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『セレスタイトの杯』第2次聖杯探索行

 最近のプレイ記録です。
十分な成功を収めた第1次が終わった頃から要員を集めて調整し、一部ちょっと急でしたが新作シナリオ『セレスタイトの杯』の第二回が無事に執り行われました。




★   ★   ★

『セレスタイトの杯』第2次聖杯探索行

PC1:“光のヴェール”パトリシア・マグダリン

(マネキン◎, バサラ, マヤカシ● 17歳/女性 マヤカシ:イリュージョニスト

 北米出身、スラムで独力で生きていくためにドールハウスで娼婦をしている少女。光と幻覚を操る異能力を有し、人格データでの調整の他に外見もバサラ能力で変えることができる。副業で退魔師も行う。10月2日生まれのてんびん座。
 またも唐突に現れる青の魔道師が唐突に告げたのは、占星術の計算によればてんびん座生まれのニューロな魔女っ娘まじかる☆パティに、夜の聖杯を探索する資格があるとの話だった。旧知の少女と共に、まじかる☆パティは正しき同胞を求め、伝説の“セレスタイトの杯”の探索へと踏み出すのだが……?

Player: フクモリ さん

 ゲェムの集まりにいつもいるフクモリさんです。3人決定して4人目のみを募集を掛けたら非常に素早く応募してきたので、決まりとなりました。Rのつく組織の偵察衛星が素早く探した持ちキャストの中では綾瀬夏海、酒井美咲、このパトリシアが適合度が高そうだったのですが、本人に聞いても「綾瀬、美咲、パティの3択」だったので相成りました。w
 HIROさんによるとPC1の席がやはり“定位置”だそうです。うむ、確実にPC1村の人を無理にビッグなナンバァに追いやって問題が起こるのもイクナイでしょう。というわけで鉄板ガチ主人公の席へ。
 パティは比較的低経験点、本気を出すと<交渉>の上昇に<元力:光学/正>とブランチも加えて精神戦闘で差分値攻撃が出せるタイプです。TRPGにおいてデリケートな職業である娼婦マネキン。パティはバサラの<変化>で、相手顧客の趣向に合わせて外見も変えることができるそーです。これで特殊な趣向の殿方が相手でも大丈夫ですね。きゃー、エッチ〜!(*ノノ) (←中学生かよw)
 マネキンといってもセクスィなおねいさんやロリッとした低年齢系とかイロイロ系統はあると思うのですが。人格と外見を変えていない素顔のパティはどんな感じなのでしょうか。まとめた金髪と緑の瞳だそうですが、系統を聞いた所、素ではマジカル系らしいです。まじかる☆パティは違うなぁ〜 (´ー`)y-~~~
 アクト中はいつもの如く。話を振っても台詞がなかなか出てこないことも多いのですが、何もないのもつまらないので今回は「ニューロな魔女っ娘まじかる☆パティ」をネタに使うことにしました。ダンデライオン掲載版の『竜のすむ星』オンセリプレイの舞台裏で某Y氏が発案したニックネームです。きっと北の果ての永久氷壁のみならずWeb上の口コミサイトなどでも有名なのでせう。
 ふはは! Rのつく組織を敵に回し! その設定が拾われないと思ったか!(悪人顔で)

PC2:“狭の娘”工藤 夕維

(フェイト◎, カリスマ, アヤカシ● 外見17/女性 アヤカシ:ペナンス)
http://hatabata.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/nova_d/db.cgi?mode=profile_mode&number=40

 NIK未登録の駆け出し探偵をしている少女。日系人だが白銀の髪に紫の瞳、白すぎる肌の不思議な容貌。人間だった頃の誕生日は不明。
 実は父親は吸血鬼の一族の公子、母親は真教の姫君、禁断の真実の愛の果てに生まれたダンピールの子である。両親は子を護る為に散り、力を暴走したところを女大公アルドラに止められ、血の契りで臣下とさせられた。昼と夜の両方の世界に属し、同時に両方に属さず、自立の道を模索している。
 夜の種族たちを日光の呪いから解放するともいう、夜の聖杯に秘められた力の話でサロンはもちきりだった。青白い月光の元、強大な闇の女王ではなく、どこか物憂げに見えるアルドラ・ドルファンが語る旧友の話。彼女は、昼の世界には錬金術師として名が残っている、旧友クレメンテの消息を探せと半妖の娘に命ずるのだが……?

