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『セレスタイトの杯』第1次聖杯探索行

 準備を経ていよいよ始動しました杯作戦。第1回が無事大成功を収めましたので記録に残そうと思います。
 さてそんなこんなで始まりました第1次聖杯探索行。第1回はいち早く希望があった4名、割と各方面からの異色のメンバァとなりました。


 話を聞くと最近会うようになったばかりや、セッションでの同卓は初めてという関係も多かったよーです。おお、どんどんと不確定要素が増えていきます。しかも完全新作。dkdkのwkwkですよ。テストプレイなんてなしの第1回から本番ですよ。だが! 我がひよこ帝国軍はいつでも本気だ! (;゚∀゚)=3


★   ★   ★

セレスタイトの杯』第一次聖杯探索行

PC1:“輝ける魔術師〜ShiningWizard〜”ケイジ・バンデラス

ハイランダー◎●, ニューロ, カブキ 16歳/男性 ニューロ:ゲートキーパー

 キャストであまり見ない“オラクル”をまとい、魔法の師匠のマーリン先生から贈られたという白木の杖を携えた少年。電脳世界は全てが魔法だと主張し、呼吸するように様々な技を操る。<社会:アストラル>すら持っていないが魔法の腕は立つ。4/1エイプリルフール生まれのうお座
 いつも唐突に現れるマーリン先生から告げられたのは、占星術の計算によるとうお座生まれの自分に、夜の聖杯を探索する資格があるとの話だった。夜の民、剣の持ち手、吟遊詩人の正しき旅の仲間を揃えれば、伝説の“セレスタイトの杯”への道が開かれるという。アレクサンドリア第四図書館への道順を告げ、先生はまた唐突に消えてしまった。
 そして、全ての秘密を覆い隠す夜のヴェールに覆われたN◎VA。滅多に出ないはずの妖魔の群れと出くわした少年は、旧知の少女と出会う……

Player: hide さん (ひで)

 ニルヴァーナの帽子が目印のオサレマンとニューロ魔法を使う少年が先日の『星月夜作戦』12thに続いてやって参りました。ひでわーるどはキャストのモデルに俳優が多かったり中の人が音楽スキーだったので趣向の近さを前から期待していたのですが。本日アンダーワールドも聴くということが発見。イギリスのデジロック系では伝説の underworld ですよ! ウホッ、同志発見!(;゚∀゚)=3 オデもよくセッションのBGMに使うぜ!
 セッションに音を使う人は時々いるので、僕もウホッとしながら見ているのですが。大抵出てくるのがコンシューマーゲームのサントラとかアニメの曲とかその辺が多いので本日は新鮮でした。(別にアニメ系が全部ダメという訳じゃなくてもちろんセッションに使えるいい曲もあるんですけどね。菅野よう子とか。)
 そんなhideわーるどからまたもケイジ少年がやってまいりました。<芸術:魔法>で全てのニューロ技に「テクスチャー」を貼り付けるあの可哀想な……いや、輝ける魔術師の少年が今度はPC1に推参です。
 円卓騎士団が聖杯を求めた如く、災厄前、災厄後の双方に名を残す夜の聖杯を求めたのは数々の妖精騎士やアヤカシの英雄たち。そんな伝説の“セレスタイトの杯”を第1回から探しに行くのが、アストラルの「ア」の字も入っていない超☆魔球のニューロ少年。いやまったく、ニューロエイジはすごいなぁ!
 今回は<ニューロ:ゲートキーパー>はあらゆる行動にリアクションができることにRLサイドからも認定し、本人が<※封印記憶:自動防御>の成長の構えに入りながら、ゲスト陣のうち一体何人ウェットなのかガクガクしながら探索の旅に挑みました。まあ、(ピー)なんですけどね!(ニヤニヤ
 驚愕の事実が明かされる最初のシーン以降可愛いイラストつきの(ピー)からは若干距離を置いたり、アストラル界へ行くシィンではあわやまったく役に立たないイラナイ子になりかけながらも、魔術師として様々なエフェクトを活用しながらがむばりました。
 勇者とは、魔術師とは、そんな細かい定義はもはや不要でありましょう。だいたい定型化したしなりおの記号的なゲストとかヒロインを拾うという言い方をぽっくんが嫌うことぐらい分かっているでせう。そこに浪漫があればよいのです。かくして輝ける魔術師は、探索の旅の果て、遂に夜の聖杯の探索を成就する……!


