Rのつく財団入り口

元はTRPG系のWebサイトの入り口だったブログです。最近のIT本の感想など。

前触れなく突然現れる映画ニッキ!

 先日仕事で研修に行った帰りになんとなく『ブレイド3』(原題:Blade Trinity)を観てきました。ブレイド・サーガ3部作これにて完結。ふっふっふっ密かに吸血鬼モノ映画スキーとしては、近代吸血鬼ものB級アクションとしてブレイドは外せないのです。 (*´▽`)
 1作目はハリウッド映画の中に東洋風アクションとアニメ風味を取り入れた作品としては先駆けであり、様々な映画に影響を与えています。ブレイドが病院から隣のビルまで大跳躍を決めるシーンはあの『マトリックス』でトリニティがスミスに追われながらやっていますし、クライマックス前の中華街でブレイドの放った弾丸が水銀のように歪みながらスローモーションで飛び、敵ボスの吸血鬼フロストが笑いながらそれを避けるシーンは、あのあまりに有名なBullet Timeの元になっています。


 1作目 では血の神を自らの内に降臨させたディーコン・フロストと戦い、2作目木曜洋画劇場でやってましたね)では死神族グリム・リーパーズを率いるノーマックと戦ってきたブレイドTRPGのシナリオにしたら1人専用、俺カッコE全開のPC1のブレイドの肉体美と無駄にカッコEEE決め決めアクションをひたすら堪能することを全ての視聴者が望んでいるはずですが。3は予告編から危険な匂いがしていましたが‥‥不 安 的 中 ! (゚∀゚)
 『ヘルボーイ』も監督した2のギレルモは降りて脚本の人が初監督してるのですが、いつの間にか3人用シナリオに変わっています。いけませんよ! PC2とPC3が目立ちすぎです! 演出もイマイチです!  (゚∀゚)


 序盤は対トループ戦のチェイスシーンで約束の俺カッコEEEが観られるのですが、ブレイドいい気になりすぎたのかカメラで撮影されて《暴露》されてFBIと特殊部隊に捕まってしまいます。(ていうかこの世界FBIあったのかよ!吸血鬼に支配されてるんじゃないのか? ていうか速く逃げろ!)
 さすがにブレイド役のウェズリー・スナイプスも年齢には勝てないのか、拷問シーンでちょっと肉体の衰えが見えますね。今回は監督を誰かやるかなどで揉めたそうで本人が乗り気でない部分があるようです。コートの下の肉体美が露になるシーンもなく、アクションのキメもイマイチ。PC1は今回モチベーションがかなり低いようです。 (ρД`)ノ
 そんなPC1を補うために助けに来るのが人間の小さな民間の対吸血鬼組織、ナイトウォーカーズの二人。1からずっと出てくるウィスラーの娘のアビゲイルがヒロイン担当のPC2で、ハンニバル・キングがお笑い担当のPC3。
 アビゲイル役のジェシカ・ビールはトレーニングで鍛えた体で弓術始め様々なアクションを見せてくれます。『バイオハザード』のミラ・ジョヴォヴィッチとなんとなくキャラが被ってますね。ハンニバル・キング役のライアン・レイノルズは向こうでは有名なコメディアンだそうでイケメンでマッチョでまあまあ格好いい。この2人はキャラもそれなりに立ってるんですが、生身の人間のくせに吸血鬼と互角に戦ってとにかく強い。PC1のリソースを奪いすぎです。
 アビゲイルとハンニバル・キングはアメコミの原作に出てくる脇役キャラだそうで、彼らを主人公にしたスピンオフ映画がこれから作られるそうですね。それならそれで最初からタイトルをブレイド3にしなければよかったんじゃ〜! ヽ(`Д´)ノ


 また盛り上がるシナリオ‥‥もとい映画に欠かせないのは魅力的な悪役。いかにも悪女っぽい女ヴァンパイアとか、プロレスラーのトリプルHが演じてるマッチョで巨漢のお笑い担当がつとか、遺伝子改造された吸血鬼のポメラニアン犬(口の開き方が2の死神族と似てますね)など脇役ゲストはそれなりにキャラが立ってるのですが、メインの敵ゲストのラスボスがダメダメ。
 ネタバレですが、吸血鬼としてはあまりに有名な「ド」がつく人で、その正体は神ダゴンのドレイクの吸血鬼の始祖、イラクの忘れられた遺跡で眠っていてオープニングで目覚める‥‥という流れなのですが、普段の外見がただのスキンヘッドでマッチョなお兄さんでかなりションボリです。(ていうか1に出てきた血の神の設定はどうなったんだYo!) 始祖なので何故か日光に平気(ぉ)という設定で人の姿を真似る変身能力があります。本当の姿になると骨がアーマーになって怪物になるところはV:tMのツィミースィ氏族っぽいですね。ちょっとデビルマンに似てます。でも特殊能力が何もありません。しかもゴスの店を襲ったり少女を誘拐したりやることが始祖のくせにセコイ。昼間の街中をブレイドとおっかけっこするシーンがあるのですが、やはりシーン設定は夜にして欲しかった‥‥。
 「ド」がつく伯爵のような夜の貴族の高貴さ、古代から生きている吸血鬼の神話的な恐怖‥‥のようなものが全然ありません。
 『ブレイド2』の死神族のノーマックは不気味ですが父に作られた呪われた怪物の悲哀がありましたし、父のダマスキノスもいかにも年経たヴァンパイアぽかったですし、何より『ブレイド1』で個性派俳優スティーブン・ドーフが演じていた敵リーダーのディーコン・フロストが格好よかった。背が低くて肌も白いなよっとしたイケメンGUYですが、悪のカリスマ性を強烈に漂わせていました。それらに比べると3はかなりションボリです。 (ρД`)ノ


 今回ユーモアの要素が入ってる他にもどうも雰囲気が違うなぁと思ったら、美術でも1、2には取り入れられていたゴシック調が今回まったくなくなっていたのですね。
 またシリーズには伝統があって、夜のクラブのシーン、ブレイドが敵に捕まってピンチのシーン、血を飲んで復活するシーン、そこから奪われていたサングラスを掛け直すシーン(これが死ぬほどカッコEEE!!!)、ここで視聴者大興奮、そしてクライマックスのPC1ぢから全開大バトル突入という流れがあるのですが、今回これがありません。(ギャ〜)
 映画の世界では続編はなかなかそれまでの作品を超えられないものですが、やはり宿命のようです。それなりには面白いところもあるので、レンタルぐらいなら見る価値はあるでしょうか。
 映画の3作目が作られるとなったころは、1のラスボスのフロストが細胞から復活する話だという噂があったのですが、ゼヒそちらの線でキャスト1人用シナリオの脚本にして監督も変えて作って欲しかったものです。さようならブレイド! もう『アンダーワールド』の続編に期待するよ! (。´Д⊂)