Player: Mey さん (めい)

一心不乱の国のそばのマイナス王国のマイナス弟子のMeyさんです。いち早くこのシナリオに立候補していたので、星月夜の時は6thまで待ちましたが今回はめでたく2ndからとなりました。パフパフ〜♪
 さあ、夜の公子と聖母の姫君の愛の果てに生まれたダンピールの娘夕維。美麗な少女漫画とかに出てきそうなドリィ夢がギュンギュンに詰まっています。w 枠としてはフェイト導入を拾い、アヤカシ、カリスマの特技に月華薔薇相当の漆黒の薔薇と闇の血の力を加えて強力な精神攻撃を可能としているタイプです。
 実はシナリオ執筆時から、様々な人の様々なキャストを実際に入った際の想定キャストとして制作を進めていました。マイナス弟子わーるどの想定は最初から、代表格キャストでもあるこの工藤夕維。というわけでそのままPC2枠に。物語のバックグラウンドストーリー、登場する人物たち、特にとあるゲストとの会話、ぴったり嵌った感じで物語に夜の色を添えていました。
 ゲームするのが久しぶりなのと想定キャストで嬉しいことからか、4人の中では一番ハイテンションではしゃいでいたように思います。プレアクト情報ページと一緒に載せたFLASHトレーラーにはあちこちにヒントが隠されているのですが、なんと重要そうなテキストを抜き出して来ていました。Mey!恐ろしい子!(/o\)
 そして問題のとあるシーン。プレプレアクト段階から父親を登場させていいですかとは言ってきていたのですが。本当にやってしまいました。“ベルリン・バイ・ナイト”と称されるとある一幕がそのシーンなのだろうかという中の人の読みは外れたのですが、それでもめげずに実際にやったのです。いま、マイナス弟子が時間管理局を超える! (*゚▽゚)

PC3:“聖騎士(パラディン)”相馬 勇輔 (そうま・ゆうすけ)

(カブト◎●, カタナ, バサラ 26/男性)

 ストリートチルドレン生まれ、雷を操る力を生まれつき備えていた青年。力を人のために活かそうとナイト・ワーデンを選び、多くの戦いをくぐり抜けてきた。経験を積んで成長し、己の力の意味を考えるようになった頃。星の都カムイST☆Rに端を発するアヤカシとの大いなる戦い(アヤカシSSS)より生還。犠牲者の血が込められた宝石のペンダントを身につけ、護ることの本当の意味を知った。クリスタルシールドを備えた正統派のカブトで、電磁の力をまとう魔剣“雷神剣”を佩く。6/7生まれのふたご座。
 夜の霊気の乱れた新星市の夜。妖魔の群れを退けた相馬は一人の僧に出会った。盲目にも関わらず雷神剣の煌きを悟る修行僧マテウス。いま、秘密の聖杯の探索行に、剣の持ち手として聖騎士が加わる!

Player: HIRO さん (ひろ)