PC2:“舞姫”ラクエル

(アヤカシ◎, クロマク, カタナ● カタナ:シュラ 外見15/Female)

 ストリートの何処かにあるという何でもそろう店の主人。黒いドレスや着物を着ることが多い黒髪のまだ幼い少女だが、その正体は齢一千を経た旧きヴァンパイア。欧州トランシルヴァニア地方が出身とも言われる。常に脇に控える青年執事の名はソウル・ハーヴェスト(アヤカシ◎, マヤカシ, ミストレス●)。ラクエルの好む紅茶係にして、変身すると巨大な鎌となり、運命すらも刈り取る強力な呪術兵器である。5/29日生まれのふたご座。
 旧い友人でもある女大公とのお茶会のために訪れたサロン・ドルファン。夜の種族たちを日光の呪いから解放するともいう、夜の聖杯に秘められた力の話でサロンはもちきりだった。青白い月光の元でどこか物憂げに見えるアルドラ・ドルファンが語る旧友の話。彼女は、昼の世界には錬金術師として名が残っている、旧友クレメンテの消息を確かめてきてくれと頼むのだが……?

Player: Be級爆弾 さん (びーきゅうばくだん)

 昨年末の『砕世の綺想曲 -vuide-』やしばらく前の『ニューロエイジ横断ウルトラクイズ』でも一緒だったBe級さんがいちはやく希望を出したので参戦となりました。何でも最近1月に1回程度僕と遭遇しているそうです。w
 闇の舞姫ラクエルたんは鎌を携えた黒のドレスのヴァンパイア。割とラノベ時空に住んでいます。ライトノベルの口絵の見開きカラーイラストで鎌を構えてたりしそうですね。w
 何となく想像がついてはいましたがラクエルは最初はアクトのために急遽作ったキャストで、細かい設定もなく一千歳というのもその場の思いつきだったとのことでした。
 あおいちゃんの月葵さんRLの『砕世の綺想曲 -vuide-』では同じく吸血鬼のクラリス・テレイン=アシュレイと一緒になり、外見は美少女だけど超鬼畜の超アヤカシとしてかなり暴れていましたが、まあそれもそのはず。あの時は回りも酷くて天色くんとかエムくんとかおまけにうちのアレクぽんとか酷い面子でしたからね。ええ! (ノ∀`)
 今回用に急遽創った新造キャストよりは少しでも知っているキャストがよかろうということで、夜の民の代表として夜の聖杯探索に加わってもらうことにしました。
 今回は新作の第1回ということもあり検討を重ねたのですが、実は1番懸念していたのが彼女でした。単に「自分の方が旧い→偉い」の短絡的な図式ではシナリオの雰囲気に完全にそぐわないからです。
 しかし聖杯探索行が始まってからはそれも杞憂でした。雰囲気を読み取り、夜の貴族たちの代表として実にエレガントに。あまりにエレガントなのでなんか別のキャストかと思うぐらいでしたが、そこは胸に秘めて!www
 悠然と登場する様も、ハーヴェストとお茶会する様も。(ピー)に眠る(ピー)に涙する(ピー)に優しい声を掛けたのが他の誰でもなく、永遠の定めを背負うラクエルだったというのも、実に物語の雰囲気に相応しかったと言えましょう。
 そして最も印象に残った場面といえば、なんとなれば、終幕のあの一幕でありましょう。共に夜のさだめを負う(ピー)と再会したラクエルがつぶやく過去の記憶。「――でも、覚えているのは、トランシルヴァニアの冷たい風だけ」
 このひとことに、時の超越者たちの全てが詰まっているのです。そう、私は、これがやりたかったのだ! ヽ(´▽`)ノ


PC3:“剣の姫巫女”刃姫 (“つるぎのひめみこ”じんき)

(バサラ◎, カタナ, アヤカシ● 外見10代前半/Female)

