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ダンテの日記:『セレスタイトの杯』第3次聖杯探索行

 この記事は、キャラクター視点の日記の形を取った、セッションのプレイ記録です。未プレイでも見て大丈夫です。



西暦2XXX年5月4日


 あっしの名はダンテ。獅子宮の日に物質界に召喚され、我があるじアマーリア様にお仕えしている、しがない使い魔のドラゴンでやんす。
分類でいえばニオファイトで、この日記を御覧のあなたさまとは、そんなに歳は違わないはずでやんすよ。
 アマーリア様は斑鳩にある錬金術の店のお店番をしておられやす。その奥が家になってて、あっしの住処もあって、そこでこうしてあっしサイズのダンテ専用マシンから超速タイピングでオンラインの日記を書いてるって寸法でやんす。
 アマーリア様の魔術のお師匠様が消息を絶たれてしまってからしばらく。お師匠様も追っていた伝説に名高い星の杯“セレスタイトの杯”がどうもほんとにあるらしいってんで、夜の世界じゃあちこちが騒がしくなってやした。
 杯を追えば、お師匠様のことも分かるかもしれない……ってんで、あっしとアマーリア様も探索の旅に出かけた次第。そしてあっしたちは何人かの聖杯探索者と出会い、星々の導く冒険の旅を経験することになったんでやんすよ。


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 ヘイル・J・ストラウフの旦那は前からたまに、アマーリア様の店に魔法アイテムやら予備の宝石を買いに来てた旦那でやんした。あだ名は“幾千の煌き”と書いてミラージュ。こう読むのは、霧の向こうにある“すらのば”の国の読み方でやんすね。
 錬金術の世界のプリマ・マテリアとも関係しやすが、ヘイルの旦那が使うのはあの禁断の原質解析技。宝石を材料にして、なんでもルーンで作っちまうんでやんす。
 そいつはそれで格好いいんでやんすが……あの旦那はなんつうかねえ、孤高のオトコを気取ってるんでやんすかねえ。もうちょっとこう、アマーリア様に優しくしてもらってもいいんじゃないかって思ったでやんすよ。ああいうのをきょうびの言葉で“悪いPC1”って言うんでやんしょうねえ。
 アマーリア様に「お前も変われる」とか言って《不可触》を掛けそうになった時はあっしも焦りましたよ。ぶるぶる、あんなことしたらもう勇者認定でやんすからねえ。結局、あの秘密の場所の話を世の中から隠して、こともあろうにアマーリア様に《死の舞踏》で朦朧ダメージを与えて独り去っていっちまったでやんす。何をカッコつけてんでしょうねえ。


 そうそう、旦那は古代北欧の正式なルーン文字に基づいて、いろんなルーンを作ってこの冒険の中で渡していきやした。あっしが書きとめておいたんで上げておきやしょう。
 自分用に作ったのは理性のルーン。あっしとアマーリア様にくれたのは秘密と記憶のルーン。シュトルツ王子にあげたのは黄昏のルーン、オセル。
 戦士グラムの旦那にあげたのは戦士と勝利のルーン、テイル。のぞみちゃんにあげたのは詩と言葉のルーン、アンスール。保護と忍耐、期待のルーンのソーンも出てきたでやんすね。