 “自称ビッグナンバー”のHIROさんです。シナリオ発進時から密かに次々回の第2次に参加を〜と打診を受けていたので招待と相成りました。
 さぁ。周りを見てみればヒロインと同い年の女の子やマイナスドリィムの女の子やふわふわしたおねいさんやふわふわしたマスコットがひしめいています。ここはおとな☆ぱわーで補完するのが良いバランスになりませう。なれば! PLサイドの希望とRLサイドの推奨も完全一致、懐かしの我が『星月夜作戦』5thに出てきたオトナかぶとのパラディンに再度出陣願おうではありませぬか。
 相馬 勇輔は造り方としては比較的スタンダードに正面からガチ強い戦闘系タイプ。オーバー取得のカブト特技で守りを固め、攻撃も天塵刀相当の雷神剣に<※修羅>と<元力:電磁>でダメージを増加、<■突き返し>もしてきます。かのアヤカシSSSの大激戦も生き抜いたそうです。
 実は第1次も第2次も男性キャストが1人だけという構成だったのですが。ハーレム状態でdkdkの魔法使い少年(ほんとはニューロ)に比べるとなんでしょうこの落ち着きは。(笑) みこみこぱわーと雅ヒロイン分が多めだった前回のPC3と比べてもぐっとオトナに。キャスト、相手のゲスト共に終始クールなPC3道を歩んでいました。うむ、これがオトナかぶとのおとな☆ぱわーというものでありましょう。 (´ー`)y-~~~
 他のキャスト陣に比べるといまいち出番が少なめだったかな、最初に印象を強める回想シーンを入れてもっとイメージを強化した方がよかったかな、などとも思ったのですが十分面白かったようで。今回は可能だった聖騎士vs(ピーー)のガチ(ピーー)で大いなる雷の力で(ピーー)したり剣の持ち手の力を示すのでした。

PC4:“語り部”サーラ・バラット

トーキー◎, マヤカシ, ミストレス● 24/女性)

 謎めいたコメンテーター。生まれは遠く雪と氷のイスラエル、ジプシー一族の末裔。生まれたときから視力を持たず、一族の掟でサイバー化を拒んでいる。世界を巡り民話・伝承を集めることを決意し、族長の祖母から与えられた動物と一緒に世界を巡っている。2/29のうるう年生まれうお座
 犬や猫、黒髪の男性執事に姿を変えるお付きの名はパーシィ。先祖が契約した魔神であり、第六感までもまったく持たない主に神秘学の知識を授ける。
 伝記を書いてくれという珍しい依頼で訪れた喫茶店エトワール。目がまったく見えない彼女の前で緑色の煙が上がった時、吟遊詩人の物語が始まる……

Player: SIN さん (しん)

 ネットや池袋近辺にデビウしてようやく半年経つというSINさんです。もういつもいつもmixiの行く先の記事のあちこちで見ていたので他人という気がしないのですが。(笑) 前から遊びたがっていたので今回御招待することにしました。なんと静岡から! 週末の帝都でのゲェムの予定を2連戦で立てるごとにわざわざ来ているそうです。偉すぎる!
 キャスト構成で一番難航したのがここでした。mixiの過去記事をかなり前までチェックしたり、キャストで本物という設定のサン・ジェルマン伯爵やいろいろが出てきたのですがいまいちしっくりこなかったり。初見ということもあり、検討の結果最終的にはPC4に回ってもらいました。本人の談ではなく回りからの評価を聞くのが一番であること、僕にとっても重要度が高いアクトなので失敗の要素をできるだけ排除したいというのもありますね。
 とすると今度は悩んだあげくキャストが変更に。出てくるはずだったトーキーは前にやったどじっ子魔王ジニア先生の『AQUA EDEN』で燃え尽きていわゆるモチベーションというやつが激減してしまったそ〜です。
 結果としてはそこで出てきたこの語り部サーラが物語にベストフィットだったのですから、最初から出してきてくれると一番楽ですね。(笑)
 さてそうしてはるばるイスラエルからやってきた吟遊詩人サーラ。お付きはウォッチャー相当、ルール的には<分心:アヤカシ>4 で召喚したエニグマと同一存在という扱いです。モデルがアレなので設定では犬だったのですが、今日はMeyさんが持ってきた猫のぬいぐるみ(『魔女の宅急便』のあの猫だったかな?)が似合うので、このアクトでは猫ということになりまちた。ゲストのダンテくんもぬいぐるみ付きなのでかなり愉快なことに。
 サーラ本人はN◎VA者にファンが多い Sound Horizonのアルバム『Elysion -楽園への前奏曲-』の『辿りつく詩』に出てくる盲目の詩人ルーナや、漫画/アニメの『ARIA』のアリシア先輩がモデルだそうでーす。テクスチャーがサンホラで中身がARIAのハイブリッド。SINワールドはすごいなぁ!
 アクト開始前はノートPC+スピーカーからは ENIGMA の天上の調べが流れていましたが、サーラの紹介のときだけサンホラを流してみたりしましたよ。
 肝心のアクト中は。まさにディアナの幻視の書に予言されし吟遊詩人の役にジャストフィット。あらあらまあまあ、ほんわかふわふわしたウェットな女性キャストとして、周りをぬいぐるみつきの(ピー)や(ピー)や(ピー)に囲まれて傍観者の役目を終えるのは非常に絵になったことでしょう!