 新星大社で掃除や巫女の修行に勤しむ見習い女の子。黒髪に巫女装束、今は珍しくなった姫口調で話す。
 その正体は鎌倉時代隕鉄から鍛えられた魔を払う霊剣と、儀式に身を捧げた姫が具現化した姿。数々の物の怪を斬ってきたが徐々に存在を忘れられ、倉庫の片隅で埃を被っていたところを助けられた。力が弱った今は小さな女の子だが、本来の姿は高貴な姫君だとも言う。刃の銘は祓清枉津討太刀(はらいきよめるまがつうがちのたち)、日本神話に名高き霊剣布都御魂(ふつのみたま)に近しい神聖なる刃である。5/5生まれ、西洋占星術ではおうし座。
 桜が咲く前、春を迎える前の新星大社の夕暮れ。刃姫がほうきで掃除をしていると、珍しい参拝客がやってきた。真教徒らしい盲目の修行僧。僧は問う。「姫たちの奉ずる八百万の神々は、闇の中にも光を与えてくれるのか」と。
 そして霊気の乱れし新星市の夜に。西洋伝説に名高いセレスタイトの杯の探索の旅に、剣の持ち手として東洋の巫女が加わる!

Player: きたみちもどる さん

 最近は『アルトネリコ2』の発売にハッスルしているきたみちさんです。巫女スキーとしても知られています。懐かしや、『星月夜作戦』2ndのときにオトナかぶと(でも真のPC1)として参戦しました。やはり今回はキャスト中に1人和テイストが際立つのとゲストとの対比とみこみこぱわーのため、カタナ枠に巫女さんで入ってもらうことにしました。
 さァ! 全国ウン千万の巫女スキーの皆さん。鎌倉の流れを引く正統派の巫女ですよ巫女! シナリオ本体は勿論、東洋出自のキャラクターでも問題ないように造っているのですが、聖杯伝説とも関連し西洋ベースの“セレスタイトの杯”への秘密の扉を開くのが巫女。いやー、ニューロエイジはすごいなぁ!
 刃姫の姫は魔器の一族で<元力:器物>や<鋭刃>で補強し、霊剣本体は天塵刀相当という造りです。中の人は某みこなぎの人のように知識はあんましないとのことですが、そんなことは関係ありませぬ。巫女がいればいいんです! ( ´∀`)
 漠然と想定していた戦闘系キャストよりもかなりウェットな感じでしたが、それも剣の姫巫女には相応しいものでしょう。武人として互いを讃え、素直に驚いたり悲しんだりするさまは、日出ずる国の魔を払う清冽なる刃の化身にこそ相応しきもの。
 実はシナリオ内のほとんどのシーンが夜で雪の北国に行く場面もあり、想定している季節はあまり春っぽくないのですが。刃姫のために今回のアクトは春にして実に和テイストな季節感が加わりました。桜の咲く前の神社で出会う剣の巫女と盲目の武人。そして桜の散る中で再び出会う二人。キャスト陣でもヒロイン(?)としてひときわ雅に輝いていたと思います。
 びっぐなんばーの人にフラグを立てられそうになっていたのはRLサイドとしても予想外でしたが、それはさておき、世界はあの桜のように、まだ美しいのです!


PC4:“お茶の間のかしまし娘(アサルトトーカー)”柚木 詩那 (ゆずき・しいな)

トーキー◎●, カリスマ, マネキン 17/女性 将来はトーキー:デスペラード予定?)

 N◎VAスポ所属の新人アナウンサー。よく回る口のマシンガントークと突撃取材でお茶の間を賑わせている。茶髪をポニーテールにまとめた元気が取り得のいきのいい小柄な娘。愛称はシーナ、もうひとつはゆずゆず。8/8生まれの獅子座。
 古い魔道書の発見がN◎VAスポ3面を賑わせた頃。彼女は伝記小説を書いてほしいという妙な依頼を受けていた。電話するととにかく新ネタを取ってこいと言う九条政次。トーキー御用達の喫茶店“エトワール”に現れたあからさまに怪しい依頼人。そして、彼女の目の前で緑色の煙が上がった時……
 伝説に名高き夜の聖杯の探索行に、吟遊詩人がいま加わる!

