Rのつく財団入り口

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フロントライン

ということでN◎VA-DのアラシSSS『フロントライン』が東京都内では4/4から発売されています。
 筆者の手近なところで早い所では、

 などとなっています。

楽しみにしている方もいるでしょうから、ちょっと紹介をば。


追加データ

オーガニゼーションはキャンペーンの舞台となるアルカナム共和国、反政府軍特別遊撃隊。これはこのキャンペーン内でのみ必要になります。
 追加装備はいつものようにウォーカー関係で幾つか。火力重視でかなり強烈な装備もあります。新型の実験機とかは燃えますね。敵も使ってきます。キャンペーン終了後には追加アウトフィットとして使えるようになります。

全体構成

 舞台は内戦の続く混乱の南米の小国アルカナム共和国。反政府軍と契約した傭兵部隊で結成された特別遊撃隊第一小隊がキャスト陣。最前線(フロントライン)に投入され、戦う内にその背後に隠された大きな陰謀に気付き、最後は約束の巨大で(ピー)なラスボスと戦って終わる‥‥というもの。SSSによくあるような有名ゲストが実はXXだった‥‥などの世界趨勢の変化は今回はなく安心して遊べます。
 第1話『フルメタル・ビート』は8ページのいつもどおりのシナリオ。(ちなみにハイランダーSSSがあれで11ページ) 第2、3、4話は半ページのシナリオフックとかだと非常に困るんですが、ありがたいことに各4ページ。トレーラー、シナリオプロット、イラストや敵データも揃っています。情報項目の詳細や細かい描写が省かれた、簡易版のミニSSSという感じです。細かいところをキャスト陣に合わせて肉付けすれば、十分に楽しめるアクトに仕上げられるでしょう。間にオリジナルの話を挟むのも良いと書いてあります。
 最近あんまり見ませんがアドリブの上手いRLさんなら、このシナリオ集だけからでもルーリング自体は一応可能だと思います。(その場合、後半3話は戦闘メインの短めのアクトになるでしょう。)
 参加メンバーの疲労を考えなければ、1日掛けて4シナリオ全部こなすのも可能ではあるでしょう。
 全体的にはコンシューマーゲームのこういう系のゲームと似たような構成。若い娘を助けたりする話はありますが、いつもの萌え成分はかなり控えめ、南米が舞台のかなりハードな漢の物語です。

シナリオ内の流れ

 どれも戦闘メイン、基本的に一本道の話です。キャストは傭兵部隊なのでパーティ行動がほとんど、シナリオの描写もそうなっています。トーキョーN◎VAのような街が舞台のいつものアクト、オープニング/リサーチ/エンディングで各自のキャストにスポットライトが当たってそれぞれ見せ場がある‥‥という構成ではないので注意が必要です。必要ならキャスト毎に焦点が当たるシーンはRLサイドで準備する必要があります。

ハンドアウト

 傭兵部隊の小隊チームキャンペーンということで、4話ともPC1〜PC5のハンドアウトやシナリオコネは用意されていません。必要であれば自作する形になります。フロントライン冒頭に例の記述がありますが、モチベーションを高めるためにキャンペーンに登場する味方/敵ゲストと知り合いだった、新造ならアルカナム共和国が祖国だった、あるいはキャストの設定に合わせて調整という形になるでしょう。

推奨キャスト

推奨スタイルはアラシ、アラシ、ニューロ、カゼ、ミストレスの5人となっていますが、必ずしも必須ではありません。シナリオ上の障害の突破方法としての神業の使い道は(RLがシナリオチューンして用意する以外は)ニューロを除いて特に用意されていませんし、ぶっちゃけ戦闘用です。傭兵部隊が結成できさえすれば、その上での神業構成、キャスト構成は割と柔軟に行けます。

特別遊撃隊結成に際してのオススメ

・当たり前ですが傭兵なので、火力は高めておきましょう。クライマックス以外にもリサーチイベントで戦闘は頻発します。特に対トループ戦闘も多いのでトループ全滅神業、相手が動く前に先手を取って倒せる手段は重宝します。サポートAI類や支援キャストの<※盾の乙女>などアクションランク増加系も役に立ちます。
・N◎VA-D初、4話を同一のキャストでこなすせっかくのキャンペーンです。傭兵部隊のことも考えましょう。実験部隊ガンイーグル中隊に負けない超☆カックE部隊名とか。エムブレムとか。各自の機体の名前とか外見イメージとか。考えておくときっと燃えます。(*´▽`).。oO

さあ、誰を使おう‥‥?