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 シュトルツィーレン・和良・ガイアゾーンはワーウルフの一族の若殿でやんす。大きな一族なのかと思っていたら、獣の一族全体の王を自ら名乗る一族らしいでやんすね。親御さんの銀狼オルソンが病気でおかくれになりそうになった時、その心臓を奪って人狼の王を受け継いだ王子殿下でやんす。
 いわゆる“でぇた”って奴は酷い造りで、攻撃しかできない代わりに酷いだめぇじが出るでやんす。なんかあの旦那に似てるような……あーいや、ワーウルフってのはみんなああなんでやんすかねえ。
 月の光の元、高いところから登場した時はあの女卿リーゼロッテさまも名を知ってたようで堂々と名乗り返してましたから、シュトルツの若殿の名は夜の世界でも有名なんでやんすね。災厄前の暗黒の世界の伝説に伝わるガイアの子のワーウルフ13部族の中じゃあ、きっとシルバー・ファング相当あたりになるんでやんしょうか。新版の方は未チェックでやんす。
 昼の世界を知るために学校にも行ってて、「かずよし」の名を持ってるそうでやんす。でもいつも友達に頼まれてパンを買いに行ってて、学校じゃ若殿は“パシリ魔王”と呼ばれてるそうでやんす。
 なんだか愉快な話でやんすね。この話、あのワーウルフのゲッツの旦那が聞いてゲラゲラ大笑いしてやんした。


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 戦士グラムの旦那は見上げるばかりの大男、ほんとにでっかい巨人で、あっしなんか指一本で飛ばされそうでやんす。北欧神話の末裔の巨人が隠れ住むST☆Rの里からやってきた戦士でやんした。里の戦士はみなレーヴァテインっていう伝説の武器を携えるんでやんすが、グラムの旦那は自らの拳で戦うんでやんす。災厄前のコミックに出てくる「超人ハルク」みたいなカンジでやんすね。
 予言されし“剣の持ち手”とは、グラムの旦那のことでやんした。聞けば旦那は、あっしたちが集合する前にもST☆Rの都で、あの修行僧の旦那とまみえたことがあったそうでやんす。でもグラムの旦那が言うには「奴、戦士」だそうで。へぇっ、まことの戦士は、まことの戦士を見分けることができるんでやんすねえ。
 最後は神業が乱舞して、旦那の名が巨人の一族の伝説の英雄たちの銘版に刻まれていきやした。巨人の英雄、“玄武岩の戦士オルゾフ”がすごい速さでポップアップしてきたときはあっしも仰天したでやんすよ。
 おっきな石にはその次に“天青石の戦士グラム”の名が刻まれて、旦那は伝説になりやした。こうして、巨人の一族の英雄の名は語り継がれていくんでやんすね……。


 しかしこう、グラムの旦那とあの修行僧の旦那が教会で静かに語り合ってたとき、四方のガラスを突き破って13課の人たちが襲い掛かってきたのはアレでやんしたね。聖母殿退魔局13課といやあ悪名高い、あっしたち夜の種族にとってみれば天敵みたいなもんですが。あの13課の人間たちは「ヒャッホウ!」とか言いながら飛び掛ってきやしたからね。
 ヒャッホウは間違いなく“がつ”のしるしでやんすよ。あれは絶対、“しなりお”には書いてない13課に違いないでやんすね。きっと、グラムとシュトルツの中の人が悪巧みでもしたんでやんしょう。


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 最後の、六月のぞみのお嬢さんは吟遊詩人として、夜の聖杯探索の物語を世に伝えてくれやした。今の世界ではトーキーって職業でやんすね。
 まだ19歳ののぞみちゃんはなんでも小さい頃は体が弱く、魔法使いになりたいと思ってたそうでやんす。確かに世界全体の魔法の力は上古の昔に比べれば弱まりましたが、災厄をきっかけに盛り返しやしたから、そこでがんばれば本物の魔法使いになれたかもしれないんでやんすが……やっぱり現実の壁は厚くて挫折したんでやんすね。
 その代わり、のぞみちゃんは作家になって物語を作ることを選んだそうで、今は10代向けの雑誌“ふらわーどりーむ”の記事を書いてるんだそうでやんす。うう、今のご時勢にもこんな夢のあるお嬢さんがいてくれたんでやんすねえ。ありがたい話でやんす。
 雑誌のほうは編集長兼記者兼イラストレーターだそうで、ずいぶん多芸なお人でやんす。それってよく考えたら零細雑誌ってことじゃないかって後になって思いやしたが、まあそんなことは大事の前の小事でござんす。
 最後は《暴露》が2連発して、昼の世界と夜の世界の両方に、夜の杯を巡る物語が伝わりやした。昼の世界に聖杯伝説が名高いように、夜の世界でも天青石の杯を探した妖精騎士やアヤカシの英雄は数多いんでやんす。両方の世界に伝わったってのは、あっしたち夜の秘密の種族にとっても、ありがたいことでござんすよ。
 その童話は9人の探索者の物語なんでやんすよ。9ってのは、4+3+2で9人。あっしとアマーリア様も最後の2人で入ってるんです。ありがたや。これであっしも、竜族の親戚たちに鼻が高いってもんでやんすよ……
 最後は、あの女卿さまに魔法を習いに出かけていきやした。ほんとに魔法が使えるようになるといいでやんすね。