Player: sigane さん (しがね)

 プレイグループ集合体チームゆえの取材班(嘘)のsiganeさんです。勇者ケイジくんと一緒に『星月夜作戦』12thにPC1&ヒロインとして出てきたゆずゆずのシーナたんが(性格が)ウェットな女性トーキーとしてぴったりだったので、PC4枠として再び参上願うことにしました。ヒロインにはポニーテールも……いや、これは総帥命令であります! (コホン)あまりカリスマっぽくないので、最近キーもトーキー◎●に変えたそうです。
 さて、ここはニューロエイジです。千早トイズからは竜のペットロイドも売っているし、頭を動物に変えるコスメティック・サイバーウェアも出回っているのです。それを考えればゆずゆずが、(ピー)や(ピー)と出くわしても恐れずに頭をなでなでしに行くのも一般人らしい行動として説明がつきましょう。いやー、ニューロエイジはすごいなぁ!
 アクトが始まる前から中の人にはゲストの(ピー)がとても好評だったのですが、アクト中も愉快な迷コンビに。そしてもう一匹の(ピー)ともさらに迷コンビになりそうだった予感が‥‥がんばれゆずゆず! 次の取材はオーストラリアだ! (*゚▽゚)ノ
 趣味全開浪漫全開アストラル全開な本作において、最初から最後までガチ一般人の驚き役(いやごめん。驚いてなかったYO!w)として、<壁に耳あり>しまくりでがむばりました。ケイジ少年が勇者爆誕を警戒してせっかくイラストつきの可憐な(ピー)とも若干距離を置いたり、ラクエルたんはエレガント演出で一杯だったり姫は心の中が(ピー)のことで一杯で乱れていた分、シーナたんが聖杯探索者チームを一番たくましく引っ張っていたような気もいたします。w
 そういえば。最後に神業が余りそうになった途端に人のフラグ立てにまで走り出したのは完全に予想外でした。本作は親しい人のキャストや僕自身のキャストで各枠を想定しているのですが。我がひよこ帝国軍のとあるトーキーがこの枠に入ったら、確かにやはり同じようなことを……あ……あれ? どうしてこんなに涙が出てくるんだろう‥‥(;´Д`)
 いや、それはさておき、予言書に記されし正しき同胞の吟遊詩人とは、お茶の間のかしまし娘のことだったのです!


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 というわけで今回は魔法使いの弟子の少年の周りは、一千年生きている吸血鬼のゴスロリ美少女と、鎌倉時代から生きている霊剣の化身の姫口調の巫女のおなご、ポニーテールのトーキーっ娘という、キャストサイドもヒロイン百花繚乱ハーレム状態でケイジ少年にとってはdkdkの展開と相成りました。ゲスト陣も女性が多いのでなかなか華やいだカンジになりました。なんかあの漫画で女の子の学級を担当しているあの某魔法先生のようです。
 春はアニメ等諸々も新番組の季節ですが、これなら視聴率諸々の点でも何らひけは取らないでしょう。我々は、戦える! (=▽=)ノ


(……はっ!) い、いけません。これではRのつく財団が絵面での人気で安易な萌えに走っているような印象を与えてしまいまする。これは全て、深謀遠慮に基づくひよこ総帥の総帥命令なのであります!
 ジーク・ひよこ!(敬礼) ひよこ帝国の宣伝大臣も兼任するひよこ総帥直筆のひよこ紋章つきの命令書を見せられては、全力で遂行するほかありません。そういうときは、ひよこ親衛隊が徴用しているフォルクスワーゲンの宣伝カーで巡回を開始して、


「ざいだんは いつでも えれがんと です! (*゚▽゚)ノ」



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RL:自分なので何も(ry


 やってきました第1回。実はけっこう前から次回はアストラル物しなりおを作ろうと本作は構想していました。形になるまでは秘密裏に、題材や登場人物や物語中の要素をいろいろ考えたり関連作品を見たり、歴史を調べたりテーマに選んだ音楽と共にあれこれイメージを広げたりして今に至るのですが。
 その間現実でも様々なことがあり、他のアクトに注力した時も、おしごとが大変だった時も高いストレスを受けていた時もありました。そんな時も常に共にあった本作がいま形になる。登場人物たちには命が吹き込まれ、物語の世界には色と音が付き、天上の星々の光の元に天聖石には輝きが灯り、全てのイメージが形を帯びる。あの王国と星の城と静かな草原に。超新星の街の夜と雪の舞うロンドンに、フィレンツェの町に響く鐘の音に、ペルガモン博物館の最後の会合に。
 細かな指定と雰囲気をよく汲み取ってもらったイラストと正式版執筆前に造ったタイトル画像、完全なプレアクトページとモチベーションに火をつけるに十分なFLASHトレーラーと共に、今……寒い冬が去り、桜が咲くこの季節に、万全の体制でいよいよ杯作戦を始動できる。そう考えると、非常に感慨深いものがあります。