RL:自分なので何も(ry

 さあやってきました第2回。シナリオ本編の改稿は時間的にも無理なので第1回のフィードバックはアクト中に反映する形にしました。
 意外に本日初同卓という組もけっこうあったり。アクト当日までもいろいろありました。Meyさんが風邪をひいてしまったり。なんと前の日にHIROさんも風邪をひいてでも当日は快調で安心したり。フクモリさんが仕事がデスマーチだったりしました。かくいう僕も前日は22:30まで会社にいたし帰ったのは零時だったんですけどね。
 だが! 我がひよこ帝国軍は本気だ! くわっ! (;゚∀゚)=3
ごはんを食べて某所を開店と同時に奪取していざ、天青石を求めて探索行開始となるのでした。



〜アクト中のエレガントだった一幕〜

 銀幕に映るのは、16世紀初め、ルネサンスの光溢れる欧州の町。
 まだ望遠鏡もない時代、フィレンツェの頭上に広がる夜空を(ピー)が見上げて終わるところを……今回は登場者がいた!
 丘の上に佇むモニョモニョの元を訪れたのは、黒い服に身を包んだ公子の青年だった。

とあるゲスト「やあ、アレク。君が占星術に興味があったなんて初耳だな」
アレクサンドル「そんなことで来た訳じゃない。警告をしておこうと思ってね。
 このイタリアにいるなら安全だろう。だが、トランシルヴァニアの方でまた争いが起ころうとしている。これも、我ら一族のさだめなのだろうか――」

 この人物は名のある吸血鬼の一族の公子、アレクサンドル。工藤夕維の父親である。アクトの舞台から500年ほど前の現在は、周囲からようやくニオファイト扱いされなくなった頃なのだそうな。
 何という偉業であろうか。『タイムトラベラーや、論理的に説明の付くエルダーのみ登場可能』と確かに記述してあるシーンに登場者が出てしまった。あの時間管理局さえも成し遂げられなかったハッチャケぶりである。(そもそも時間管理局は星月夜作戦にも参加してないYO!w)
 というわけで、


マイナス弟子 は 時間管理局 を 超えた!(*゚▽゚)



☆   ☆   ☆


 災いの街には現れるはずのない妖魔の群れ。白のガードコートを翻し、雷光をまとった刃で死霊を退けていた相馬 勇輔は、全ての秘密を覆い隠す夜の帳の中、一人の僧と出会った。

とあるゲスト「それがしの目に光は見えぬが、その刃がまとう雷光は感じられる。これぞ雷神剣とお見受けする。やはり貴公……パラディンか?」
相馬 勇輔「お前は……?」


☆   ☆   ☆


 定命のものから覆い隠された奥深く、月光の差し込むサロンの深奥。
 吸血鬼たちは、日光の呪いを解くともいう夜の聖杯の話に興じていた。

ナイスミドルのヴァンパイア「して貴公らは杯の秘密、どう見るね。‥‥おや、今夜は狭の娘まで来ておるようだ」
ツンデレおねいさんのヴァンパイア「そんなことより、あの不埒な魔狩人たちの方が問題ですわ! いつもいつも煩わしい……」

 会話にも加わらずに壁際に遠慮がちに佇む黒衣の娘は……ダンピールの工藤夕維であった。
 そして異相の瞳の少女の姿をした大公は、意外なことを命じる。

アルドラ「どうじゃ夕維。そなたが探してこぬか? 半人半妖のそなたなら怪しまれずに行けよう。我が血の契り、破るほどの魔力はそなたにはないはずじゃな」
夕維「はい。大公さまのお言いつけとあらば……」


