコロニーの残骸。生存者は幼い少女1人だけ。
 そしてコロニーの秘密を狙う影が、彼女の元にも迫ってきた。粉雪の舞うトーキョーN◎VAで、夜の世界からの旅人と再会した時、彼女の運命もまた動き出す。いざ立て、スーパー美少女エクスプローラー。序死公星の光の元に……!


Player: 巣(ネスト) さん 【昼の梟、夜の狼
 本拠地がRI財団本部と最も近いと思われるサークル“グラホパ”の最後の刺客、ネストさんです。完全奇襲してきます。注意でござる!
 記念に初めて会った時を探してみました。2003年秋にDetonationに版上げされる頃、Web-N◎VA界でも去っていく人新しく入ってくる人、活動メンバの大入れ替えがありました。この頃、これから来る次の時代を担うであろう若手に僕は積極的に声を掛けて誘致していましたが、2003年に別オフで帽子屋君と会ってグラホパ勢を紹介され、実は同じ高校出身メンバが多いと分かり……ネストどんと同卓は翌年。2004.05.09のグラホパ定例会トーキーSSS『Wired Girls』で見たデスブリンガー、2004.10.16のハイランダーSSSwithグラホパーズで見た風使いのカイあたりが最初のはずです。いつも僕はRLだなっ……いやぁもう4年半ですねー。


 今回ニューロ希望枠が他に比べ浮いていたので、持ちキャストからニューロを調整して持ってきてくれました。
 美少女トレジャーハンターのユイたんはIANUSに電脳をスペシャライズし、“59”タップで現実行動もするフロッパー。普通人であることを表現するためにもまだ強くなく、特技は<※ポルターガイスト>、<※ジャンヌダルク>、<※ラッキーストライク>のみ。サポート系に徹したキャラです。そのためクライマックスでは、恐らくニューロ役との直接対決を想定しているのであろう天空のゴニョゴニョ周りが楽しいことになりました。
 こたびは時を超えた遺産の物語、登場せしはエルダーヴァンパイアに複合魔法とはたコズムを使うアストラルカブト、さらにはローニンの剣を振るうオトナ剣客と普通でない人々ばかり。必要かつ貴重かつ新鮮なのは一般人の驚き役です。
 そして……巷でも「これはひどい」「田中天自重」と話題沸騰の『ダブルクロス・リプレイ・ジパング 戦国ラグナロク』も出た今。勇壮なる読者諸兄もお分かりでありましょう。そう、冒険に必要なのは女子高生なのであります。
 中の人にヒアリングしたところヒロインでなく否ロイン(=notヒロイン、ギャグキャラ系)とのことですが、そこはさくっとスルーしませう。
 さあ立て、女子高生ヒロイン。世界はスーパー美少女エクスプローラーを必要としているのです。あの空に輝く序死公星が、運命を導いてくれましょうぞ……!

Ruler: ほりの皇子 【ロケット屋ダンデライオン

 さぁ、N◎VAでシナリオに困ったら見るサイト最上位に入るだんでらいおん。直近の『クリスマスサバイバルナイト』の激烈データを覆い隠す破壊力抜群の表紙のイブたんを始め、各方面の同人誌でもイラストを彩っているほりの皇子殿下であります。
 ほりのコズムといえば可憐で儚げなキャラ造形やヒロインで知られていますが、最近のほりのコズムは、このアクトの前日使ったガブリエルたんのように「自重しない」にシフトしつつあるとも聞きます。アァアァァ……(ノД`)
 ひとたび帝都来訪とあらば、シナリオでお世話になった人から握手会が催され、アクトの機会があるとなるともはや取り合いになるという有様。(一部誇張) いやぁー、有名人は違うなぁ〜 (´▽`)y-~~~
 コンテンツ内でのイラストの自給自足率0%、100%を輸入に頼っている輸入大国のRI財団としては、マテリアルの貴重な輸入元でもあります。もしも不況の影響でほりの王国からの輸出がストップしたら、深刻な打撃を受けることでありましょう。うーむ、中東の産油国のようだ。w


 記念に出会いを思い返してみました。まだニューロエイジの地図に空白が多く、各地でファンがオリジナル都市設定などを作って支えていた時代。ネット上でも東西交流や各所の交流が始まり、黎明期の盛り上がりを見せていた頃。
 大阪のしのやんさんに「気が合いそうだからぜひ紹介したい人がいる」と紹介されたのが皇子でした。記録も残ってます。西暦2000.01.29。当時大阪で活動していたManiaxコンの前日祭でした。RLをして頂いたのはぴか中パパさんで世界を滅ぼす豆腐の話、皇子のキャラはサキコたんで僕は星也。そう、あの日、採用されて『グランドX』に載る前のキャンベラAXYZの地を、星也くんは初めて踏んだんだ……懐かしい! なんとあれからもうすぐ9年ですよ。9年経つんだなぁ……としみじみしてしまいました。


 きっと永生者のアヤカシやヴァンパイアは、みんなこういう気持ちをしょっちゅう味わっているんでしょうね。



 という感じで思い出話も混ざりましたがアクト本編にも参りましょう。
ちなみにこの物語のキーアイテム、ホログラフの炎が揺れる『プロメテウスの火』の指輪。僕が実際の指輪を持っていたので演技の際に役立ちました。(といっても、いつもゲームの時に嵌めてる指輪ですが!w)