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 今回は主要ゲスト中の一匹、竜のダンテくん用にぬいぐるみを用意しました。ビバ通販。実際に探したりもしたのですが、竜のぬいぐるみというのはあまりないものですね。というかあれですよ。家族連れで賑わうデパートのぬいぐるみ売り場で独身貴族がうろうろするのはやっぱりイクナイと思うのですよ。ビバ楽天
 FLASHトレーラーの公開時などから、いらすとぱわーもあって特に女性陣にダンテの受けがよかったのですが。アクト中はもう一匹、(ピー)も人気が出ました。確かに普通にN◎VAを遊んでいると、こういう小動物系などの系統のキャラクターはあまり出てこないかもしれませんね。w


 そして出力の大きいスピーカーで強化した音の方は。全体のテーマに選んだのはヒーリングミュージックのパイオニア、魂の波動を宇宙に広げる ENIGMA の天上の調べの数々。忘れられた妖精郷の調べには、 underworld が担当した映画のサントラから。ケルトなのでイタリアでなくアイルランドなのですが、Celtic Woman の新アルバムの曲も。
実際のアクトには出てきませんが、今アニメでやってる D.Gray-manabingdon boys school が歌ってた最初の歌もテーマソングの1つっぽくなってましたよんよんよん。 (っ´▽`)っ




〜アクト中のエレガントだった一幕〜



 そして始まる聖杯探索行。秘せられたアヤカシの図書館で、様々な場所で、災厄前から伝わる伝説を追う旅が始まる。
 例によって情報量もボリュームがある本作で面々は懸命になった。今日の為に強化してきた刃姫の<社会:アストラル>3Lvや。詩那の<壁に耳あり>もゲストの(ピー)と一緒になって聞き耳しまくりである。鎌倉生まれの姫の<社会:武蔵国>やラクエルの<社会:トランシルヴァニア>も活躍する。
 そして主人公のケイジ少年が使うのはやはり<芸術:魔法>であった。きっと舞台裏では、『星月夜作戦』12thでも大いに役立ってくれた軍事萌えの軍事妖精さんががむばってくれたに違いない。(ぉ


軍事妖精さん「東西冷戦も熱いけど第二次世界大戦も超燃えなんですよ!(ハァ ハァ
 ドイツ軍は制服が世界一カッコEEEのであります。あれに比べたら連合軍や大日本帝国軍なんてイモであります!(グルグル」


ケイジくん「(´._ゝ`) ふ ー ん」


☆   ☆   ☆


 第四の図書館に集結した彼らは、星々の巡りの元に探索者が集ったことを知る。図書館入り口の分厚い名簿には、今はもう失われた言葉から現在のニューロタングまで、世界中の様々な言葉で様々な探索者の名が記されていた。

トレボニウス老「ふむ。それじゃあお前さんたちの名を、この閲覧者名簿に書いてもらおうかのう」
刃姫「では、わらわも書いてみようぞ」


 毛筆ですらすらと大きくひらがなで描かれた文字は


「じんき」


 姫は達筆だった!(ノ∀`)


 そして、探索者たちが見つけた、『セレスタイトの杯』の過去の探索者の名の中で見つけた興味深い名は……



 ニューロエイジはすごいなぁ! ちなみにかのナポレオンも探していたのがその後判明した。


☆   ☆   ☆


 新星大社を訪れた修行僧との意外な再会に心を乱される刃姫、夜の霊気の中で出会った同胞に思うところある舞姫ラクエル、ぬいぐるみ感覚で旅を続けるゆずゆずと聖杯の真実を探すケイジ少年。がむばった彼らは、とあるゲストのことを調べるのをずっと忘れたままの状態が続いてしまった!