 そういえば、のぞみちゃんは19歳だけど自分のことを「ボク」って呼んでやんしたね。コレはアレでやんすかね、最近流行りの萌えってやつだといわゆる「ボクっ娘」ってやつでやんすかね。さすが、中の人が魔境NAGOYAのコンベゲーマーだと、新造の一発キャラでもネタを忘れないんでやんすね〜。


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 こうして、あっしたちは夜の聖杯を巡る大冒険に出立した次第でやんす。いつもはひよこ総帥の総帥命令で視聴率がナントカということで華やいだ面々が揃うらしいんでやんすが、今回はヘイルとシュトルツとグラムの旦那でぐっと漢に、がつぱわーが充填されて漢祭りになったでやんす。
 いやーしかし、あっしもガーゴイルの連中は何度か見ましたが、がつ成分を注入された“がつゴイル”は初めて見やした。奴ら、モンスターのくせに喋ってくるんでやんすよ! 「オレは右足を喰うぜ」「大人の肉は筋張ってイヤだぁ」「ウホッ、ヒロイン発見!(;゚∀゚)=3」とか。
 どーせヘイルの旦那はルーンを描いてちゃちゃっとやっつけちまうんでしょうが、アマーリア様にも襲い掛かってきたと聞いた時は、とっても心配になりやしたよー。これも、グラムの中の人とシュトルツの中の人が中心に何か悪巧みでもしたんでやんすね。


 そして、あの秘密の図書館で手がかりを探った時は、いろんな本を見つけやした。あの名作『指輪物語』の初版までありやしたよ。あっしの竜族の遠い親戚の竜スマウグはビルボの旦那の敵役でやんすけど、こいつはめでたいことでやんすね。
 それから災厄前の偉い作家さんで、杯に言及していた人の名も分かりましたよ。山田風太郎、菊池秀行、那須きのこだそうで。シュトルツの若殿によるといずれも「厨房の大先生」だそうでやんす。へぇっ、こういう厨房の偉い先生が書く物語には、聖杯がよく出てくるんでやんすかねー。
 それから、過去と未来の星の杯の探索者も分かりやした。あの有名なシャーロック・ホームズ先生は滝に落ちて死んだんじゃなくて、その後密かに杯を探っていたそうなんでやんすよ! そして冒険家として有名なチャレンジャー教授も! 浪漫が広がるでやんすね〜。
 そしてスペランカー先生も探してたそうなんでさあ。ジャンプを間違えて数ドット差でお亡くなりにならないといいんでやんすが……
 それからそれから。アントン卿って騎士の名が記してありやした。これはアレですか、現実世界のイケブクロとかいう街で有名なあの"t"がつく人の厨房軍団重鎮のアントン卿でやんすか? 杯作戦の秘密が隠された『ベルリン・バイ・ナイト』と題したショートストーリーに一番最初に反応してきたのもこの"t"っていう偉い人らしいでやんすね。なんか、背筋にゾワゾワっとくるものが……
 さてさて、それからケイスとNoiseって兄妹の名が記してありやした。今はこのご時勢でやんすから、あっしも自分用のタップを持ってやすが、ちゃちゃっと電脳空間を検索すると……ははぁ、Rのつく組織のセッション・レポートに出てきたでやんすね。このケイスの若殿ってのはRのつく組織とファーストコンタクトした記念すべき御仁でやんすね。妹君のNoiseお嬢さんの方は最近話を聞かないでやんすね。あっしも密かにレポを愛読……あ、いや、それから最後に。
 サプリさんの名まで記してあったんでさあ。有栖川重工製のメイドロボのサプリさんでやんす。来るべき第4次聖杯戦争において吟遊詩人の役を担うはずでやんすが……今日は第3次でやんすから、未来のことまで記してあったんでさあ。これも星々のお導きでやんしょうか。やっぱり、あっしたちの冒険には、大いなる力が働いていたんでやんす。

