Rのつく財団入り口

元はTRPG系のWebサイトの入り口だったブログです。最近のIT本の感想など。

エイプリルフールネタの解説なのだ

 さあやってきました春の門出の季節の4/1エイプリルフール。ネット上でもあちこちで様々な催しが開かれました。
昨年の ソーシャルネットワーキングサイト [ヒヨシィ] に比べるとだいぶ手抜きですが、本年のRI財団は月に設置されたすーぱーサーバーと通信したひよこ専用超検索エンジン『ひよぐる』が始動しました。なぜデータセンターを月に置くのかかなり意味不明ですが、なんとなくロマンですよ!(そうか?)
 なんと「ひよぐる」で検索すると本家Googleの方でも引っかかりました。どうもひよぐるは方言でお小水をすることのようです。w
 本当はYouTubeのウソ動画とか、Google提供のAPIを呼んだりするともっと本格派のうそがつけるのですが。全力で忙しかったのでこれでお茶を濁させてください。


 本家のGoogle先生とそっくりに作っていますが、本家の中をコールするスクリプトJavaScriptの処理をすべて外し、迷惑の掛からない安全な静的HTMLページとして作り直しています。おかしな点は以下になります。

  • Web検索以外の各サービスや、ひよインにログインしたりしようとしても、ひよこサーバーが混んでいて使えない。サーバーを月に置くのは全力でダメダメ。
  • 何をキーワードに打ち込んで検索しようとしても、キーワードが「ひよこ帝国」に固定されてしまう。
  • 検索結果の強調部分をよく見ると、「ひよこ帝国」ではなくばらばらのキーワードで検索されているようである。(こうした、キーワードと関係した別のキーワードでも自動的に一緒に探してくれる連想検索の分野は研究が進んでいますが、まだ一般実用化はしていないですね。将来可能になったらきっと今以上に凄いことになるでしょう。)
  • 検索結果はデフォルト設定10件のはずだが、実は11件表示されている。
  • 検索結果の中に実際には存在しないページがある。(【スカイアの空の宮殿】はぽっくんのN◎VAのキャストのマックス少年が所有しているウェブコンプレックスですが、実在しません! AI竜のスカイアどんがいじっているのでURLに使えない記号が使われています。)
  • 実際の検索結果と違うものが混じっている。(9件は実際の検索結果から取っています。存在しないページが1件、そして最後の11件目 "Chalice of Celestite / Pre Act Information" はいよいよ発進の新作シナリオ『セレスタイトの杯』のプレアクト情報ページです。Web上には前から存在していますが、他のページからほとんどリンクを張っていないため、このうそページを作った2007.03月中旬時点ではGoogleクローラーにはまだ収集されていませんでした。公開後1日で拾われるようになったので優秀ですね。)


 作業して分かったのですがシンプルなインターフェースを好むGoogleらしく、画像はほとんど使われていない作りになっています。
 そして地味にすごいのが検索結果画面。左上に小さなロゴ、そして画面下の検索結果 1 2 3 ... 10 とその上に表示されるGooooooogleの文字画像。
 なんとこれは全部で1枚の小さなPING画像ファイルなんですね。検索結果が多い時はスタイルシートを駆使して画像の o や g など一文字だけが表示されるようにし、Goooogleの文字がうまく出るようにしているようです。すごい!


 奇しくも【RI財団】がオープンした1998年と同じ年に Google は創業していてなんとなく親しみがあるのですが。検索エンジンの改良、ライバルたちの栄枯盛衰と紆余曲折あり、今や巨人 Microsoft を脅かすほどの存在になりました。ネットの世界は検索で動くようになりました。
 身の回りにも現れていて、TVの広告や電車の中のつり革広告でも、ひと昔前までは URL が書いてありましたが、今はもうキーワードと検索ボタンを押すイメージがほとんどです。
 映像作品の中の世界でも同じで、前に観た映画『007 / カジノ・ロワイヤル』作中でも、英国秘密情報部本部のパソコンで飛行場か何かを緊急に探すのに一瞬だけ Google から検索している場面があってニヤリとしました。
 TRPGファンの間でも全力で人気沸騰中ながらいいところで一旦オレンジに2クールが終わったアニメ『コードギアス 反逆のルルーシュ』でも、よく見ると作中のキャラクターたちがパソコン画面から検索している場面が時々出てきます。(まああれは、スポンサーがBiglobeだからというのもありますが!w)

 僕は仕事の世界では何かあったら即 Google というのはもう常識なのですが。TRPG の世界でもこれは使えます。検索エンジンの精度がどんどん高まる現在、シナリオの名前やキャラクターの名前で探すだけでいろいろな情報が入手できます。データを知りたい場合やプレイ記録やリプレイも探せます。元ネタを探す際にも一番ですね。
 シナリオのタイトルなり、キャラクターの名前なり固有名詞なり、新しく何かを創ろうとした際、同名のものが世界中に存在しないかチェックする際にも使えます。便利な世の中になりましたね。


 面白いことに日本にエリアを絞るとまだ Google よりも Yahoo の方が利用率が高いそうですが、これも納得がいきます。RI財団トップページのアクセスログの最上位一帯はまだ Google ではなく Yahoo の方が上なんですねー。


 ネットの世界が検索で動くようになり、世界がどう変わっていくのか。いろいろ本も出ているのでこれから知る方は読んだりすると参考になるでしょう。Web2.0 を語る上でベストセラーになった『Web進化論』も基本です。

ザ・サーチ グーグルが世界を変えた

ザ・サーチ グーグルが世界を変えた

 検索エンジンの本では、米国ジョン・バッテル日経BP社刊の『ザ・サーチ グーグルが世界を変えた』が面白かったです。
スタンフォード大学の研究室で生まれたエンジンの原型、巨大サイトと広告でネットの世界が動いていた頃は大手企業を回っても相手にされなかった苦労、ライバルの検索エンジンの変遷、そして現在に至る経緯や中国進出時の問題。日本のTRPG系のネット世界の変遷とも対応するところがあるのも面白い。沢山の人へのインタビューと Google への取材、ネットの世界の歴史と変遷を詳しく述べていて実に興味深かったです。