ケイジくん「次は‥‥大英博物館のことも調べるよ!」
アマーリア「はい。エノク語なら、わたしもマスターに習ったことがあります」
とあるゲスト「オレは‥‥もしかしてスルーかよ? (´Α`)」


 こうなるのは分かっていたんだ‥‥。許せ、快男児(ピー)よ。なぜなら、チミは、エレがつト担当だからだ!(ノ∀`)


☆   ☆   ☆


 とある場面、探索者たちは、故あって戦いに疲れた様々な英雄たちが眠る場所を訪れるシィンがある。水晶の如く透明な棺の中には、様々な種族のアヤカシの英雄たち、偉大なる魔術師たちが眠っているのだ。
 この場面では、探索者たちが色々な人物を発見しすぎてしまった。


ラクエル「そう、彼もここに眠っていたの……」


 闇の舞姫が見つけたのは、闇の貴族たちに名高きあのドラキュラ伯爵。


ケイジ少年「やっぱり、聖剣は消えていたんだね」


 輝ける魔術師が見つけたのは、アーサー王と円卓の騎士たち。(王の傍らからエクスカリバーは消えていた)


ケイジ少年「でも、マーリンの墓は空っぽなんだね……」


一同の中の人「お前の先生だろ! (`▽´)ノ」


刃姫と刃姫の中の人「では、やはり初代の天皇であらせられる神武天皇の墓もあることにしてはどうじゃ?」


RLの中の人「いや、キミたち、さっきから風呂敷を広げ過ぎなので世界中の英雄の皆さんにちょっと畏れ多いと思う!(((( ;゚Д゚)))」


 そして、キャスト一同は見なかったことにしていたが、災厄前の日本人の墓もあった。なんとなれば、墓碑に刻まれた名は……


             王 貞治
             長嶋 茂雄
             バース

 確かに剣の持ち手には違いないが、どうして夜の聖杯探索に球界の英雄が出てくるのかとPL面々の頭の中を小一時間(ry
 そして、ケイジ少年は冒険に旅立ったまま行方不明だった、自分の父を見つけた!


☆   ☆   ☆


 そして、解き明かしてはならぬ天青石の杯の秘密を知った探索者たち。元の世界に戻った一行はそれぞれの生活に戻っていた。
 柚木 詩那は顛末を子供たちが喜ぶ童話に仕立て、世に送るのだった。


とあるゲスト「さっすが、ゆずゆずのお嬢さんに頼んだ甲斐があったでやんす……(ほろり)」


 喫茶店エトワールは感動的に終わると見せかけて終わらなかった。とある人物が乱入してきたのだ。


ウェイトレスの人「あの、お待ち合わせの方があそこに……(困)」


 アサルトトーカー、故あって次はなんとAXYZに取材に行くことになった。なんか、全然心配なさそうな気がするのはなぜだろうか?


ゆずゆず「がんばるぞ〜(おー)」
とあるゲスト「え? あっしは行けないでやんすよ?」


☆   ☆   ☆


 春風の元、桜が散ってゆく新星大社。そうじの手間は増えるが、ここに日本の美があるのだ。
 舞い散る花びらの中で二人の人物が再会していた。そよ風が刃姫の巫女服と黒髪を揺らす。もう一方に佇んでいたのは、魔法の眼帯を揺らした修行僧であった。


刃姫「世が世なら、わらわの主はそなただったかもしれぬのに……(ぽわぽわーん)」
とあるゲスト「なるほど……姫は、日出ずる国の霊剣に相応しい清き心の持ち主であらせられるようだ」


 いいカンジで終わるはずだったの……だが! 刃姫はちんまい子様らしいのでローティーン、計算するとこの2人はほとんど20歳近く違うのに、フラグを立てんとやってきた恐ろしいPC4がいた。恐るべし、ゆずゆず!


とあるゲスト「……ところで姫。それがし、先ほどから人の気配を感じるのですが」
刃姫「妙じゃな。わらわも同じ事を思っていたのじゃが……??」
ゆずゆず「(コソーリコソーリ)」


 いや、20歳違いではない。鎌倉幕府成立は10世紀だから1千年以上違っている。だがそれでも人のフラグ立てを目論んで必殺の《ゴスペルの構え》に入るゆずゆず、恐るべし!
 だが、この時は結局闖入者は去っていった。(ぉ


☆   ☆   ☆


 気まぐれからラクエルが寄ってみた夜のオペラハウス。リヒャルト・ワーグナーの有名なオペラが終わり、ワルキューレの騎行の勇壮なる調べが遠くから響いている頃。
 ラクエルは夜の同胞を見つけた。漆黒のドレスをまとい、人間の女性に紛れて鑑賞していた時の超越者に。


とあるゲスト「そなたは知っているだろうか。年経たヴァンパイアはいつしか過去を忘れ、狂気に陥り、つまらぬ想いに支配されてくだらぬいさかいを起こすものだ。
闇の舞姫、そなたは人間だった頃を覚えているか?」
ラクエル「覚えているはずよ。記憶の片隅の何処かには覚えているはず。
でも、それもいつしか消えていってしまう。
もう、覚えているのは――トランシルヴァニアの、冷たい風だけ」