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 冒険の旅は世界に広がるのでやんした。思えば、シュトルツの若殿と戦士グラムの旦那は道中でもしょっちゅう、何か食べてやんしたね。人狼と巨人といえば、アヤカシの中でも大食らいの筆頭でやんすけど。
 大陸鉄道で旅した時は、アマーリア様とヘイルの旦那がシリアスにお話ししている後ろで、駅弁を幾つも平らげてやんした。あのロンドンで大英博物館に向かうときも、おっきなバケツ入りのフィッシュ&チップスを齧ってやんしたね。それから聖母領へ行った時は――ここは北の果てなもんで、おいしい食べ物に関しちゃお粗末なんですが――何もないんで雪に練乳シロップをかけるとかき氷にして食べてましたよ。
 やっぱり英雄級になると、たくさん食べなきゃ体が持たないんでやんすかね〜。ってことはもしかすると、あっしもこれからたくさん食べるようにしたら、いつかもっと大きなドラゴンになれるかも……い、いや、そうすると使い魔としてアマーリア様にお仕えできないんで、大きすぎるのも困るでやんすね。


 大きいといえば、あれはヴィル・ヌーヴのイタリア行政圏に行った時。昔の偉い画家さんが書いた絵の中に、鍵が隠されてたんでさあ。よく見れば、絵に描いてあるおっきな旅人は、巨人みたいでやんしたね。グラムの旦那が無事に、鍵となる言葉を見つけました。夜明けの光の加護に感謝するでやんす。
 そう、あのフィレンツェの聖堂に行った時は……美術館のおみやげコーナーに行ったんですよ。あっしはこそーり陰から見守ってたんでやんすけど……はぁ。
 あっしは長くお仕えしてるんでよく分かりやすが、アマーリア様はいつになっても純粋で一途で、本当に心優しいお方なんでさあ。あっしみたいなちっちゃな竜にもよくしてくださいました。あの方はこの世界から争いが消えないことに、心を痛めておいでだったんです。
 ところがですよ。そのお話を聞いたヘイルの旦那が何を答えたかといったら、「ふ、甘いな」でやんすからねー。かぁーっ、こりゃダメでやんす。


 きょうびの全自動定型化しなりおに慣れきって、ヒロインはPC1に自動的に拾われるものだなんて勘違いしてる甘っちょろい御仁もいるそうでやんすけど、あっしだってそんなのはまことの勇士とは認めないでやんすよ。
 でもそれはそれとしてですね、もうちょっと優しい言い方があってもいいじゃないでやんすかねー。思わずあっしが横からツッコんでしまったでやんすよ。
 悔しいから、シュトルツの若殿とグラムの旦那たちが考えた、だめヘイルのネタでも教えて進ぜましょう。この日記を御覧のあなたさまとあっしだけの秘密でやんすよ。


だめヘイル「アマーリア……俺が原質解析で作ったドレスを着てくれよ……ハァハァ(*´Д`)」


 いやー、こりゃもうどうしようもなくダメでやんすね! 確かに、アマーリア様が着るならちょっと古風に、ゴシックなドレスなんかお召しになったらよくお似合いになるとあっしも思いやすが、これをヘイルの旦那が妄想しちゃあダメダメでやんす。あ、ヘイルの旦那本人には内緒でやんすよ。にっしっしっし〜。