一同「(ざわざわざわ)」
一同「おお、あの娘を探しに行かせるというのか……」
ツンデレおねいさんのヴァンパイア「どうしてアルドラ様はいつも、あんな小娘を寵愛なさるのかしら……(キーッ)」


☆   ☆   ☆


 ドールハウスのマネキン、パティの家の元を唐突に訪れたのは、とんがり帽子に青い服の物忘れの激しい老人だった。

青の魔道師「古い占星術の計算方法でやってみたんじゃが‥‥どうやらお前さんには、聖杯探索者の資格があるようじゃ。お前さん、てんびん座であろう。なるほど、魔術師の役はニューロな魔女っ娘まじかる☆パティであったか……」

まじかる☆パティ「あの……おじいさん?」

青の魔道師「いやネットで評判を探したらみんなまじかる☆パティと呼んどるんじゃ。Webは便利じゃのう。そうか、四人の正しき同胞を探し旅立つのがまじかる☆パティじゃったか。予言の通りになりそうじゃ。一人目がまじかる☆パティとは……いやはやまったくニューロエイジらしいのう。そうか、そうであったか……」

まじかる☆パティ「あの……おじいさん? Σ(´□`;)」

青の魔道師「じゃがな、夜の聖杯探索に成功したものは少ないといわれておる。まじかる☆パティよ、ゆめゆめ忘れることなかれ‥‥(お茶を飲んで去ってゆく)」

まじかる☆パティ「あの……おじいさん? Σ(´□`;)」


☆   ☆   ☆


 まじかる☆パティと(ピー)が店で相談しているところに、やってきたのは新たな客たちだった。遠い王国からやってきた黒い肌をした盲目の女性詩人。予言に記されし旅の仲間が、集い始めるのだ。

サーラ「あらあら、始めまして〜」
とあるゲスト「ををっ。てことはもしかして。そっちは噂のニューロな魔女っ娘まじかる☆パティさんでやんすか? ドールハウスじゃ有名らしいでやんすね〜」
まじかる☆パティ「Σ(´□`;)」

 まじかる☆パティ、有名だった!


とあるゲスト「ダンテ……お前……(とても悲しそうな瞳で使い魔を見る)」
とあるゲスト「へぇっ?(汗) ぐ、偶然でやんすよ。あっしは別に、そんな人間の行くいかがわしい店を探してた訳じゃないでやんす。あっしはいつも、アマーリア様一筋でやんすよ〜!」


☆   ☆   ☆


 そして情報量もボリュームがある本作。RLサイドからの誘導には前回からのフィードバックも活かせ、今回の探索者たちの進路は概ねスムーズだったと言えよう。重大な伏線が隠されている(ピー)や(ピー)を調べ忘れたりもしたが、許容範囲内である。
 そして予言されし探索を続けるまじかる☆パティ、亡き父と同じものを背負う(ピー)や(ピー)に出会う夕維、(ピー)の理由を考える相馬、ほんわりふわふわと猫と竜に囲まれて詩人役を続けるサーラ。彼らは重要度を下げて……とあるゲストをなかなか調べない!

とあるゲスト「オレ……もしかして今回も……スルー? (´Α`)」

 今は耐えよ、耐えるのだ(ピー)。これがエレがつトの星のさだめ。(注:うそ) 必ずや報われる時も、いつかはあるだろう!(ノ∀`)


☆   ☆   ☆


 そして今回、ぬいぐるみぱわーのちからは大きかった。演技には身振り手振りや表情の変化があった方がいいのと同様、やはり視覚的に分かりやすいものは理解しやすいのだ。
 机の上では小さな聖杯戦争が……

猫の姿をしたサムシング「(毛を逆立てて)フーッ!」
とあるゲスト「ををっ。なんでやんすか、なんかあっしに文句でもあるんでやんすか?」
一同「O(≧∇≦o)(o≧∇≦)o」


