Rのつく財団入り口

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BoAリプレイ『笑わない街』

 文庫が再販された『まことの騎士』でもおなじみの稲葉義明氏によるリプレイ。作中の人物たちの語調や描写もファンタジーらしい、いかにもブレカナらしい好作となっています。ジツにPC1らしい騎士叙勲を受けたばかりの若者、教皇聖下アンゲリアと学友だった少女、新たな主を求める二挺拳銃使いのグラディウシアの女騎士、七つの丘の向こうで技を学んだ元力使いのエルフの少年がある街で再会を果たし‥‥という王道な話。

 まあ読めば分かるのでネタバレを避けることはないと思うのですが、本作にPCとして登場する18歳の少女の枢機卿ダイアナ・アインスブルクが、マレーネ・ジーベル元枢機卿に変わり真教の秘密組織聖グラディウシア騎士団の3rd世界での新たな統率者となります。オーガニゼーションのトップが少女とゆー系の設定はFEARゲー世界では前例多数なのでもう感覚が麻痺しているのですが。コンバートされて3rdに生まれ変わり生き残ることができた全国の剣十字の騎士たちはどう考えるかっ? 以前よりグラディウシアが平和路線寄りの組織になるかもしれませんね。
 年若く未熟だが心清い主と、それに付き従う騎士というのはストーリー的には王道で絵的にも美しいので、そういう意味ではよい設定の変遷でしょう。
 しかしこのダイアナ猊下、台詞の中の「あうう」「はう〜」の回数を数えるとマーテル様の救いが必要なぐらいどじっ子だめっ子系のようです。どうなる、エスパダの騎士団?!
(ついでに前は確か騎士団総長が魔神と入れ替わっていたような設定だった記憶がありますが、あの辺は黒歴史か?)


 ハイデルランドから離れてニューロエイジでは。かつては裏世界の誰もが震え上がる不吉の象徴だった千早重工査察部後方処理課が、Detonationの時代に課長が「とほほ」な早川美沙になってから幾分マイルドになり、D時代のファンサイドのキャストでも幾分ウェットなクグツが増えた‥‥という変遷があります。なんとなく似たような匂いを感じますね。
 別システムにも波及したPC5村ネタの源泉であったグラディウシア騎士団は1070年代には幾分鳴りを潜め、代わりに黒騎士枠が永遠のPC5を担うようになるのか‥‥? というのがBoA 3rdルールブックから考えられる予測でしたが、もしかして公式シナリオでも今後グラディウシア枠が復活するのかも?