【店じまいをしていたアマーリア、ひよこのお守りを手にふと振り返ると首をかしげる


 例の予言書には、正しき同胞は四人と書いてありやした。最後には、感心するぐらい全ての予言が当たったんでやんすけど、聖杯探索の正しき同胞の謎について、旦那たちはかなり悩んでやんしたね。全員集合のA4版イラストがあったのが逆に謎を呼んだらしいでやんす。


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 そうしてあっしたちは冒険の末、探索は成就されやした。
 英雄たちの墓を見つけた時は驚きやしたね。湖の妖精に閉じ込められたあのマーリン様のお墓や、グラムの旦那の先人の玄武岩の戦士オルゾフの墓もありやした。のぞみちゃんが見つけたお墓にはアレン・ブラッドショーと書いてありやした。これは、昔のN◎VAにいた黒歴史のお人らしいでやんす。


 次なる探索者のために、詳しくお話しすることはできやせんが、それはそれは美しい場所でやんしたよ。旦那たちはみんな戦いが好きなもんで、ギラギラ、相手方のほうも一部ギラギラしてやんしたが、最後はアマーリア様のお望みどおりになりました。あんないい場所で、血みどろの戦いなんてしなくてもしなくてもいいじゃないでやんすか。


 過去と現在の中で、杯の探索に成功した英雄たちの名も知ることができやした。まこと、いい話でやんしたよ。シュトルツの若殿のお父上の銀狼オルソン陛下も、若い頃にみごと杯を探し当てていたんでやんした。
 竜族の言葉でも探索者の名が記してあったでやんすよ。あの幸いの竜フッフールのお孫さんも見つけてたんでやんすねー。ファンタージエン国に名高いあの白き竜一族も探索者だったとは、あっしも竜族のはしくれとして嬉しい限りでござんす。


 最後は、みんなばらばらでやんした。あっしとアマーリア様はこの店に帰り、のぞみちゃんは本物の夜の魔法を習いに行き、グラムの旦那は巨人族の伝説になりやした。
 シュトルツの若殿は今日も学校に行ってるんでしょう。ヘイルの旦那は、アマーリア様とあっしにルーンをくださった後で、こともあろうにアマーリア様を気絶させると、どっかに蜃気楼のように去っていかれやした。
 のぞみちゃんがくれた本は今も、この店に置いてありやすよ。童話みたいな話ですけど、これも本当の物語。楽しい冒険の旅でござんした。


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 そういえば、Rのつく組織から聞いたんでやんすが、“しなりお”ってやつは予想通りのことも予想外のことも両方起こるそうでやんして。今んところ、なんでも“げすと”の中であっしが意表をついて一番人気らしいんですよ! へええぇっ、恐れ多いことでやんす。あの物静かな僧の旦那や煩い犬みたいな旦那やあの毅然とした女卿さまや、何よりアマーリア様を差し置いてあっしが1位でやんすか……!
 そういえば確かに、最初の探索のときに吸血鬼の舞姫様の中の人から、使い魔にならないかスカウトを受けたこともあるんでやんすけどね〜。そいつはできない相談でやんす。
 あっしはこう見えても、アマーリア様をお守りする唯一にして忠実なる騎士。ご主人様を変えるわけにゃあいかないでござんすよ。
 最後は煙草でも吹かしてちょいとハードボイルドに決めたくなってきやしたね。ふっ、あっしに惚れちゃあいけませんぜ……


――ダンテ



錬金術の店の主、ひょいと顔を覗かせて曰く】

アマーリア「(きょとんとして) ダンテ? さっきから、何を独りでくねくねしているの?」
ダンテ「(どきっ) へっ?! な、なななな何でもないでやんすよ〜!」




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帝都星杯戦争 その2 『セレスタイトの杯』第3次聖杯探索行

FLASHトレーラー おまけの全員集合イラスト