とあるゲスト「私も覚えている。あの街に、あの旗がはためいていた頃のことを。……想いに縛られていたのは、私の方だったのかもしれぬな……」


 自らの尻尾を噛んだウロボロスのメダル。闇の舞姫はその上に、そっと今はもう滅んで久しいトランシルヴァニア公国の銀貨を乗せた……


 今回のエレガント大賞は、この場面に決まりだ! ヽ(´▽`)ノ


☆   ☆   ☆


『別の時代の夜にまた、会いにゆけるかもしれない。それまで、君の望むままに……』


とあるゲスト「これは、マスターの声?」


 聞こえてくるはずのない声に、少女は外に出た。


とあるゲスト「そう……。これはきっと、ケイジくんが魔法で聞かせてくれたのね」


 だが、輝ける魔術師の姿は通りには見当たらなかった……


                 ...XYZ !!



★   ★   ★


 アクトは休憩も入れてほぼ6時間。区切りのイベント毎に経過時間もメモしておきましたし、明確な感想会をやらなくとも多数のフィードバックを得ることができました。実際のアクト運用でどうキャストが動くか、どこでPLが誤推測したか。どこが想定通りの動きでどこが想定外だったか。真実を匂わす演出は通じたか、ゲストはどこでどんな印象を与えることができたか。どこを強調すべきで、情報はどこまで理解されたか。シナリオ本編をいつ改稿するかは不明ですが、全てのフィードバックを次回以降に活かそうと思います。
 ポイントはやはり時間短縮時のシェイプアップ箇所ですね。これは元から分かっていて、バックグラウンドも情報量も登場人物数もイベント数も普通のシナリオよりボリュームがあるからです。僕は基本的なプレイスタイルとしてキャストの設定の活かし方や場面の描写が平均より細かいというのもありますね。次回以降、柔軟に対応していこうと思います。


 今回はアクトの残り時間と、キャスト全員の各々の個性に合致した選択から、全面的な(ピー)が完全に回避されました。その分エンディングをじっくりとエレガントにやったので、こちらで完全に正解だったと思います。
 その分幾つかの神業が余ってしまったのと、このアクトのためにキャストを幾らか強化してきていた方々には申し訳ないのですが。アクトの細部を思い返すと、神業なんて使わなくても殺し合いなんてしなくても、各々の活躍、スポットライトの当たったシーン、それぞれのキャストの設定によく合致した場面、笑いもギャグも「楽しかった」の声も「ゲストが可愛かった」「ゲストがかっこよかった」の声も沢山ありました。
 セッションの楽しさは定型ルールだけでは計れない、神業をうまく使ったかどうかだけがアクトの楽しさだけではない……という事実を改めて実感した日でもありました。


 第1回目から物語の雰囲気をよく汲み取り、それぞれのキャストによく似合った選択をしてくれた第1次聖杯探索行の4人の皆様には改めて感謝したいと思います。



 その後は近くにいた紅河さんお別れ会(うそ)の面々と合流して食事に。杯作戦組で勝利を祝ったり。様々な四方山話をしたり。hideさんが『星月夜作戦』の今までの顛末を聞くので、10th作戦が紅河村の亡霊騎士ヴァルツが一番ふつうで回りがいかにアレだったかを回想したりしました。


〜第1次聖杯探索行のリンク集〜
〜おまけ〜

やったら面白いなあと考えつつ、ケイジ少年の全存在を否定するのでやっぱりボツにし、実際のアクトの展開でも起こらなかった一幕


ケイジくん「ヒロインとイチャイチャしなくたって僕がPC1なんだ! シャイニング・ウィザードの超魔法をくらえ!」


どっかーん
バリバリバリ
【なんかすごい大魔法。の、テクスチャーが掛かったニューロ技】
ひゅいーんひゅいーん


とあるゲスト「ほう……あらゆる系統の魔術に干渉する我がヘルメス・トリスメギトスの魔法陣を通過したか!
(晴れやかな笑みを浮かべて) そうか! 読めたぞ。
少年。そなたの技、魔法ではないな?」


ケイジくん「ガ━━━━(´□`;)━━━━ン!!」



おわり