☆   ☆   ☆


 とある場面。分厚い閲覧者名簿を調べた一行は、悠久の時の中で、かつて杯を求めたものたちの名を知る。

とあるゲスト「うむ、これを調べるとよいじゃろう」
工藤夕維「これは……」

 そこにあったのは、人間の妻とダンピールの娘を逃がすために魔狩人の刃の前に滅んだ、夕維の父親アレクサンドルの名だった。災厄前の世界で、彼もまた夜の聖杯を探していたのだ。(ピー)の発展に貢献した(ピー)の弟子(ピー)とも、ヴァンパイアの公子は知り合いだったのだ!
 そしてもう1名、サーラが見つけたニューロエイジの探索者の名は、

             万能科学

 サーラの中の人がよく遊んでいるRIKI-Oさんのキャストだそうな。中の人はまだこのシナリオを遊んでいないのにキャストはもう探しているとは、いやー自衛業は違うなぁ〜 (´ー`)y-~~~


☆   ☆   ☆


 中の人が混沌の詩人だけあって、サンホラ+ARIAの異種ハイブリッド生命体の詩人サーラはほんわかふわふわと癒し系ぱわーを発揮する。

とあるゲスト「ってことはお前さんたちをここでやっつけちまえば秘密の聖杯戦争のいい土産ができるってわけだな。う〜ん、女を相手にするのはオレの流儀に反するんだがなぁ」
サーラ「あらあら〜」
とあるゲスト「かーっ、やりにくいなぁ。おうおう、そこでもっと悪っぽくしてくれないとオレが気持ちよく倒せないじゃねえかよ」

 盲目である代わりに第六感……はまったくなく第五感のみ、隠秘学の知識も連れの魔神頼みのサーラには、さる(ピー)を前にしても可愛い子犬のようなサムシングが見えていたようだ。

サーラ「それで、そんな勇敢なあなたのお名前をまだ伺っていませんでしたが、何というのでしょうか?」
とあるゲスト「おうよ! オレ様の名は(ピー)。剛力無双のいくさ人よ。
いまは(ピー)様の大冒険に力を貸してやってるところだ」

Meyの人「いま、総帥がとてもうれしそう!☆」
RLの中の人「ムキィ!ヽ(`ー´)ノ だってこの台詞プレアクトページにも書いてあるしFLASHムービーにも出てくるでしょ! そのキャラの代表ゼリフは1回は言わなきゃダメなの!(バンバンバンバン」


☆   ☆   ☆


 とある場面。故あって面々は、水晶の棺の中に眠る、様々な種族の英雄たちを見つける。前回の探索者たちは色々な人物を発見しすぎてしまっていたが……今回は……

 詩人サーラのそばで犬や猫、黒髪の青年執事の姿に変じて主を護る魔神パーシィは、棺の中にサーラそっくりの女性を見つける。それは……


 かつて仕えたマスター


 相馬 勇輔は厳しい顔である棺を見つけた。星の都で大激戦を繰り広げた恐るべき魔王。だが文字通り鬼女の如く憤怒の形相をしていたそのサムシングは、穏やかな顔で眠っていた。なんとなれば、それは……


 ジュディア・ラーヴァナ (アヤカシSSSに出てくる敵)


 まじかる☆パティはまったく見知らぬ、だがどこか親しみのある異国の女性の姿を見つける。それは……


 聖書に出てくるマグダラのマリア


 工藤夕維はある女性のヴァンパイアの棺を見つけた。強大なエルダーの魔力を有する古の血族。杯探索の途上で出会った紫の長衣を翻す女性とは、また別種の雰囲気をもった吸血鬼。


 紅玉のエド


 実はこれは、知る人ぞ知る『Only Time』とゆー財団製しなりおに出てくるゲストなのだ。


RLの人「いや、もうちょっと周りに分かるシナリオから採った方がいいと思う! (((( ;゚Д゚)))」


 そして……シーン背景に眠っていた大きな竜の亡骸は……どうもあの“月の骨”のものであった……らしい!(ノ∀`)