 皆さんが腕に覚えのあるN◎VAラーならプロファイル集の中に1人ぐらいはいるアラシを普段のM○●N傭兵部隊から外伝ということでこちらに投入しようとか。新造してアルカナム共和国出身にしようとか。手持ちのキャストを何とか調整して共和国に送り出そうと考える所ですが。
 戦争なので命のやり取りをできる兵士になれる必要がまずあります。少年や少女、女性、普通人ぽいキャストはまず厳しいです。(約束として部隊のムードメーカーやマスコットにする手はあります。) ふだん学校に行っている学生とかはかなり無理です。
 組織系も考える必要がありますが、ハシラに書いてあるように極秘の調査のため、身分を偽装して後方処理課員やハウンド機捜課隊員が潜入していた‥‥とすることはできます。NIK所属の探偵はかなり厳しいです。
 戦場カメラマンやレポーターなどの背景が似合うトーキーなら、暴露の力でキャンペーンの終幕を綺麗な形にする‥‥という流れは可能です。(ただし、登場ゲストにトーキーはいることはいます。)

スタイルごとのオススメ

アラシやカゼ:さあ、死国の某ツアーぶりの出番です。愛用の機体で南米を駆け抜けましょう!
アヤカシ、バサラ、マヤカシなどアストラル系:アストラルの出番はまったくありません。《天変地異》でトループを飛ばしたり元力で火力を強化しているバサラは重宝します。マヤカシなら<※消沈>でサポートなど。
カゲムシャやヒルコ:下水王国その他を抜け出して傭兵部隊にいておかしくないなら頑張りましょう。
カブキ:《チャイ》は厳しい戦場で命を救ってくれるでしょうが、アーチスト系とかは無理です。はっ! そうだ、ピンク色のザク専用機に乗って兵士たちの慰安で歌う手が!(注:うそ)
タタラ:ウォーカー系の技術者で傭兵部隊に加われるなら重宝するでしょう。
カブト、カタナ、カゲ、チャクラ、カブトワリなど戦闘系:傭兵部隊に加われるなら有用です。特に元軍人などのハードな経歴を持つキャストには似合います。ただ接近戦武器しか使わないカタナや格闘技専門のチャクラは厳しいです。仲間のウォーカーか支援車両、ホバーキャリアの“剛力”に乗って支援火器で銃撃できた方がいいかも。
ミストレスやマネキンなど:店を持っていたりするタイプのキャストは無理ですね。フロントライン用に格好いい女性の指揮官なんかを作る手はあります。『ガンドッグ』に出てきそうなコマンダー系とか。
カリスマ、クロマク、エグゼクなど組織上層部系:導入PC5のミストレスの指揮官枠に適合すれば巧くはまりますが、それ以外では工夫しないとかなり厳しいです。特に《買収》は下手に使うとキャンペーン崩壊の恐れが。業物を買うぐらいにしておいた方がよいかも。
フェイト:NIKの探偵は工夫しないと難しいですね。《真実》の使い道がないですが、上手いRLなら用意してくれるでしょう。
クグツやイヌなど組織系:上述の如く工夫すればいけます。トループが倒せない限り、社会系神業は使い所に工夫がいります。
レッガー:戦闘系でレッガーが入っているのではない、音羽組やシンジケートのレッガーは厳しいですね。
ハイランダー:宇宙は関係ありませんが、コンセプト的に傭兵部隊に入れれば、万能な神業も役に立つでしょう。
トーキー:上述の通り、ゲストにもいることはいるしゲストで出した方が綺麗ではあります。戦場を駆け抜けたあるチームに、一人トーキーがいつも従っていた‥‥というのも神業が足りるなら絵になるかも。
ニューロ:<※パワーサージ>も精神戦も、<※ドミネート>や<※クラッシュ>なども戦闘で役立つでしょう。キャンペーン中も<電脳>の出番はあります。ハッカー系のキャストも行けます。サイバーパンク物のパターンである少年少女のニューロはかなり厳しいです。AIなら行けるかも。

まとめ

 ざっと述べてきたような感じです。さっと遊ぶなら手近の傭兵系キャストをまとめて放り込んでチーム結成でいざアルカナム共和国へ。じっくり遊ぶなら上手いRLさんを捕まえて既存キャストの設定等をよく相談、ハンドアウトやシナリオの内容を調整してもらった上でじっくりと充実のキャンペーンに‥‥という流れでしょうか。

おまけ

 僕自身はSSS類は
発売直後に誰かに頼んで1回RLしてもらう→その時PLの視点から感じた改善点も含めてプレイ後に激しく読み込む→好きにチューンして万全の態勢へ→その後で人を集めてRLしてハッスルする
 というパターンが多いのですが。今回タイミングが悪かったのとPLで入るとキャンペーンで終了まで時間が掛かる為、PLする前にもう読んでしまいました。
 というわけでそのうちRLしますので、メンバーを募集します。当然ですがプレイできるのは週末のみとなります。今からですと面子の決定とキャスト陣の決定の後にそれに合わせてシナリオ細部を調整‥‥ですから最短でも4/16,17の週末あたりかその次週に第1話と2話。その後調整していつかの1日を掛けて第3話と第4話。というスケジュールになるかと思います。ようこそBBS やメールやMessengerなどで委細ご相談ください。万が一希望者が多かったりしたら全てこちらで調整させてもらいます。