☆   ☆   ☆


 そしていちおう退魔師を兼任しているまじかる☆パティの幻術で、虹色の橋が架かり、ついに(ピー)への道が開かれる……


 解き明かしてはならぬ天青石の杯の秘密。

とあるゲスト「では……我がマイスターの探索は、無意味だったというのか?」
工藤夕維「そんなことはありません。誰も(ピーーー)ことに意味があるのでしょう……」


☆   ☆   ☆

サーラ「みなさんこんにちは。サーラ・バラットです。
今日語るのは、2人の魔術師の話。これは、決して悲しい物語ではありません。これは、あなたの物語……」

 砂漠のオアシスから現れた語り部が語る物語は本にもなり、子供たちにも知られるようになった。“光のヴェール”“狭の娘”“聖騎士”“語り部”その他諸々のハンドルだけが記された登場人物が実在したのかは、一部の者しか知らない。

 そしてその後の展開は……前回のゆずゆずと概ね同じだった!(ノ∀`)


☆   ☆   ☆


 “聖騎士(パラディン)”の名を冠していても、とりたてて信仰心は持ち合わせていなかった相馬勇輔。
 だが探索の旅を終えた彼は珍しく花を供えると、神に祈った。

とあるゲスト「そうか、貴公が祈るとは知らなかった」


☆   ☆   ☆


 物憂げな主の元を離れ、サロンを後にする夕維。
 闇の中で彼女の後ろから近付いてきたのは、黒い天馬の引く魔法の馬車だった。
 開いたドアの中から半妖の娘を招くのは、ルーンの秘文字を記した長衣の女性。

とあるゲスト「これからオペラを観に行くところだ。そなたも来るか?」
工藤夕維「はい、あなたが望みとあらば」


 夜の民たちを乗せ、夜色の馬車はゆっくりと消えてゆく……


☆   ☆   ☆


 一番最後は、(ピー)の店でまじかる☆パティと面々が集まってお茶会をすることになった。(ピー)や(ピー)用にはきっと小さなカップがあったに違いない。


相馬勇輔「この紅茶は、古い銘柄なのかい?」
とあるゲスト「はい。わたしの故郷のある地方に、昔から伝わるものです」
相馬勇輔「なるほど。変わらないものもあるってことだな」


...XYZ !!



★   ★   ★


 アクトは前回の6時間きっかりより若干短く終了。随所にシェイプアップをいれた分の時間が浮き、今回はなんとパラディンが(ピーー)と(ピーー)してハッスルする場面を入れることができました。誘導も前回より全体的にスムーズに進み、アクト運営の点では2回目である成果は出せたと思います。じゃあアクト本編はどうかといえば、もちろん第1回と同じく大成功ですけどね。 (*^▽゚)
 (ピーー)してハッスルする場面のBGMに使った曲が、シナリオのイメージソングの1つっぽくなっていた abingdon boys school のアニメの歌だったのですが。HIROさんが気に入ったようなので教えてあげました。そういえばコドギの後番組の『DARKER THAN BLACK -黒の契約者-』の主題歌も歌ってましたね。

 物語の雰囲気をよく汲み取り、各々に相応しい選択をして星の杯の探索の物語に相応しい盛り上がりに貢献してくれた皆様には感謝したいと思います。

 ……さて。続く第3次、第4次聖杯戦争もとい聖杯探索行も実は迫ってきています。
 星々の位置は今や正しく、占星術の計算による探索者の名は既に予言されました。冥王星の姿が見えないのが残念ですが、約束された勝利の卓の幻視は見えているのです。
 星々の導きがあれば、彼らの姿を見ることが出来ます。慣れないPC1ロードに挑む原質解析修羅や。居並ぶアヤカシの英雄たちに続く戦士グラムとパシリ魔王の姿が。あの美しい草原で故国に想いを馳せるフレデリカ姫の姿が。サムシングやサムシングを引き連れて旅を続ける有栖川重工の家庭用ドロイドの姿が。勝手に聖杯戦争を始めてくれるのであろうブラックセイバーさんの聖剣の光が。
 同時並行プレアクトの嵐も収束した! ひよこ帝国軍、状況を開始! 杯作戦を続行なのだ! (;゚∀゚)=3


『セレスタイトの杯』プレアクト情報ページ
(一番下にゲスト集合イラストが追加&探索者名簿が更新されました)


おわり